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目次:

はじめに
てんかん患者が運転する車が歩行者に突っ込む交通事故
てんかんの患者が免許をとるには一定の条件
てんかんの患者数は100万人、有病率は1%
てんかんの定義
運転免許に関する欠格条項問題
てんかん発作でなく、故意の可能性も


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はじめに


てんかん患者が運転した車が歩行者に突っ込むなどの交通事故が社会的な問題になっている。一方で、患者の人権に配慮し(雇用等の)差別をなくすため運転免許を与えるべきとの意見も。また、地方では車しか交通手段がないため、免許無しでは病院に来れず、病状が悪化し、かえって逆効果との指摘もある


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てんかん患者が運転する車が歩行者に突っ込む交通事故


てんかん発作による交通事故。99年10月、兵庫県三木市、小学生3人に車が突っ込み一人死亡。10年12月、四日市市、歯科医師が追突。踏切に押し出され2人死亡。11年4月、栃木県鹿沼市クレーン車が小学生15人に突っ込み6人死亡。12年4月、京都市で軽が歩行者に突っ込み8人死亡

栃木・鹿沼市クレーン車事故。2011年4月、登校中の小学生の列にクレーン車が突っ込み6人が死亡。栃木県警鹿沼署は運転していた26歳の男を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕。宇都宮地検は、てんかん発作で意識をなくしたのが事故原因と断定、「運転自体を厳に控えるべきだった」

京都市東山区大和大路通四条の交差点付近で、軽ワゴン車が歩行者の列に突っ込み8人が死亡(運転手本人含む)した事故で、運転していた西京区、会社員藤崎晋吾(30)には、てんかんの症状があったことが、家族への取材で判明。2012年4月。家族は、藤崎容疑者が運転を控えるように話し合っていた

てんかん患者が運転した軽ワゴンが歩行者に突っ込み(本人を含め)8人が死亡。2012年4月。京都市内のあい染め製品の販売会社に勤務、事故当時も配達の途中。姉は「10年前にバイク事故を起こし言語障害に。今年に入って、てんかんと診断された。いつかこんな事故を起こすのではと心配していた」

てんかん発作で事故を起こした藤崎晋吾容疑者(30)が通院していた病院の医師の会見。2012年4月。「自動車運転に関しては、患者本人及び家族に、再三にわたり、これを禁止する、ということを申し上げてきた。」。藤崎容疑者は今年の免許更新で、てんかんと診断されたことを申告しなかった。

てんかん発作で事故を起こした藤崎晋吾容疑者(30)が通院していた京都九条病院の山木垂水院長は、病名は(差別や偏見につながるため)明らかにできない、とした上で、「自動車運転に関しては、患者本人及び家族に、再三にわたり、これを禁止する、ということを申し上げてきた。」


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てんかんの患者が免許をとるには一定の条件


てんかんと運転免許 (社団法人 日本てんかん協会) http://t.co/IYcRu5eY 2011年4月18日に鹿沼市(栃木県)で発生したクレーン車による交通死亡事故が発生。てんかんのある人の運転免許取得には一定の条件が決められている http://t.co/boV1l8ko

てんかんと運転免許 http://t.co/Pn0EIl6N てんかんでも条件つきで運転免許が取得可。_甬遑嫁間にわたって発作が起きていない。⊃臾加罎砲里瀏作がみられる型の場合、過去2年間、発作が睡眠中しかない。C噂禀分発作という比較的少ない発作型の場合、過去1年なければ可

道路交通法改正にともなう運転適性の判定について(日本てんかん学会) http://t.co/u78mR4mF 道路交通法で従来「てんかん」は絶対的欠格事由だったが、法が改正され「発作が再発する恐れがない、発作が再発しても意識障害及び運動障害がない、発作が睡眠中に限るもの、を除く」

てんかんをもつ人における運転免許の現状と問題点 : 道路交通法改正5年後の公安委員会・医師へのアンケート調査 http://t.co/TSRtw4ca 2002年に道路交通法が改定され条件により運転が許可。合法的な免許取得者は2544人、免許不許可は169人、保留・停止は60人

てんかん患者で運転免許取得が可能なのは、(2012年4月のNHKの報道によれば)過去5年以内に発作が起こったことがなく、医師が今後も発作の恐れがないと診断している場合などに限られる。免許取得・更新の際には、‐評について『自己申告』した上で、医師の診断書を提出する必要。


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てんかんの患者数は100万人、有病率は1%


てんかんの患者数と有病率 http://t.co/XgQu7tXQ 厚生労働省の平成17 年度の患者調査による推計では、273000 人とされているが、全世界的に『有病率は1%程度』とされており、日本てんかん学会実態調査検討委員会による報告では、本邦でも同様に約100 万人の患者


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てんかんの定義


厚生労働省。「てんかん」 http://t.co/Iyibg5bE 種々の原因により脳の神経細胞に異常な興奮が起こり、発作性あるいは周期性で発作を繰り返す病態。発作は、顔面、手足や体の筋肉が強直したりガクガクと震える痙攣から、突然意識を失ったり、音や光を感じるものまで様々な型


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運転免許に関する欠格条項問題


運転免許に関する欠格条項問題。運転免許の取得や更新を行う資格がないとされる条項(欠格条項)に関する問題。そのうち、「病気への偏見」。特定の病気に対する偏見を引き起こし、雇用差別などにつながるとし、法案から病名を削除するべきとの意見がある。統合失調症、重度のうつ病、てんかん、など

(てんかん患者やその家族を支援している)日本てんかん協会。2012年4月。てんかん患者が交通事故を起こした事件について「てんかんのある人の多くが道路交通法に従い適切に免許を取得している。症状によっては取得しないでいる。てんかんという病気そのものが、運転に不適切ということではない」


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てんかん発作でなく、故意の可能性も

京都での、てんかん患者の車の暴走事故は発作ではなく故意の疑い。2012年4月。車が、最初に走行中のタクシーに追突した後、バックして、さらに、右にハンドルを切り、停車したタクシーを追い越していった。(だから、少なくとも意識はあったはず。)なお、上記の過程を複数の人が目撃している。