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目次:

はじめに
ラフダール・ブラヒミとは?
アフガニスタン内戦からボン合意、1998年〜2001年
ブラヒミ報告、2000年
国連緊急即応待機旅団、SHIRBRIG、2000年
複合型PKO
民軍関係・民軍連携・民軍協力
日本の自衛隊のPKO参加への影響
シリアを巡る国連・アラブ連盟合同特使の可能性、2012年8月
核不拡散・核軍縮に関する国際委員会
エルダーズ


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はじめに


ラフダール・ブラヒミ国連事務総長特別代表、PKOのあり方について。2000年8月の『ブラヒミ報告』において、PKOが十分な抑止能力を備えるために必要な予算・兵力・装備を承認すべきこと、紛争や戦争の後の平和構築活動のために、必要な予算が含まれるべきことなど、PKOの見直しを提言した


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ラフダール・ブラヒミとは?


ラフダール・ブラヒミ。1991〜93年にアルジェリア外相を務めた後、数々の国連特使を歴任。97〜99年と2001〜04年にアフガニスタン担当事務総長特別代表を務め、米同時多発テロ(01年)後のアフガン復興に尽力した。イラク復興でも04年から事務総長特別顧問として活躍した経歴を持つ

ラフダール・ブラヒミ(Lakhdar Brahimi、1934年生)。91–93年アルジェリア外相。数々の国連特使を歴任(93-94年南アフリカ、94-96年ハイチ、97-99年と2001-04年アフガニスタン、04 年イラク)。2000年PKOのあり方を提案した『ブラヒミ報告』


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アフガニスタン内戦からボン合意、1998年〜2001年


ボン合意。アフガニスタン戦争が収束に向かい始めた2001年11月、国連がドイツのボンで招集したアフガニスタンにおける和平と復興推進のための国際会議(ボン会議)で12月に締結された政治的なロードマップ。同年10月ブラヒミがアフガン国連特使に就任し人道・人権に関する全権限を持っていた

国際連合安全保障理事会決議1386。2001年12月ドイツのボンで行われたアフガニスタンに関する国際会議で採択されたボン合意を受けて採択された決議。国連による履行措置として国際治安支援部隊(ISAF)の設置を承認。ブラヒミ国連特使がアフガン暫定政権の構成メンバーの策定作業を行った


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ブラヒミ報告、2000年


ブラヒミ報告(Brahimi Report)。1990年代のソマリア・ルワンダでのPKO失敗を受けアナンが国連平和活動検討パネルを設置。その議長だったアルジェリア前外相ブラヒミの2000年の提言。従来型PKOの停戦監視だけでなく、平和活動(紛争予防と平和創造、平和維持、平和構築)

ブラヒミ報告(2000年)。1)民軍連携を推奨しそれを軸にした複合型PKOを提唱。2)(停戦監視などの)平和維持と(政治・経済・社会の変化を促す)平和構築を同時に進めるべし。3)公平性の原則に基づいた「武力行使」を容認。すなわち、Robust PKO(頑強なPKO)が必要だと主張

国際平和活動(Peace Operations)とは、国連PKOの改革提案を行った2000年の「ブラヒミ報告(Brahimi Report)」によれば、紛争予防、平和創造、平和維持、平和構築を包括する概念としている。

ブラヒミ報告(Brahimi Report)Report of the Panel on United Nations Peace Operations, A55/305-S/2000/809 (August 21, 2000), p.6 http://t.co/cotGLBlz


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国連緊急即応待機旅団、SHIRBRIG、2000年


国連緊急即応待機旅団(Multi-National Stand-By High Readiness Brigade for United Nations Operations、SHIRBRIG(シューブリグ))。国連の要請に応じて即応展開を可能とする旅団規模の国連平和維持部隊。

国連緊急即応待機旅団(SHIRBRIG)。1994年デンマークの主導で構想、96年設立。2000年に活動を開始。エリトリア(00年)、 コートジボワール(03年)、 リベリア(03年)、 スーダン(04年、05年、06年)に派遣。2000年の、ブラヒミ報告における勧告を受けたもの


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複合型PKO


複合型PKOが増加した理由。2001年9月11日、米国で同時多発テロ。以後、内戦継続や破綻国家の放置が、国際安全保障上の問題であるという機運が高まり、国連安保理において、平和構築が21世紀の政策目標に。この時、2000年のブラヒミ報告の「平和を作るためのPKOの役割」が注目された

冷戦後、複合型PKO増加の理由。1)東西両陣営からの援助が減り弱体国家で内戦。2)安保理で拒否権行使を控える動き。国連憲章39条に基づく平和強制の為の軍事介入が可能に。3)ブラヒミ報告で「単に戦争がないだけでない」平和構築。4)軍事費削減のため各国軍が生き残りをかけ人道支援に参加


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民軍関係・民軍連携・民軍協力


民軍連携の歴史。1)始まりは、1991年、国連安保理決議による多国籍軍の北部イラクにおけるクルド人防護作戦。2)PKOとしての最初は同年の国連憲章7章によるソマリアへの軍事介入。3)1995年ボスニアでNATOがCIMICを実施。4)2000年ブラヒミ報告で複合型PKOが主流に。

国連平和維持活動(PKO)がソマリアではなぜ動かないのか。1993年ソマリアで米兵が殺害され、米軍も国連PKO軍も撤退。2000年のブラヒミ報告でRobust PKO(頑強なPKO)が必要だと提言。だが米露中の意向が合わないと国連は動かず。2001年アフガンで米国が民軍連携を開始

「民軍関係・民軍連携・民軍協力と援助関係者の死亡増加に関するツイート」  その1 http://t.co/IXPPtMY その2 http://t.co/jgKYYxx その3 http://t.co/FqXgmOX 山本敏晴のブログより 長大なので、その1に『目次』あり。


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日本の自衛隊のPKO参加への影響


自衛隊のPKO参加は縮小傾向。理由は。横娃娃闇のブラヒミ報告以来、国連は Robust PKO(受け入れ国の同意がなくても参入し積極的武力行使を行うPKO)を派遣する流れ。△靴し日本の自衛隊は、まず憲法9条の縛りがあり、独自のPKO参加5原則でRobust PKOには参加困難


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シリアを巡る国連・アラブ連盟合同特使の可能性、2012年8月


ラフダール・ブラヒミ。国連の特使としてイラク、アフガニスタン、ハイチ、南アフリカの問題調停を担当した経験を持つ。2012年8月、シリア問題の調停に当たる新しい国連・アラブ連盟特使に任命される可能性。コフィー・アナン元国連事務総長が、シリア内戦の停戦合意に失敗し、辞任を表明したため

シリア停戦に取り組んできたアナン国連・アラブ連盟合同特使が2012年8月末で辞任するのを受け、後任の特使に元アルジェリア外相のベテラン外交官、ラフダール・ブラヒミ(78)の名前が浮上。早ければ8月中旬に正式決定される可能性があるという。

シリア問題をめぐるアナン国連アラブ連盟特使の後任候補とみられるアルジェリアのブラヒミ元外相が世界的指導者グループ「エルダーズ(長老たち)」の一員としてメッセージ。「シリアの政治的移行ができるだけ早く行われるため、国連安保理や地域の国々は結束しなければならない」。2012年8月上旬


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核不拡散・核軍縮に関する国際委員会


核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(International Commission on Nuclear Non-proliferation and Disarmament)。核兵器廃絶を目指す国際機関。諮問委員にラクダール・ブラヒミ(アルジェリア元外相、国連事務総長特別代表)


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エルダーズ


エルダーズとは、ネルソン・マンデラによって設立された世界の著名なリーダー達で構成されるグループ。会員には、ノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ツツ大司教、元国連事務総長のコフィ・アナン、前フィンランド大統領のマルッティ・アハティサーリ、元米国大統領のジミー・カーター、など

エルダーズ。名誉会員はアウン・サン・スー・チー。会員は元WHO事務局長のグロ・ブルントラント、前ブラジル大統領フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ、前アイルランド大統領でUNHCHRだったメアリー・ロビンソン。エラ・バットとグラサ・マシェルは貧困との戦い。ラクダール・ブラヒミ外交官

国際人道グループ「エルダーズ」は2011年4月カーター元米大統領ら元首経験者4人が26〜28日平壌を訪問。北朝鮮側は金正日(キム・ジョンイル)総書記が会談に応じる可能性。ブルントラント・ノルウェー元首相、アハティサーリ・フィンランド元大統領、ロビンソン・アイルランド元大統領も同行