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目次:

はじめに
上海協力機構(SCO)とは?
歴史と経緯
2011年6月、米欧のミサイル防衛(MD)などと軍事的に対立
2011年11月、上海協力機構が、国境問題と安全保障だけでなく、経済活動にも拡大
中国が、アフガニスタンの資源の獲得へ
上海協力機構の経済規模
中国の共産党独裁政権を支持する国々
2012年5月、6月のニュース
国連改革と地域枠組み連合体
関連リンク

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はじめに


上海協力機構。「ロシア、中国、中央アジアの加盟国のほか、オブザーバーを含めると極めて広大な地域と膨大な人口を包み込む地域協力機構。加盟6カ国で世界の人口の4分の1、面積の5分の1を占める巨大な地域機構、オブザーバーの国々を入れると世界人口の半分、面積もかつてのモンゴル帝国に匹敵」

上海協力機構。|羚颪イニシャチブを発揮した最初の地域協力機構。反テロ等を目的とした共同軍事演習。オブザーバー国を入れると世界人口の半分、面積もモンゴル帝国に匹敵。BRICsのうち中露印を含む。ナ胴颪留洞僧呂鯒喀した組織。Ψ从冏展から取り残された中国の内陸部をどうするか


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上海協力機構(SCO)とは?


上海協力機構(ユーラシア大陸機構)。1996年の上海ファイブを元に、2001年設立。ソ連崩壊後の小国乱立の中、中国が自身の安全保障を意図したのが背景。中国・ロシア・カザフスタン・キルギス・タジキスタン・ウズベキスタンの6か国とオブザーバー国のインド・パキスタン・イラン・モンゴル等

上海協力機構。「国を乱す『悪』(宗教過激主義、テロ、民族分離主義)に対し共通の安全保障を確保。既存国家が相互の領土保全を確認しあい地域秩序を乱そうとする勢力に対する共同対処の約束。主に域内外の非国家主体を念頭に置いていたが「民主化」を試みる西側諸国も含むとする拡大解釈の可能性も」


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歴史と経緯


上海協力機構の起源は中露(中ソ)の国境問題。)鳴鮮からアフガンに至る長大な国境はロシア帝国と清の間で19世紀後半に画定。△世中国は「不平等条約を押し付けられた」として1969年、珍宝(ダマンスキー)島で軍事衝突。80年代後半ゴルバチョフと和解。91年5月、国境に関する協定

中ソ国境紛争(珍宝島事件、ダマンスキー島事件)。1960年代の中ソ対立の下、1969年3月、アムール川(黒竜江)の支流ウスリー川の中州であるダマンスキー島(珍宝島)の領有権を巡って大規模な軍事衝突。同年8月にも新疆ウイグル自治区で軍事衝突が起こり、中ソの全面戦争や、核戦争の危機に

中ソ対立。1956年フルシチョフがスターリン批判。以後中ソでイデオロギー論争。57年毛沢東が「東風は西風を圧す」と暗にフルシチョフの平和共存政策を批判。59年ソ連が原爆供与を破棄。62年中印国境紛争でソ連がインド支援。64年中国が核実験。69年珍宝島、新疆ウイグル自治区で軍事衝突

スターリン批判。1956年ソ連共産党第一書記ニキータ・フルシチョフ(1894-1971年)が、ヨシフ・スターリン(1878年–1953年)が行った「独裁・恐怖政治・粛清」を暴露。特に大粛清の契機となった(スターリンより人気があった)キーロフの暗殺が問題に。スターリンの名声が失墜

上海協力機構の歴史。1993年から「4(ロシア・カザフスタン・クルグズスタン・タジキスタン)+1(中国)」の5か国により、「信頼醸成及び軍備削減委員会」を結成。96年、国境地域における軍事分野に関する信頼醸成についての「上海協定」。97年、5か国が国境地域の武力相互削減協定に調印


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2011年6月、米欧のミサイル防衛(MD)などと軍事的に対立


ロシア、中国、中央アジアの計6カ国でつくる上海協力機構の首脳会議が2011年6月、カザフスタンの首都アスタナで開催。創設10周年に、アスタナ宣言が採択。^豼悗隆愀原化。中東民主化に伴う政情不安へ懸念。リビアでの軍事対立停止、ぃ裡腺圍呂砲茲覯そミサイル防衛(MD)拡大に反対

アメリカとEUに軍事的経済的に対抗するために作られた上海協力機構。ロシア、中国、中央アジアからなる。インド、ASEAN等も準加盟国となっており経済的将来性が非常に高い共同体。で、イランが正式加盟しようとしたがウランの件で国連制裁中なので断られた。ロシアと中国は養護してきたのに意外


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2011年11月、上海協力機構が、国境問題と安全保障だけでなく、経済活動にも拡大


中国、ロシアと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)は2011年11月、首相会議を開き、インフラ開発など域内での経済協力推進などを盛り込んだ共同声明。協調を演出した格好だが、一方で中央アジアを巡る中ロの綱引きは激しさを増す。創設10年を迎えたSCOは方向性を巡り岐路に。

上海協力機構(SCO)、2011年11月。中ロの綱引きが激化。中国はSCOを足がかりに中央アジアでの石油・ガスなど天然資源の確保を急ぎ、中央アジアを「影響圏」と見なすロシアは警戒感を強めている。共同声明に「SCO開発銀行」の創設が盛り込まれたがロシアは中国が主導する同構想に慎重。


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中国が、アフガニスタンの資源の獲得へ


先日、アメリカがアフガニスタンに1兆ドル規模の鉱山があると発表した。それに反応したか中国の銅生産会社2社が共同でアフガニスタンのアイナック(Aynak)銅鉱の開発に、43億米ドルの投資すると発表。おそらくアメリカは泥沼化し解決できそうもないアフガン内戦に他国を巻き込み責任を回避?

上海協力機構(SCO)、2011年11月。今後、インドやアフガンなども加盟する予定。ロシア・プーチン首相は「加盟国の拡大はSCOの影響力を高める」と積極的に取り組む方針を打ち出したが、中国では慎重論。また米軍がアフガンから撤退し中央アジアも不安定化する懸念の中、SCOは役割拡大か

アフガニスタン鉱工業省は2011年12月末、北部2州内の3カ所で原油と天然ガスの採掘権を中国国有大手の中国石油天然ガス(CNPC)と地元の合弁企業に与える契約。アフガンで石油開発が行われるのは初めて。中国はロガール州の銅山採掘権も獲得。バーミヤン州の石炭・鉄鉱石でインドと権益争い


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上海協力機構の経済規模


世界の地域的取極による経済圏の規模。)綿銅由貿易協定 (NAFTA)、GDP17兆ドル、人口5億人。欧州連合 (EU)、GDP16兆ドル、人口5億人、上海協力機構、GDP10兆ドル、人口26億人、づ貽逎▲献⊇国連合 (ASEAN)、GDP2兆ドル、人口6億人


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中国の共産党独裁政権を支持する国々


劉暁波のノーベル平和賞授賞式典に欠席を伝えた国。中国、アフガニスタン、アルジェリア、アルゼンチン、イラク、イラン、エジプト、カザフスタン、キューバ、コロンビア、サウジアラビア、スーダン、セルビア、チュニジア、パキスタン、ベトナム、ベネズエラ、モロッコ、ロシア。返答なしはスリランカ


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2012年5月、6月のニュース


北京で開かれていた上海協力機構加盟国外相会議。2012年5月。胡主席は、「6月の上海協力機構北京サミットを成功させるため、各国とともに努力していきたい。10年間の努力を経て、機構は既に域内の重要な力になっている。各国は『上海精神』を踏まえて、各分野での交流と協力を充実させていく」

中国、ロシアと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)は外相会議を開き、従来の安全保障分野に加え「金融、エネルギー、食糧安全保障」の3分野でも協力していくことを確認。2012年5月。6月には北京で首脳会議。イランの核問題やシリア問題では、連携して政治解決のための仲介の努力

ロシアのプーチン大統領が中国で開かれる上海協力機構(SCO)に出席するため2012年6月に中国を訪問すると発表。プーチンは5月に米国キャンプデービッドで開かれる主要8カ国(G8)首脳会議を「新内閣発足に専念するため」として欠席することをオバマに伝えたばかり。G8よりSCO重視か?

中国の習近平国家副主席は、「プーチン大統領は中国の招きに応じて2012年6月に中国を訪問するとともに、上海協力機構北京サミットに出席する。中国はこれを非常に重視している。両国の元首が北京で行う会談が実り豊かなものになるよう、準備段階でロシアと調整を保ちながら、最善を尽くしていく」


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国連改革と地域枠組み連合体


国連安保理改革の私案。‐鑁ね事国と非常任理事国を増やす。安保理で拒否権を5大国から剥奪する提案。無論、拒否される。△鮗け国連総会で5大国を非難し、拒否権剥奪を認めないなら主要機関と付属機関を分離し新国連を創設すると決議。新国連はEU、ASEAN、AU等の地域的枠組み連合体

国連改革の焦点は安保理常任理事国の拒否権の剥奪だが、可能にするには国連にこだわらない姿勢。対案として新国連創設を同時に進め、拒否権剥奪を認めないなら、そちらに移行すると脅す必要。このため、EU,ASAN、AU、SELA、アラブ連盟、ユーラシア大陸機構などの地域的枠組み共同体を結成


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関連リンク


「我が国のユーラシア外交 ―上海協力機構を手がかりに― 平成19年(2007年)3月 (財団法人 日本国際問題研究所)(平成18年度外務省委託研究報告書) http://t.co/6umNo8uA

「上海協力機構と中央ユーラシアの再編成」(上智大学講師 清水学) http://t.co/AAjKRCpy