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目次:

はじめに
マイコプラズマ肺炎、一か月以上の咳の持続が特徴
2011年〜2012年かけて流行が持続
薬剤耐性菌の出現、マクロライド系抗生物質への耐性化
抗生物質の最小発育阻止濃度(MIC)
ジスロマックが比較的効く
厚生労働省、病原微生物検出情報
サイトカイン・ストーム
関連ブログ


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はじめに


子どもの感染が多いマイコプラズマ肺炎の流行がおさまらない。2012年は大流行だった2011年1年間の患者数を、10月の段階で既に超え、過去最高を記録。例年は、12月から1月ごろにかけてピークを迎えるため、今後、さらに患者数は増えると予想され、専門家は注意を呼びかけている。


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マイコプラズマ肺炎、一か月以上の咳の持続が特徴


マイコプラズマ肺炎。患者のくしゃみやせきを通して感染する。患者の8割が子どもで、保育園や学校など子どもが多く集まる施設で広まる。熱や頭痛などに加え熱が下がった後もせきが約1カ月続くのが特徴。重い肺炎にかかることもある


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2011年〜2012年かけて流行が持続


マイコプラズマ肺炎。2011年は統計のある99年以降で患者数が最多。その状況が続いたまま12年も流行。国立感染症研究所感染症情報センターによると全国の指定医療機関から報告された患者数は12年10月15〜21日に600人。累計1万7949人で前年1年間の報告人数を1293人上回った


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薬剤耐性菌の出現、マクロライド系抗生物質への耐性化


マイコプラズマ肺炎。2012年秋。大流行の理由について国立感染症研究所の見理(けんり)剛は「従来の薬が効かない耐性菌が増加」。感染研が12年2月に5府県約30人の入院患者が感染した菌を調べた所、8割が耐性菌。ただ、耐性菌が少ない海外でも流行が見られるため明らかな原因かどうかは不明

マイコプラズマ肺炎の流行の原因の一つは耐性菌の増加。2012年秋。国立感染症研究所、見理(けんり)剛。「耐性菌で発症した場合でも、従来の薬を飲めば熱は2日程度長引くが、効果はある。耐性菌に効く薬もあるが副作用が強い。予防策は風邪やインフルエンザと同じでマスクの着用や手洗いが有効」


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抗生物質の最小発育阻止濃度(MIC)


マイコプラズマ肺炎(国立感染症研究所)。2008〜2012年に倉敷中央病院において分離された Mycoplasma pneumoniae のマクロライド系薬剤耐性率とMIC値について http://t.co/1b5sbHds 最小発育阻止濃度(MIC)測定。マクロライド系薬剤耐性

マイコプラズマ肺炎(国立感染症研究所)。マクロライド系耐性遺伝子変異株において最小発育阻止濃度(MIC)値(μg/ml)が比較的低いマクロライド系薬剤は、アジスロマイシンであった。アジスロマイシン(AZM)は、16-64。頻用されるクラリスロマイシン(CAM)は、64->256


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ジスロマックが比較的効く


アジスロマイシン(azithromycin、AZM)。ファイザーが製造・販売するマクロライド系抗生物質。商品名は「ジスロマック」。1日1回500mg服用を3日間続けることによって1週間効果が持続。さらに2009年に発売された「ジスロマックSR」は2gの1回投与で1週間効果が持続


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厚生労働省、病原微生物検出情報


厚生労働省、IASR(病原微生物検出情報 月報)2012年10月号。特集は、マイコプラズマ肺炎。流行の周期性(従来はオリンピックの年に流行だった)と2011年からの状況、年齢や地域別の発生状況、マクロライド耐性菌情報などを紹介 http://t.co/BfRRk5pY


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サイトカイン・ストーム


サイトカイン・ストーム。サイトカイン (cytokine) とは、免疫システム(リンパ球などの白血球等)の細胞から分泌される蛋白質で、特定の細胞に情報伝達をするもの。炎症・免疫に関与し、通常は生体を防御するが、特定の疾患や状況においては過剰産生され、かえって炎症に拍車をかけ劇症化

マクロライド系抗菌薬耐性マイコプラズマの病像に関する検討(国立感染症研究所)http://t.co/u6v23e1N 歴史的にはマクロライド系が第一選択とされるが、昨今小児領域ではマクロライド耐性マイコプラズマが増加傾向。サイトカイン・ストームを惹起して劇症化することもあり重症化


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関連ブログ


「薬剤耐性マイコプラズマ肺炎のツイート20111116まで 1241字」 http://t.co/Z77zitMG 山本敏晴のブログより