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目次:

はじめに
産総研とは?
FGFとは?
産総研、FGFC、開発の経緯


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はじめに


「極めて高いレベルの放射線を浴びても、注射をすれば生存率が3倍に向上」。そんな作用をもつ物質を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の研究チームが開発し、動物実験で効果を確認。2012年9月。この物質はたんぱく質の一種の「FGFC」。マウスに強い放射線(6千mSv)を当てて実験

高線量被ばくによる障害の治療や予防に役立つ可能性があるたんぱく質を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が新たに作成し、マウス実験で効果を確認。2012年9月。日本放射線影響学会で発表。2種類のたんぱく質の遺伝子を人工的に組み換えて合成して作られ、「FGFC」と名付けられた。

産業技術総合研究所は放射線医学総合研究所の協力を得て高線量の放射線被ばくによる障害の予防・治療に効果があると見られる新たな細胞増殖因子、FGFCを創製しマウスによる実験で事前投与の方がより有効だが事後投与でも生存日数が延長されることを確認。2012年9月。放射線障害の予防・治療に


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産総研とは?


産業技術総合研究所(AIST) http://t.co/DzgbPvj8 日本の産業を支える環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信・エレクトロニクス、ナノテクノロジー・材料・製造、計測・計量標準、地質という多様な6分野の研究を行う我が国最大級の公的研究機関。2001 年設立


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FGFとは?


繊維芽細胞増殖因子(FGF)ファミリー。1970年代に細胞培養系で細胞の増殖を促進する因子として発見された分子と、それに類似する分子群。ヒトやマウスでは22種類の遺伝子から転写・翻訳されて蛋白質となり、細胞の増殖分化・個体発生・高次神経機能等の調節など、多岐にわたる生理機能を担う

線維芽細胞増殖因子(繊維芽細胞増殖因子)fibroblast growth factor(FGF)、fibroblast-proliferation factor


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産総研、FGFC、開発の経緯


産総研:高線量放射線被ばくによる障害の予防・治療に向けた新規細胞増殖因子、2012年9月 http://t.co/ZwUsoYum 〆挧α殖因子FGFCを創製、⇒諭垢壁古細胞に作用し放射線障害の生体影響を緩和。マウスは高線量放射線被ばくの前・後どちらの投与でも生存日数が増加

産総研、放射線被ばくの予防・治療の細胞増殖因子、FGFC。2012年9月。産業技術総合研究所バイオメディカル研究部門シグナル分子研究グループ浅田眞弘、今村亨は放射線医学総合研究所と共に高線量の放射線被ばくによる障害の予防・治療に効果があるとみられる新たな細胞増殖因子FGFCを創製

産総研、FGFC。これまで放射線被ばくによる個体死の抑制に有効な薬剤はあまりなかった。安定性の高い新たな細胞増殖因子FGFCを創製しマウスによる実験で高線量の放射線被ばくによる生命への影響に対するFGFCの効果を調査。投与したマウスは事前投与だけでなく事後投与でも生存日数が延長

産総研、FGFC。2011年3月の福島原発の事故以降、放射線障害を予防・治療する方策の必要性が広く社会に認識された。しかし、これまで、治療薬としては甲状腺への放射性ヨウ素の蓄積を阻害するヨウ化カリウムや、白血球数の低下を防止し合併症を防ぐ目的のG-CSFなどしか知られていなかった

産総研、FGFC。米国で放射線療法に伴う口腔粘膜炎の治療薬、パリフェルミン(組み換えヒト角化細胞増殖因子FGF7。日本では未承認。)は、繊維芽細胞増殖因子(FGF)ファミリーの一員。だが上皮細胞にだけ作用し、反復投与が求められた。このため適用範囲の広い薬の開発が待ち望まれていた

繊維芽細胞増殖因子(FGF)の活性は主に、標的となる細胞表面のFGF受容体を介して細胞内に伝達されるため、生理的な活性は、FGF自身の発現制御と、対応する複数種のFGF受容体や補助受容体の発現制御によって決まる。米国のパリフェルミン(角化細胞増殖因子;FGF7)は上皮細胞に特異的

産総研、FGFC。〇誓繊維芽細胞増殖因子(FGF1)は広範な細胞に作用するが活性を示すためには糖鎖が必須。∬黶貅N徒凜肇薀侫Д襯潺鵝扮基性、FGF2)は真皮細胞に特異的に作用。そこでFGF1とFGF2の一部を入れ替えたキメラ分子を数種類作成。そのうちの一つが広範な細胞に作用

産総研、FGFC。繊維芽細胞増殖因子(FGF)ファミリーの中で、活性が強く体内に豊富に存在するため研究の初期に発見されたものがFGF1とFGF2。これら分子の合成キメラの中から発見されたのがFGFC。高い安定性、活性のヘパリン(糖鎖)非依存性、幅広い受容体に対する刺激活性等をもつ