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目次:

概要
バイオテロ予防のため論文の公開禁止
鳥インフルエンザ、世界
鳥インフルエンザ、途上国がワクチン作成用の検体提供を拒否
鳥インフルエンザ、日本
炭疽菌
天然痘
感染症の数理モデル
鳥インフルエンザ関連ブログ


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概要


バイオテロの危険性。感染力の高いウィルス(麻疹、水痘等)と、致死率の高いウィルス(エボラ出血熱、鳥インフルエンザ、天然痘等)の遺伝子配列を組み合わせて、人工的に「最凶」のウィルスを作ることが可能。しかも核兵器を作るより、ずっと安価で簡単。テロ組織が、まだやっていないことが不思議だ


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バイオテロ予防のため論文の公開禁止


死亡率が高い鳥インフルエンザのウイルス(H5N1)と新型インフルエンザのウイルス(H1N1)は交雑して高い増殖力を持つものができやすいとの結果を東大医科学研究所の河岡義裕教授が発表。2009年流行した新型ウイルスは様々なウイルスの遺伝子が豚の中で交雑して発生。今後、豚の監視が重要

人に感染すると6割近い致死率を示す高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)がインドネシアで豚に感染し一部が人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウイルスに変異したと、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らが発表。豚では症状を起こしにくく感染した豚は無症状だったため気づかないうちに広がった可能性

鳥インフルエンザが人の季節性インフルと遺伝子組み換えを起こすと哺乳類に効率的に感染する恐れがあると、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らが発表。季節性インフルA香港型(H3N2)とで遺伝子混合の組み合わせを254通り想定。増殖に関係する遺伝子(PB2)を獲得し欧州で既に散発的に流行

感染症やウイルスの科学者39人が高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の哺乳動物への感染に関する研究を60日間停止すると発表。バイオテロ等への研究成果の悪用を米政府が懸念したため。発端となった研究論文をまとめた河岡義裕東大教授は懸念払拭の方策を見つけ研究を加速すべきとの考え

日本と欧州の科学者らが実験室で作ったH5N1型鳥インフルエンザウイルスが生物テロに利用される恐れがあるとして、米政府の科学諮問委員会が作り方の詳細を論文から削除するよう英科学誌ネイチャーと米科学誌サイエンスに要請した。2011年12月。鳥インフルエンザは罹患すると60%が死亡する

米国立衛生研究所(NIH)は2011年12月、英科学誌Natureと米科学誌Scienceに、高病原性鳥インフルエンザ(A/H5N1)に関する研究論文の公表について米バイオセキュリティー国家科学諮問委員会(NSABB)が結論を出したと発表 http://t.co/ltccLKkc

CBRNテロ(シーバーン・テロ)。化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)、核(Nuclear)を用いたテロ。使用される有害物質の特性に応じて、通常の爆弾などとは全く異なる被害・症状が現れる。ABCテロ、NBCテロの概念を拡大


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鳥インフルエンザ、世界


国連食糧農業機関(FAO)は2011年8月29日、中国とベトナムで強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の変異株が見つかったと発表。再流行する可能性。アジアとその周辺地域に警告。有効なワクチンは今のところない。ヒトへの感染を防ぐため感染した家禽類や野鳥を注意深く観察する。

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の変異株。2011年8月末。香港大学ウイルス学者マリク・ペリスは「WHOが推薦するワクチンはあるが変異株に完全に効くわけではない。必ずしもヒトに対してより毒性が強いということではないが世界的に流行すれば脅威」ヒトに感染すると最大60%が死亡する

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。カンボジアで2011年に入り8月末までの間に、8人が感染し死亡。 「外務省・海外安全ホームページ 危険情報詳細・鳥インフルエンザの流行状況について(2011年6月) 」 http://t.co/zA5229R

外務省、ヒトへのH5N1型鳥インフルエンザ感染状況(2011年8月末)。.ぅ鵐疋優轡178人(146人死亡)、▲┘献廛144人(48人死亡)、ベトナム119人(59人死亡)、っ羚40人(26人死亡)、ゥ織25人(17人死亡)、Εンボジア15人(13人死亡)、Д肇襯

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。FAOは中国とベトナムで変異種発見、渡り鳥により日本へ広がる恐れ。2011年8月末。2003年以降63カ国で発生、家禽4億羽が処分され経済損失200億ドル。WHOはヒトへの感染は565で331が死。8月14日にカンボジアで今年8人目の女児が死

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。世界的流行は一度終息したが中国、バングラデシュ、インド、インドネシア、ベトナム、エジプトにウイルスが残りネパール、モンゴル、ルーマニア、ブルガリア、イスラエル、パレスチナ自治区も。FAOは渡り鳥がウイルスを運び鶏肉の処理や売買で感染が広がると

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。WHO, Avian influenza (“bird flu”) http://t.co/7VIrZCY

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。FAO, Avian influenza (“bird flu”) http://t.co/REq2UFg

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。Cumulative Number of Confirmed Human Cases of Avian Influenza A/(H5N1) Reported to WHO http://t.co/sMaupQK

鳥インフルエンザウイルス(H5N1)。2011年8月19日までにWHOに報告された人への感染例。感染565人、死亡331。累計最多はインドネシア178感染、146死亡。2011年最多はエジプト32感染、12死亡。カンボジアは8感染、8死亡 http://t.co/rgRzwAL

ベトナムは2003年のSARS、2004年の鳥インフルエンザ等、感染症の脅威。だがウイルスの変異を確認するためのバイオセーフティレベル(Bio Safety Level: BSL)-3実験室がなく国外のWHO指定センターに検体を送付する状況。日本は無償での実験室整備と専門家派遣を

香港特別区政府は2011年12月、鳥インフルエンザに感染したニワトリが見つかった長沙湾家禽卸売市場で、家禽類1万7000羽を殺処分。香港全域で21日間にわたり生きたニワトリの取り引きやヒナの輸入を禁止。九龍地区の卸売市場で見つかったニワトリの死骸から毒性の強いH5N1型が検出

香港政府は、市内にある卸売市場の鶏の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)を検出。2011年12月21日に同市場の鶏約1万7000羽の処分。同政府は、ウイルス感染の拡大を防止するため3週間の市場閉鎖。ウイルスが検出された鶏が中国本土から輸入されたものかどうかは不明

中国の新華社通信によると広東省深セン市でバス運転手の男性(39)が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し2011年12月31日、病院で死亡。男性は21日に発熱し重症の肺炎で治療を受けていた。感染経路などは不明。男性と接触した百人以上が検査を受けたが、感染は確認されていない

中国、深センの病院で死亡した39歳のバス運転手の男性は鳥インフルエンザ。2011年12月末。検査で、毒性の強いH5N1型。男性は発熱前の1カ月間深セン市から出ておらず、養鶏に直接触れたことはない。つまり人から人への感染を示唆。WHOは、世界で累積感染者数は573人。336人が死亡

中国南部の貴州省の病院に入院していた患者が2012年1月、死亡し、毒性の強い「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスが検出。中国では11年12月末にも広東省で鳥インフルエンザウイルスに感染した人が死亡しており中国政府は感染の広がりに警戒。旧正月で人の出入りが多い為、感染拡大に懸念

中国国営新華社通信によると、貴州省貴陽市の病院で2012年1月に死亡した39歳の男性が、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染していたことが確認。感染経路は不明。中国では11年12月にも、広東省深セン市でバス運転手の男性が鳥インフルエンザウイルスに感染し死亡


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鳥インフルエンザ、途上国がワクチン作成用の検体提供を拒否


途上国が権利を主張しすぎると人類共通の課題に不利益になる。代表例が新型インフルエンザワクチン製造のための検体提供。インドネシアは2007年WHOに提供を拒否。莫大な見返りを要求した。死亡率の高い鳥インフルエンザが広まった場合「緊急時の例外」を認めることをEUは提案したがそれも拒否

鳥インフルエンザはインドネシア等で流行しているが先進国がワクチンを作るための検体提供を同国は拒否。ワクチンができても先進国でしか接種されないから。http://t.co/wPlCGulv...

生物多様性COP10で微生物など遺伝資源の利用と利益配分を定めた「名古屋議定書」が採択されたが、2010年10月末インドネシア政府は同国内で世界最多の感染者が出ている強毒性鳥インフルエンザウイルス(H5N1)をWHOに提供する見通し。「利益配分を受ける準備が整えば提供を再開する」

インドネシアなどが新型インフルエンザ・ワクチンを開発するための検体を提供しない問題 インフルエンザワクチン用検体の提出を途上国は拒否 8112字 http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65254...


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鳥インフルエンザ、日本


環境省と北海道は2010年10月26日、北海道稚内市の大沼で採取されたカモのふんから、強毒性であるH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表。カモが実際に発症したかは不明。同省は「現時点では鳥が大量死する危険性が高いとは考えていない」。北海道大学が1月から調査していた

鹿児島県は2011年1月、出水(いずみ)市の養鶏場で採卵鶏85羽が死んだ問題で、遺伝子検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が確認。養鶏場の約8600羽は殺処分。養鶏場は、強毒性の高病原性ウイルスに感染した野生のナベヅルが見つかった国内最大のツル越冬地に近い場所

武田薬品は2011年9月、光工場(山口県光市)に建設中のインフルエンザワクチン製造工場が2012年6月に稼働。鳥インフルエンザH5N1型が新型インフルエンザになる場合に備えたワクチンを製造。全面的な稼働は2013年10月、同年から供給。半年で2500万人分以上のワクチンを製造可能

鳥インフルエンザウィルス。日本では家畜だけでなく野鳥も。2004年4件、2007年4件。2010年は、9県、24農場、183万羽を処分。雁(がん)や鴨等の渡り鳥がシベリアの湿原から運んでくる。日本では干潟(ひがた)や湖など53か所で糞を採取し警戒。新型インフルエンザへの変異を懸念

厚労省、「新型インフルエンザの診療に関する研修」資料を公開2011年11月 http://t.co/g6V1ARCf 「今後発生が予想される病原性の高い新型インフルエンザに備えて」をテーマに、2009年の新型インフルエンザに対する対応を振り返るとともに、鳥インフルエンザの流行状況


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炭疽菌


炭疽(たんそ、anthrax、charbon)。生物兵器として使われる細菌。独、米、ソ、日本、イラク、北朝鮮等で盛んに研究された。致死率は9割以上。人の死亡末期には肌に黒い腫れ物、『炭(すみ)のような疽(そ)』が生じる。抗生物質の大量投与が有効。ペニシリンなどが効くが薬剤抵抗性も

炭疽(たんそ)菌。羊などの家畜の感染症だが人にも感染する人獣共通感染症。肺に吸入された場合インフルエンザ様症状で致死率は90%以上。生物兵器として米国、ソ連、イラク、北朝鮮などが開発。1993年オウム真理教がバイオテロ。2001年以降、米国で炭素菌の粉末が郵便で送られる事件が頻発

もしテロをやるのなら開発に高額の予算と高い技術力が必要な(原爆等の)核兵器開発よりも、試験管数本と安価に購入できる(細菌の培養用の)培地だけで大量に製造できる生物兵器の方が効率的。実際オウム真理教はこれを実施。有力なのは炭疽菌で無治療なら死亡率90%以上。耐性株を作ればさらに脅威

オウム真理教は炭疽菌を某大学(K大学?)より入手、それを増幅。1993年6,7月、東京のオウム教団ビルの屋上より、炭疽菌を粉として散布。周辺の住民は悪臭等を訴えたが、死亡はなかった。理由は入手した炭疽菌が、元々ワクチン用の「弱毒株」だったため。このため事無きを得た。警察は調査せず

WHO、炭疽、anthrax http://t.co/6iq21BR1

炭疽、anthrax、獣医学校が制作した、分布の世界地図、WHOからリンク http://t.co/vwBQoZO4

バングラデシュ国内の酪農地帯で「炭疽」が拡大。感染者は 400人超。2010年9月。健康省は、「患者の数はまだまだ増える可能性がある。今回の発生はバングラディシュの国家の歴史の中でもっとも大規模なものだ」。感染した動物と接触したり、その肉を食べることによって、人間に感染する可能性

米国防総省は米軍兵士に対する炭疽に対する予防接種を実施。「米国は北朝鮮が炭疽菌兵器を保持しているとみている」と発言。予防接種の必要性を説明する中で各国の生物兵器開発能力に触れ、.蹈轡△かつて炭疽菌兵器の計画、▲ぅ薀が兵器化、C罪垓欖鏡の致死率を98%と指摘。1999年6月。

米韓両政府が2011年5月、ソウルで生物兵器テロを想定した初の合同図上演習を実施。国際テロ組織による犯行との想定だが、生物兵器を保有する北朝鮮も意識したとみられる。韓国で炭疽菌入りの手紙が配達されたケースなど2通りのシナリオで、被害の拡大防止などを巡り演習。日本も参加すべきの声も


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天然痘


天然痘(痘瘡、疱瘡、smallpox、variola)。非常に強い感染力。全身に膿疱を生じ治癒しても瘢痕(あばた)。ヒトのみに感染。飛沫感染・接触感染。7〜16日の潜伏期間。発熱・頭痛など。発熱後3〜4日目に発疹。重症例では呼吸不全で死。ワクチンあり。1980年、WHOは根絶宣言

天然痘のバイオテロ。感染者の約1/3が死亡。1991年、ソ連崩壊時の混乱でロシア国立ウイルス学バイオテクノロジー研究センターに保管されていたウィルスが流出。2002年、米国で天然痘バイオテロ騒ぎ。2011年5月、米国は今後5年間バイオテロに備え研究開発のためウィルスを保持する発表

「バイオテロへの対応」 国立感染症研究所 倉田毅。2001年10月、米国で炭疽菌によるバイオテロ事件。次は天然痘(?)との認識から、ワクチンと薬剤開発と病原体の遺伝子解析に900億円。天然痘ワクチンについてはWHOも2002年5月から検討 http://t.co/EgZ9VAXy


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感染症の数理モデル


感染症に注意。理由は、死亡率60%を超える鳥インフルエンザ(H5N1)が新型インフルエンザとなって世界中でパンデミックとなる可能性があるため。予防対策が困難な理由は、“症前の潜伏期から患者はウィルスを排出(θが大)、不顕性感染がある、人獣共通感染症、づ組体呂大(R0>1)

「感染症の数理モデル、SARS、インフルエンザ等に関するツイート」 山本敏晴のブログより。鳥由来(H5N1型)強毒性の新型インフルエンザが発生する可能性。さらに天然痘バイオテロ。多剤耐性となった腸内細菌。全ての対応に必須なのが、数理モデル http://t.co/4tH2Npek


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鳥インフルエンザ関連ブログ


新型インフルエンザ、ワクチン接種開始 5271字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65316726.html

新型インフルエンザ、アップデート 6158字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65308650.html

新型インフルエンザ、本当の感染力は? 4165字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65260664.html

新型インフルエンザ、死亡率0.1%の意味  4033字 (新興感染症のコントロール)
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新型インフルエンザ、感染拡大期、あなたのための対策 4737字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65259476.html

インフルエンザワクチン用検体の提出を途上国は拒否 8112字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65254930.html

新型インフルエンザ、感染拡大、シミュレーション 4964字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65251881.html

新型インフルエンザ、水際対策の問題点 3967字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65251080.html

新型インフルエンザ、フェイズ5、弱毒から強毒 3116字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65251002.html

新型インフルエンザ、ついに発生、フェイズ4 5522字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65250613.html

豚インフルエンザ大流行? 2253字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65249420.html

個人でできる新型インフルエンザ対策その2 3402字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65232637.html

個人でできる新型インフルエンザ対策その1 4507字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65232371.html

鳥インフルエンザ、人から人に感染の件(中国) (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/64922523.html

鳥インフルエンザの件 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/64889033.html

鳥インフルエンザ、世界的大流行の予兆 5,797字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/51353678.html

インフルエンザ・ワクチン、注射する締め切り 1,536字 (新興感染症のコントロール)
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/50951644.html