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目次:

はじめに
ピクトリウスとは誰か?
ピクトリウスへの批判・非難
ピクトリウスの反論・擁護
他の選手の意見
スポーツ仲裁裁判所(CAS)
ブレードランナー
関連ブログ


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はじめに


両足義足のランナーとして知られる男子400メートルのピストリウスが五輪に歴史的な出場を果たし、予選を突破、準決勝へ。2012年8月初頭。スタートから滑らかに加速。中盤以降も粘り、45秒44。競技場は大歓声に包まれた。4年前の北京五輪は参加標準記録を突破できず、出場がかなわなかった

「自身の障害のせいで不可能なのではなく、自分のもつ能力によって可能にできる」。オスカー・ピストリウス(1986年生)。南アの両足義足の陸上短距離選手。生後11か月で両脚を切断。それでもスポーツが好きで、高校時代はラグビー、水球、テニス、レスリングなど。

強力に酸素を供給する『人工心肺』を埋め込んだ人がマラソンの世界記録を出したとする。オリンピック出場は可能か?あるいは本人のiPS細胞から作成し、『ちょっと有用な遺伝子』を組み込んで作った『自分の心肺』を埋め込むのはOKか? いよいよ、スポーツと科学技術(医学を含む)の倫理が問題に


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ピクトリウスとは誰か?


オスカー・レオナルド・カール・ピストリウス(1986年生)。南アフリカの両足義足の陸上選手。オリンピックとパラリンピックに出場。アイスランドの義肢メーカーオズール(Össur) の炭素繊維製の義肢を使用。"ブレードランナー"の異名。両足切断者クラスの100mなどのの世界記録保持者

ロンドンオリンピック、陸上男子400メートルの予選で南アフリカの義足のランナー、オスカー・ピストリウスが準決勝に。2012年8月初頭。先天性の障害のため幼い頃に両足のひざから下を切断。義足のランナーとしてアテネと北京のパラリンピックで金メダルを獲得したほか一般の国際大会でも好成績


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ピクトリウスへの批判・非難


ロンドン五輪、男子400メートルで決勝に進めなかった金丸祐三は、両足義足のピストリウス(南アフリカ)が準決勝に進んだことについて、「一人のアスリートとして、努力した姿は認められるべき。尊敬すべき選手で、負けないように頑張りたいと思う」と話した。2012年8月初頭。

ピストリウス選手の義足。アイスランドの義足メーカー「オズール社」製。日本で販売するパシフィック・サプライによると「J」字形をした板ばね部分はカーボン繊維。足との装着部分は硬いプラスチック。カーボン繊維は軽くて丈夫。しなって元に戻ろうとする反発力が強いので、短距離向けの義足に使用


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ピクトリウスの反論・擁護


両脚が義足の、オスカー・ピストリウス(南ア)が、男子400メートルで五輪に初出場。2012年8月。カーボン繊維製の義足で走る同選手は「ブレードランナー」の異名。人工的な推進力を与えているかで議論となったが「私が進歩しているのは努力のため。アドバンテージがないことは検証されている」

両足義足で五輪400メートルに出場のピストリウス。2012年8月。肩のタトゥーは聖書の引用。「コリントの信徒への手紙一」第9章26-27節で「だから、わたしとしては、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしません。むしろ、自分の体を打ちたたいて服従させます」と努力を強調


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他の選手の意見


400メートル世界記録保持者のマイケル・ジョンソン(44)は、両足義足のピストリウスの五輪出場に疑問を投げかけた。障害を乗り越える努力は称賛しながらも「義足により有利になっているのかどうかが、明確になっていない」と指摘。現時点で出走を認めることは、他の選手に対し「アンフェアだ」


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スポーツ仲裁裁判所(CAS)


スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sports、CAS、国際スポーツ裁判所)。国際オリンピック委員会によって1984年設立され、スポーツで起きたトラブルを、裁判所ではなくスポーツ界の中で解決をめざすための一審制の仲裁機関。94年にIOCから独立

両足義足で五輪400メートルに出場のピストリウス。2012年8月。生後11か月で両ひざから下を切断。カーボン製の義足を装着。北京五輪では「義足は助力」とされ、出場はかなわなかったが、本人の提訴を受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)が「義足が有利との十分な根拠はない」と、訴えを認めた

ピストリウスの弾力性のあるカーボン繊維の義足は、走る為の「助力」か? 国際陸上競技連盟は2008年、健常者のレースへの参加を認めない決定。だがIOCの「スポーツ仲裁裁判所」は「義足を使いこなすには太ももの筋肉や上半身のトレーニングが必要で鍛え抜かれたアスリートでなければできない」


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ブレードランナー


『ブレードランナー』(Blade Runner)。1982年の米国映画。フィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が原作。2019年、地球環境の悪化から人類は宇宙へ進出。開拓のため人造人間を開発し奴隷として扱う。人間社会に紛れ込む彼等を処刑するのが…

「ブレード・ランナー」などで知られる映画監督リドリー・スコットさんがフジテレビと組み、東日本大震災の2011年3月11日をテーマにした映画を作成すると発表。2012年2月。一般の人たちに動画を投稿してもらい、つなぎ合わせて1本の映画「ジャパン・イン・ア・デイ」を完成させると言う


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関連ブログ


「障害者、障がい者、障碍者に関するツイート 20120129まで 11894字」 http://t.co/ijuR0WXy 山本敏晴のブログより

「聴覚障害、聴力障害、聾唖、ろうあに関するツイート 20120221まで」 http://t.co/gGLYp1ri 山本敏晴のブログより

「メインストリーム、メリンストリーミング、特に障がい者に関するツイート 20120317まで 1253字」 http://t.co/sXSWBDjK 山本敏晴のブログより

「逸失利益、命の値段、命の価値、主に障害者の、に関するツイート 20120329まで 1531字」 http://t.co/YuLh7G2c 山本敏晴のブログより

「成年後見制度、知的障害者、認知症に関するツイート 20120330まで 1649字」 http://t.co/yi31vjFi 山本敏晴のブログより

「障害者、障がい者、障碍者の雇用、雇用率に関するツイート 20120404まで 5251字」 http://t.co/Zmct9BWS 山本敏晴のブログより

「視覚障害、全盲、盲目、失明、見えないに関するツイート 20120510まで 7600字」 http://t.co/xVzmwvu8 山本敏晴のブログより

「障害者、障がい者、障碍者のパラリンピック、スペシャルオリンピック、デフリンピックに関するツイート 20120724まで 3405字」 http://t.co/2mvD8FrT 山本敏晴のブログより
「障害のある方の定義 1551字」 http://t.co/vo5NSsdn 山本敏晴の日記より