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目次:

時間遺伝子
概日リズム、サーカディアン・リズム
夜勤が多く、不規則な生活だと、乳癌が増加
肝癌の治療薬の開発
糖尿病、高脂血症などの代謝疾患の治療薬の開発
夜尿症の治療薬の開発
クローズアップ現代の報道、リウマチ治療、肝癌の治療は夜に


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時間遺伝子


時計遺伝子(clock gene)。概日リズム(体内時計)をつかさどる遺伝子群。Clock controlled gene(CCG, 時計制御遺伝子)と呼ぶことも提唱。概日リズム変異動物は1971 年に報告。ほ乳類ではハムスターで88年にtau 系統。原因遺伝子の特定は2000年

時間生物学用語集 http://bit.ly/KDDM1Q 時計遺伝子:概日リズムの基本振動の発生機構を構成する蛋白質をコードする遺伝子。従って概日リズムの周期の突然変異体や無周期変異体からその原因遺伝子をクローニングした場合、それが時計遺伝子であることを示すには多くの条件が必要


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概日リズム、サーカディアン・リズム


概日リズム(がいじつリズム、Circadian rhythm、サーカディアン・リズム)。約24時間周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類などほとんどの生物に存在。1729年にフランスの科学者が報告。内在的に形成されるものであるが、光や温度、食事など外界からの刺激によって修正


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夜勤が多く、不規則な生活だと、乳癌が増加


夜勤の多い看護師や、国際線の乗務員のように概日リズムが慢性的に乱れやすい職種の人では、他の職業の人に比べて、乳がんの発生率が高いことが報告されている。国際線の乗務員では70%、交代制勤務の職種では40%の乳がん発生率の上昇が認められる。 http://bit.ly/LIGD93

「不規則な生活は乳がん・前立腺がんなど性差に特徴のあるがんで大幅にリスクが上がることがわかっており、WHOも激しい交代制勤務を2番目のリスクに。白血球など生体リズムが障害されて免疫機能が全体的に落ち、がんやメタボリックシンドロームに影響を及ぼしている」大戸茂弘、九州大学薬学部教授

京大が、肝臓の『時計遺伝子』の抑制を、癌の化学療法と組み合わせることで新しい化学療法の可能性。2012年4月。肝臓の時計遺伝子は、肝細胞から(DNA、ATP等の原料となる)ヌクレオチドを全身臓器に周期的に供給。これを抑えると癌細胞の再生(復活)が遅れる。ミトコンドリアがそれに関与


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肝癌の治療薬の開発


京大が、肝臓の『時計遺伝子』の抑制を、癌の化学療法と組み合わせることで新しい化学療法の可能性。2012年4月。肝臓の時計遺伝子は、肝細胞から(DNA、ATP等の原料となる)ヌクレオチドを全身臓器に周期的に供給。これを抑えると癌細胞の再生(復活)が遅れる。ミトコンドリアがそれに関与


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糖尿病、高脂血症などの代謝疾患の治療薬の開発


時計遺伝子と代謝疾患の治療薬。疾患を予防するためには、代謝過程が時計のように規則正しく機能することが必要。こういうリズムを進めるのは『コア時計タンパク質』であり、時計遺伝子の発現調節には、核内受容体である『REV-ERB-α』と『REV-ERB-β』が中心的な役割を果たしている

時計遺伝子と代謝疾患の治療薬。Soltらは時計遺伝子を発現する核内受容体に作用する物質を発見。マウス視床下部でのコア時計遺伝子の概日発現を変化させエネルギー消費量を増加。食餌誘導性肥満マウスの脂肪量を減少し、脂質異常症や高血糖を改善。治療薬になる可能性。合成REV-ERBリガンド


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夜尿症の治療薬の開発


膀胱にたまる尿の量が、体内時計によって調節されていることを、京都大の小川修教授がマウスの実験で突き止めた。2012年5月。体内時計を制御する「時計遺伝子」が、膀胱の筋肉を収縮しやすくする蛋白質の量を睡眠中に減らして排尿を抑えていた。夜尿症の治療薬開発につながる成果。英誌ネイチャー


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クローズアップ現代の報道、リウマチ治療、肝癌の治療は夜に


「時間治療」がん延命、リウマチ痛に画期的効果!投薬時間変えるだけ(クローズアップ現代2012年4月)。関節リウマチに長年苦しんできた富田喜久枝(70)は服用している薬はこれまでと全く同じだが、薬を飲む時間をそれまでの朝昼2回から夜寝る前の1回に変更しただけで痛みは好転したという。

NHKクローズアップ現代(癌、リウマチ。時間治療、時計遺伝子、時間医療、横浜市立大学・大戸茂弘) http://bit.ly/J2CZ7v .螢Ε泪舛慮彊物質は夜でているので眠前に薬を飲むのが良い。肝癌の抗癌剤を眠前に投与すると通常細胞では分解が夜早いため副作用が少なくてすむ