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目次:

はじめに
プレアビヒア寺院(プレアヴィヒア寺院)
世界遺産への登録、タイが軍隊派遣、2008年7月
世界遺産プレアビヒア寺院で戦闘、2011年2月
国境未画定地域問題の解決策を探る合同国境委員会、2011年4月
タイが世界遺産条約から脱退、2011年6月
国際司法裁判所(ICJ)が判決、2011年7月
タイのインラック首相がカンボジア訪問、2011年9月
両軍が撤退、代わりに軽武装の警官を配備、2012年7月


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はじめに


2011年に起こった戦争。タイとカンボジアの国境紛争。国境未確定地帯の『プレアビヒア寺院』(9世紀建造)をカンボジアが世界遺産に登録したことで関係が悪化。登録された2008年から断続的に両軍が衝突、2011年2月に激化。国連事務総長が深刻な懸念。ASEAN議長国インドネシアが仲介


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プレアビヒア寺院(プレアヴィヒア寺院)


プレアビヒア寺院(プレアヴィヒア寺院、Preah Vihear Temple) 。カンボジアとタイ国境にあるダンレク山地内のカンボジア領内(プレアヴィヒア州)に位置するヒンドゥー寺院。9世紀末にクメール人によって建設され、11世紀に増築。タイ側の呼称はプラーサート・プラウィハーン


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世界遺産への登録、タイが軍隊派遣、2008年7月


プレアビヒア寺院。カンボジアとタイの国境にある。2008年7月、カンボジアの申請で世界遺産に登録された。だがその周辺領域も含んで申請しており、そこにタイの領土内の部分も含まれていたため、両国関係は悪化。同月、タイが軍隊を派遣。以後、同寺院の周辺において、たびたび武力衝突が発生


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世界遺産プレアビヒア寺院で戦闘、2011年2月


タイとカンボジアの未画定国境をめぐる両軍の衝突で2011年2月、現場に隣接するカンボジア領内の世界遺産『プレアビヒア寺院』にも着弾があり、建物の一部が損傷。両軍兵士と村民計8人が死亡。プレアビヒア寺院はクメール様式の寺院で、9世紀に建設が始まり、アンコールワットよりも歴史が古い。

カンボジア側にあるプレアビヒア寺院が世界遺産に登録された2008年から断続的にタイとカンボジアの両軍が衝突。2010年末タイの政治家らがカンボジア領に侵入し、スパイ罪で有罪判決を受けたことで緊張が高まった。少なくとも9人が死亡、寺院の一部が損傷。停戦へ向けた協議中だが合意に至らず


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国境未画定地域問題の解決策を探る合同国境委員会、2011年4月


タイとカンボジアの国境未画定地域問題の解決策を探る合同国境委員会(JBC)が2011年4月上旬、ASEANの議長国インドネシアで開かれたが、溝は埋まらなかった。紛争になっているのは、カンボジア北部の世界遺産プレアビヒア寺院に接する地域で、2011年2月、両軍による戦闘が激化した。


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タイが世界遺産条約から脱退、2011年6月


世界遺産「プレアビヒア寺院」周辺の国境未画定地域の領有をめぐってカンボジアとタイが紛争中。〇院はカンボジア領内だが周辺はタイ領。カンボジアが提出した寺院の管理計画は、タイ領を含んでいたためタイが反発。∪こΠ篁紺僂タイに不利な判決。▲織い錬横娃隠映6月、世界遺産条約から脱退。


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国際司法裁判所(ICJ)が判決、2011年7月


タイとカンボジアの国境紛争を巡り国際司法裁判所は2011年7月、世界遺産「プレアビヒア寺院」周辺を暫定的な非武装地帯とし両国ともに部隊を速やかに撤退するよう命じる判決。両国は判決を受け入れる意向。だが撤退やASEAN監視団受け入れを拒んできたタイ陸軍は「撤兵よりは政府間交渉が先」


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タイのインラック首相がカンボジア訪問、2011年9月


タイのタクシン元首相が2011年9月カンボジアを訪問、フン・セン首相と会談。首相報道官によると、双方は政治的な話題には触れなかったという。両国は世界遺産プレアビヒア寺院を巡り国境紛争中だが、タクシンの妹であるタイのインラック新首相も直前にカンボジアを日帰りで訪問、和解を目指す方向


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両軍が撤退、代わりに軽武装の警官を配備、2012年7月


タイとカンボジアの両国軍は、武力衝突が起きていた両国国境近くの世界遺産「プレアビヒア寺院」の周辺から、それぞれ兵士を撤退させた。2012年7月。国連の国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)が周辺を暫定的な非武装地帯とし、部隊の撤退を命じた昨年7月の判決に従った。

タイとカンボジアは国境線を巡り対立する世界遺産「プレアビヒア寺院」から軍の撤退を開始。2012年7月。ICJが11年7月に下した撤退命令に応じた。両国は500人規模の軍部隊を寺院周辺に配置していたがICJが定めた「暫定非武装地帯」の外に撤退。代わり軽火器で武装した警官らを配置

カンボジアとタイは両国国境に位置する世界遺産のヒンズー教寺院遺跡「プレアビヒア」に近接する地域から軍部隊を撤退。2012年7月。だが軍部隊は周辺地域に残っているのが現状で双方とも「撤退」との言葉を使わず「再配置」とし、不信感も根強い。軽武装した警官を配置。今後も緊張が高まる可能性