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目次:

概要
シェールガス
アメリカ
カナダ
日本
中国
ロシア
天然ガス


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概要


「シェールガス」と呼ばれる天然ガスが、世界のエネルギー需給構造を大きく変える?従来難しかった採掘が北米を中心に軌道に乗り始め、天然ガスの可採年数は2倍以上に伸びると期待。東日本大震災以降、ガス火力発電への依存が強まる日本にも朗報だが、開発の拡大に伴う課題も表面化。2012年2月


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シェールガス


シェールガスとは、堆積岩の一つ頁岩(けつがん、シェール)の中にある天然ガス。以前から存在は知られていたが掘削コストが高額で手つかずだった。しかしここ十年で安価な産出法が確立され実用化に。国際エネルギー機関(IEA)は、従来の天然ガスと区別するため「非在来型ガス」と呼称。成分は同じ

シェールガスが注目される理由。世間は脱原発と騒いでいるが太陽光は変換効率が悪く少なくとも現段階では主力のエネルギー源になりえない。このため当分は火力。だが石油は枯渇とCO2排出の問題。という状況で、〆廼瓠大量に取り出せるようになり、■達錬嫁喀个石油等より少ないのがシェールガス

シェールガス。頁岩(けつがん)の中にあるが、穴を開けたぐらいでは噴出しないので放置されていた。だが近年、|浪爾烹横襭蹇⊇弔坊,蠖覆鵑生紂↓∧粘笋涼倭悗撚に掘り進み、E典/尭阿如△劼啌笋譴鮑遒蝓↓す皸気凌紊鮹軻し、ひび割れを拡大、ズ修鯤出し、ひび割れを固定、Εスが地上に噴出


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アメリカ


シェールガス革命。シェールガスとはシェール(頁岩、けつがん)層に含有される天然ガス。近年のガス価格高騰や1990年代の技術革新により経済的に探鉱できるめどがたった。米国では国外からのガス輸入が不可欠と考えられていたが、米国内で巨大なシェールガス鉱床が見つかったため見通しが一変した

マーセラス・シェール・フィールドとは、米国のウェストバージニア州・オハイオ州・ニューヨーク州・ペンシルベニア州の4州にわたる巨大ガスフィールド。2005年から開発。バーネット・シェール・フィールドを凌ぐ良好な掘削結果で人気に。オイルメジャーや他国企業が、どんどん開発に参入している

アメリカ地質調査所はシェールガスの資源量 (resources) と埋蔵量 (reserves) とを区別。「資源量」は埋蔵されるすべてのもの、「埋蔵量」はそのうち現在の技術で利用可能なもの。世界最大の埋蔵量を誇るのはアメリカのコロラド、ユタ、ワイオミングにわたるグリーンリバー層

数年前まで米国は国内資源量の減少と需要増が重なり世界最大のガス輸入国になるとみられていた。ロシア、中東、東南アジアは、米国向け液化天然ガス(LNG)の施設整備に邁進。だが米国がシェールガスの開発に成功しガス輸出国になる可能性が出たことで巨大市場が消失。天然ガス価格は3分の1に急落


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カナダ


オイルサンドとオイルシェール。カナダは「産油国」へ。埋蔵量が多いのがアルバータ州で、カルガリー、エドモントン周辺も。だが実際に資源として活用するとなると、砂岩(サンド)や頁岩(シェール)に混在する原油成分を取り出す際の効率が悪く、その過程で排出されるCO2量が原油に比べても3倍


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日本


米国で進む新型天然ガス、シェールガスの増産が日本に恩恵。東日本震災後の日本経済は原子力発電所の操業停止による電力不足が懸念要因だが、米国で天然ガスの自給率が高まった結果、カタール産の液化天然ガスが余剰となり、日本国内の電力各社は火力発電所の稼働率引き上げで停電を回避できた側面も

震災後の福島原発事故で、代替エネルギーへの投資が増加?? LNGは、三菱重工、トーヨーカネツ、千代田化工建設、明星工業、日阪製作所、石井鉄工所。オイルシェールは、三井物産、三井海洋開発、鉱研工業、三井造船。発電所建設は、三菱重工、富士電機、三菱商事、太平工業、ダイヘン、横河電機。

2008年の経済危機後、三井物産は「資源と非資源」への投資のバランスを考えるようになった。資源価格が暴落したからだが。しかし実際には資源への投資をゆるめず2010年2月アメリカの「シェールガス」(岩盤層にある新型天然ガス)の権益を取得。好不況に関係なく毎年投資の規模を平準化する。

住友商事、米国におけるマーセラス・シェールガス開発プロジェクトへの参画の件、2010年9月。総開発費用は約12億米ドル。2010年より約10年間。 http://t.co/uA0Q3UVo

世界の天然ガス市場は、米国、欧州、アジアの3地域に分かれており、それぞれ価格決定システムが違う。北米はシェールガス(shale gas)の生産拡大により、価格が下落。北米の価格(ヘンリーハブ価格)と日本での価格(LNG輸入価格)の差は、4〜5倍になっている。2012年2月。

米国で新型ガス、シェールガスの増産が進み、天然ガスの価格下落が進む中、韓国ガス公社が2012年1月末に安価な米国産の液化天然ガス(LNG)を20年間の長期にわたり調達する契約を結んだ。日本のLNG調達価格は国際的にも割高で、調達先の多様化や資源外交を含めた抜本的な対応が急務


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中国


2010年、中国国有石油大手の中国海洋石油(CNOOC)は米国テキサス州南部にある天然ガス開発事業の権益の33%を取得。この事業はシェールガスと呼ばれる岩盤層に閉じこめられている天然ガスの開発で、「イーグル・フォード・シェール・プロジェクト」と呼称。2012年末までにガス井の掘削

中国国土資源部・石油ガス戦略センターは2011年9月、シェールガスを独立した鉱物とみなすための法的根拠を確定する準備に着手。また多くの投資主体がシェールガスの探査・開発に参入することを奨励。国家エネルギー局、国土資源部は現在、第12次五カ年計画におけるシェールガス産業の発展計画を

中国は資源採掘のモデルを変更。シェールガスの開発を研究強化。最近、中国国務院によって独立した資源として認定された。メタンを中心とするシェールガスは、環境に優しく効率が高いため、主に消費者向けガスとして使用。中国のシェールガス埋蔵量は、試算で31兆立方メートル。2012年2月。


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ロシア


シェールガスが掘削可能になったことの各国のエネルギー政策への影響。米国は天然ガスの輸入国から輸出国へ。中国・中央アジア・中東でも採れる。この状況で困ったのはロシア。周辺の反ロシア諸国に「ガスが欲しければ言うことをきけ」戦略が不可能に。日本にとっては生産量増加で価格安定したため朗報

ロシアの国営天然ガス大手ガスプロムの輸出部門責任者は、米石油大手エクソンモービルがポーランドで実施したシェールガス掘削が失敗したことを挙げ、欧州も米国で起きているようなシェールガス革命を享受できるとの幻想を捨てるべき、との見解。2012年2月。商業生産に見合う品質のガスは得られず


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天然ガス


天然ガスの埋蔵量が多い国(BP、2009年、兆m3)、1)ロシア43、2)イラン29、3)カタール25、4)トルクメニスタン8、5)サウジアラビア8、6)アメリカ7、7)アラブ首長国連邦6、8)ナイジェリア5、9)ベネズエラ5、10)アルジェリア5