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目次:

はじめに
黒人とは? 人類とは?
クー・クラックス・クラン(KKK)
公民権運動(civil-rights movement)
ロス暴動
企業の社会的責任(CSR)
戦争には、白人の米兵を使わず、黒人の傭兵を使う
オバマ大統領の出自問題、バーサー
黒人の大統領候補が、女性スキャンダルで失墜
米フロリダ、ゲートコミュニティーで黒人少年射殺
白人ジャーナリストは、白人寄りの視点で報道
黒人の命は、石油などの資源より価値が低い
国連安保理・常任理事国に、黒人国家がない
国際社会での人種差別撤廃
人種差別撤廃条約と、日本
本、アニメ、音楽など文化への影響
その他
関連ブログ


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はじめに


心が満たされない時、人はそれを、どうやって埋めようとするか? 一つの方法は、他人と自分を比べて、他者の「特徴」(自分と異なっている部分)を、その人の「欠点」だと(一方的に)断じ、その人を卑下し、嘲(あざけ)り、自分の方が優れていると(勝手に)思って、自己満足と優越感にひたる手法…


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黒人とは? 人類とは?


黒人。黒色人種、ネグロイド(Negroid)。ラテン語のniger(黒)に由来。近年のDNA分析により、現生人類の発祥の地はアフリカにあるとされ、ネグロイドはその直系の子孫。頭部は、長頭。手足が長く、特に膝から下が長い。骨密度が高く、骨粗鬆症に成り難いが、反面、水泳では不利。

人類。仝什漾⊃洋爐蓮∪己学上、ホモ・サピエンスというただ一種に属する。過去の、自然人類学や文化人類学では、アフリカ等のネグロイド(黒人)、ヨーロッパ等のコーカソイド(白人)、オセアニア等のオーストラロイド、アジア等のモンゴロイド(黄色人種)を4大人種として(昔は)分類していた

「生命の誕生 4608字」 http://t.co/XqxVf3zz 「人類の歴史(猿人、原人、新人)、そして 2433字」 http://t.co/Br0QAVXJ 山本敏晴のブログより


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クー・クラックス・クラン(KKK)


クー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan、KKK)。アメリカの秘密結社、白人至上主義団体。正確には北方人種(北欧系、ノルディック人種)を至上とし、黒人、ユダヤ人、アジア人などの市民権に異を唱え、カトリックや、左翼団体、同性愛者の権利運動、フェミニズムなどに対しても反対

クー・クラックス・クラン。南北戦争終結後の1865年12月に南部連合の退役軍人、ネイサン・ベッドフォード・フォレストによってテネシー州プラスキで設立。南軍の退役軍人達で作られた「交遊会」。フォレストは元奴隷商人。『「無知で生意気な」黒人を、主人である白人が「躾け直す」必要がある』


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公民権運動(civil-rights movement)


「私には夢がある。『万人は生まれながらにして平等』という理念が実現される日が来るという夢が。いつか元奴隷の子たちと元奴隷所有者の子たちが、友愛の精神を持ち同じテーブルを囲む日がくるという夢が。私の子どもたち4人が肌の色でなく中身で判断される、そんな国に住むという夢が」 キング牧師

キング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア1929-1968年)はアメリカのプロテスタントバプテスト派牧師。アメリカ黒人公民権運動の指導者。1964年、ノーベル平和賞受賞者。1955年、黒人が白人にバスの席を譲るのを拒んで逮捕されたローザ・パークス事件をきっかけに活動開始

公民権運動とは、1950〜1960年代にアメリカの黒人が公民権の適用と人種差別の解消を求めて行った大衆運動。16〜19世紀にアフリカから1500万人が奴隷として輸出。1776年アメリカ独立したが奴隷制は存続。1865年、南北戦争終結で奴隷制終結。1883年の最高裁で人種差別合法化

米公民権運動の黒人指導者マーチン・ルーサー・キング牧師の偉業をたたえる記念碑の完成式典が2011年10月ワシントンで開催。米国初の黒人大統領となったオバマ大統領も式典に出席。米首都の新しい観光名所。1963年「私には夢がある」と演説したリンカーン記念堂に近いポトマック川沿いの一角

"I Have a Dream"とは1963年キング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)によって行われた演説の一節。「私には夢がある。いつの日かジョージア州の赤い丘の上で、かつての奴隷の子達と、かつての奴隷の所有者達の子達が、兄弟愛でつながり、同じテーブルにつけること」

サリバン原則とは1977年に黒人公民権運動家レオン・サリバン(Leon H. Sullivan)牧師が提唱した8項目の人権に関する企業行動原則。アパルトヘイト実施中の南アフリカにおいて米国企業に対し自発的な企業行動規範を定めた。1999年に改定されグローバル・サリバン原則となった

マルコムX(Malcolm X、1925-1965年)はアメリカの黒人公民権運動活動家。旧名はマルコム・アール・リトル。非暴力的な指導者だったキング牧師とは対照的にアメリカで最も攻撃的な黒人解放指導者。「ネーション・オブ・イスラム教団」のスポークスマンだったが後年対立し暗殺される


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ロス暴動

ロス暴動。92年にロサンゼルスで起きた暴動。以下が背景。91年スピード違反した黒人男性ロドニー・キングを20人の白人警官が警棒で殴打、足蹴。近隣住民が撮影し全米で放映。▲蹈校垠戮蝋云鐡に黒人に暴力。9人の高い失業率。ご攅餬亙胴饋佑無実の黒人少女ラターシャ・ハーリンズを射殺

ロドニー・キング。1991年スピード違反で逮捕された際に白人警官から警棒などで激しく殴られ、それを撮影したビデオが公開されたことで、人種差別事件として社会問題化。92年に警官が無罪となったことから、ロサンゼルスの黒人住民が反発。放火や略奪行為が広がり、50人余りが死亡する暴動事件


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企業の社会的責任(CSR)


欧米のCSRの歴史1950〜60年代。米国では南北戦争(1861-1865年)終結で奴隷制度が廃止されたはずが、人種差別が存続。1955年、黒人がバスで椅子を白人に譲らなかったローザ・パークス事件で公民権運動勃発。63年キング牧師が有名な「私には夢がある」演説。翌年ノーベル平和賞

企業の社会的責任(CSR)における「人権」は、海外では(1950年代のアメリカ黒人公民権運動に端を発した)人種差別問題や、児童労働・強制労働(の禁止)が注目されるが、日本では(関西等での)同和問題(部落差別問題)、男女共同参画(女性の権利向上)、障害者雇用率などに注目が集まる傾向


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戦争には、白人の米兵を使わず、黒人の傭兵を使う


アメリカはアフガニスタンとイラクで民軍連携による「地方復興チーム」(PRT)を組んで地域の治安維持などを行っているが米兵が死ぬと米国内の世論がうるさい為、民間軍事会社を使って2〜3万の黒人等の傭兵を雇い、中東の治安を担わせようという計画もある。米兵の命は他国民より重いという伝統だ

「民間軍事会社、民間護衛会社、戦争請負会社、傭兵に関するツイート 20120129まで 4086字」 http://t.co/Z18EiJcv 山本敏晴のブログより


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オバマ大統領の出自問題、バーサー


「間違いなく、私はハワイで生まれた」。オバマ米大統領は2011年4月27日、ホワイトハウスで記者団に強調しハワイ・ホノルル市内の病院が出生地と書かれた証明書を公表。理由は2012年の大統領選の共和党候補としてドナルド・トランプが「オバマが米国生まれでない疑いがある」と繰り返し発言

米大統領選の際、投票用紙に候補者名を載せるには、出生証明書の原本が必要だとする法案が2011年4月14日、アリゾナ州議会で可決。注目されるのは大統領選に出馬するには米国生まれが条件のため。就任から2年が経ってもオバマは父親の出身地ケニア生まれだと考える人は多い。世論調査で25%。

バーサー(Birther)とは、オバマ大統領が、アメリカ国内で生まれたことを疑う人のこと。共和党の大統領候補だった大富豪のドナルド・トランプなどが主張。オバマは出生証明書を公表しこれを否定。背景に人種差別。白人の大統領候補マケインはパナマの米軍基地生まれだが出生地を問題にされない


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黒人の大統領候補が、女性スキャンダルで失墜


ハーマン・ケイン(Herman Cain, 1945年生)。アフリカ系アメリカ人(黒人)。ジョージア州アトランタ在住の実業家。イタリアンレストランの『ゴッドファーザーズピザ』前取締役会長兼最高経営責任者。2012年米大統領予備選挙の共和党候補者の一人。敬虔なクリスチャンで農場育ち

米大統領選の共和党候補指名争いで支持率を上げ注目されている黒人実業家ハーマン・ケイン(65)のセクハラ疑惑で、被害に遭ったと主張する女性が2011年11月、実名で具体的に状況を証言。「職探しの相談をしたところ、体を触られショックを受けた」と発言。セクハラを受けたとする女性は4人目


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米フロリダ、ゲートコミュニティーで黒人少年射殺


米フロリダ(Florida)州の「ゲートコミュニティー(自衛居住区)」で2012年2月末、自警団員が黒人少年を射殺。地元警察は、武器を持たない少年の射殺に「正当防衛」を主張する団員の言い分を認め、無罪放免としたが、この処理に全米各地から非難の声。司法省とFBIが捜査に乗り出した

米フロリダ、ゲートコミュニティーで黒人少年射殺。2012年2月。ヒスパニック系の白人男性で居住区自警団のジョージ・ジマーマンが、フードをかぶった不審な人物が歩いていると警察に通報した後、射殺。射殺された少年のガールフレンドは「雨が降っていたからフードをかぶっていただけだったのに」

米、黒人少年射殺。2012年。高校生は塀で囲まれた高級住宅街に住む父親を訪問、帰宅途中、雨のためフードをかぶった。自警団員は不審人物を発見したと警察に通報。銃で撃った。「尾行していたら攻撃されたので自己防衛だ」。だが少年は死ぬ直前、友人に携帯で「早歩きで逃げる」。主張に食い違いが

スタンド・ユア・グラウンド法(自分の身を守る法)。アメリカのフロリダ州には、「身の危険を感じたら銃撃できる」と定められた法律がある。ただし、これが元で、過剰防衛になったり、人種差別・宗教差別などを目的とした、故意の殺人に発展する危険性を、以前から指摘されていた。


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白人ジャーナリストは、白人寄りの視点で報道


「無力だと思ったわ。1993年ボスニアで取材していた時に。仕事としては、最高のレポートをしたわ。でも、毎日泣いてたの。でもこのルワンダでは、涙がでない。ボスニアでは白人女性が死んでた。だから母や娘を想像したの。でもここでは、『ただの黒人の死体』が転がってる。最低よね。あたしって」


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黒人の命は、石油などの資源より価値が低い


「欧米の政府からアフリカの虐殺の様子を見るための視察団が来て、こう言いました。『この国には石油などの資源もなく何の戦略的な価値もない。白人兵士を一人送るためには、この国の黒人8万5千人の死が必要だ」と。それが白人にとっての、アフリカの人々の命の価値だったのです」 ロメオ・ダレール

欧米の白人国家にとっては、自国の白人兵士の命の重さは、アフリカの黒人8万5千人分に相当するとの意見がある。だが、その大切な白人兵士の命よりも重要なものがある。それが石油だ。イラクやリビアには石油があるから白人を派兵する。つまり、最も価値があるのは石油。次が白人の命。最後が黒人の命



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国連安保理・常任理事国に、黒人国家がない


国連の人種差別とルワンダ虐殺。安保理の常任理事国に黒人の国が入っていないため人権配慮が少なく腰が重い。特に資源の少ない国は無視。1994年PKO司令官からルワンダ虐殺計画の報告があったが無視。4月、虐殺が始まると現地の欧米人のみ救出。また同時期のユーゴのボスニア紛争には積極的介入



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国際社会での人種差別撤廃


緑の党(Green Party、Greens)とは1970年代から欧米諸国で台頭してきた、エコロジー、反核、反戦、人種差別撤廃、フェミニズム等を提唱する政治勢力。1980年、旧西ドイツで結成。欧州に広がる。1995年フィンランドで初の政権参加。1998-2005年ドイツで連立政権

人種差別撤廃関連会議を米国がボイコット。2010年4月。イスラエルを批判する内容があったため。ピレイ国連人権高等弁務官は失望を表明し「人種問題に取り組む上で一部の側面だけを優先させている国があり、差別される人々への懸念が後回しにされている。人種問題は世界規模で討論する必要がある」

国際人種差別撤廃デーの2012年3月21日、ジュネーブの国連人権理事会では、米国の黒人指導者ジェシー・ジャクソンが「(黒人初の大統領になった)オバマ大統領の勝利は米国が、世界が、長年の差別や無関心、痛みに打ち勝つ救いのひとときだった」。だが一方「未だに人種差別はなくなっていない」


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人種差別撤廃条約と、日本


人種差別撤廃条約(あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約、International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination、ICERD)。国連総会で1965年採択、69年発効。

外務省、人種差別撤廃条約(あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約) http://t.co/7vaSfsew 1965年の第20回国連総会において採択、1969年に発効。日本は1995年に加入。人権及び基本的自由の平等を確保するため、あらゆる形態の人種差別を撤廃

外務省、分野別人権外交。(外務省が人権問題と考えている分野の一覧): 〇童、⊂祿下圈↓女性、た夕鏈絞漫↓タ邑教育、μ閏膽腟繊↓難民問題、┘魯鵐札麌尊絞面簑蝓↓個人通報制度、その他 http://t.co/pSP2csXb


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本、アニメ、音楽など文化への影響


「ちびくろサンボ」(The Story of Little Black Sambo)とは、スコットランド人、ヘレン・バナマンが、自分の子供のために書いた手作りの絵本。1899年に英国で出版。アメリカで海賊版。主人公をインドの少年から米国の黒人に置き換えたため人種差別問題に発展した

「かわいい黒人の少年が虎の集団に追われる。木に登ると、虎はその周りをぐるぐる回り、やがて溶けてバターになる」。人気の絵本「ちびくろサンボ」は1988年に絶版。ごく小さな市民団体が「黒人差別を助長する」と出版社に猛抗議。自粛ムードが起こり一世を風靡した「ダッコちゃん人形」まで消えた

新しいスパイダーマンは、10代の黒人とヒスパニック(中南米系)のハーフに。2011年8月、米国の書店などに並んだコミック誌「スパイダーマン」のリメーク版で、その素性が明らかにされた。オバマ大統領も、ケニア出身の父と白人の母を持つハーフ。出版元のマーベル社は「現実を反映したかった」

1965年に米カリフォルニア州で開かれたビートルズのコンサートで、当時米国で始まっていた公民権運動を支持していたメンバーが、人種で分けられた観衆の前では演奏しないとの契約を主催者と交わしていたことが、2011年9月にロサンゼルスでオークションに出品された出演契約書で明らかになった

「何もかも失われた時にも、未来だけは、まだ残っている」 ボブ・ディラン(Bob Dylan、1941年生)。アメリカの歌手。1963年、黒人公民権運動が高まりを見せた時、『時代の代弁者』として活躍。 「あの頃、自分はずいぶん、年をとっていた。今は、あの頃より、もっとずっと若い」


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その他


国際協力をやる場合人権への配慮は必須でいつも問題になるのが「区別と差別」の違い。区別は単に違いによって分けること。差別は分けた後その取扱いに差をつけること。だったのだが最近は例えば黒人のように「区別に使われた言葉」自体が「差別的」であるとされ「アフリカ系の人」などと表現する時代に


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関連ブログ


「黒人の差別に関するツイート 20120105まで 4156字」 http://t.co/Ygw7XEAB 山本敏晴のブログより

「フランスのユダヤ迫害、ヘイトクライムに関するツイート 20120320まで 7671字」 http://t.co/cM2Yc8Oc 山本敏晴のブログより