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目次:

はじめに
JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修、2012年5月発表、6月から開始
JICAが途上国の民間セクター、中小企業を支援、一村一品運動、観光資源開発、これが途上国側のメリット
日本企業側が、新興国(途上国でも開発レベルがましな国)で社員を研修させたい理由
日本政府が、日本企業の海外進出のために、ODAを使う、と再び明言
東京アフリカ開発会議(TICAD)2012年5月の動き
青年海外協力隊から帰国後、就職難になる問題
青年海外協力隊の派遣の前と後の、多数の人々に対するインタビュー
国際協力師と、国際協力士
関連ブログ
参考文献


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はじめに


JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員を受け入れ新興国で必要な言葉やビジネススキルを習得させる取組。2012年6月。事務局の北野次長は「途上国の支援の為に、日本の優秀な人材を(青年海外協力隊として)送ることを確保しつつ、そして、その人材が、企業に戻った後、その企業で生かされる」

JICAの青年海外協力隊が、日本企業の社員を受け入れ、新興国で必要な言葉やビジネススキルを習得させる取組。2012年6月。協力隊事務局の北野一人次長は「途上国の支援で優秀な人材を送り出すことができるという点で、私たちと企業の双方に利点がある。中小企業にも大いに注目してもらいたい」


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JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修、2012年5月発表、6月から開始


JICAは新興国に派遣する青年海外協力隊に海外展開を目指す日本企業の社員を受け入れ現地でのビジネスに役立つ能力を身につけてもらう取り組みを2012年6月から開始。新興国への進出を目指す日本企業が増えている一方、社員に外国語などビジネスに欠かせない能力をどう身につけてもらうかが課題

JICAの青年海外協力隊が、日本企業の社員を受け入れ、新興国で必要な言葉やビジネススキルを習得させる取組。2012年6月。派遣先を企業の希望を考慮して決める。原則2年としている派遣期間についても企業の負担を減らすため1年に。12年度、50人程度の採用を見込んでいて6月から説明会


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JICAが途上国の民間セクター、中小企業を支援、一村一品運動、観光資源開発、これが途上国側のメリット


JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。民間企業や地場産業の活力を伸ばすことで途上国の経済発展に貢献。円滑にビジネス活動を行うことのできる環境を整えることは、人々の自己実現や、地域資源を活用した産業振興を通じた地域コミュニティの開発に繋がる。雇用機会を拡大し貧困削減に貢献

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。途上国では、中小企業振興のための政策や制度の整備が遅れているうえに、企業間ネットワーク、技術・経営ノウハウや資金へのアクセス不足のため、中小企業の成長が阻害されている状況。企業の現場で活躍できる産業人材の育成も十分ではない。

JICA年次報告書2011年。JICAは、民間セクター開発。中小企業振興を担う公的機関や産業人材の育成を担う教育機関の機能強化を通じ、中小企業が業績改善を実現できるよう、技術協力を中心に支援。また、中小企業が融資を受けるのが難しい状況を改善するため、円借款による資金的な援助も

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。タイ、ベトナム、メキシコなど日系企業が多く進出している途上国を中心に、日系企業とのwin-win関係を志向した協力に力を入れている。例えば、ベトナムでは、現地の企業が進出日系企業に部品や材料を供給する「裾野産業」の役割を担えるように

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。日本的な経営理念・手法である5S(製造業等の職場環境の改善、整理、整頓、清掃、清潔、躾)やカイゼンの活用に力を入れており、これらの日本の比較優位と呼べる手法を生かしつつ、企業向け支援サービス提供体制の強化に向けた協力に取り組んでいる

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。日本的な経営理念・手法である5Sやカイゼンの活 用。カンボジアでは、モデル企業に5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)、カイゼンを適用した成果を踏まえて、企業向け支援サービスのあり方に関する政策対話を行い、政府の政策に反映されるに至った

「5S、KAIZEN、TQMなどのマネジメント導入と途上国への医療支援に関するツイート 6563字」 http://t.co/OA4g7v78 山本敏晴のブログより

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。途上国の経済成長が進むにつれて、国内の地域間格差が大きな課題。地域の雇用創出と地場産業の振興が必要。このような要望に応え、JICAは小規模生産グループや零細企業に対して「一村一品運動」の手法を生かした地場産業振興のための協力を実施

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。一村一品運動。第4回アフリカ開発会議(TICAD 検砲硫I郵堝扱弉茲里覆で「一村一品運動」を12カ国に広げていくことを表明。マラウイをはじめ、ケニア、ウガンダ、ナイジェリア等で調査、技術協力を実施。アジアや中南米でも、同様の協力

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。一村一品運動。第4回アフリカ開発会議 (TICAD 検法アフリカ諸国で、地方の小規模生産グループ支援のための行政の体制整備、会計等の基本的な『ビジネススキル』や生産技術の支援、また市場と生産グループをつなぐための連携体制の強化等

一村一品運動(One Village One Product movement, OVOP)。1979年、大分県知事・平松守彦が提唱。1980年から大分県の市町村で始めた地域振興運動。各市町村がそれぞれ一つの特産品を育てることで地域を活性化。JICAが注目し、途上国の開発にも利用

一村一品運動には弊害がある。その地域の産業が、モノカルチャー的になると、 柄ばれなかった他の)地元の伝統産業の衰退、単一商品に依存すると、その商品の国際価格が暴落した際に、地元経済が壊滅。E刑劼簓続欧覆匹任修虜酳や家畜が全滅した場合、代替産業がない、だ己多様性が消失し易い

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。一般的にこれまでの観光は、観光開発業者や旅行会社、ホテルチェーンなどの外部資本が主導的に開発を進める観光、つまり「他律的観光開発」が主流。このため、多くの場合、地域の人々が観光産業の恩恵を十分に受けていなかった。自律的観光開発を推進

JICA年次報告書2011年。民間セクター開発。観光。ヾ儻省などの公的機関、旅行会社やガイド組合といった民間企業、地域住民の三者が協調する体制作り、観光振興に必要な人材の育成、C楼萋値の手工芸・史跡名勝等の観光資源を生かした観光商品開発、ご儻プロモーション・マーケティング

JICA年次報告書2011年。JICA-Net(JICAが推進する遠隔技術協力事業)。テレビ会議などでメコン地域の人材育成。日本とベトナム(ハノイ市など)、ラオス、カンボジアの日本センターをつなぎ、「ビジネススキル」や「投資促進」など、各国のニーズに応じたテーマで遠隔講義を実施

JICA年次報告書2011年。日本センター(日本人材開発センター)。インドシナ地域や中央アジアなど市場経済移行国における人材育成の拠点として、2000年9月にベトナムとラオスに設置。中小企業のマネージャーなどを対象に、日本的経営も含む経営管理やビジネススキル、工場現場の診断・指導

国際協力機構(JICA)年次報告書、2011年(PDF) http://t.co/2QDbbOyr


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日本企業側が、新興国(途上国でも開発レベルがましな国)で社員を研修させたい理由


JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員を受け入れ新興国で必要な言葉やビジネススキルを習得させる取組。そのいくつかの背景。日本企業としては、「世界の工場」だった中国の人件費が高騰した為、いわゆる「チャイナプラスワン」と呼ばれる人件費の安い国を模索している。東南アジア等が狙い目に。

チャイナ・プラスワン。労働者の賃金からみても中国から移動する時期か。月額賃金は、北京で380ドル、上海で300ドル、大連で220ドル。ASEANでは、ジャカルタ(インドネシア)150ドル、ハノイ(ベトナム)100ドル、プノペン(カンボジア)60ドル、ヤンゴン(ミャンマー)20ドル

人件費の安い中国への生産委託で低価格の液晶テレビ販売を伸ばしてきた船井電機が、中国一辺倒のもの作りから東南アジアでの自社生産を強化。中国は労働者の賃金水準の上昇でメリットが薄れストやデモも多発、一国に生産が偏るリスクが高い。『ポストチャイナ』として、タイ、フィリピン、インドネシア

カンボジアが企業に注目される理由。ー磴は働力が集め易く、人件費も低い。高騰したホーチミンから移転。タイの工場の一部の労働集約的な工程を担当させる手法。距離的にも近い。道路インフラも整備。3飴餬牢覿箸療蟷颪紡个垢觧抉臉度が充実。た篤的。ゥ疋觀从僂任△襪燭甍拌悒螢好が小さい

ワコール、塚本社長。BOPビジネス。2011年1月。「中国では日本と同価格帯が売れているが、もっと高くても売れる。中国は生産基地だが、人件費が上がり先が読めない。増産分はベトナムやタイ、インドネシアなどに振り分けている。現地でチェーン展開する小売業と組み、一気に販売を拡大したい」

バングラデシュはアジアで人件費が最も安い国とされるため衣料品を作るアパレル産業が多数この国に生産拠点を持つ。しかし労働者から賃金が安すぎると不満がでたため政府は最低賃金を月2000円から月3700円に上げた。だが労働者側は月6200円を主張し暴動に。350万人がアパレル産業に従事

軍事政権から民政移管し経済成長が期待されるミャンマーに「みずほフィナンシャルグループ」が進出を決めるなど、大手銀行の間ではこれまで営業拠点がなかったアジアの国々に進出する動き。2011年12月。人件費が上昇している中国に代わる新たな生産拠点としてミャンマーに日本企業の関心がある為

「ミャンマーへの日本企業の進出に関するツイート 20120223まで 7250字」 http://t.co/lIjzZof5 山本敏晴のブログより


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日本政府が、日本企業の海外進出のために、ODAを使う、と再び明言


JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修をするようになった背景。高度成長時代ODAは日本企業の海外進出の為に使われ途上国の為にならないと言う批判が多かったため80年代から日本企業の紐付き援助は減少。だが08年の世界不況以後「日本企業の為にODAを使う」と政府は方針を昔に戻した

ベトナムに巨額の円借款。日本タイド(日本企業の紐付き援助)。2012年3月。3件の合計で736億円。日本のODAは約6000億円なので、その1割以上に相当。.曄璽船潺鹽垰堙監桟設計画443億。▲離ぅ丱す餾欟港第二旅客ターミナルビル建設計画206億。C亙病院医療開発計画87億

日本は原発をインド・ベトナム・トルコに輸出。ベトナムでは原発建設を日本企業に受注させるため外務大臣等がそのセールスマンとなり巨額の円借款を用意。その見返りに原発産業を受注。おまけにODAとも連携。原発輸出の是非、ODAの在り方が問われる。日本経済の将来は新興国のインフラ受注だけか

政府は国際協力機構(JICA)による民間企業への投融資を再開。最初の事業として企業がベトナムで計画している五百億円規模の水道事業。2001年からJICAが企業に投融資をすることが廃止されていたが民主党政権の方針である「インフラ事業の海外展開」を勧めるため資金面でのリスク低減が必要

ベトナムでの水道事業(水インフラ事業)に対し、日本の民間企業(本社は東京都)が、2010年12月、国際協力機構(JICA)から500億円規模の投融資(出資・融資)を受けた。日本政府は、欧米などに対し出遅れている「世界のインフラ事業受注」の分野で巻き返しを図りたい考え。

「ODAの定義・歴史・現状のツイート 11674字」 http://t.co/J73ebP8F 山本敏晴のブログより

「ODAの批判・改革のツイート 13309字」 http://t.co/yUjmCfNK 山本敏晴のブログより

「ODAの問題、ODA改革の私見のツイート 20111214まで 3111字」 http://t.co/hgCAtdie 山本敏晴のブログより

「ODA対象国、DAC援助受取国、後発開発途上国に関するツイート 20120116まで 1579字」 http://t.co/rkkvGbme 山本敏晴のブログより

「政府開発援助(ODA)の不正、ODA改革に関するツイート 20120116まで 1624字」 http://t.co/vBhDK2MU 山本敏晴のブログより


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東京アフリカ開発会議(TICAD)2012年5月の動き


モロッコでアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級会合。2012年5月。玄葉外相はODA等を通じてアフリカ支援を強化する方針。13年6月に横浜市で開く第5回TICADに向け、日本の支援も点検する。中国がアフリカの豊富な天然資源を狙って援助外交を展開しており、日本はTICADで巻き返す

モロッコでアフリカ開発会議(TICAD)閣僚級会合。2012年5月。玄葉外相は基調講演で、2008年から12年の5年間でODAを18億ドル(約1400億円)に倍増させる計画達成にめどがついたと強調。「アフリカは平均で年6%の経済成長を遂げており、アジアに次ぐ経済フロンティアだ」

外務省は総額107億9千万円を上限に円借款を供与するという外交文書をモロッコ政府と交わしたと発表した。2012年5月。下水処理場の整備事業に充てる。玄葉光一郎外相がアフリカ開発会議(TICAD)の閣僚級会合に出席するためモロッコを訪れ、担当大臣らと会談した


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青年海外協力隊から帰国後、就職難になる問題


JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修をするようになった背景。協力隊の最大の欠点の一つが日本に帰国した後に就職難に陥ってしまうこと。これを改善するための一つの方法が、現職参加制度。企業の社員が協力隊に派遣され、任期終了後、元の会社に戻れるもの。これなら就職難に遭うことはない

「青年海外協力隊の良し悪し 5,455字」 http://t.co/Y9NJunq1 山本敏晴のブログより


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青年海外協力隊の派遣の前と後の、多数の人々に対するインタビュー


協力隊、直前ちいちゃん1職種 http://t.co/ZyPwLpdH 2現職参加 http://t.co/tItqDNGX 3試験 http://t.co/t7eHulu7 4面接 http://t.co/yRSM9cEI 5ドミ隊員 http://t.co/rj0V0pgf

「協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣前 1〜9」 http://t.co/JWNG5UXL 「メイさん_派遣後 1〜8」 http://t.co/4OOeL4cV 山本敏晴のブログより

「結婚してから青年海外協力隊_ウメ_太平洋_PC隊員 5528字」 http://t.co/l0QBUMFw 山本敏晴のブログより

「既婚の28歳女性で青年海外協力隊で東南アジアへ環境教育をしに行く方にインタビュー 12372字、その1」 http://t.co/3pSCYgkR 11870字、その2 http://t.co/Rsxa5HkS 山本敏晴のブログより

「世界自転車旅行の後に38歳で協力隊その後」 1〜8 http://t.co/Guf5PR7D 山本敏晴のブログより

「経済学部後、青年海外協力隊でデータ品質管理、そして国際保健へ」 1〜10 http://t.co/Bi9LqyO9 山本敏晴のブログより

「看護師で青年海外協力隊、南米で子どもの予防教育」 1〜8 http://t.co/JNUwSOw3 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎」 1〜5 http://t.co/1qBAVROW 山本敏晴のブログより

「カリメロさん、青年海外協力隊に落ちた後、再挑戦で合格。PC隊員でアフリカへ」 1〜2 http://t.co/42XVjFSj 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後」 その1〜4 http://t.co/yZ5vduWq 山本敏晴のブログより

「人生相談。23歳女性、市役所勤務。協力隊、大学院、国際協力キャリア形成の質問、その1 8003字」 http://t.co/2Vq9xtM6 「その2 12287字」 http://t.co/fCdv1rvA 山本敏晴のブログより

「アメリカの青年海外協力隊「ピースコー」と大学院修士の連携プログラム」 1〜3 http://t.co/yRBW8wDF 山本敏晴のブログより

「ケネディ大統領、キューバ危機、ピースコー(米国青年海外協力隊)に関するツイート 20120217まで 2536字」 http://t.co/OrQj4A6V 山本敏晴のブログより


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国際協力師と、国際協力士


「「国際協力士」の国家資格の創設を、外務省とJICAが検討」 http://t.co/BND24lFM 「国家資格「国際協力士」制定の動きの背景と、いくつかの問題点」 http://t.co/ISxfoBE4 山本敏晴のブログより


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関連ブログ


青年海外協力隊から国際協力師へ_関係ブログ一覧_2010春 http://bit.ly/IPKJtp 山本敏晴のブログより

チャート式、国際協力師(有給のプロ)への道 5669字 http://bit.ly/IPKMFE 山本敏晴のブログより

チャート式、社会起業家への道 4452字 http://bit.ly/vCXCyj 山本敏晴のブログより

チャート式、世界を治す医師、地球を癒す看護師への道(増補版) 13094字 http://bit.ly/rM41BB 山本敏晴のブログより


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参考文献


「国際協力師になるために」 http://t.co/yTBT4n52 著者:山本敏晴、出版社:白水社。プロとして、有給の仕事として、国際協力に関わってゆくために。国連、JICA、開発コンサルタント、企業の社会的責任、それらに関わる人になるための『キャリア形成』の具体的な道筋

「世界と恋するおしごと 国際協力のトビラ」(小学館)の第五刷りが、出版社から事務所に届きました。古くなってリンク切れになっていたURLなどを改訂。内容は、国際協力を実際にやっている30人以上の人とと山本敏晴との対談で、インタビュー集です。 http://t.co/0J22zskB

書籍『「国際協力」をやってみませんか?』 http://t.co/vDHjqylZ 国連などで給料をもらいながら一生続けていく道。仕事の合間に無償のボランティアとして参加する道。消費者としてできることを探る道。会社での仕事そのものをより社会に貢献するよう努力する道。どれも国際協力

山本敏晴の新刊 『「国際協力」をやってみませんか?』(小学館)。有給のプロとして働く道も、ボランティアとしての関わり方も、学生・主婦・会社員としてできることも。それ以上に、貧困を生み出してしまう『世界の根源的な問題・構造そのもの』を解説 http://t.co/vDHjqylZ