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目次:

概要
2011〜12年の季節性インフルエンザの流行
タミフル
リレンザ
ラピアクタ
イナビル
ワクチン


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概要


インフルエンザ治療薬の問題点。インフルエンザは潜伏期3日、発熱期間3日、以後症状はないがウィルスを排出している時期は4日程度。治療薬を飲むと発熱期間は半分に減るが、ウィルス排出期間は飲んでも飲まなくてもかわらず7日間のまま。つまり熱が下がったからといって学校や会社に行くと感染拡大

インフルエンザウイルス感染症の治療薬。〃亳剤オセルタミビルリン酸塩(商品名:タミフル)、吸入剤ザナミビル水和物(リレンザ)。C渦鹽静静注で効果を発揮するペラミビル水和物(ラピアクタ)2010年1月。さ枡剤ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(イナビル)2010年9月


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2011〜12年の季節性インフルエンザの流行


インフルエンザ流行が急拡大。2012年1月末。16〜22日のインフルエンザ定点当たり届出数をみると全国平均で22.73人となり前週の7.33人から3倍。注意報レベルとされる10人を超えたのは42都府県に拡大。11県で警報レベルとされる30人を超え、福井県、高知県、三重県で50人超


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タミフル


新型の豚インフルエンザ(H1N1)による日本の死亡率が世界的に極めて低かったのは、48時間以内に治療(タミフルの投与)を受けた患者が多かったため。厚生労働省によると、人口10万人あたりの死亡率は、米国3.96、日本0.16。48時間以内に薬を飲んだ人は、米国45%、日本では89%

インフルエンザを発症し、かつタミフルを内服すると、中学生ぐらいの子が二階の窓から飛び降りるなどの異常行動を起こすという噂があったが、厚生労働省などが調べたところ、インフルエンザ自体に、そうした行動を起こさせる特性があり、タミフルを飲んでも飲まなくてもその異常行動の発生率に差はない

資源国と先進国の対立の一つが「派生物」を利益還元の対象に含めるか。例えばインフルエンザ治療薬タミフルの原料「八角」(中国原産の木)は遺伝資源だが化学合成した後のタミフルは派生物。植物の遺伝情報、ビタミンやアミノ酸も派生物に入る。「派生物が入らなければ意味がない」とペルー代表が激怒

生物資源を利用した医薬品の例。1)インフルエンザ治療薬、タミフルは中華料理の香辛料の「八角」から。2)抗生物質のペニシリンは、青カビから。3)抗癌剤、ビンクリスチンは「ニチニチソウ」から。4)マラリア治療薬は、ヨモギの抽出成分から。5)免疫抑制剤、タクロリムスは、茨城県の土壌細菌


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リレンザ


厚生労働省の新型インフルエンザ専門家会議は2012年1月、新型インフルエンザ対策ガイドラインの見直し。抗インフルエンザ薬の備蓄については、「従来どおりタミフルおよびリレンザを備蓄」するよう求めた。新薬であるラピアクタとイナビルについては、「有効期間が短く備蓄に適さない」との評価


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ラピアクタ


インフルエンザの治療薬を巡る製薬各社の販売競争が過熱。タミフルやリレンザなど輸入薬が主流だった国内市場に2010年、塩野義製薬(ラピアクタ)と第一三共(イナビル)の日本勢が参入。全体の供給計画では4社で最大2730万人分だが供給過剰か。2009年の新型インフルエンザでは治療薬不足

塩野義製薬のインフルエンザ治療薬「ラピアクタ」は、1)2010年1月から販売、2)有効成分を輸入し、国内で薬として製造。3)注射や点滴に使う薬。4)2010年10月から子どもにも使用可能。5)飲み薬や吸入薬が使い難い、重症患者や高齢者にも使用可能。医師が管理するので飲み忘れはない


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イナビル


イナビル:一度の吸入で治療が完結する抗インフルエンザ薬。2010年9月。ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(商品名イナビル吸入粉末剤)が製造承認。適応はA型又はB型インフルエンザ。治療自体は一度で完結するが、吸入回数は、成人では4回(吸い残しをなくすための再吸入を含めると8回)

第一三共のインフルエンザ治療薬「イナビル」は、1)原料調達から製造・販売までを自前で行う純国産の治療薬。日本では初。2)リレンザやタミフルは1日2回5日間服用。イナビルは専用の器具で1日1回、粉末を吸い込むだけ。3)2011年3月までに400万人分。初年度だけで64億円の売り上げ

イナビル。一回の吸入ですむインフルエンザ治療薬。10.1%に何らかの副作用。下痢(4.7%)、悪心(0.8%)、ALT上昇(0.8%)、胃腸炎(0.7%)など。重篤な副作用としては、アナフィラキシー様症状、気管支攣縮、呼吸困難、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、多形紅斑等

イナビル(一回ですむインフルエンザ治療薬)の吸入方法 http://t.co/eto4jr5l


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ワクチン


妊婦にインフルエンザ・ワクチンを打っていいかどうかが、あいかわらず問題に。2008年までWHOは「妊婦への接種の安全性は確立されていない」として否定的だったが、2009年の新型インフルエンザの流行を受けて「推奨」した。が日本産婦人科学会は反発。結局、現在は産婦人科の主治医の判断か

インドネシアなどが新型インフルエンザ・ワクチンを開発するための検体を提供しない問題 インフルエンザワクチン用検体の提出を途上国は拒否 8112字 http://t.co/wPlCGulv...