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速報は、ツイッターへ
http://twilog.org/yamamoto1208

基本情報は、前々回のブログの記事へ
東日本大震災と原発事故に関するツイート_20110314正午まで 15615字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65613403.html

その後の経過は、前回のブログの記事へ
東日本大震災と原発事故に関するツイート_20110316正午まで 12732字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65614225.html


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被災地の病院の現状

石巻赤十字病院 宮城県石巻市蛇田字西道下71番地 http://www.ishinomaki.jrc.or.jp/

被災地の現状。石巻赤十字病院。3月15日。病院スタッフの食料は3食おにぎり1つだけ。飲料水は一時危機的だったが救援が届き今はOK。雑水(トイレの水など)は本日で尽きる。電気は14日より病院のみ開通(それまでは自家発電)。ミルクは支援で過剰。むしろ哺乳瓶と乳首が不足。お湯も無い。

被災地の現状。石巻赤十字病院。3月15日。薬剤が絶対的に不足。インスリン、ワーファリン、降圧薬(高血圧の薬)が特に不足。酸素ボンベも不足。無洗米(食料であれば水、加熱、食器の要らないもの)が欲しい。慢性疾患の方が薬をもとめて群れをなして来ている。腎不全の透析ができるのが当院だけ。

被災地の現状。石巻赤十字病院。3月15日。水道が使えて電気があるので避難所と化している。患者以外の被災者、施設にいた寝たきりの人などが集中し、院内そこかしこに「住んで」しまっている。これらの方々に食料は提供されていない。そのため衛生(院内は既に尿臭)、治安(盗難が多数発生)の問題

被災地の現状。石巻赤十字病院。3月15日。外傷は意外に少なく、むしろ脳卒中が多発。(おそらく、高血圧を持っている患者の薬が切れたためと、精神的・肉体的ストレスによる相乗効果で、血圧が急激に上昇し、脳出血。また今回の特徴として、外傷は軽症か死亡が多く、治療の対象となる重症は少ない)

被災地の現状。石巻赤十字病院。3月15日。ベッドが既に埋まっていて個室にベッドなしで2-3人入れている。廊下に担架で入れる等して対応しているがそろそろ限界。患者が回復しても帰る場所がない。またマンパワーとしては1人はトリアージ(待合室での重症度分け)、2人で診療の3名。疲労が蓄積


石巻市立病院 宮城県石巻市南浜町1-7-20 http://i-aru.jp/

被災地の現状。石巻市立病院。周囲火災と津波で(病院スタッフに)犠牲者がおり、診療継続不能。旧市外である雄勝地区、鮎川地区、北上地区では病院を含め街はほぼ壊滅で、医療が不要になってしまっ た。女川地区は未だ未踏の地。石巻市内は冠水しており、アパートの回りも死体が浮いている状態。


みやぎ県南中核病院 宮城県柴田郡大河原町字西38-1 http://www.southmiyagi-mc.jp/

被災地の現状。みやぎ県南中核病院。海岸部を含めて被災者が多数来院。周辺の地盤が下がっている。電気、水道などのライフラインは制限内で稼働中。携帯電話はつながりにくいが、病院の固定電話は回復。画像はCT, X線のみ可能。MRIは復旧の目処たたず。マイクロが損傷しており開頭術は困難


東北大学病院 宮城県仙台市青葉区星陵町1-1 http://www.hosp.tohoku.ac.jp/

被災地の現状。東北大学病院。被災地で最も欲しいものの一つが粉ミルク。被災地の現場では超緊急。例えば気仙沼や石巻。まずは粉ミルク自体を供給していただくことが先決で、投与の方法はその先。粉ミルクがあることで助かる子供のために提供と運搬お願い申し上げます。(運搬の方が重要で、より困難)


仙台市立病院 宮城県仙台市若林区清水小路3-1 http://hospital.city.sendai.jp/

被災地の現状。仙台市立病院。3月12日。他県のDMAT(災害派遣医療チーム)が来て手伝いしてる。電気は復旧、水道は給水車による優先給水、医療ガスは備蓄。市内の他院は電気が復旧しないため非常発電に依存。重油の供給がカギ。薬品・診療材料の不足。卸が停電で機能せず、また壊滅状態のため。

被災地の現状。仙台市立病院。3月13日。仙台には全国各地から70を超えるDMAT(災害派遣医療チーム)が参集。当院には2チー ム。地震後の受け入れ患者数は500名超。依然として医薬品、診療材料、医療ガス、重油等々の供給体制にいずれも不安。重症外傷患者が少ないのも今回の災害の特徴

被災地の現状。仙台市立病院。3月13日。県庁に災害対策本部が設置され今回初めて医師が災害医療コーディネーター。災害拠点病院、医師会等の無線ネットワーク(電話は全く機能せず)を駆使して、自衛隊による空路救出、域外搬送(県外病院)や県内・市内病院への搬送調整、DMATの出動先調整等

被災地の現状。仙台市立病院。3月14日。石巻市立病院が病院機能を維持できなくなり、ほぼ全入院患者を自衛隊の大型ヘリで霞の目駐屯地に搬送し、そこから仙台市内の病院、あるいは県外の病院へ搬送。また東北厚生年金病院も電気が復旧せず、非常発電用の重油の供給も途絶したため、患者の他病院搬出

被災地の現状。仙台市立病院。3月15日。屋上の煙突に崩落の危険があり、本館の放射線、検査部門は立ち入り禁止となり、また病棟もナースステーションを含め東西とも立ち入り禁止となったため、今後入院患者数を制限せざるを得ず。お産も制限されそう。それでも救急患者の収容要請は途切れることなし

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被災地の医療の問題

震災で心配なのが、糖尿病。慢性疾患なので、ずっと薬を飲むか、インスリンを皮下注射する必要がある。しかし用量が難しく、毎日の食事が一定であることを前提に医師は処方する。避難所等にいても、もし全然食べれなかったり、逆に食い溜めした場合、薬を飲んでいても、低血糖や高血糖で意識障害になる

被災地で不足している薬品の一つがワーファリン(抗凝固薬)。狭心症などの方が服用する。飲まないと心筋梗塞で死亡する可能性があり、既に避難所で多数それが起こっている。またビタミンKと拮抗して作用を発現するため、緑黄色野菜と納豆の食べる量を毎日一定にする必要がある。が、この状況では困難

PTSD(Post-traumatic stress disorder)とは、心的外傷後ストレス障害。危うく死ぬ、または重症を負うような出来事の後に起こる、心に加えられた衝撃的な傷が元となる、様々な症状や障害。感情の萎縮、悪夢、フラッシュバック(事件の突然の想起)、睡眠障害など

阪神淡路大震災における子どもたちの「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」はよく知られており東日本大震災でも懸念。子どものPTSD対策としては、高田哲医師(神戸大学医学部保健学科)が編集した「乳幼児をもつ家族をささえるために」が参考になる。 http://bit.ly/6fDCjR

災害後、子どもの心身症状についてチェック。食欲がない。食べすぎる。よく便秘・下痢をする。よくおねしょをする。ひとりでトイレに行けない。ひとりで寝れない。夜泣きをする。暗いところを恐がる。親と一緒にいたがる。地震について繰りかえし話す。地震の話をとてもいやがる。小さな物音に驚く、等

被災地の避難所で、「一酸化炭素中毒」が増加。灯油のストーブでは、一酸化炭素が出る場合があるため。寒い避難所では、これが起きやすい。症状は、頭痛、疲労感、鮮紅色皮膚、めまい、視力障害、消化器症状等。治療は、酸素投与。早期頭部MRI撮影で、淡蒼球障害を発見し、遅発性脳症を予防する必要

震災後の避難所では乳児用の粉ミルクが不足している地域もある。しかし粉ミルクを使っていて問題になる可能性があるのが、避難所に安全な水が少なく、哺乳瓶を煮沸消毒する機器がない場合、哺乳瓶内の細菌数が、徐々に増えていく可能性。となると、洗い易いスプーン等で子どもの口に運んだ方が良いかも

ヨーロッパの財団がアフリカの貧しい母子に大量の哺乳瓶を贈呈したことが後日問題になった。アフリカでは、安全な水もなく、哺乳瓶を煮沸消毒する器具もないため、使っていくにつれ、哺乳瓶内で細菌が繁殖。それを含むミルクを飲んだ子どもが、大量に死亡する事件が発生。以後「母乳はミルクに優る」と

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被災地への援助、支援物資の受け入れと発送・配布

個人からの支援物資を届けたい場合、被災地の自治体は分類する暇などなく受け付けないので(全国知事会の協定による)他の自治体を介してのルートで渡すことになる。仲介してくれる自治体は、岡山県、高知県、徳島県、佐賀県、長野県、和歌山県、福岡県、熊本県、大分県。全て、事前に問合わせが必要。

全国知事会の麻生会長(福岡県知事)は2011年3月16日、東日本巨大地震の被災地への支援活動で、防衛省と連携すると発表。各都道府県が被災地に搬送する救援物資を、自衛隊が県ごとにまとめて空輸し、現地での分配活動も請け負う。知事会は被災地からの要請をまとめるなど、需給調整を担当する。

救援物資は被災地の混乱を避けるため個人で送るのは控え地元の県に相談。全国知事会が要望を取りまとめ。1)ペットボトルの水、2)清涼飲料水、3)生理用品、4)使い捨てカイロ、5)紙おむつ、6)高齢者用の紙おむつ、7)尿もれ用パッド、8)ウエットティッシュ、9)使い捨て容器、10)毛布

個人で支援物資を届けたい場合、被災地でない自治体を介し、分類してもらってから送ること。現場の負担(分類作業)を減らすため。1)福井県地域福祉課0776−20−0326、2)岡山県県民生活交通課086−226−7252、3)高知県災害対策本部支援チーム088−823−9018、等

個人で支援物資を届けたい場合、被災地でない自治体を介し、分類してもらってから送ること。現場の負担(分類作業)を減らすため。4)徳島県南海地震防災課088−621−2297、5)佐賀県県危機管理センター0952−25−7401、6)長野県災害対策支援本部026−235−7410

個人で支援物資を届けたい場合、被災地でない自治体を介し、分類してもらってから送ること。現場の負担(分類)を減らすため。余っている物品もあるので、必ず事前に問い合わせをしてから送ること。7)和歌山県福祉保健総務課073−441−2472、8)福岡県福祉総務課092−643−3244

個人で支援物資を届けたい場合、被災地でない自治体を介し、分類してもらってから送ること。現場の負担(分類)を減らすため。余っている物品もあるので必ず事前に問い合わせをしてから送ること。9)熊本県健康福祉政策課096−333−2192、10)大分県被災者支援室097−506−3081

震災後の、各自治体の救援物資受け入れ状況。企業と他の自治体からの(大量で、かつ分類された)支援物資のみを受け入れる。個人からの支援物資は受け付けない。理由は現地には支援物資の細かい分類作業などをする余裕はなく、かえって仕事が増えるため。 http://bit.ly/hsqp90

避難所で必要なもの。1)衛生。簡易トイレが既に不潔に。小児の下痢が流行。2)食事。配給があっても少量。温かいものが食べたい。3)ライフライン。電気・ガス・水道の復旧。4)生活必需品。寒さをしのぐためのもの。床に毛布を敷いて寝てる。5)情報が欲しい。6)子どもたちが、学校に行きたい

アルファ米(アルファ化米)。米飯を炊いた後に乾燥。防災用品としてパッケージ化されたものが販売。米のデンプンが加熱によって糊化(こか、アルファ化)し消化・吸収しやすい形になったところで乾燥させた加工米。古来からある、糒(ほしい)は、炊いた飯を水で軽くさらしてから天日で乾燥させたもの

アルファ米の歴史。 尾西食品株式会社 http://www.onisifoods.co.jp/aboutalpha/history.html

個人で支援物資を届けたい場合、被災地でない自治体を介し、分類してもらってから送ること。現場の負担(分類)を減らすため。秋田県。群馬県。長野県。東京都。福井県。兵庫県。鳥取県。岡山県。和歌山県。高知県。山口県。大分県。佐賀県。受付ける物品は自治体によって異なるので、事前に問合わせを


被災地ではない地方自治体による、被災地の自治体の支援

東京都港区が、福島県いわき市災害対策本部から、緊急の支援物資の要請を受け、「飲料水(ミネラルウォーター:500ミリリットル入りペットボトル16,000本)」、「毛布:2,000枚」、「組み立て式トイレ:49台」を送付。2011年3月14日 http://bit.ly/i2N72f

神奈川県の支援。相模原市は岩手県大船渡市に緊急支援物資を送った。大人用と子ども用の紙オムツ、子ども用肌着、生理用品、乾電池、投光器など。川崎市も岩手県花巻市と仙台市に救援物資。アルファ米の五目ご飯と毛布。座間市も福島県須賀川市にペットボトル入りの水や毛布300枚、アルファ米など

大分県は、東北関東大震災の被災地で緊急に必要な支援物資、10品目の受け付けを開始。500mlか2Lのペットボトル入りの水、清涼飲料水、生理用品、使い捨てカイロ、紙おむつ、高齢者用紙おむつ、尿もれ用パッド、ウエットティッシュ、紙皿・割り箸・紙コップなどの使い捨て容器、新品の毛布


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被災地の支援、輸血

一般の人ができる、被災地への支援の一つが、献血。しかし赤血球の保存期間は21日間で、それを過ぎると捨てる。よって長期的に献血を続ける必要がある。例えば、200mlの献血を4週間隔で続けるのが良い。(400mlだと12週あける必要。)年間の上限は男性1200ml、女性800ml。


被災地への支援、人材募集

人材募集;東北太平洋沖地震支援の派遣看護師募集 資格1)3年以上の経験を有する看護師。2)インフラが未整備な地域での生活と業務に適応し、事務、調整を含む様々な業務に積極的に取り組める方 団体名:公益社団法人日本国際民間協力会(NICCO) http://bit.ly/gHZUmz

人材募集; 急募 東北関東大震災支援のための派遣【医師】募集 (契約) 団体名:公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO) 勤務地:宮城県 募集期間:2011/03/17〜2011/03/31 http://bit.ly/gtAuMS


被災地への援助、情報入手の手段の提供

スカイプ・テクノロジーズは東日本大震災を受けて無線LAN(Wi-Fi)サービス「Skype Access」を使った接続を2011年3月13日から無料で提供。地震で連絡が取りにくくなった被災者と連絡を取ることができるよう対応。通常はプリペイド方式だが現在アカウントを入手すれば無料

災害時の、グーグルのサービス。 Person Finder (消息情報): 2011 日本地震 http://japan.person-finder.appspot.com/

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諸外国の大使館や住民が、東京から撤退

在日米大使館は2011年3月17日未明、日本に滞在している米国民に対し、福島第一原発の半径80キロ圏内からの避難を勧告した。避難が困難な場合は、屋内に残るようにとしている。

米国防総省のラパン副報道官は2011年3月16日、東日本大震災の救援にあたる米海軍などに対し福島原発の80キロ以内への立ち入りを禁止した。救援活動に際しての米兵の安全を確保するためとしている。航空機を運用する兵士らには112キロ以内に近づく際は、ヨウ素剤を服用することを義務づけた

英外務省は2011年3月16日午後6時(日本時17日午前3時)すぎ、日本にいる英国人に対し、東京と東京の北部からの退避を検討するよう呼びかけた。「福島原発の状態悪化や、食料、交通、通信などインフラが混乱する恐れ」。日本にとどまる場合は、西部や南部に移ることも考慮するよう助言した。

ドイツ外務省は2011年3月16日、東京や横浜に住むドイツ国民に対し、福島第一原発事故の被害を避けるため、大阪や海外などへ避難するよう勧告した。東京の在日ドイツ大使館の機能の一部も大阪に移したという。東京・横浜周辺には現在、約1千人のドイツ人がいる

東京にある各国の大使館が、2011年3月16日、一時閉鎖または(関西等への)機能移転が相次いだ。オーストリア、イラク、バーレーン、アンゴラ、パナマ、など。

福島第一原発事故を受け中国のスーパーでは2011年3月、塩が買い占められた。ヨウ素入り塩が放射性物質の沈着を防ぐ効果があるという説に期待した人々が塩売り場に殺到する一方、海水から作る塩は汚染されている、との噂も広がった。「放射性物質が体内に取り込まれにくいとテレビで言っていた」

福島第一原発の事故に関連して、韓国、英国、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコの各国政府も2011年3月17日までに、米国と同様に同原発から半径80キロの域外に退避するよう自国民へ勧告した。福島県には約2100人、隣接する宮城県に約4400人の在日韓国人が住んでいる。

福島第一原発からの退避勧告範囲が2011年3月17日、日米で大きく食い違ったことを受け、日本政府や東京電力への不信感が米国内で高まる。日本は20〜30キロ。米政府は80キロ。「10mSv以上の被曝の恐れがある場合の米国内の安全指針を満たせない。一般市民を誤った方向に導いている」

日米の退避勧告範囲の違い。2011年3月15日、50マイル(80キロ)先での推定被曝線量を計算したが、16日に計算をし直した結果、依然として高いレベルだった。科学者連合のライマン博士は「このままだと50マイルが安全な距離ではないと米原子力規制委員会(NRC)は判断したのだろう」

枝野官房長官の記者会見。2011年3月18日。アメリカなどが自国民への退避勧告を80kmとしたが、各国が、より保守的な判断をする、というのは、それぞれの政府の立場を考えれば、当然。一方で、現時点のモニタリングの結果から、日本政府としては、30km圏というのは適切なものと考えている

関東は安全か?2011年3月16日に文科省の計測データは北茨城が、0.0158mSv/h。二つの意見。1)年間の自然放射線が2.4mSvだから問題ない。2)万が一、この異常事態が1年続いた場合、毎時だから、24時間と365日をかけて、138.4mSV(白血球減少する値)に達する。

東京は安全か?2011年3月16日に文科省の計測データは東京が、0.000143mSv/h。二つの意見。1)年間の自然放射線が2.4mSvだから問題ない。2)万が一、この異常事態が1年続いた場合、毎時だから、24時間と365日をかけて、1.25mSV(自然界の量の半分)に達する。

ウィキリークスが公表した米外交公電。2008年に国際原子力機関(IAEA)のスタッフが日本の原発について、1)耐震の安全基準が過去35年間で3回しか改定されていない。2)IAEAとして安全基準を再調査。3)近年のいくつかの地震は一部の原発の設計基準を上回っている、深刻な問題だ。


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放射線の恐怖のため支援物資が送れない問題

福島県の方が主張。マスコミが「放射能で汚染された地域と報道するから交通が封鎖あれ物資が届かない」と。その通りなのだが福島県の中の各地域での放射線量が公開されていないため、物資を届ける人や会社が二の足を踏む。公表された値は「毎時」なので、それに滞在時間をかけて、安全か判断する必要

福島第一原発の半径20〜30キロ圏にあり屋内退避を指示された川内村の村民らが2011年3月16日、圏外の郡山市に「全村避難」。村長は「第一原発は刻々と状況が悪化。屋内避難から丸1日以上がたち家にこもりきりではお年寄りは介護が受けられず食事もできない。住民の不安は限界に達していた」

東北自動車道も救援物資を輸送する緊急車両は2011年3月17日、全線で通行可能。ただし地震で道路に歪み。また一般車両は総延長777キロメートルのうち12%にあたる93キロメートルしか認めていない。国土交通省は「マイカー利用まで認めると渋滞が起き、物資輸送や救援部隊の派遣が遅れる」

国土交通省によると2011年3月17日、東北地方を走る国道4号は100%、同45号は96%でそれぞれ全車両が通行可能。国道6号や、国道4号から三陸沿岸につながるルートも被曝(ひばく)の恐れがある福島第1、第2原子力発電所の規制区間を除き、大半が開通した。

福島原発事故からの放射性物質の飛散だが、1)基本的に、放射線の量は距離の二乗に反比例する。2)その日の風向きによって、空気中の粉塵として飛散。3)雨や雪により大気から土壌へ。農作物・水産物への影響の可能性。4)生物学的蓄積(小さい魚を大きい魚が食べ、それをさらに人間が食べる)

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原発事故

東京電力福島第1原発事故で東電側が、2011年3月12日の1号機の水素爆発から2日後の14日夜、原発の職員全員を退去させる方針を政府に打診。現地での作業継続は困難と判断したとみられ、自衛隊と米軍に対応を委ねる構えだった。菅直人首相は拒否。「撤退など有り得ない。覚悟を決めて下さい」

笹森内閣特別顧問によれば菅首相が「東日本がつぶれるというようなことも想定しなければならない。そういうことに対する危機感が非常に薄い。僕はこの(原子力の)問題に詳しいので、余計に危機感を持って欲しいということで東電に乗り込んだ」と述べたと言う。菅首相は東京工業大学で応用物理学を専攻

枝野官房長官の記者会見。2011年3月15日11時。 「福島第一原発の3号機の付近で、『中性子線』が観測された。記者から『再臨界では?』との質問があったが、量は微量であり、一時的なものであり、問題ないと認識している。3号機はその構造上の性質で、中性子線がでる可能性がある。」 ??

福島第1原子力発電所・3号機ではウランと同時に、プルトニウムの混合酸化物(MOX)燃料を使っている。プルトニウムは、重く飛散しにくいうえ含有量も少ないが、猛毒なため(遮蔽の困難な強い中性子線を放出するため)、冷却の優先度も高いとされる。

MOX燃料(モックス)とは混合酸化物燃料のこと。使用済み燃料中に含まれるプルトニウムを再処理により取り出し、二酸化プルトニウム(PuO2)と二酸化ウラン(UO2)とを混ぜたもの。軽水炉のウラン燃料の代替(プルサーマル利用)として用いる。ウラン新燃料に比べ放射能(特に中性子)が高い

「核燃料サイクル」は日本の「エネルギー安全保障」の中核政策。原発で使い終わった核燃料棒からプルトニウムとウランを回収しプルトニウムを含む、「MOX(混合酸化物)燃料」に加工。2009年以降、九州電力玄海原発等でMOX燃料を使ったプルサーマル発電開始。MOX燃料は現在、海外から輸入

放射線の種類と、その遮蔽。アルファ線は紙で遮蔽可能。ベータ線はアルミ箔かプラスチックで遮蔽可能。ガンマ線(原発事故などで放射)は鉄や鉛で遮蔽可能。中性子線(臨界または再臨界に達するとでる)は厚いコンクリートで遮蔽可能。

北沢防衛相は2011年3月16日、陸上自衛隊のヘリコプターで福島第一原発3号機の上空から水を投下するよう指示。ヘリ3機が出動し、周辺上空の放射線量を調査したが、限界値を超えたため長時間現場にとどまることが危険と判断し、活動を見送った。17日以降も放射線量を調査し、実施の可否を判断

東京電力は2011年3月16日、福島第一原子力発電所に東北電力から電力の供給を受けるため、新たな送電線を設置する作業に入る。送電鉄塔が地震で壊れていた。福島第一原発は、原子炉内を冷やす緊急炉心冷却システム(ECCS)が動かないため、海水をポンプで注入するなどして炉を冷やしている。

自衛隊は2011年3月17日午前9時48分、福島第一原子力発電所・3、4号機の、使用済み核燃料を一時保管するプール(沸騰中)に対して、自衛隊ヘリによる空中からの放水を開始。プールは15mと深く巨大なため、冷却効果を出すには7.5トンの水の、100回以上の放水が必要と試算されている

経済産業省原子力安全・保安院によると、2011年3月16日に白煙が上がった3号機では17日も引き続き白煙が上がり続けている。使用済み燃料プールの水が干上がりつつあり、使用済み燃料が外気にむきだしになっている。破損した核燃料から大量の放射性物質が大気中に飛散する危険性が高まっている

福島第一原発に警視庁機動隊の高圧放水車が配備され地上からの放水を準備。2011年3月17日。当初4号機を予定してたがより厳しい状況の3号機に対象を切り替え。容量は4千リットルで放水可能時間は1分間。ホースを30度で30メートルの高さに水をあてるには50メートルの地点まで近づく必要

福島第一原発の状況。2011年3月17日。1,2,3号機の格納庫内にある核燃料の冷却はほぼ安定的に実施。問題は3,4号機の使用済み核燃料がプールにあるのだが、どちらも沸騰。4号機の水はまだあるが、3号機の水がほぼ干上がったため、緊急性のある3号機のプールに対し、放水作業を実施する

福島第一原発を沈静化させる作業が、山場へ。2011年3月17日正午。3号機の使用済み核燃料の貯蔵用プールが沸騰から蒸発し、ほぼ干上がっており、爆発で屋根もないため、外気中にむき出し。早急に水を入れないと放射性物質が大気中に飛散する可能性。午後の警視庁の高圧放水車が成否のカギを握る

自衛隊のへりによる放水。2011年3月16日は100フィートの高さで250mSvと、かなり放射線が高かったため、中止に。このためヘリの床に鉛を敷き、自衛隊員は防御服を着ることに。17日、放水を実施。しかしその後あまり周囲の放射線量が下がらなかったため、今後は地上から放水に切り替え

福島原発の5号機と6号機も、2011年3月17日、使用済み核燃料の入っているプールの温度が上昇している。毎日4度ずつ。現在60度C台なので、沸騰するまでは、まだ1週間程度、余裕がある。100度に達する前に、東京電力が、冷却のための外部電源を回復することができるかどうか。

自衛隊のヘリからの放水(7.5トン、x4回)が2011年3月17日に行われたが、はたして効果があったか? 放水前の放射線量は、3782マイクロシーベルト。放水後の放射線量は、3754マイクロシーベルト。著名な変化はなし。しかし逆に、水を入れることにより、悪化することもなかった。

自衛隊のへりから放水がおこなわれたが、緊張した。最悪のケースは、非常に高い熱をおびた「使用済み核燃料」に、急に水をかけて冷やした場合、大量の水素が発生し、それが酸素と反応して「水素爆発」を起こし、さらに、その爆発に自衛隊のヘリが巻き込まれ墜落・炎上し、核反応炉が損傷することだった

自衛隊の地上からの放水の結果。2011年3月17日。放水前の放射線量は、309マイクロシーベルト。放水後の放射線量は、289マイクロシーベルト。多少下がった。また、放水後、水蒸気が上がったことから、プール付近には届いているものと考えられる。

福島原発事故による関東圏への放射性物質の拡散。文科省の関連機関による茨城県東海村の観測では2011年3月15日午前、毎時5マイクロシーベルトを超える値を観測したが、17日午後6時には、毎時0.88〜1.3マイクロシーベルトに減った。 毎時なのでx24x365をすると、11mSv

福島第一原発・西門付近の放射線量。2011年3月17日。放水前の15時、309マイクロシーベルト。放水後の20時、292マイクロシーベルト。3月18日朝7時、271マイクロシーベルト。若干、低下傾向だが、風向きによるので、なんとも言えない。


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経済への影響

ニューヨーク外国為替市場の円相場は2011年3月16日、1995年の1ドル79円75銭を突破し最高値。福島第一原子力発電所の事故が深刻化しニューヨーク株式市場が急落。投資家がリスクを避けるため、ドルを売って円を買う。日本企業などが外貨建て資産を円に替えるとの見方から投機的な円買い

東京電力が電力を送る関東とその周辺地域では2011年3月17日、3350万キロワットの電力供給力に対し最大3292キロワットの需要が発生。海江田経産相は「1日のピークを迎える夕方から夜にかけて需要量が供給量を上回り予測不能な大規模の停電が発生する恐れ」。気温が低く暖房の使用が増加

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歴史、経緯

日本の地震。1923年、関東大震災、M 7.9死者10万5,385人。1995年、阪神大震災、M 7.3最大震度7死者6,437人。2004年、新潟県中越地震、M 6.8最大震度7死者68人。2011年、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)、Mw9.0最大震度7死者1万人以上

福島第一原発事故、2011年。3月12日1号機で爆発(建屋の水素爆発)。3月13日3号機で爆発(建屋の水素爆発)。3月15日2号機で爆発(圧力抑制プール損傷)。400mSv。4号機も爆発(屋内の水素爆発)。3月16日4号機で再出火。3月17日3、4号機の使用済み核燃料プールが沸騰

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専門家・学者の意見

武田邦彦 (中部大学教授) 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の著者。放射線の専門ではないが、原発事故に対する自分なりの意見を流してる。 http://takedanet.com/

東大病院放射線治療チームの、ツイッターアカウント。 team_nakagawa 自己紹介によれば、「東大病院で放射線治療を担当するチームです。医師の他、原子力工学、理論物理、医学物理の専門家がスクラムを組んで、今回の原発事故に関して正しい医学的知識を提供していきます。」

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感想

今回の震災は複合的な問題のため、全ての問題に精通する専門家は存在しない。地震・津波・原発事故による、食糧等の不足への緊急援助、健康被害への対応、経済への影響、リスク管理と有事対応など。で私が普段NPO法人として仕事していることは、これらに関係しているのでコメントせざるを得ない状況