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目次:

風疹の流行、2011年〜2012年
風疹とは?
妊婦の感染で先天性風疹症候群
風疹の予防接種、麻疹と混合したMRワクチン
感染力の強さ

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風疹の流行、2011年〜2012年


風疹が大流行。2012年9月。例年は春先から初夏にかけて感染が広がり、100〜300人程度。2012年(春〜夏)は既に1300人を超える勢い。特に人口が密集する都市部で突出。妊娠中の女性が感染すると胎児に深刻な影響が出るおそれがあり、自治体は対策を急ぐ

「風疹が流行しています。(2011年から2012年9月時点までにかけて流行)。報告によると、患者さんの約75%が男性で、男性患者さんの約75%が20〜40歳代です。ほとんどの患者さんは、一度も風疹ワクチンを受けていませんでした」 松平隆光(東京小児科医会会長)


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風疹とは?


「風疹。風疹ウイルスが原因。飛沫感染。感染から14〜21日(平均16〜18日)の潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節腫脹(特に耳介後部、後頭部、頚部)。大人では手指のこわばりや痛みを訴える(一過性の)関節炎を伴うことも。特徴は発熱とほぼ同時に全身に汗疹(あせも)に似た発疹」松平隆光

風疹(メルクマニュアル) http://t.co/CIWjSSz8 別名、三日はしか。典型的には、小児期にかかる軽度の感染症。ところが、女性が妊娠の最初の16週間(特に第8〜10週の間)に風疹にかかると、しばしば胎児にも感染。この胎児への感染は、流産、死産、重度の先天異常。


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妊婦の感染で先天性風疹症候群


厚労省、国立感染症研究所:風疹Q&A(2012年改訂)http://t.co/sUGxtZIx 妊婦とくに、妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんがうまれる可能性。先天性風疹症候群

厚生労働省、風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言、平成16年(2004年)8月 http://t.co/oGOqYWZW 「風疹流行にともなう母児感染の予防対策構築に関する研究」 厚生労働科学研究費補助金新興・再興感染症研究事業分担研究班

「風疹ウイルスに免疫のない妊娠前半期の妊婦が風疹に罹ると、感染が胎児に及び、先天性風疹症候群が高い頻度(妊娠1か月で50%以上、2か月で35%、3か月で18%、4か月で8%)で発生。先天性風疹症候群の症状は、白内障、先天性心疾患(心室中隔欠損、心房中隔欠損等)、難聴等」 松平隆光


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風疹の予防接種、麻疹と混合したMRワクチン


風疹の予防接種。2006年度から麻疹とともに2回接種。1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)にMRワクチン。07年の麻疹の全国流行をうけ風疹も麻疹と共に対策。08〜12年度までの5年間、第1、2期に加え、中学1年(第3期)、高校3年相当者(第4期)に定期接種

ワクチン接種後、次の接種までの接種間隔。生ワクチン(MMR(麻疹(はしか)、流行性耳下腺炎、風疹)、水痘、BCG(結核))は接種後4週間。不活化ワクチン(DPT(ジフテリア、百日咳、破傷風)、インフルエンザ、日本脳炎、HB(B型肝炎))は1週間空け。不活化ポリオは20日以上の間隔

妊婦と事前の風疹ワクチン。「2006年から1歳児(第1期)と小学校入学前1年間の幼児(第2期)を対象に麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)が定期接種。受けてない方は罹患する危険。妊娠を希望する女性は風疹の抗体検査を受け、低い場合には事前にワクチンを打ち予防することが大切」松平隆光


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感染力の強さ


感染力の強さ(一人の患者が何人にうつすか、R0、Fincの推定)。麻疹(はしか)12〜18、百日咳12〜17、水痘(水ぼうそう)8〜10、風疹(三日ばしか)6〜7、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)4〜7、ジフテリア6〜7、ポリオ(小児麻痺、急性灰白髄炎)5〜7、天然痘(痘瘡)5〜7