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山本敏晴は、
「声帯委縮」という比較的稀な病気にかかったため、
2012年2月下旬、
声帯に対する手術を行いました。

ですが、術後の回復が、かんばしくないため、
3月3日に横浜市で予定されていた
一般公開の講演は、中止か、
もし行っても、
講演時間を10〜30分程度と、
かなり短くする方向です。

・・・

山本の「声帯委縮」に関しては、
以下の通りです。

5年ほど前から、
カラオケで、大きな声が出せず、
自分で思った通りの「音程」が出せない、
という異常にきづきました。

同時期に、耳鼻科を受診しましたが、
原因不明でした。

以後、徐々に、声がかすれるようになり、
声量も減少していったため、
2年前、再度、耳鼻科を受診したところ、
「声帯委縮」という病気だと
言われました。

原因は不明だが、ともかく、
声帯がやせほそっている、
と指摘されました。

治療としては、
コラーゲンや(自分の)脂肪の注入などがあるが、
一時的なもので、
それらは時間が経てば、吸収されてしまう
(消えてなくなって、元に戻ってしまう)
と説明されたため、
あきらめて、放置しておりました。

ところが、
2012年2月、
その日の体調によっては、
(おそらく水分摂取量や湿度などによっては)
声が、まったく出ないことがありました。

この状態では、
医師としての外来もできず、
講演活動もできないため、
仮に、
その効果が一時的であるにせよ、
手術を受けることになりました。

・・・

声帯委縮に対する手術には、
以下の三つの方法があると
説明を受けました。

1.自分の脂肪を、腹部から採取し、
それを、声帯の筋層内に注入する。

2.コラーゲンを注入する。

3.線維芽細胞増殖因子
(表皮の細胞にコラーゲンを作らせるもの)
を表皮に注入するもの。
(これは、京大が開発した臨床治験中のもの)

以上のうち、1、と、3、を
両方、行うことになりました。

なお、
注入された脂肪の、約8割は、
吸収されてしまい、
残りの2割だけが、「定着する」そうです。

つまり、
最初は、かなり多めに「盛る」ことになります。
このため、
手術後、声は、かなり、くぐもった声になると
説明をうけています。

また、
手術後は、3〜4日間、
声を出してはいけない、と言われました。

・・・

そして、現在(2012年2月末)ですが、
発声禁止期間を終えたので、
声を出そうとしたのですが、
まだ、ほとんど、声がでない、ということです。

かすれた声しかでず、
かつ、声量も、ささやき声程度しか、
でません。

このため、少なくとも、一か月間は、
(この期間は、まったく不明ですが)
医者としての外来や、
講演活動などは、困難であると、
判断しています。

・・・

なお、上記のような状況ですが、
私は、あまり、悲観しておりません。

私は、これまでも、様々な病気をしており、
体の一部が動かなくなったことなどは、
数回経験しています。

そうした時も、それなりに
乗り切ってきた、経験と自信があるのです。

また、
中学校のころから、
「人間というのは、
 年をとっていくにつれて、
 脳梗塞などの病気になり、
 やがて、体が動かくなっていくもの。
 それを覚悟しておかなければ」
ということを、
ずっと考えておりました。

私は、子ども時代から、
そのような、非常に、暗い、
あるいは、大人びた子どもでした。

ですので、今回のことも、
時間の流れによって起きた、
極めて自然なこと、と判断しております。

以上です。

私のことを、心配して下さっている方のために、
説明まで。


宇宙船地球号・山本敏晴拝