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目次:

トラウマとストレスの違い
災害後の4つのステージ
災害後の心的外傷からみた人間の4分類
被災者の心的外傷、PTSD
被災者の心的外傷、悲嘆反応、サバイバー・ギルト
被災者の心的外傷、重さ比べ
被災者の心的外傷、家庭の崩壊
支援者の心的外傷
傍観者の心的外傷
マスコミ関係者の心的外傷
学会の提言など
学会などへのリンク
山本敏晴の過去のブログで関連するもの


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トラウマとストレスの違い


心的外傷。トラウマ:生命や身体の保全(インテグリティ(integrity )、つまり全体性(心身の完全な状態)や尊厳)が危機にさらされ、恐怖や無力感、戦慄を体験したことによってもたらされる心身への様々な影響。衝撃的で心身に深く刻印されるもの。

心的外傷。ストレス:様々な心理的負担の総称。主に生理学的な側面(動物実験で具体的な身体の化学反応をみたり、脳の変化を明らかにするなど)から研究されてきたため、医学的・生理学的にトラウマを研究する人は、トラウマティック・ストレスという言葉を多用する。刺激に対する生理的反応の総称か。

外傷性ストレッサー。その人の生命や存在に強い衝撃をもたらす出来事。その体験が外傷(トラウマ)体験。ー然災害。地震、台風、洪水、など。⊆匆馘不安。戦争、紛争、テロ、暴動、など。生命などの危機に関わる体験。暴力、性的被害、など。ち喙座慮魁2搬押νЭ佑了燹B臉擇覆發里料喙此△覆

「震災後の心的外傷 トラウマ PTSD」 http://t.co/LZC8ZvXD ジュディス・ハーマンの著書「Trauma and Recovery」と、「精神医学の名著50」(福本修、 斎藤環、平凡社)から抜粋。

精神医学とは何か? 。庁裡繊憤篥岨劼琉枉錙△泙燭楼篥岨劼隆超に対する反応の脆弱性)の解明。脳の神経伝達物質の異常と、その薬物による正常化。WHOのICDによる分類。ぅ▲瓮螢精神医学会のDSMによる分類。ヂ臀哀譽戰襪任痢嵬し」ブームを受け、ニッチなカウンセリング市場の勃興


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災害後の4つのステージ


心的外傷。「災害後の心の経過には、4つのステージがある。(鯀骸失とした時期、被災者同志が強い連帯により結ばれる時期、Gβ僂限界に達し不満が噴出する時期、ず瞳期。」日本神経科学学会

癌の告知と患者の反応。ゝ饑筺↓怒り、受容、ざ生。〆能藜分が癌であることを認めようとしない。⊆分が癌になったことに対し怒り、周囲の人にその怒りをぶつける。しばらくして自分が癌であることを認め穏やかな精神状態になる。ご發閥Δ棒犬ながらも可能な仕事や生活スタイルを模索する

災害後の経過(災害反応の経過、B.ラファエル)。∴然自失期。▲魯優燹璽鶸。8弧粘。ず播応期。

災害から復興する時の問題。“鏈匱圓世隼抉腓靴討發蕕┐燭、ある段階から「いつまで泣き言いってるの?」と叱責されるようになる。宮城・福島・岩手のみが注目され、茨木などは「B級被災地」と自嘲しており支援が来ない。もともと医療過疎の地域のため精神的ケアも少なく自暴自棄から酒依存など

災害から復興する時の問題。『はさみ状復興』。阪神淡路大震災では、貧困層と富裕層で、復興への道のりが全く異なり、二極化した。富裕層は早やかに復興するが、貧困層はいつまで回復できず、経済格差によって、社会が「はさみ」のように引き裂かれていった。東日本大震災でも同様のことが起きつつある

「今回の震災で『復興』という言葉がよく使われていますが、その言葉は嫌いです。私達みたいなものにとっては、壊れたものは壊れたものとして、そのまま残るんです。亡くした人を蘇らせることなんて、できない。やり直すのではなく、新しいものを作っていこうとしなければならないんだと思います。」

災害トラウマの急性期対応の5原則、長尾圭造。〆、その人の最大関心事を丁寧に受け止める。急性期にはその人が訴える内容のみをしっかり聞く。過去の個人的状況を質問しない。M屈よりも感情を察する。ち蠎蠅陵弋瓩涼罎蚤弍できるものをすぐ実施。ズよりも良い未来がきっと来ると信じること


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災害後の心的外傷からみた人間の4分類


震災トラウマから見た、人間の4分類。ゝ樟啓圈死者、行方不明者、あるいは声を発することすらできない人。被災者。遺族、避難所生活者。支援者。自衛隊、消防隊、警察、ボランティア(地域内住民による自助活動と、地域外からの援助者)など。に鬼兌圈糞い砲呂覆襦興味ない、知りもしない)

震災トラウマから見て人間を4分類した場合の数。ゝ樟啓圈Щ犲圍隠機ぃ毅毅疑諭9塋不明者5,344人。計20,899人。被災者:避難所生活者55万人(最大時、消防庁)。支援者:自衛隊106,000人、消防隊104,100人。ボランティアは地域内住民も含めると数百万。に鬼兌圍渦

宮地尚子(一橋大学教授)によるトラウマを理解するための『環状島』モデル。‘盂ぁЩ犲圓聾をきけない。行方不明者、声を発する力すら失った人。島の内海側の斜面:生き残った被災者。遺族、避難所生活者など。E腓粒鯵ぢΔ亮侈漫Щ抉膽圈自衛隊、警察、消防隊、ボランティア等。こ鯵ぁ傍観者

宮地尚子(一橋大学教授、精神科医)。「ジブチの難民キャンプで医療援助をした時に、外からきた者ができることは限られていて、難民全体を救うことはできないし、最も悲惨な状況の所には、入ってさえいけないと思った。入っていけても、深いトラウマを負った人ほど、話してくれない、話そうとしない」

震災トラウマの(本質は見えないという意の)『中空構造』。生き延びた人は自分の経験したことをわかって欲しいと思うが、同時に「とても言葉にできない。言ってもきっとわかってもらえない」と感じ、思い出すことすら苦しくなる。そしてほんの表面的な出来事だけを伝えるか、口をつぐんでしまう。」

震災被害者における(発言権や証言者としての)正当性(legitimacy )。震災の中心にいた人は死亡して発言できない。そのすぐそばで生き残った人は深い心の傷を持つため往々にして発言しない。少し離れた人の方が活発に発言し、あたかもそれが真実であるかのような「実像?」が作られてゆく


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被災者の心的外傷、PTSD


外傷後ストレス障害。生命や身体に脅威を及ぼし精神的衝撃を与える心的外傷体験(災害、重度事故、レイプなど)を原因として生じる特徴的な症候群。凄惨な光景を目撃したり家族等の被害に直面することも原因となりうる。診断基準にはWHOのICD−10と、米国精神医学会のDSMーIV−TRがある

DSM。アメリカ精神医学会(APA)が定めた精神疾患に関するガイドラインで「精神障害の診断と統計の手引き(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)」1952年に初版、現在は第四版用修正版 (DSM-IV-TR)

精神障害の診断と統計の手引き、DSM-IV-TR(2000年) Official Site - American Psychiatric Association http://t.co/apzSwAMf DSM-5(2013年発表予定) http://t.co/C40rkayv

ICD。疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems)。1900年、国際統計協会が制定。現在は1990年WHO総会でICD-10

精神医学の領域において、ICD-10は、アメリカ合衆国精神医学会の定めた『精神障害の診断と統計の手引き』第四版 (DSM-IV) と並び、代表的な診断基準の一つとして、国際的には使用されている。ICD-10の分類の5.精神および行動の障害。そのうちの、F00 - F99、が相当。

International Classification of Diseases (ICD) http://t.co/kcHdEhPl ICD-10 ONLINE http://t.co/32vmNnIP V Mental and behavioural disorders

文部科学省、第2章 心のケア 各論 http://t.co/2OtQRE64 外傷(トラウマ)体験の定義、心的外傷後ストレス障害(PTSD:Post-trumatic Stress Disorder)診断基準、PTSDチェックリスト、など

心的外傷。危険や驚異に対する人間の反応は通常、「闘争か逃走か(fight or flight)」という言葉であらわされる。ところが、外傷的事件においては、そのどちらもが無効であるため、闘争と逃走が、その有用性を失いながら、現実の危険が去ったあとでも長期間持続することになってしまう

PTSD。事件への「侵入(再体験、フラッシュバック)」と「狭窄(事件現場やその記憶の回避)」という相矛盾する反応が、交互に一種のうねりのようなリズムを作る。被害者は、外傷そのものの再体験と、記憶喪失という両極を往復し、衝動的ないらだち行動と、まったく逆の行動抑止との間を往復する。

PTSDの診断。\弧燭隆躓,防里垢襪茲Δ並慮魁↓△修虜巴罎忙爐魍亳腓泙燭呂修譴防づ┐垢覿寡檗0幣紊鵬辰┐動焚爾裡馨評が一か月以上持続。A)体験の反復的想起(フラッシュバック)と苦痛。B)事件を思い出す場所等に近づけない、体験の詳細を思い出せない、C)睡眠障害、いら立ち等の過覚醒

PTSD発生の機序。‖腓な自然災害や、凶悪な残虐行為により、それに対する「闘争」も「逃走」も無力と実感する絶望を「死の恐怖」と共に経験。△海侶覯漫◆屐併件の)追体験(フラッシュバック)」と「(事件の起きた場所の)回避、(事件の記憶の)喪失」という相矛盾する二つの要素を繰り返す

心的外傷と、離団。大きな自然災害、凶悪な残虐行為に対し、\錣Δ海箸發任ず、逃げることもできず、さらに周りの人々も十分には助けてくれない。このような、「全ての選択肢の喪失」により、自分の「安全な居場所」が、社会において失われた状態。自分が住んできた社会に対する、本質的な不信に

ジュディス・ハーマンは、心的外傷体験の核心は、「孤立isolation」と「離断helplessness」であるとしている。そうであるならば、離断された個人を、「有力化enpowerment」「再結合reconnection」することこそが、外傷を受けた人に対する治療かもしれない

PTSD(心的外傷後ストレス障害)。三つの症状。.肇薀Ε浹憶の侵入(再体験):フラッシュバック、悪夢など。回避:事件に関係する場所・物・人・話題を避ける。麻痺:何も感じないように感情萎縮。2甞仞叩焚畩螻仞叩法Ф蜘拡娠(びくっとふるえて、動悸が強まり、叫ぶ)、不眠、イライラ等

PTSDの3症状。〆涜慮馨評:外傷的出来事に関する不快な記憶が突然襲ってきたり(フラッシュバック)、悪夢の反復。回避・精神麻痺:出来事に関して考えたり話したりすることを避ける。また興味や関心が乏しくなる。2甞仞叩Э臾仮祿押▲ぅ薀ぅ蕁⊇乎羣て顱0幣紊一か月以上持続、が診断基準

PTSDの、麻痺:周囲からは、ぼうっとしているように見えたり、明るく普通に見えたりするので、深く傷ついていることが理解されにくく、「子どもを亡くしたのに平然としているなんて冷たい人間だ」と誤解や非難を受けることもある。麻痺の程度が強くなると、記憶が消失し、現実感がなくなる「解離」

PTSD回復。第一段階:安全の確立。睡眠、食欲、身体運動を確保。第二段階:想起と服喪追悼。被害者が外傷のストーリーを語り記憶を再構築。第三段階:通常生活との再結合。自己統御感を取り戻した生存者は、しかるべきときには他者を信頼し、そうでないときには信頼を撤回するという、選択肢を持つ

PTSDに対し、ランダム化比較試験により、エビデンス(科学的証拠)がでている治療法は、三つ。’知行動療法、■釘唯庁辧粉禝絮親阿砲茲訝Υ矯遒蛤峠萢法)、9海Δ通堯なお、各種の薬物療法や精神療法の中では、暴露療法の有効性が優れている。

PTSDの治療。基本的ケア。支持的共感的に接し、傾聴を基本とする。患者本人や家族にPTSD症状について説明し、症状に対する不安を和らげる(心理教育。症状は「異常な事態に対する正常な反応」だと説明する)。周囲の無理解による二次被害を防ぎ、精神的サポートが得られるよう環境調整を図る。

PTSDの治療。リラクセーション。呼吸法や筋弛緩法(筋リラクセーション法)を指導しストレスによる緊張をほぐす。鼻からゆっくりと息を吸い、口からゆっくりと吐く。体を緊張させた後で力を抜く。両手のひらを、ぎゅっと合わせ、力を入れてしばらく待ち、パッと力を抜く。これを体の各部位で実施。

PTSDの治療。精神療法の中で有効とされるのは、暴露療法。ヽ綾体験記憶に向き合い、繰り返し想起するイメージ曝露。回避している事物・状況に少しずつ近づき馴らしていく実生活内曝露。以上の2つの曝露をさせ、自責感や不信感などの否定的思考の修正を図る。なお治療者には訓練が必要である。

認知行動療法。行動療法(学習理論(行動理論)を基礎とする数多くの行動変容技法の総称)と、認知療法(外的な出来事が心的外傷を直接引き起こすのではなく、そうした出来事をどのように『認知』するかによって心的外傷が起こるとし、その認知を変容させることによって治療に向かわせる技法)の総称。

PTSDの薬物療法。SSI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を使用。以下のいずれか。.僖シル(10〜20mg)20〜40mg、1日1回、夕食後、保険適応外。▲献Дぅ哨蹈侫函複横機腺毅娃蹌隋烹横機腺隠娃娃蹌隋■影1回、夕食後、保険適応外。漸増し最低3か月間継続。2〜5週で効果

PTSDの薬物療法。不安症状に対しては、SSI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に加えて、以下も使用する。ソラナックス(0.4mg)一回一錠、1日3回。ぅ錺ぅ僖奪ス(0.5mg)一回一錠、1日3回。睡眠障害に対しては、ゥ譽鵐疋襯潺鵝複亜ィ横毅蹌隋烹院腺仮、1日1回、就寝前

PTSDの治療。患者に対する指導の注意。「嫌なことは忘れて、頑張って元気になりましょう」といった安易な励ましは、二次被害につながるので避ける。

アンガー・マネージメント(anger management )。怒りやイライラをを自分で処理すること。PTSDの患者が、(過剰覚醒からの)怒りを抑えないと、ケンカが頻発してしまい、より周囲との対人関係が悪くなるので、怒りを抑え、悪循環を防ぐためにも、必要となる場合がある。

災害後の「トラウマ反応」は、PTSDだけではない。他には、,Δ追臓↓▲▲肇圈疾皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー疾患の増悪、L髪嵶歪祺爾砲茲襦下痢性疾患、感冒等への易感染性、こ稜Ч坩戮魴り返すような強迫症状、ド坩他評やパニック症状、酒・煙草・パチンコへの逃避・依存・嗜癖


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被災者の心的外傷、悲嘆反応、サバイバー・ギルト


災害後、トラウマ反応以外のものも起きる。一つは、悲嘆反応。喪失に対する悲しみ、怒り、罪悪感、後悔、思慕、再開への願い、孤独感など。基本的には正常な反応。だが非常に強い場合を、外傷性悲嘆(病的悲嘆)と言う。死のイメージから離れられなかったり、周囲とのつながりを断ってひきこもったり。

サバイバー・ギルト(survivor's guilt)。自分が生き残ったことへの罪悪感。死者への責任を強く感じ、せっかく生き延びた人が、そのことに深い罪悪感を感じること。家族などが災害等で死亡した場合、その傾向が強い。「妻子が津波で流されてしまった。自分の方が流されればよかった」

サバイバー・ギルト(自分が生き残ったことへの罪悪感)を生み出す要因は三つ。〔詰なのに、なくしたものを取り返したいと思い、何度も場面を思い出す。∈匈恩紊靴个蕕してからわかったことを、当時知っていればと後悔。4躓‥状況における本能的行動を平常時の道徳規範で評価することによるズレ

あまりに大きな悲劇に見舞われた時、人は自分自身に罪 があるのだと感じる。自分だけが生き残ってしまったことへの負い目の感情になったり(survivor's guilt),英雄的に振るまえなかったことで自分を責めたりする(ジョン・ウェイン症候群,西部劇の英雄になれなかったこと)を後悔

後智恵バイアス(hindsight bias)。災害後しばらくしてからわかったことを当時知っていればと後悔すること。「妻が車で逃げることを許してしまった。渋滞することはわかっていた。そのため津波で流されてしまった。なぜ、私は止めなかったのだろう…」後から得た情報で当時の情報も歪む

サバイバー・ギルト(自分が生き残ったことへの罪悪感)を論理的に説明することはできる。ところがそれを、当事者に話したところで、なんの慰めにも、解決にもならない。サバイバー・ギルトは、不安、うつ、不眠、引きこもり、自傷、お酒などへの依存、他者の支援の拒絶をもたらし、人間関係を悪くする


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被災者の心的外傷、重さ比べ


災害後、「被災や喪失の程度の、重さ比べ」。「命を奪われた人のことを考えたら、自分の被災なんてなんでもない」「家族を亡くしてつらい思いをしている人がたくさんいるのだから、自分が愚痴なんて言ってられない」。逆に、自分より被災が軽い人には、うらやましさや腹立ちを感じる場合がある。

災害後、「症状やトラウマの程度の、重さ比べ」。「自分は対して被災をしていないのに、なぜこんなに涙が止まらないんだろう。こんなに気力が落ちてしまって、何もできなくなるなんて、情けないわ」。逆に「あの人は私みたいに家族を亡くしていないのに、寝込んで、周りに心配してもらってずるい」

災害後、「支援や気遣いを受ける権利の、重さ比べ」。ー分よりつらい思いをした人のことをおもんばかって、権利を主張することを控える人もいる。△世、自分より被災の軽い人が権利を主張し先に仮説住宅に早く入ったりすると、とたんに心穏やかでいられなくなる。ある段階で援助の奪い合いになる?

公害訴訟などで苦しい戦いをしている時は、一致団結していたのに、被害が認められ、(お金がからむ)補償や和解のプロセスが始まると、その運動体が分裂することがある。当事者の間で「(主観による)被害の重さ比べ」と「補償金の額による序列化」が、一致していない場合、ケンカになってしまうため。

災害後、「被災や喪失の程度の、重さ比べ」。個人レベルでも起きるが、自治体レベルでも起きる。自分の町の被害を、マスコミがとりあげると、国からの助成金や、民間からの義援金・義捐物資が集まり易くなる。実際のマスコミの報道は、被害の大きさと一致していないことが多いため、不満が噴出してゆく


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被災者の心的外傷、家庭の崩壊


災害後の心的外傷と離婚。|録未了に家族をおいて逃げた、避難所でもいたわりを示してくれなかった、酒の量が増えて暴力的になった、だ莵圓のことで口論が絶えなくなった、などの理由で夫婦間に亀裂。離婚に至ることもある。結果、子どもにも悪影響となり、トラウマ反応(PTSD等)が増悪。

災害後の心的外傷と家族の不和。震災で親族に身を寄せたり、三世代同居が始まったりすると、嫁姑問題や親戚間のトラブルが起きやすくなる。長期化するにつれ、身を寄せる側は屈辱感を、寄せられる側は不満感を募らせ、法要や遺産相続の際に紛糾する結果に。そのしわ寄せは女性や子どもなどの弱いものへ

災害後は、伝統的な長男や嫁の役割意識など、(伝統的な男性優位の)ジェンダー規範が強化されがち。女性たちが公共の場で発言することが歓迎されなくなる傾向がある。また、性的マイノリティー(同性愛者・性同一性障害者など)がどのように暮らせているのかの報道がないことも、かなり懸念される。

災害後は、|棒優位の伝統的ジェンダー規範に地域社会は戻りがち。一方で男性は「家族を守る、強い稼ぎ手」としての自己イメージが崩壊してしまった人も多い。さらに、災害後、妻が先にパートの仕事を見つけてきて稼ぎ手となった場合など、自分の存在意義がなくなり、,鉢△料蟾遒納殺する例も


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支援者の心的外傷


災害の支援者の心的外傷の一つ。惨事ストレス(Critical Incident Stress、CIS)。災害時に救助等に携わる者(警察・消防・医療関係者等)が悲惨あるいは危機的な状況に直面し、その後強いストレス反応(集中力の低下・睡眠障害(被災者の死者の夢など)な等)を起こすこと

災害の支援者の心的外傷の一つ。惨事ストレス。最初は使命感や好奇心で被災地に入ったとしても、テレビで見る映像とは全く違い、臭いや寒さなど、現場では五感に訴えられる。東日本大震災では溺死者が多く、遺体の損壊も激しかった。このため慣れている救急医療従事者でさえ衝撃を受け、無力感や悪夢等

災害の支援者の心的外傷の一つ。代理外傷(vicarious trauma)。被災者や遺族から話を繰り返し聞いたり、トラウマについて深く考えすぎて、PTSDに似た症状を持ってしまうこと。感受性の強い人ほど危険。二次受傷(secondary trauma)、二次的外傷性ストレスとも。

災害の支援者の傾向の一つ。共感疲労(compassion fatigue)。被災者や遺族に共感する力が消耗し、疲れ果て、感情が麻痺したり、被災者や周囲の人に冷めた態度をとってしまったり、最終的には支援が続かなくなってやめてしまうこと。「燃え尽き(burned-out)」とも言う。

災害の支援者の心的外傷の一つ。逆カルチャーショック。被災者の人は被災地から簡単には抜け出せないのに、自分はいつでも帰れる、という罪悪感。戻ってきた平穏な日常に、逆に違和感を感じる。家族や友人との間で溝を生むこともある。被災地のリアリティと日常のリアリティの二つの現実を心に持つ葛藤

災害の支援者の一つの側面。支援競争。各援助団体が、我先にと現地入りしようとし、入った後は縄張り争いをする場合も多い。NPO等も援助産業化しているため、マスコミから目立つ場所で活動し、寄付や助成金を獲得する必要。さらに、被災地では、ある団体が、他団体の優秀なスタッフを引き抜くことも

災害の支援者の一つの側面。共感競争。誰が一番、被災者のことをわかっているのかを、知らず知らずのうちに支援者は競争してします。どれほどひどい状況を見たのか、どれほどつらい話を被災者から聞いたのか、を自慢する。また、そうして見たり聞いたりしたことを、自分の意見の「正当性」にしてしまう

災害の支援者の一つの側面。方針争い。被災地に入った現地スタッフと東京などにある本部との意見のズレは、感情的なものとなりがち。何を優先して援助するのか、どのように支援するのかで、対立することも多い。特に、通常時からある組織ではなく、ボランティア主導の団体だと、この問題が生じやすい。

災害の支援者の一つの側面。スプリッティング現象。ある団体が被災地で活動している際に、メンバーの数人が、ある種の問題をかかえる被災者グループに極度に同情してしまい感情移入する場合がある。すると、そうならなかったグループとの間に、意見の相違が生じ、グループが分裂してしまうこともある。

災害の支援者の一つの側面。同一化。例えば、阪神大震災で被災した人が、東日本大震災の支援に「ある団体の活動として」入った場合、過去の自分と似た境遇の人を見つけると、つい極度に肩入れをしてしまい、公平な支援ができなくなる。支援されるその被災者も気が重くなり、他の被災者から不満が出る。

「あの時救えなかった友人の代わりに、この人たちを救いたい。そういった強い思いは、被災地では空回りしがち。自己の不全感を満たそうという気持ちが支援者の無意識にあると、例えば、被災者が自分の思い通りに動いてくれなかったり、感謝してくれなかったりすると、腹がたって被災者に批判的になる」

被災者も、支援者に複雑な感情を持つ。感謝の念を持ちつつも、返せるものがない自分を、みじめに思ったりもする。また、逃げたくても逃げられない自分と、いつでもそこから去っていける支援者を比較し、ねたみを持つ。相半する感情の中、「当事者でもないくせに!」と悪態をつき、「試す」こともある。

災害後の支援の難しさ。問題の種類によっては、(被災地の)外から来た者の方が、全体像が見え、対処法をわかっていることもある。しかし、そのことは、現地の人たちのプライドを傷つけ、トラブルを招くことがある。言っている内容が正しいかどうかは、必ずしも問題ではない。言われたくないこともある

支援者は被災者から批判されたり罵倒されると深く傷つく。だがそれは被災者が支援者を試す行為だったり、感情のはけ口にしているだけのこともある。だから軽く流した方が良い場合も。非難や罵倒をするということは、被災者がその支援者を安全な存在であり、脅威ではないと思っているということの証し。

被災地での、被災者と支援者の、恋愛。ジェットコースター効果、吊り橋効果、と呼ばれる。状況へのドキドキ感を、相手への気持ちと勘違いするサブリミナル(潜在意識)効果。非日常の毎日であるため、感覚が過覚醒(過敏状態)となり、通常程度のコミュニケーションで深い絆ができたように錯覚し易い。

青年海外協力隊が海外に派遣される前に福島県の二本松か長野県の駒ケ根にある「青年海外協力隊訓練所」で二ヶ月間、共同生活をする。この時、訓練を受けている男女が恋愛関係におちいることを「駒ヶ根マジック」または「二本松イリュージョン」と呼ぶ。派遣された後、任地の途上国で交際することも多い

援助なれした被災者や自暴自棄になった人は、義援金を酒やパチンコに使う人もいる。それを支援者が見た場合、急に冷めて、支援を止める人も多い。『理想の、けなげな被災者像』からはずれてしまうと、支援者の態度は急に冷たくなる。日本の震災援助でも、アフリカの貧困支援でも、同じことが起きる。


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傍観者の心的外傷


被災地から遠い人の被災。目に見える損害がなくても被災。例えば東京。^多幹供Π汰幹兇料喙此地震の激しい揺れによる恐怖と、余震による不安の増長。8共交通のストップによる帰宅困難。つ命機能の麻痺。ナ射能不安。Ε瓮妊アによる翻弄。Ю府への不信。┣饉劼離汽廛薀ぅ船Дぅ鵑料喙

被災地から遠い人の被災。メディア被災。テレビから来る映像で、見たくなくても見てしまう。例えば、福島第一原発の1,2、3,4号機の爆発または炎上は、『繰り返し報道』されたため、正確に把握していないと、5,6号機も、あるいは、もっと他でも爆発したように、誤解してしまう可能性があった。

被災地から遠い人の被災。目撃トラウマ。アメリカの、9.11のツインタワー崩壊や、スペースシャトル「チャレンジャー」の打ち上げ失敗(爆発)は、直接見ていた人だけでなく、テレビでそれを見た人、特に子どもにも、精神的な衝撃を与えた。目撃しながらなすすべがない、という無力感は、PTSDへ

災害等における心的外傷(トラウマ)の衝撃度は、ゞ寡歛慮海龍さと、△修了間の長さと、それとの距離の近さ。以上の三つの積による、と言われている。問題は、距離の近さで、物理的距離の近さだけでなく、心理的距離の近さも影響する。例えば、「自分の思い入れのある場所」が被災した、など。

被災地から遠い人の被災。ストレス源は三つとされる。.好肇譽好侫襪塀侏荵。度重なる余震、計画停電の混乱、コンビニ買占め、など。日常的な苛立ちごと。電車の本数の減少。放射線に関する報道の混乱と食品の安全性への懸念、など。職務上のストレス。仕事がキャンセル。部品が手に入らない、等

災害ユートピア。災害後、人々が助け合いの精神を発揮し、つながり感がめばえ、人間の良さを感じあえるような状況。ところが、首都圏では、もともと近所とのつきあいが希薄なため、コンビニの買占めに始まり、自分だけ助かればよい、という傾向が強く、田舎に比べて、災害ユートピアが発生しにくい。

災害の傍観者。支援をしたくない、関わりたくない、自分の日常のリズムや生活レベルを維持したい、悲惨なものを見たくない、感情を乱したくない、世界が安全だと思っていたい。そういう人たちは、本来の生活を維持することで、平静を保とうとする。だが、一方で、罪悪感を潜在意識で抱えている場合も。

災害の傍観者の罪悪感。被災しなくてよかった、と思っている自分への罪悪感。被災者の痛みを忘れがちな自分への罪悪感。支援に行きたいけど行けないことへの罪悪感。たいした支援をしていないという罪悪感。見ているだけで何もできない罪悪感。何もできないのに見続けている罪悪感。

災害の傍観者に起こる罪悪感。罪悪感が発生する要因は、ゞΥ暁塾蓮米碓豌叔塾蓮法自分がその人だったらと想像しリアルに感じる能力。∪嫻ご供なにかすべきだと思う自分。L砧牢供2燭發靴討△欧譴覆ぁニーズに応えられない。つらさを和らげてあげられない。以上の三つの要因があると罪悪感が発生

災害の傍観者の罪悪感。倫理観の一つ、平等倫理の強い人は、罪悪感が強くなる。「自分さえ良ければいいのか」と思っている人などは、フェア(公平)になるように、努力しようとする。「人生はフェアじゃない」と元々思っている人は、罪悪感は弱くなる可能性がある。

災害の傍観者の罪悪感。世界では大災害は度々起こっており2011年のソマリア旱魃では1300万人が命の危機にさらされている。だがほとんどの日本人は無視。一方、東日本大震災だと反応する人が比較的多い。「同じ日本に住む人」には「平等倫理」が発動する、ということか。それは正しいことか?

自分が関心を持つ範囲をどこまで広げるかで生き方が変わる。自分だけ、家族まで、友達、同じ日本人、人間全部、生物全部。どこまでを「お互いの利益を守り共存しよう」と思うかで行動選択が変わり善悪の判断も変わる。国際協力とは主に「人間全部」を対象とし一部「生物全部」を対象として行動する姿勢

震災直後に、被災地のペットを救いに行った動物愛護団体があった。それを批判的に見る人が多かった。人間の方が動物より大切だろう、と。だが「共感」する範囲を動物まで広げている社会であったら、彼らは批判されなかったであろう。世の中の善悪を決めるのは、各自の「共感できる範囲の広さ」なのかも

人間はみな、利己的で競争的な生存本能を持つ。だが同時に利他性や共感能力も持っている。共感能力があるからこそ、被災者の話を聞いて悲しみ、また自分の無力さに思い悩む。人は、良心とずるさ、善良さと冷淡さを持っている。両方あるからこそ、罪が生まれ、それに対する罪悪感も発生する、という皮肉

災害の支援者の矛盾。ソマリアの旱魃で死にかかっている1300万人は見捨てておきながら、「同じ日本人だ」として東日本大震災は助けるのか。では東北地方に嫁いだ中国人・韓国人・東南アジアからの「ジャパゆきさん」はどうするのか?彼女たちがかかえる特殊なニーズに、応えてあげる気はあるのか?

情報メタボ。新聞などの総合的に情報が載っているメディアに接する人が減り、自分の愛好する決まったメディアからだけ、しかも自分の興味のある分野や価値観に合った書き手からの情報だけを得る現象。これにより、若者の情報源が大きく偏っていくことが懸念されている。

分衆。現代社会では、みんなが読むメディア、見るメディアはなくなった。異なる情報源から知識を得て、それぞれが自分の考えを形成する。さらに、似たような情報源と価値観を持った人が集まり、自己の考えを強化してゆく傾向。その狭い集団で実際の社会の「現実把握」をしている気になってしまう危険性


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マスコミ関係者の心的外傷


災害におけるマスメディア関係者の心的外傷。以下の点で、思い悩み、苦しむ。仝従譴埜浚供米辰暴い)による強い記憶。⊃瓦涼罎謀畋で踏み込む質問をしなければならない、自責。H鏈匱圓猟樟椶量鬚砲藁っていない葛藤。と鏈匱圓良垤を『のぞき見』し『仕事の種』にしている事実。ハイエナと同じ

災害におけるマスメディア関係者の心的外傷。テレビでは津波で人が流されている様子や遺体などの映像は(倫理的問題・視聴者が心的外傷を受ける恐れがあるため)放送できないので、それらの映像を切り取る作業をしている人たちが、テレビ局の中にはいる。そうした人達は、その映像を見なければならない

災害等におけるジャーナリズムのジレンマ。後方支援の一種だが、直接支援でないため、“鏈匱圓箸琉貘隆兇持てない。⊆分は安全地帯にいるという罪悪感。D樟榲な手ごたえがない。な麁擦砲茲觚緤支援的な効果は、わかりにくい。ジ獣六抉膽圓里茲Δ肪輒椶鰺瓩咾覆ぁΣ礎佑鯒Г瓩討發蕕┐覆ぁ

報道陣ストレス研究会 http://t.co/z1sqCvj4 これまで、衝撃的な取材・報道の経験があるジャーナリストが、外傷性ストレス反応を持った割合は、(送系は、6.2%、⊃景昂呂蓮■隠押ィ魁鵝 筑波大学 心理系WEB http://t.co/DFEy4fUS 


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学会の提言など


心的外傷。「どきどきしたり、冷や汗をかくなどの身体の反応が現れ、不安になったり、いらいらしたり、あるいは感情が凍りついたようになる人もいます。これらは、危険が差し迫った時に起きる脳の反応ですが、1 カ月程度でおさまりますから、心配はいりません。」日本神経科学会

心的外傷。「災害の後一か月以上たっているのに緊張が取れず、災害のことが頭にやきついたようで、ふとしたきっかけでドキドキしたりすることもあります。災害に関係する場所や事柄を避けてしまうことも。こうした症状がPTSD。多くの方は3 カ月以内に回復しますが長く続く場合も」日本神経科学会

心的外傷。「もう大丈夫な状況になっても、理由なく気分が落ち込むことが続く場合もあります。夜眠れず、食欲がなく、悲観的になる、といった症状が2 週間以上続く場合です。これはうつ病の状態。ストレス反応はだれでも起きますが、それがうまく停止しなくなってしまった状態です。」日本神経科学会

心的外傷。災害後「〆まで経験したこともない心の症状は災害への反応として当然。異常なのは災害であり、あなたではない、自分を責めないように。安全・安心・安眠の確保が第一。暖かく眠れる場所、暖かい食事などの環境が整って休息できるようになれば心の問題は少しずつ解決へ」日本神経科学学会

被災後、被災者に対し支援者が言ってはいけない言葉(日本神経科学会)「/А垢△辰燭韻斌燭助かったからよかったじゃない。∩瓩元気になって(大事なものを失ったことを理解されていないと感じる)。4萃イ辰董覆發Υ萃イ辰討い襦法ち瓩忘れて前向きに生きよう(一生忘れられるはずがない)」


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学会などへのリンク


「東北地方太平洋沖地震 被災者、および被災者の周りの方々へ」日本神経科学会 http://t.co/DhgVesr4 「東北地方太平洋沖地震メンタルヘルス情報サイト」国立精神・神経医療研究センター http://t.co/X6kOYGtQ 

「心的トラウマの理解とケア 第二版」 外傷ストレス関連障害に関する研究会 金吉晴 2006年 http://t.co/ke5O5ioP

社団法人 日本小児科医会、『子どもの心のケアのために(子どものPTSDに関するリーフレット)』 http://t.co/aoHpk6PA 文科省、子どもの心のケアのための(PTSDの理解とその予防)保護者向けリーフレットについて http://t.co/ngDzmq2U

社団法人日本医師会学校保健委員会 東日本大震災の被災幼児・児童・生徒に対するメンタルケアについて http://t.co/AxWqB9qj 文科省、「子どもの心のケアのために〜災害や事件・事故発生時を中心に〜』(全125ページ) http://t.co/hthS0VYP

国立精神・神経医療研究センター、災害 子どものトラウマ支援5原則 http://t.co/UDojbOUp 子どもの保護者向けリーフレット http://t.co/mmsgRAZ5 子どもの精神保健に関する対応 http://t.co/dqfjK9DZ

国立精神・神経医療研究センター、東北地方太平洋沖地震メンタルヘルス情報サイト、医療関係者向けのリンク集 http://t.co/X6kOYGtQ 


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山本敏晴の過去のブログで関連するもの


学校保健、ヘルスプロモーション、震災後の子どもの心のケア等に関するツイート 20111114まで 3022字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65676435.html

原発事故と妊娠・胎児・乳児・幼児・授乳等への影響に関するツイート 3468字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65618106.html

東日本大震災、医療援助をする際の注意点と普段からの準備・訓練 10554字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65616136.html

東日本大震災と原発事故に関するツイート_20110318正午まで 12451字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65614829.html

東日本大震災と原発事故に関するツイート_20110316正午まで 12732字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65614225.html

東日本大震災と原発事故に関するツイート_20110314正午まで 15615字
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65613403.html