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目次:

南海トラフ
沖縄トラフ
メタンハイドレート
コバルトリッチクラスト
海底資源
立川断層帯
断層


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南海トラフ


南海トラフとは、四国の南の海底にある深い溝(細長い海底盆地)。活発な地震発生帯。南海トラフ北東端部の駿河湾内に位置する部分は駿河トラフとも呼称。プレートテクトニクスで、フィリピン海プレートが、ユーラシアプレートのの下に沈み込んでいる場所。M8クラスの地震が百〜二百年ごとに発生する

東南海地震が発生してきた南海トラフ沿いで、大津波を伴う地震が2400年前から18世紀まで16回、100〜200年間隔で発生していた痕跡を、大阪市立大や産業技術総合研究所などのグループが発見。研究グループは三重県尾鷲市の大池にたまった地層を掘り過去の地震で津波が運んだ砂などを調べた

東京大学大気海洋研究所と海洋研究開発機構は2012年1月、東海、東南海、南海地震を起こす南海トラフで、過去に複数の震源域で大きな津波を発生させた巨大な断層を発見。1707年の宝永地震でも大きな津波を起こした可能性。和歌山県の潮岬沖に、プレート(岩板)の境界から枝分かれした巨大断層

海上保安庁は、東海、東南海、南海地震が想定される太平洋・南海トラフ付近の海底地殻変動の観測を強化。測量船「拓洋」と「明洋」が2012年1月に出港、観測機器の設置海域を7カ所から15カ所に増やす。愛知県から宮崎県にかけての沖合8カ所に新たに機器を設置。地殻変動を「面」として捉える。


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沖縄トラフ


沖縄トラフ。トラフ (trough) とは細長い海底盆地。南西諸島・琉球諸島・沖縄県の西方に位置する東シナ海で最も深い海域。中国が主張する国境境界線では中国領土に含まれ、日本が主張する国境境界線では日本の領土。両国が排他的経済水域(EEZ)を主張する係争海域。海底資源をめぐる火種

中国が2011年6〜7月、日本政府に対し東シナ海の『沖縄トラフ』での2件の海洋調査を申し入れていた。両国が排他的経済水域を主張する係争海域。9月、尖閣諸島の北北東で調査船が確認され調査海域から外れていたため海上保安本部が警告。日本は「鉱物資源の探査をしない」との条件で同意していた


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メタンハイドレート


メタンハイドレート(methane hydrate)。メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形になっている包接水和物。石油や石炭に比べ燃焼時のCO2排出量が半分。大陸周辺の海底に分布。日本近海は世界有数のメタンハイドレート埋蔵量を誇る。天然ガス換算で7.35兆m3(96年分)以上

経済産業省は2011年8月、海底資源メタンハイドレートの開発に関する検討会で天然ガスとして産出するための試験に向けた掘削地点を愛知県の南方沖70〜80キロの海底とする決定。地層の強さや断層がないこと等が産出に適する。2012年2月に掘削作業に着手。石油資源開発(JAPEX)が実施

政府は排他的経済水域(EEZ)内である愛知県渥美半島の南方沖70〜80kmの海底で2012年2月中旬をメドにメタンハイドレート掘削試験。世界で初めて。日本の天然ガス消費量の十数年分と見込まれる約1兆立方メートルのメタンハイドレートが埋蔵されているとみられる「東部南海トラフ海域」で

メタンハイドレート関連株が上昇2011年7月。政府が2012年度末に海底のメタンハイドレートから天然ガスを取り出す実験に乗り出すと報道されたため。石油・天然ガスの海洋掘削事業を行う日本海洋掘削、LNGプラントを手掛ける千代田化工建設、日揮、海洋開発専用の機械を製造する三井海洋開発

メタンハイドレートの課題。氷のような結晶の形で存在。流動性が無いので石油やガスのように穴を掘っても自噴せずストロー状の筒を刺して吸い上げる海底油田の採掘を応用できない。このため費用対効果が低い。政府が試掘を行なっている南海トラフの海底地下鉱床では採掘しても経済的に全く引き合わない

「エネルギーは質が全て、量ではない」改訂2011年9月 石井吉徳・元国立環境研究所長。エネルギー生産に必要な入力エネルギーと生産される出力エネルギーの比(エネルギー収支比:EPR)が重要。これが1以上でないと意味なし。10以上が望ましい。 http://t.co/xIqiwkwY

「資源3条件とは、’蚕犬気譴討い襦´大量にある 7从囘な位置にある。例えば、メタンハイドレートは、濃縮されておらず、海底にあり、自噴もしない。このため、取り出すために使う「入力エネルギー」に比べて、取りだせる「出力エネルギー」が少。EPRが少」 石井吉徳・元国立環境研究所長。

「メタンハイドレートは資源ではない」石井吉徳・元国立環境研究所長。原発事故の後、メタンハイドレートを原子力の代替として注目すべきとの論も出てきた。しかし「そもそもメタンハイドレートは使えるような資源ではない」と断言。 http://t.co/GQFRtI5M

「燃える氷」とも呼ばれるメタンハイドレートは、数度の水温上昇があれば崩壊し、海底から水中へと溶け出し、大気へ。二酸化炭素の20倍はあるという強力な温室効果。そのためまた水温が上昇という悪循環。 http://t.co/CeEMCOO6 竹野敏貴、フリーライター

メタンハイドレート入門 http://t.co/a2dryY57

「日本の海洋資源としては、海底熱水鉱床、コバルト・リッチ・クラスト、メタンハイドレート、石油・天然ガスの賦存が期待される。海底熱水鉱床やメタンハイドレートを2018年度までに商業化する道筋」。経団連は2011年6月、海洋開発推進委員会総合部会を開催。資源エネルギー庁を招き意見交換


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コバルトリッチクラスト


コバルト・リッチ・クラスト。深海底に存在する鉱物資源の一つでマンガンクラストの一種。水深800−2400mの海底に露出する固結岩石を覆う、厚さ数mmから十数cmのアスファルト状の酸化物(黒色の被覆物)。日本では1987年から太平洋の公海上で基礎的な調査。南鳥島の周辺海域に多く分布

コバルト。レアメタルの一つ。産出地は、コンゴ49%、豪州19%、キューバ14%。金属としては合金として重要であり工業的に利用。鋳型や超高速度工具鋼など。放射性同位体のコバルト60は、ガンマ線源として用いられる。医療分野での放射線療法、食品分野でジャガイモの発芽防止などに利用される


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海底資源


日本が2011年4月から、「南鳥島(小笠原諸島の1つ)」近海で海底資源調査へ乗り出す。レアメタル(希少金属)やレアアース(希土類)を豊富に含む「コバルト・リッチ・クラスト」の埋蔵を調査。マンガンやコバルト等のレアメタル、ネオジム、ジスプロシウム等のレアアースが埋蔵されている可能性

東大の発見した太平洋のレアアース巨大鉱床。ハワイの東西に広がる中央太平洋と、タヒチの東側に位置する南東太平洋の海底。モーターの磁石に使うジスプロシウムや蛍光体の材料になるテルビウムなど重希土類が多い。大半は公海のため国連の海洋法条約により国際海底機構(ISBA)が採掘ルールを決定


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立川断層帯


東日本大震災の影響で、危険性が高くなっているとされる「立川断層帯」について、政府の地震調査研究推進本部は再評価。埼玉県南西部から東京の多摩地域にかけて伸びる長さおよそ33キロの活断層。地震調査委員会は、今後30年以内にマグニチュード7.4程度の大地震が起きる確率が最大2%。

立川断層帯。政府の地震調査委員会は、2011年6月、巨大地震による大規模な地殻変動の影響で、「地震の危険性がこれまでより高くなっている可能性がある」と指摘。周辺の人口が多く、地震が起きた場合に甚大な被害が予想。さらに、「火災」が発生した場合、被害が拡大する可能性があるとして警鐘


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断層


全国の学校と活断層の位置を明確にしようと広島大の中田高名誉教授と岡山大のグループが空中写真などを使った詳細な調査を開始した。全国で1005校が活断層の近くにあり、うち225校は活断層の真上に立っている可能性があった。2011年12月。小中高や大学など4万3360校について調査した