.

目次:

はじめに
地域医療
地域医療の誕生は、農村医療から、1945年〜
地方の医療が崩壊、小児科医、産科医、救急医療医が減少
文科省、期待される医師像、1987年
筑波大学附属病院・水戸地域医療教育センター
東北大病院が総合地域医療教育支援部を新設、2012年10月
WHO,尾身茂と地域医療
マラリア対策と地域医療
NCGM、仲佐保医師
NCGM、震災の被災地での地域医療
地域医療と国際協力の両方をやる医師
白子隆志・順子医師夫婦
その他
関連学会・組織へのリンク
関連ブログ


・・・
・・・

はじめに


医療関係者(医師・看護師等)の中で、数%程度だが、1)日本で崩壊している地域医療を改善し、同時に、2)途上国の保健・医療問題をなんとかしたい、と考えている人がいる。これらの受け皿となり、ある程度の収入を保障し、安定した活動ができる組織を作ろうという動きが、現在、いくつか生じている

先日、医療系の予備校で講演をしたが、割と反応が良かった。アフリカ等での国際協力も、日本で地域医療をやるのも、「社会の中での人間をみる」、という意味で本質的に変わらないという話しをした。世界の現状を知った上で、日本でいい医療をすることを目指す。そんな医師や看護師を育てたいと思った。

保健・医療分野でやりたいことは、‘本で地域医療に貢献し、崩壊している小児科・産婦人科・救急医療を行う人材を育成し、同時に、▲▲侫螢などの海外で医療と公衆衛生に貢献する人材を育てること。医師・看護師だけでなく、マネジメントのできる人材、地域社会に入り込めるファシリテーターも必要


・・・

地域医療


地域医療(community medicine)。病院など医療機関での疾患の治療やケアにとどまらない概念。医師や医療従事者が地域の住民に働きかけて、疾病の予防や健康の維持。リハビリテーション、在宅療養のサポート、高齢者、障害者の支援などの事業。妊婦の保健指導や相談、子育ての支援も


・・・

地域医療の誕生は、農村医療から、1945年〜


地域医療。概念が提唱され一般化したのは、長野県にある諏訪中央病院の地域医療研究会。だがその手本とされたのは、同県の農村地域で医療を行っていた佐久総合病院の若月俊一。彼は自分の活動を農村医療と捉えていたが社会構造の変化にともない、地域での医療活動は農民だけを向いたものではなくなった

若月俊一(1910-2006年)。長野県の佐久総合病院を育て、農村医療を確立した医師。東京出身。関東大震災による火災で家を焼失、無一文。東京帝国大学医学部卒。マルクス主義に傾倒。拘置所に1年間抑留。1945年長野県の佐久病院に赴任。「農民とともに」の精神で(現在の)地域衣料を実践

「農村で演劇をする医師、そこから生まれた新しい医療 7423字」 山本敏晴のブログより。 地域に住む人、全員に対する健康診断。今では当たり前のこの制度を、日本で初めて実施した男の話。 http://t.co/Aa7etK1T

長野県佐久市は地域医療が盛んで長寿の土地。キーワードは、PPK(ピン・ピン・コロリ)。何かと思ったらご高齢の方がボーリングをやること。食べ物も「ピンコロ食」でこれは「蜂の子ども」を食材にした料理。ともかく「ダシ」をしっかりとり塩分を控えて高血圧からの脳卒中を防いでいるのがポイント

鎌田實(みのる、1948年生)。医師。1歳で養子に出され青森から上京、個人タクシー業を営む養父の元で成長。東京医科歯科大学医学部で全共闘に参加、卒業後、つぶれかけていた長野県茅野市の諏訪中央病院で「住民とともに作る地域医療」。1988年、同病院院長。著書「がんばらない」がドラマ化


・・・

地方の医療が崩壊、小児科医、産科医、救急医療医が減少


小児医療に関しては診療ニーズと休日夜間の診療体制のミスマッチ。病院の勤務医では勤務時間は法定勤務時間を遙かに超えており、その負担の要因は夜間の時間外診療や救急。小児科の病院収支が算出された施設のうち40%で赤字であり、地域医療圏ごとの小児医療の見直しと赤字対策に抜本的な対策が必要

「小児科医と産婦人科医が減る理由は? 2,295字」 山本敏晴のブログより。ゝ詢舛安い、¬覿个多く寝れない、A幣戮多い、ぐ幣紊陵由で、みんな辞めるので、一人当たりの仕事が増え、さらにきつい状況に。ト茲譴謄潺垢襪函△垢袷幣戞 http://t.co/2LIKLhsA


・・・

文科省、期待される医師像、1987年


期待される医師像(文科省)。\験兇鯆未靴萄膿靴涼亮院広い視野と高い見識。4擬圓領場に立つ。ぐ絣悗魍悗屬里澆任覆周辺の科学的知識や教養。ッ楼莪緡鼎亡愎粥M祝匹ら社会復帰。Π綮佞箸靴討亮匆馘責任を自負。Ъらの能力の限界を自覚し適当な医療機関等への相談、紹介。良き指導者

期待される医療人像(文部科学省、21世紀医学・医療懇談会) http://t.co/mmYIQgS0 期待される医師像 「医学教育の改善に関する調査研究協力者会議」最終まとめ(昭和62年9月7日)(抄)


・・・

筑波大学附属病院・水戸地域医療教育センター


水戸地域医療教育センター どんな医師を養成しているのか? http://t.co/xiZaqNwI あらゆる患者に対応できる極めて守備範囲の広い「イチロー型総合診療医」。地域医療・救急医療の最前線でどんな疾患にも即座に対応できる総合診療医。内科系全般にとどまらず外科系(外傷)をも

筑波大学・附属病院・水戸地域医療教育センター(総合病院水戸協同病院) トップ http://t.co/lCMWXbD8 水戸地域医療教育センター http://t.co/nQhessVS 


・・・

東北大病院が総合地域医療教育支援部を新設、2012年10月


東北大病院(仙台)は、被災地への医師派遣や地域医療に携わる医師育成のための拠点として「総合地域医療教育支援部」を新設。2012年10月。部長(教授)に石巻赤十字病院(石巻市)で東日本大震災の災害医療の現場に立ち全国から駆けつけた医師の調整にリーダーシップを発揮した石井正医師を起用

東北大病院が総合地域医療教育支援部を新設。その役割として、(1)具体的な地域医療体制モデルの企画・立案・調整(2)地域医療への人材確保・供給・適正配置(3)地域医療を担う医師の育成−の3本柱。短期的には全国の医師に「被災地支援のモチベーションが高い人がいる」(石井正部長)

東日本大震災の際に石巻地域で災害医療の前線に立った石巻赤十字病院(宮城県石巻市)の石井正医師(49)が、東北大病院に新設された地域医療教育支援部の教授に就任。2012年10月。震災の経験を生かし、被災地を中心とした地域医療システムの立て直しや若手医師らの教育に取り組む。

石井正。医師。東北大医学部卒。2002年から石巻赤十字病院第1外科部長を務め、11年に宮城県災害医療コーディネーターに委嘱。震災時は全国から集まった医療スタッフを統括、避難所に救護チームを派遣するなど、災害医療の司令塔の役割を果たした。12年、東北大病院地域医療教育支援部教授就任


・・・

WHO,尾身茂と地域医療


尾身茂(おみしげる、1949年生)。医師。WHO西太平洋事務局(WPRO)事務局長(98-08年)。東京出身。自治医大卒(現教授)。伊豆七島等の僻地・地域医療に従事。厚生省を経て90年WHOのWPROへ。西太平洋地域においてポリオを根絶。06年WHO本部事務局長候補となったが惜敗


・・・

マラリア対策と地域医療


マラリア対策として、長期残効型蚊帳、アルテミシニン多剤併用療法(ACTs)等の新しいツールの導入や、複合薬、マラリア迅速診断試験法の普及など、また地域医療従事者が、コミュニティや在宅での治療ができるように。このため世界のマラリア対策費用は年々増加し、年間約50億ドルまで増額が必要

「農薬蚊帳、殺虫剤を浸み込ませた蚊帳、オリセットネット、長期残効型蚊帳、マラリア対策に関するツイート 20120214まで 2829字」 http://t.co/gTAqoevY 山本敏晴のブログより


・・・

NCGM、仲佐保医師


「仲佐保医師に関するツイート 20111006まで 1273字」 http://t.co/NnGfUWr5 山本敏晴のブログより


・・・

NCGM、震災の被災地での地域医療


「NCGM(国立国際医療研究センター)は東松島市の地域保健にどのような人や組織が関わっているのかを把握。同時に実際に避難所を回って各避難所の特徴や中心人物などの情報を市側に渡し計画的な活動が行えるよう提案。地元の病院が再開し始めると被災者に地元の医師を紹介、地域医療自立へ橋渡し」


・・・

地域医療と国際協力の両方をやる医師


「医学生の時エイズ対策NGO創設、医師になった今後は国連か政府系国際協力_1 4876字」 http://t.co/W39G1ynR 山本敏晴のブログより。10回連続の記事の、第一回。文末から次の記事にリンクしています。『地域医療と国際協力を掛け持ちする体制』についての展望も。


・・・

白子隆志・順子医師夫婦


岐阜県・高山赤十字病院(高山日赤)の勤務医として普段は地域医療を担い、海外で地震や洪水などの災害が起きた時には現地へ入って医療支援をする医師夫妻。夫は、第一外科部長兼救命救急センター長の白子(しろこ)隆志(51)。妻は、内科医で第一内科部長の白子順子(51)。岐阜大医学部の同窓生

高山日赤で地域衣料と海外医療支援をする白子(しろこ)隆志・順子夫婦。1995年、夫は阪神大震災直後の神戸で災害医療に初めて参加。妻は同年カンボジアで海外医療を初体験。隆志がそれに合流。以後、夫はスーダン内戦の負傷者がプロペラ機で搬送されてくるケニアの病院へ。妻は2010年ハイチへ

医師夫婦で海外医療支援を行う白子隆志・順子。夫はブラックジャックのように「どんな劣悪な環境にあってもどんな傷を負った人も治してしまう、そんな何でもできる外科医でありたい」。妻は「日本では当たり前なことに感謝し幸せそうな笑みを浮かべる被災地の人々を見て、幸せについて考えさせられた」



・・・

その他


「うそは言わない 人にはこびない 人の陰口は言わぬ 私にはできぬことばかり」 「うばいあえば足らぬ 分け合えば余まる」 「道は、歩くから道になる 歩かなければ草が生える」 先日、地域医療のため栃木県足利市へ。ここの出身者で有名なのは相田みつを。せっかくなので、彼の名言を紹介


・・・

関連学会・組織へのリンク


公益社団法人 地域医療振興協会 http://t.co/aDpNcoWN 医療崩壊が社会問題となっているように、医師不足・診療科の偏在によって、地域医療が厳しい。「いついかなる時でも医療を受けられる安心を、すべての地域の方々にお届けしたい」という信念のもと、自治体からの委託を受け

「身近なお医者さん」。一次医療(プライマリーケアをする医師。 日本家庭医療学会 http://t.co/cjr5JrPq 地域医療振興協会・へき地(僻地)医療 http://t.co/0G87gmqS 日本プライマリ・ケア学会メインページ http://t.co/YrBxoSFG

「身近なお医者さん」縦割りでなく横割り 日本家庭医療学会 http://t.co/cjr1bRGg 地域医療振興協会・へき地(僻地)医療 http://t.co/0G82IMpY 日本プライマリ・ケア学会メインページ http://t.co/YrBsRiEM


・・・

関連ブログ


「病院の社会的責任(HSR)、医師の倫理、ヒポクラテスの誓い、医は仁術、インフォームド・コンセント、生命の倫理原則に関するツイート 20120820まで 12447字」 http://t.co/E94aXw4Y 山本敏晴のブログより