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目次:

ウイグルとは?
ウイグル騒乱、2009年7月
米国務省が中国を批判、2010年10月
再び暴動、2010年11月
米中首脳会談、2011年1月
再び騒ぎ、2011年6月
丹羽駐中国大使が日本企業を誘致、2011年6月
再び衝突、2011年7月
タイがウイグル族を拘束、2011年8月
ウイグル族に終身刑、2011年9月
世界ウイグル会議の前、2012年4月
世界ウイグル会議、東京で、2012年5月
東京での世界ウイグル会議に中国が反発、2012年5月
騒乱から3年、2012年7月


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ウイグルとは?


ウイグル人(Uyghur)。主に中央アジアのタリム盆地(中国・新疆ウイグル自治区にある中国最大の内陸盆地。大部分はタクラマカン砂漠)に居住するテュルク系民族。人口は1千万人弱。テュルク諸語のウイグル語を話すムスリム(イスラム教徒)で、伝統的にはオアシスに定住して農耕や商業に従事。


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ウイグル騒乱、2009年7月


ウイグル騒乱。2009年7月5日に中華人民共和国新疆ウイグル自治区ウルムチ市において発生した騒乱事件。ウイグル人住民が、漢族住民および武装警察と衝突し、中国当局の発表では、死者197名、負傷者1,721名。一方、亡命ウイグル人組織の世界ウイグル会議は殺されたウイグル人は最大3千人

2009年、新疆ウイグル自治区ウルムチ市において暴動が発生した理由は、1)漢民族が移住し人口比率が互角、2)漢民族との経済格差の不満、3)ウイグル文化と宗教(イスラム教)が失われる焦り。以上の背景のもと、工場でウイグル人のリンチ事件があり、公平な解決を求めてデモを実施、警察と衝突

中国の新疆(しんきょう)ウイグル自治区には、もともとイスラム教徒の「ウイグル族」が多かった。しかし20世紀から漢民族が移住し、両者の人口比率は半々に近くなってきた。2009年7月、中心都市ウルムチで暴動が発生。民族間の対立から少なくとも200人、実際は、3000人以上が死亡した。


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米国務省が中国を批判、2010年10月


米国務省は2010年の世界198カ国・地域における「宗教の自由」の状況をまとめた年次報告書。中国の宗教の自由の尊重度は全体的に低下。2010年10月、国外の会議に参加しようとした政府非公認の地下教会の多数の指導者が出国を拒まれ殴打・拘束。チベット自治区や新疆ウイグル自治区でも弾圧


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再び暴動、2010年11月


中国の新疆ウイグル自治区南部にあるホータン地区は195万人の人口のうちウイグル族が人口の96%。新疆では区都ウルムチで2009年7月、2千人近くが死傷する暴動が発生し、ウイグル族と漢族との民族感情が悪化。2010年11月も2人が警察の協力員を殺害する事件が発生。新疆で分離独立運動


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米中首脳会談、2011年1月


米中首脳会談(2011年1月)に合わせたデモで、中国の人権改善をオバマから胡錦濤に要求させようとした人。1)ラビア・カーディル。亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の主席。2)柴玲。1989年の天安門事件の学生リーダー。3)耿和。2007年から行方不明の人権派弁護士・高智晟の妻


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再び騒ぎ、2011年6月


中国湖南省株洲市で2011年6月ウイグル族露天商と地元の漢族住民の間でトラブルがあり、怒った数十人のウイグル族が刃物を手に市中心部の広場を占領する騒ぎ。警察隊のにらみ合いが続き、やじ馬数千人が集合。2009年も広東省でウイグル族の出稼ぎ労働者が漢族の労働者から暴行を受け大規模騒乱


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丹羽駐中国大使が日本企業を誘致、2011年6月


丹羽駐中国大使は2011年6月、新疆ウイグル自治区のウルムチを訪問。日本企業約20社の関係者を集めた自治区政府主催の投資説明会に出席。日本企業は資源が豊富な同地区に注目。ウイグル側は投資を呼び込みたい。なお、2009年7月、2千人が死傷した騒乱が起き、いまもウイグル族と漢族が対立


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再び衝突、2011年7月


中国新疆ウイグル自治区で2011年7月末、歩行者が襲撃。|羚馘局は「組織的な暴力テロ」。∈潦哀Εぅ哀訖輿反ァ崟こΕΕぅ哀覯餤帖廚蓮峭概蝶萋阿忙臆辰靴討い織Εぅ哀訛仮なくとも20人が警察と衝突して死亡」と反論。9畊岨罎魯Εぅ哀訛化性の伝統衣装着用を禁じる地元政府の政策への不満


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タイがウイグル族を拘束、2011年8月


タイ警察当局は2011年8月、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで2009年にあった騒乱の際に、爆破事件を起こしたとされるウイグル族のヌー・ムハンマド容疑者を拘束。事件後、ミャンマー(ビルマ)経由でタイに逃れ、バンコクに潜伏。ムハンマドは爆破事件に関わったとされる20人の容疑者の1人


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ウイグル族に終身刑、2011年9月


新疆ウイグル自治区で2009年に起きたウルムチ暴動にからみ、中国の最高人民法院が2011年9月ごろ、ウイグル族の4人に対し、テロにより国家分裂をはかった罪などで終身刑の判決。暴動後にカンボジアに逃れ、東南アジアの国への政治亡命を求めていたが、まもなくカンボジアが中国に強制送還した


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世界ウイグル会議の前、2012年4月


中国政府は日本に対し、世界ウイグル会議が東京で2012年5月に代表大会の開催を計画していることについて、この組織が中国の主権を侵害しようとしているとして、大会の開催を許可しないよう要求。4月。中国政府は新疆自治区で起きた暴動について独立を求めるイスラム系ウイグル族の仕業だとし非難


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世界ウイグル会議、東京で、2012年5月


世界ウイグル会議(世界ウイグル人会議、World Uyghur Congress)。ドイツのミュンヘンに拠点を置く、世界各国のウイグル人組織を統括する上部機関。東トルキスタン及び海外のウイグル人の利害を代表する唯一の国際機関を標榜し平和的手段によるウイグル人の政治的地位確立を主張

世界各国の亡命ウイグル人組織をまとめる「世界ウイグル会議」(本部ドイツ・ミュンヘン)の代表大会が、東京都千代田区の憲政記念館で開幕し、中国政府が反発を強めるなか、日本の国会議員も出席。2012年5月。04年設立の同会議は3年に1度、代表大会を開いており、アジア開催は初めて。

世界ウイグル会議。2012年5月。ラビア・カーディル議長は「中国式の人権、中国式の民主化という理論は通らず、そのような理論の上になり立つ政治を、ウイグル人、チベット人、モンゴル人だけではなく中国人すら受け入れられない時代になっている。」たちあがれ日本の平沼赳夫代表ら国会議員も出席

世界ウイグル会議。2012年5月。ラビア・カーディル議長は「米欧議会で決議がなされるなど、ウイグル問題は解決すべき国際問題と認識されている。民族問題を解決しない限り、中国が国際社会で地位を確立させることは不可能だ」と訴えた。トルコやイタリアの国会議員、支援者ら約120人も出席。

東京都内で開かれた亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」。2012年5月。ウイグル人や支援者ら200人弱が六本木で「ウイグルに自由を」と声をあげながらデモ行進、代表者が中国大使館前で抗議。 ラビア・カーディル主席(女性)の留任を決定。「中国政府にすべての弾圧を中止するよう求める」


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東京での世界ウイグル会議に中国が反発、2012年5月


中国外務省は、東京都内での「世界ウイグル会議」の開催について「中国側の断固たる反対を顧みずに日本開催を許した」と批判、日本政府に「強烈な不満」を表明。2012年5月。胡錦濤国家主席は予定されていた野田佳彦首相(北京を訪問中)との会談を拒否。ウイグル問題は中国の「核心的利益」の一つ

中国の胡錦濤国家主席が日中韓首脳会議で訪中した野田首相との単独会談の求めに応じなかった。2012年5月中旬。韓国の李明博大統領とは会談した。日韓両首脳に対し差をつけた。中国政府が反発する亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」が東京で開催されており抗議する意図か?尖閣諸島で牽制か?

中国の程永華駐日大使が、東京都内で開催中の「世界ウイグル人会議」の第4回代表大会に出席した国会議員に対し、「中日関係の妨げになっています」などとする抗議文を送っていたことが判明。2012年5月。出席した国会議員は、たちあがれ日本の平沼赳夫代表、自民党の古屋圭司衆院議員ら5人

鳩山由紀夫元首相と中国の副首相の会談。2012年5月下旬。副首相は、世界ウイグル会議の東京開催に対し不満。鳩山は「わたくしどもはウイグルの問題、あるいはチベットの問題などでも基本的に中国に対する考え方は変えてはいない。中国の内政問題に日本としてはかかわるつもりもないと申し上げた」


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騒乱から3年、2012年7月


中国新疆ウイグル自治区ウルムチの大規模暴動から2012年7月5日で3年。地元当局は同日、暴動の現場となった観光地の国際大バザールや人民広場などで自動小銃を持つ武装警官を増員し、抗議行動の発生を抑え込んだ。ウイグル族の居住区でも警察車両が不審者を警戒して頻繁に巡回。