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世界でHIV/エイズに感染している人の数は、
現在、およそ3300万人です。

毎年270万人ぐらいが新たに感染しているのですが、
その約半分が、女性です。

女性が感染した場合、男性よりも事態は深刻です。

なぜなら、
子どもが生まれた場合、
お母さんから赤ちゃんにHIV/エイズが、
うつってしまうからです。

毎年、約40万人の赤ちゃんが、
HIV/エイズに感染してしまっている状態で
生まれてきています。

さて、では、世界で最も、
国全体にHIV/エイズが広がってしまっている所は
どこでしょう?

答えは、スワジランド、という国です。

アフリカ大陸の南の端に、南アフリカ共和国という
国があります。

先日、ワールドカップ・サッカーをやった所です。

その国の北西に、とっても小さい面積の国があります。
それがスワジランドです。

成人の26.1%(約4人に一人)が
HIV/エイズに感染しており、
かつ
妊娠した女性の42%(半分近く)が
HIV/エイズに感染してしまっているのです。

この国は、昔から続く(事実上の)王国なのですが、
王様には散財癖があり、
国家予算を貧しい人や医療のために使ってくれません。

実は、この国に限らず、アフリカにある国々の問題は、
とってもお金持ちの人と、とっても貧しい人の差が、
激しいことです。

よく誤解されていますが、
アフリカにもお金持ちの人はいっぱいいて、
あなたの100倍以上、お金を持っている人もいます。

大体、人口の1割ぐらいの人が、「豊かさ」を独占していて、
残りの貧しい人が、貧しい状態から抜け出すことができません。

ですので、
もしも、アフリカの人々に募金をする機会があった場合、
間違っても、
お金持ちの人の方に、募金をしないようにしましょう。

募金したお金が有効に使われたかどうか、
きちんと見届けましょうね。









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補足1:
今月は、世界エイズ月間だったので、
いろいろ書いてきましたが、
一応、これで終了、一段落です。


補足2:
スワジランドに関するツイッターのまとめ


スワジランド王国は南アフリカ共和国の北東、モザンビークとの国境にある小さな国。人口は百万。立憲君主制(建前は主権は国民)だが実際は憲法で国王の強大な権力が保障されており政府要職を王家が独占。1968年イギリス統治から独立。南アのアパルトヘイト時代に経済制裁から逃れるため企業が進出

スワジランド。世界で最もHIV感染率が高い国。大人の4人に一人が感染。母親の半数近くが感染。成人のHIV感染率26.1%(妊婦は42%)。HIV陽性者数19万人(人口は120万人)。治療を受けている人、32,700人。治療を必要とする人、59,000人。エイズ遺児、56,000人

成人HIV感染率(2007年)は、スワジランド26.1%、ボツワナ23.9%、レソト23.2%、南アフリカ18.1%、ナミビア15.3%、ジンバブエ15.3%、ザンビア15.2%、モザンビーク12.5%、マラウイ11.9%、中央アフリカ6.3%、タンザニア6.2%、ガボン5.9%

HIV新規感染数(2009年)が2001年に比べて25%以上減少したサハラ以南アフリカの国々は、(アルファベット順に)、ナミビア、ルワンダ、シエラレオネ、南アフリカ、スワジランド、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ。

「娘のテネレは赤ちゃんの時HIVに感染していると診断されました。具合が悪く歩くどころかハイハイもできない状態でした。でも1歳から治療を始め、今は2歳ですが走ることもできます。HIVに感染しても、死を意味するわけではなく『生きられるのよ』と言いたいです。」スワジランド、35歳、女性


スワジランドは、アフリカ内では比較的経済が発展している国なのに、HIV感染率が26%と世界最悪である理由は、1)隣国にHIV感染者数で世界最多の南アフリカ共和国があり同国に出稼ぎに行った人がHIVを持ち帰る。2)事実上の王政であり、かつ国王に散財癖があり国家予算が有効に使われない

スワジランド、モーリシャス、コートジボアールは、製造業からの輸出がGDPの多くを占めておりアフリカ大陸においては珍しく工業化された国々。一般に他のアフリカ諸国は、資源を(加工せず、そのまま)輸出する国が多い。例えば、ガボンとコンゴ共和国の石油(原油)、ボツワナのダイヤモンドなど。


平均寿命(世界銀行、2007年、年)は、短い順に、モザンビーク42.1、レソト42.6、ジンバブエ43.8、アフガニスタン43.8、中央アフリカ44.7、ザンビア45.1、スワジランド45.8、コンゴ民主共和国46.4、アンゴラ46.8、ナイジェリア46.8