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目次:

北朝鮮の三つの運営体制、中心は「党」
金正恩が、党・軍・国のすべてのトップに
党のナンバー2は?
軍のナンバー2は?
国のナンバー2は?
さいごに


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北朝鮮の三つの運営体制、中心は「党」


関西外語大学・平岩俊司教授。「北朝鮮は、『三つの体制』により運営されている。最も重要なのは、 愿沺戞閉鮮労働党)で金正日を永世総書記とし、新設の第一書記に金正恩。◆愀魁戮離肇奪廚郎嚢盪蔑甦韻如∪菊から正恩が継承。『国』(国会など)のトップは国防委員長。正日から正恩が継承か」

関西外語大学・平岩俊司教授。「北朝鮮の『三つの体制』の全てで金正恩がトップに立つが、それぞれで若い彼を支える「ナンバー2」が必要。 愿沺戞閉鮮労働党)では、崔竜海(崔龍海、チェ・リョンヘ)。◆愀魁戮任蓮金正覚(キム・ジョンガク)。『国』では?」恐らく張成沢(チャンソンテク)

関西外語大学・国際学部・平岩俊司教授。「朝鮮半島をめぐる諸問題を研究。世界的な冷戦終焉にもかかわらず、依然として朝鮮半島は南北分断状況。朝鮮半島で冷戦体制が終結することはすなわち東アジアに新しい秩序が構築されることを意味する」 http://t.co/itoHw2ed


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金正恩が、党・軍・国のすべてのトップに


北朝鮮の朝鮮労働党代表者会で新設の『第1書記』に選ばれた金正恩(キム・ジョンウン)が、党政治局常務委員、政治局員、中央軍事委員会委員長にも就任。2012年4月。党規約も改正。金正日を『永遠の総書記』とし、新たに設ける第1書記を「党の首班として党を代表し、全党を領導する」立場に設定

北朝鮮の国会にあたる最高人民会議。2012年4月中旬。死去した金正日総書記を「永遠の国防委員長」としたうえで、後継者の金正恩を新設の「国防第1委員長」に選んだ。新設の「第1委員長」は国家の最高位とされた。これにより金正恩は、軍と党と国家の、それぞれの最高指導者のポストに就いた。

北朝鮮の朝鮮労働党代表者会。2012年4月。金正恩体制を支えるための党指導部の人事も行われ、金正日氏の妹婿で後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)・党行政部長(党政治局員候補)や、側近とされる崔竜海(チェ・リョンヘ)書記(同)、金正覚(キム・ジョンガク)人民武力相(同)らに注目


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党のナンバー2は?


北朝鮮の金正日の後継者問題がまだ混迷していた2010年6月。元々、実権を握る張成沢(チャン・ソンテク)は長男を推していた。が日本に遊びに来た時みつかって失脚。三男のキム・ジョンウン(金正銀)に白羽の矢が立ったが、彼を推していた政治家が謎の事故死。張成沢の策謀で三男の取り込みか?

2010年9月9日の北朝鮮建国記念日に後継体制を決める朝鮮労働党代表者会。金正日の三男、金正恩(ジョンウン)がどのポストに就くか注目。後見人の国防委員会の張成沢(チャン・ソンテク)副委員長、軍の実力者の呉克烈(オ・グンニョル)、金永春(キム・ヨンチュン)両同委副委員長らの動向も

張成沢(チャン・ソンテク)。1946年生。金正日の実妹、金敬姫(キム・ギョンヒ)の夫。張夫妻は、大学の同級生で1972年、大恋愛の末に金日成の反対を押し切って結婚。だが一時、夫婦仲が悪くなったことについて金正日が激怒し、1978年から左遷。2006年から復権、09年、正恩の後見人

北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)は糖尿病から脳梗塞を起こした。以前から、死亡説もあった。その背後で国家を動かしていたのが、張成沢(チャン・ソンテク)という人で事実上のトップと言われる。先日の「デノミネーション」からの経済混乱にかこつけ、自分のライバルを失脚させ、さらに権力を掌握

金正日の急死。2011年12月。金正恩が後継。新体制は、『集団指導体制』。若い彼に代わり、3人が代行(?)して支える。 愿沺戮任蓮張成沢(チャン・ソンテク、義理の叔父)とその妻、金敬姫(キム・ギョンヒ)が統率。◆愀魁戮任蓮⇒英浩(リ・ヨンホ)が朝鮮人民軍・総参謀長として統率。

金正日の急死。2011年12月。金正恩が後継。20歳代の若い彼に代わり、実権は義理の叔父で後見人の張成沢(チャン・ソンテク、1946年生)が握る。彼は現在の状態になることを予測し、2009年、三男の正恩を後継者にすることを金正日に勧め、その後見人になった。一方、長男の方は見捨てた

朝鮮労働党代表者会で崔竜海(チェリョンヘ)を党最高指導部にあたる党政治局常務委員に選出。2012年4月。党政治局員候補から政治局常務委員へは2段階の昇格で、金第1書記の側近として中核を占めている模様。金第1書記の叔父、張成沢(チャンソンテク)国防副委員長は党政治局員に選出。

崔竜海(チェ・リョンヘ、1947年生)。党幹部の中で比較的年齢が若いこともあり金正恩時代の有力幹部の可能性。2010年9月の第3回朝鮮労働党代表者会で党政治局員候補。2011年12月の金正日死去時は序列18位だったが、12年4月、序列3位に。同月、朝鮮労働党の「政治局常務委員」へ


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軍のナンバー2は?


北朝鮮の朝鮮中央テレビは2011年12月下旬、金正恩の後見人とされる張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長の軍服姿を初めて映した。正恩は軍最高司令官に就く見方が出ている。張は軍人でなかったが、今後、軍への影響力を強めようとする可能性。軍服の肩章には星が四つあり、「大将」と見られる

金正覚(キム・ジョンガク、1941年生)。北朝鮮の軍人。1959年、入隊。2009年4月に国防委員会の国防委員に選出。2011年12月の金正日総書記の葬儀においては、特別車に付き従う『7人の1人』となり、金正恩の『最側近』とみられる。2012年4月、『人民武力部長』に任命された。




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国のナンバー2は?


北朝鮮の国会に当たる最高人民会議。2012年4月中旬。朝鮮労働党代表者会で第1書記に就任したばかりの新指導者、金正恩が国家機構トップの国防委員長に就き、金正日総書記からの権力継承を完了。正恩の叔父で国防副委員長を務める『張成沢(チャンソンテク)』が『第1副委員長』に昇格する可能性

北朝鮮の最高人民会議(国会に相当)で、金正恩第1書記の側近とされる崔竜海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長が国防委員会の委員に選ばれた。2012年4月。朝鮮中央通信が伝えた。崔は、既に、朝鮮労働党代表者会で党政治局常務委員にも選ばれており、崔が正恩を支える構図が明確になった


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さいごに


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)新体制の行方に大きな影響を与えうる人物として、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長(65)の存在がかつてないほど注目されている。韓国政府の彼の分析は多様。\鼎で控えめな経済通、改革・開放の旗手、実は金王朝の転覆を狙っている、など。