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目次:

概要
ルワンダでの失敗
グローバル・コンパクト
国連改革の失敗
不正疑惑
事務局長、引退後
コフィーアナン語録
参考ブログ


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概要


コフィ・アナン。1938年生。ガーナ出身。国連職員として世界保健機関や国連難民高等弁務官事務所で勤務し、生え抜きで初めて事務総長に上り詰めた。1997年から2期10年間、事務総長を務め、01年にはノーベル平和賞を受賞。国連を活性化させた手腕、エイズ、人権問題、テロ防止が評価された

コフィ・アナン。1990年代前半、ソマリア、ルワンダ、旧ユーゴでの度重なる国連の失敗により国連不要論が横行。国連を軽視していた米国だがパウエル国務長官が親しかったアナンを推薦。97年の就任以来、米国の国連参加を促し、国連を再活性化。だが2003年、米国のイラク進攻を止められず…


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ルワンダでの失敗


ルワンダ虐殺。1994年。1月、国連PKO司令官ダレールにフツによるツチ虐殺の密告。フツ民兵の武器庫制圧を国連に提案したが安保理決議872の権限を越えるとしてコフィー・アナンが却下。代わりにフツ系大統領に和平協定違反を通知したが返答なし。4月フツ系大統領が何者かに暗殺され虐殺開始

ブラヒミ報告(Brahimi Report)。1990年代のソマリア・ルワンダでのPKO失敗を受けアナンが国連平和活動検討パネルを設置。その議長だったアルジェリア前外相ブラヒミの2000年の提言。従来型PKOの停戦監視だけでなく、平和活動(紛争予防と平和創造、平和維持、平和構築)

国際連合ジェノサイド予防諮問委員会。2006年6月アナン事務総長が創設。1994年ルワンダ虐殺を止めるための国連平和維持軍の増派を拒否した自身の過去を反省したため。当時のルワンダ平和維持軍・司令官ロメオ・ダレール、緒方貞子、ギャレス・エバンス(元オーストラリア外相)等の7名が委員


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グローバル・コンパクト


国連グローバル・コンパクト(The United Nations Global Compact)1999年の世界経済フォーラムで当時国連事務総長のコフィー・アナンが企業に対し提唱したイニシアチブ。人権・労働・環境・腐敗防止に関する10原則 http://t.co/IuyxwQrt

グローバル・コンパクトの10原則とは、人権(人権の擁護、人権侵害をしない)、労働(組合結成の自由と団体交渉の権利、強制労働を排除、児童労働を廃止、雇用と職業に関する差別を撤廃)、環境(境問題の予防、環境に責任、環境技術開発と普及)、腐敗防止(強要と賄賂を含むあらゆる腐敗をを防止)

CSRに関する企業行動指針の歴史。1976年OECD多国籍企業行動指針。1977年サリバン原則。1989年セリーズ原則。1991経団連企業行動憲章。1997年環境報告書ガイドライン。2000年国連グローバル・コンパクト。2000年GRIガイドライン。2002年EUホワイトペーパー

欧米のCSRの歴史、1990年代後半。1997年CSRの基本概念である「トリプル・ボトム・ライン」(経済・環境・社会性)が誕生。同年、国連環境計画とセリーズが「GRI」設立。1999年、国連アナン事務総長が「グローバル・コンパクト」。この頃、自然資本主義など新しい環境経済学が乱立

CSRの歴史。1997年、ジョン・エルキントンが「トリプル・ボトム・ライン」(経済・環境・社会性)。1997年、国連環境計画とセリーズがGRI設立。1999年、国連アナン事務総長が「グローバル・コンパクト」(企業の十原則)。2000年、GRIガイドライン第一版。2006年、第三版

世界経済フォーラム(ダボス会議)には、一流企業のトップと各国首脳が集結。批判も多いが、国際協力関係の功績も。1)1999年、グローバル・コンパクト(企業における、人権・労働・環境・腐敗防止に関する10原則)。2)2000年、GAVIアライアンス(ワクチンと予防接種の為の世界同盟)


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国連改革の失敗


国連改革。アナン事務総長が2003年に安保理改革の再開を提唱。ハイレベル委員会が2004年に2案を提示。モデルA;常任6、非常任3を増、計24とする。モデルB;任期4年で再選の準常任8を新設、非常任1を増。中国・韓国がモデルAに反対し、日本とアフリカ諸国との調整もつかず、廃案に。


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不正疑惑


コフィ・アナンの不正疑惑。640億ドルにのぼるイラクの「石油食料交換プログラム」(1995〜2003年)に関する国連の大規模な不正疑惑に関与した疑いで政治生命が危機に。これに関し長男コジョ・アナンが、この援助にかかわったスイス企業から退社後も不透明な給与を受けていたことが発覚


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事務局長、引退後


反体制派への武力弾圧が続くシリアをめぐり、国連とアラブ連盟は、コフィ・アナン前国連事務総長を両者合同のシリア危機担当特使に任命。2012年2月。国連外交筋からは「アナン氏はアサド大統領に信頼されており、最適な人事」と歓迎する声。政権側と反体制派の政治的な対話を促すこと等が主な任務

エルダーズとは、ネルソン・マンデラによって設立された世界の著名なリーダー達で構成されるグループ。会員には、ノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ツツ大司教、元国連事務総長のコフィ・アナン、前フィンランド大統領のマルッティ・アハティサーリ、元米国大統領のジミー・カーター、など

外務省、ガーナPKO訓練センターへの自衛官講師派遣2011年11月 http://t.co/Ntl1Bd8Y コフィ・アナン国際平和維持訓練センターの平和維持活動に従事する軍人,文民及び警察官を対象とした緊急時情報管理コースの講師に、防衛省国際平和協力センター長の石橋克伸1等陸佐


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コフィーアナン語録


「国連に代わるものはない。それは依然として、人類の最後で最大の希望である」コフィー・アナン「成功した時には拍手を、失敗した時には是正をお願いしたい。だが何よりも、加盟国の無関心、不注意あるいは財政窮乏により、この不可欠で代替できない機関を衰弱あるいは滅亡させないようお願いしたい」

「国連は、崇高なる人類協力の実験である」 コフィー・アナン、1938年生。1997年の演説。 「国連の礎は法である。それはすなわち、各国の行動と国家間の関係は、万人に衡平に適用される一つの法によって律するべきだとする考えに他ならない。」

「今の私達にとっての敵は無関心、すなわち、世界はたくさんあり、自分たちの世界だけに関心を持てばよいのだとする考えである。この考えは誤っている...。世界は一つ、人類も一つである。そして真の衡平で永続的な人間の安全は、不可分のものである。」 コフィー・アナン、1997年の演説

「HIVに感染している子どもには、悪いイメージが付きまとい、サービスや教育やケアが拒絶される。子どもは確かに影響を受けやすいが、無力ではない。仲間同士でも、子どもたち自身が効果的な意志伝達者となれる。教育と情報は私達のエイズとの闘いにおいて最も強力な武器である」 コフィー・アナン


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参考ブログ


「国連アナン事務総長、引退。そしてメッセージ 1,312字」 http://t.co/oXNq5LGs 山本敏晴のブログより

「国連改革、安保理改革に関するツイート 20120122まで 14683字」 http://t.co/hiFhot1S 山本敏晴のブログより

「愛情の反対は憎しみではなく無関心 3135字」 http://t.co/GG2nCykn 山本敏晴のブログより