.

目次:
はじめに
山本敏晴に会いに来た理由
生い立ち
高校・大学時代に国際協力の興味はなかった
IT企業へ就職して、営業
国際協力への動機は?
協力隊への応募は、BOPビジネスとの接点
青年海外協力隊への応募
BOPやるなら、フェアトレード等の企業では?
拙著「「国際協力」をやってみませんか?」
担当する案件は?
第二希望の案件とテレマーケティング


・・・
・・・

はじめに


山本 まず、最初に、事前にご本人から頂いたメールを読み上げます。
   ニックネームは、マイケル。26歳男性。 
   2012年青年海外協力隊。
   村落開発普及員アフリカR国への派遣が決定。
   2013年3月出発予定。S県在住。
   社会人での法人経験を5年程経験し、
   世界情勢や日本の現状を知り、自分の無力さを知った。
   実際に世界中を自分の目で見て、
   本当にやるべきことは何かを求めるようになった。
   以上が概要ですね。
   さて、青年海外協力隊に合格して福島、
   長野への合宿には来週から行くんですか?

マイケル 合宿は来年の1月4日からですね。

山本 年度の中では遅いですね、4次隊ですか?

マイケル はい。

・・・

山本敏晴に会いに来た理由


山本 事前に私に送られてきた今後の彼の予定では、
   ゞ力隊の派遣までに
    実際にアフリカに行った方と話す。
   英語の学習。
   アフリカR国情報収集。
   す餾欒発について学ぶ。
   ザ饌療な支援計画を立てる。
   β領郎遒蝓
   С萋圧録の配信フロー確立。

マイケル そうですね。

山本 「実際にアフリカに行った方と話す」という理由で
   私に会いに来たのかなと思うんですが。

マイケル はい。

山本 マイケルさんの自己紹介等は、
   先ほどざっと話させていただきましたが、
   なぜ私に会いたかったのか、もう一度話していただけますか?

マイケル もともと僕が青年海外協力隊に
     参加しようと思った大きなきっかけは、山本さんなんですね。

山本 それはどういうきっかけで?
   ブログ、テレビ、本…

マイケル 一番最初は,青年海外協力隊でセントルシアに行かれている
     女性のかたのブログで
     山本さんのブログが紹介されていたんですね。
     そこで山本さんのブログを拝見して、
     ツイッターも拝見したりして、
     書籍「「国際協力」をやってみませんか」
     「世界で一番いのちの短い国」
     「国際協力師になるために」を拝読しました。

     青年海外協力隊以外に、
     海外に行く道は色々あったんですけれども、
     考えた末、青年海外協力隊に行こうと思いました。
     青年海外協力隊に合格したご報告も兼ねて
     感謝を申し上げたく、お会いしたいと思いました。

参考:
「国際協力師になるために」 http://t.co/yTBT4n52 
「世界で一番いのちの短い国 シエラレオネの国境なき医師団」
http://t.co/NC8Sn4jj http://t.co/dlpXMqRr 
「「国際協力」をやってみませんか?」
http://t.co/vDHjqylZ

山本 おめでとうございます。

マイケル ありがとうございます。

山本 セントルシアに派遣された女性の隊員のブログを見て、
   私の宇宙船地球号のブログがリンクされていて、
   そこから知ったという事ですね。
   私のブログで最もヒット数が多いのが
   「青年海外協力隊の善し悪し」なんですね。

参考:
「青年海外協力隊の良し悪し 5,455字」 
http://t.co/Y9NJunq1 

   「国際協力師になるために」という本の中にも
   編集加工して書いてあるんですが、それだけですか?
   私のブログは数百記事があり、500万字以上ありますが。

マイケル 青年海外協力隊の善し悪しのブログが直接、
     隊員のブログに貼ってあって、
     そこから色々拝見させていただいて、
     インタビューのブログ等も拝見させていただきました。

山本 青年海外協力隊へ行く前の人、行ってる最中の人、
   行って帰ってきた人のブログ(山本敏晴のブログの記事)が、
   少なくとも20位あるので、
   それをご覧になったのではないかなというところでしょうか。

・・・

生い立ち

   
山本 …それでは生い立ちですね。
   生まれは何県ですか?アルファベットで言うと?

マイケル A県です。

山本 生まれたのはですね…中学校まではそこですか?

マイケル 小学1年後半から6年まではH県にいました。
     父親の転勤の関係で、
     出生後すぐにS県に行って小学1年前半までいて、
     小学生までH県に行って、S県に戻ってきているんですね…

山本 父の仕事の関係で移動が多かったんですね。

マイケル そうですね

山本 高校は?

マイケル 高校もS県です。

山本 S県にあるU高校は進学校、中堅、下のほうでいうと
学力はどのくらいですか?客観的に…

マイケル そうですね…全体的に見て、中の下です。
     しかし、「特進クラス」というのがあって、そこが中の中、
     中の上で、僕はそこにいたんです。

山本 大学はアルファベットで言うと何ですか?

マイケル T大です。

山本 学部は?

マイケル 政治経済学部

・・・

高校・大学時代に国際協力の興味はなかった


山本 高校から大学に入る段階で
   国際協力をやりたいと思っていましたか?

マイケル 国際協力という意味で言うとなかったですね。

山本 高校から大学の政治経済学部に行こうとした理由は?

マイケル 高校から自分が学んできた事で興味があったのは
     資本主義経済、日本や自分が使っているお金が
     どういう風に回っているんだというのが
     高校でそこまで教えてもらえなかったので、
     学びたいなと思っていたのが
     政治経済学部を選んだ理由です。

山本 大学は4年間で卒業しましたか?

マイケル 4年間で卒業しました。

山本 3年生から就職活動していましたか?

マイケル はい、していました。

山本 学生時代に外国に行った事はありますか?

マイケル 学生時代にはいくつかありますね。

山本 どこの国に行かれた事がありますか?
   3つ位あげてください。

マイケル オーストラリア、中国、タイ、バリ、グアム…
     そのあたりですね。

山本 グアムはアメリカですね、バリはインドネシアですね…
   大学卒業するまでには国際協力に触れた事、
   したいと思った事はありますか?
   正直に答えてください。

マイケル 国際協力という意味で言うとなかったですね。

・・・

IT企業へ就職して、営業


山本 大学を卒業したのが何年ですか?

マイケル 2008年の3月です。

山本 同年4月に株式会社Nに入社しているんですよね。

マイケル そうですね。

山本 N社はなに関係の会社ですか?

マイケル 部門はいくつかありますが、IT(情報関連技術)が
     メインの会社ですね。
     インターネットを販売しているんです。

山本 インターネットの販売とは?

マイケル プロバイダー(契約をとること)…

山本 yahooBBの類(たぐい)ですね。

マイケル そうですね。自社のものを作っていたんですが、
     自社のプロバイダーを作って入会を促進したり、
     今の会員様に対して販売を促したりするのが
     僕の仕事でもありましたね。

山本 N社というのは業界全体の中で
   大手、中位、小規模、ベンチャーという風に分けた場合
   何処に入るんですか?

マイケル 会社としてはベンチャーだとは言っているんですが、
     株式上場しているので位置付けとしては
     中小よりも上かなという感じです…

山本 中小なのに、株式上場しているんですか?

マイケル そうですね。

山本 大手のようですね。

マイケル そうですね。

山本 2011年に、所属する会社がB社に変わっていますが、
   同社内の人事移動だという事で間違いないですね。

マイケル はい、そうです。

山本 ここでも、インターネット事業を促進する会社ですか?

マイケル いえ、そこのB社に関しては「Mマガジン」といって
     インターネットでみる雑誌、刊行雑誌なんですが、
     僕の担当が関東甲信越、例えば出張で新潟まで行って、
     飲食店に広告を載せませんかと営業に行くんです。

山本 なるほど、インターネットマガジンの制作ですね。
   履歴書には、今年(2012年)の9月に
   退社予定と書いてありますが、
   (10月現在)もう、退社したんですか?

マイケル はい、9月末退職しました。

山本 来年(2013年)の1月から、青年海外協力隊の派遣前の
   (語学のための)合宿予定ですね。

マイケル はい。
     福島の二本松にある合宿所です。

山本 うち(NPO法人宇宙船地球号)のボランティアスタッフが、
   今、ちょうどそこに、2、3名行っていますよ。

・・・

国際協力への動機は?


山本 さて、青年海外協力隊の国際協力でも、
   他の形の国際協力でもいいんですけど、
   最初にやろうと思ったきっかけは何だったんですか?
   
   きっかけは、セントルシアの
   青年海外協力隊だったということですが、
   ブログを見ようと思ったきっかけは何ですか?

マイケル 社会人として会社に入社した時に、
     国際協力とは全く関係なく、
     海外で仕事ができる人間になりたいな
     というのが正直ありまして、
     バリバリのビジネスマンとして
     実際、自分が社会人として、3年4年働いた中で感じた事は、
     個人的にお金を稼ぐとか、
     地位役職を上げる事への関心が、あまりなかったんですね。

     僕がいる部署が営業だったんで、
     出世とか給料稼ごうとかする人が、多い職場だったんですが、
     そこにあまりやりがいを感じる事ができなかったんですね。
     実際に仕事を進めていく中で、
     クライアント(顧客)や先方がもっている悩みを
     解決したいなと思う事が、多かったんですよ。

山本 何を解消したかったんですか?

マイケル 例えば、(私の仕事の一つである)広告っていうと、
     宣伝という形だと思うんですけど、
     もっと根本的に…今後消費税が上がったりとか、
     少しでも、もっと商品のコストが上がらない方法を
     捜していきたいなどと考えています。

     (私の顧客である)各飲食店によって課題は違うんですが、
     例えば、
     「今の仕入れの値段を安くしたい」だとかいう流通のことや、
     うちの売っている事とは違うんですが、
     私は、ボランティア感覚で休みの日を使って、
     先方のニーズに合う会社を紹介したりとかをしていました。
     
     そのほうが、この人に役立てた感じがしたんですね。
     その中で、実際に海外に行きたい気持ちは
     途絶えなかったんです。
     海外に行く夢は、バリバリの営業マンとかで行くんではなくて、
     本当に役に立てる事、
     困っている事を解決する事をやりたい、
     という風に思って調べて行く中で、
     世界にはもっと困っている、
     本当に助けなければいけない事が起こっているという事を、
     ネットで調べて知りました。
     
     では、自分がどういった活動ができるか調べて
     そして、青年海外協力隊の事を調べていたところ、
     山本さんのところへ辿り着いたというわけです。

山本 ええと、普通は日本国内の問題へ、目がいくのが普通だと思います。
   例えば、日本の田舎が過疎化して、
   若者が東京に集中するとか、
   日本の商店街のシャッターが閉まって、
   閉店を片っ端からしている状態のために、
   地域の町おこしや地域振興のイベントを、
   日本の各地域、町や村でやっている人が多く、
   それを目的としているNPOや社会起業家が、沢山あります。
   
   あなたは、飲食店の経営状況を改善するための事を
   ボランティアとしてやったと言っていましたが、
   そのような感じで、日本国内でやる人が多いんですよ。
   あなたが、いきなり外国に目が行ったきっかけが、
   あるはずなんですよ。
   それは何ですか?

マイケル 僕、本を沢山読むんですね、
     読んだ本のなかで「脱資本主義宣言」という本です。

山本 著者は?

マイケル 確か…鶴見さん…(脱資本主義経済宣言 鶴見 済)

山本 大学講師とかでしょうか?

マイケル はい、講師の方だと思います。

山本 お金の流れに興味があるって言ってましたもんね。
   それを読んだのはいつですか?

マイケル 昨年、2011年の10月〜11月位だったと思います。

山本 ちょうど、1年前ですね。
   それに、世界に目が向くような事が書いてあったんですか?

マイケル そうですね。
     具体的に言うと、実際に僕らが着ている服や、
     携帯電話のレアメタルとかで、先進国が豊かになる中で、
     レアメタルの採れる国の地域の人達が儲かるのではなく、
     取引をする先進国の人に利益が生じる。
     服については、途上国の縫製工場で
     子どもたちが働かされていて、
     児童労働が関わっている事が書かれていますね…

山本 そのたぐいのことは、私のツイッターやブログの中にも
   100個位、沢山書いたおぼえがあります。

マイケル そうですね。

山本 例えば、インドで行われている綿花の綿摘みが、
   よく、引き合いに出されます。
   子どもが学校に行かず、綿花の綿を摘む作業をやらされていて、
   児童労働のため学校に行けず、綿が輸出されています。
   それを、日本の某大手服飾メーカーが、
   中国の工場で服を作り、日本で販売しているという訳ですね。

   日本の大手メーカーが安く服を作れる理由は、
   元をただせば、インドの児童労働に起因するという事ですね。

   似たような話は、南米にもありますし、アフリカにも。
   拙著「「国際協力」をやってみませんか」の中にも
   コンゴのレアメタルの話をとりあげています。
   アフリカの子供たちが、児童労働でボロボロになっている事や、
   そこで採れた、レアメタルが中国に流れ、
   そこからまた日本に輸入されて、
   携帯電話の部品になっていることを記述しました。

   あなたが読んだ本にそうしたことが、
   事例として書いてあったという事ですね。
   
・・・

協力隊への応募は、BOPビジネスとの接点


山本 去年の秋10、11月にあなたがそれを読んで、
   そこから協力隊に応募しようと思うまでには
   どう行った経緯があったわけですか。

マイケル ネットで色々調べたり、本を読みあさったりして、
     国際協力や国際開発という事が、沢山出てくるわけですね。
     ビジネス以外で調べると
     本当に困っている人の役に立つだろうなという事が
     出てくるわけですが、逆に調べて行くうちに、
     根本的に世界中を巻き込んで変えて行かないと、
     根元のところを変えて行かないと、
     支援し続けて行かないと、
     だめなんじゃないかという事を感じる訳ですね。

     実際にやれている事例はないのかというと、
     BOPビジネスを知って、興味を持ち色々調べて行って、
     実際に支援として、ボランティアとしてするのではなく、
     支援者がいなくても、現地の人や経済が回る仕組みを
     作っていくことが必要な事だと思いました。
     僕がやりたい事を実現するためには、 
     NPOとかも色々あったんですが、
     調べて行くと、青年海外協力隊もボランティアではなく、
     BOPビジネスとして、視野を持っているという事で、
     自分の中で、そうしたところに行って活動できるという
     青年海外協力隊がいいのではないかと思いました。

山本 2点追加コメントをすると、聞いている人が分からないと思うので、
   まずBOPビジネスの説明をします。
   BOPは、Bottom Of Pyramidの略です。
   世界の富の90%は先進国の
   日本、アメリカ、ヨーロッパが独占している状況で
   残りの1割を、アフリカ等の途上国が分けているのが現状だ、
   という考え方があります。
   このような状況ですが、貧しい人を対象に、
   お金を回す経済活動をしようというのが
   BOPビジネスといわれているんですけども、
   これの説明をすると長くなるので、やめておきます。
   興味のある人は、私のブログを読んでください。

参考:
BOPビジネスに関するツイート 20111114まで、総論 7760字
http://is.gd/Y7lEbm
BOPビジネスに関するツイート 20111114まで、各論 9661字
http://is.gd/DWZavt

   今、彼が、青年海外協力隊は、「BOPビジネスに向いている」
   という話をしたんですけれども、
   これを読んでいる人が誤解すると思うので、訂正します。
   青年海外協力隊の、140の職種の中の一つの、
   村落開発普及員の中に、地域の経済活動を振興する
   「一村一品運動」と言われるものがあります。
   その中の一部にBOPビジネス的な要素をもつものもある、
   ということです。
 
・・・

青年海外協力隊への応募


山本 協力隊の募集は、春募集ですか?

マイケル はい、春募集です。

山本 4月〜5月位に募集するんでしたっけ?

マイケル ゴールデンウィーク前辺りが締切です。

山本 A3の用紙の裏表に、志望等を書いて、審査があって
   1次試験の合格をもらったのはいつですか?

マイケル 1次試験の合格は、2012年の6月下旬だったと思います。

山本 試験の面接はいつでしたか?

マイケル 7月中旬ですね。

山本 面接はJICA地球広場ですか?

マイケル 恵比寿の広尾の…

山本 JICA地球広場ですね。

・・・

BOPやるなら、フェアトレード等の企業では?


山本 流れは大体わかりました。あなたが国際協力に興味を持ち、
   青年海外協力隊に応募するようになった経緯は、
   非常に分かりやすいですね。
   ひとつ聞きたいのですが、BOPをするんであれば協力隊に限らず、
   他にいくらでもあると思うんですが。
   ひとつは、フェアートレードと呼ばれるものがあります。
   フェアトレードの定義は非常にあいまいなところがありまして、
   大手だけでも4つの団体が、やや異なる運営方針を持っています。
   その、いずれにも属さない所であっても構わないんですが、
   フェアートレードの企業とかは調べなかったんですか?

マイケル フェアートレード系の企業は、調べたんですが、
     海外で暮らした事もなければ、仕事もした事がないので
     そういうの調べると、
     語学も出来て経験のある人を、募集している事が多いので、
     自分は社会人だけの経験なので、
     青年海外協力隊ですと、
     語学研修があって、派遣される国の言葉を、
     二か月間も無料で教えてくれるなど
     環境には恵まれている部分が多かったので、
     そちらを選んだというのがあるんです。

山本 国際協力を始める上で、
   青年海外協力隊が、環境的に恵まれているというのは本当です。
   私の本にも書いてある通り、
   現地の言語を教えてもらえる以外にも、技術補完研修と呼ばれる、
   国際協力の「いろは」の部分も教えてもらえます。
   後者は、昔は、10日位あったんですけども、
   事業仕分けの関係で、今では半分くらいに減ったようです。
   今回は、何日くらいありますか?

マイケル 5日位です。

山本 事業仕分けで、協力隊の予算が減らされまして、
   今、技術補完研修は、半分くらいになっていますね。
   
   後はお金ですが、普通NGO(非政府組織)で途上国に行ったら、
   自腹で十数万払っていくというのが大抵です。
   協力隊の場合は、逆に2年間で百数十万円お金がもらえますから、
   経済的に非常に「おとく」です。
   
   NGOの募集とかは見ましたか?

マイケル そこまでしっかりとは、見ていないですね

・・・

拙著「「国際協力」をやってみませんか?」


山本 私の著書「「国際協力」をやってみませんか」読みましたか?

マイケル 読みました。

山本 いつごろ読みましたか?

マイケル いつごろ出たんでしたっけ?

山本 今年(2012年)の4月位ですね、

マイケル 出てすぐ読みました、
     ツイッターに告知されていたので、
     それ見てすぐに本屋に行って買ったので…

山本 感想は?

マイケル 「「国際協力」をやってみませんか」を読んだ時点で
     青年海外協力隊に第一優先で、
     チャレンジをしようと思いました。
     後押ししてくれたのは、間違いなくこの本という認識ですね。

山本 私が、青年海外協力隊に行く事を
   この本の中で、めちゃくちゃ勧めていますからね。

マイケル そうですね。

山本 この本では国連系と政府系、民間NGO系、企業系と4つ勧めていて、
   一応すべてを公平に紹介しています。
   例えば、国連系であれば、
   「国連ボランティア」という制度があります。
   あなたは25歳以上ですよね?

マイケル そうですね。

山本 であれば、「国連ボランティア」も、
   選択肢の一つに入ったはずです。
   NGO、フェアートレード系、BOPビジネスを含めた社会企業系、
   一般企業のCSR(企業の社会的責任)も取り上げているんですが、
   やはりその中でも、あなたの中では
   青年海外協力隊が良いと思ったという事ですか?

マイケル 一番の最優先で、ここ(青年海外協力隊)が落ちても
     海外には絶対に行きたいなと思っていたんで、
     落ちたとしても、国連ボランティアやNGOでも
     行こうとは思っていたんですが、
     まずは、ここを受けて落ちてしまってからでも
     考えようかなと思っていました。

山本 私は、一応青年海外協力隊に行く事を、勧めていますので。

マイケル はい。

山本 4月にこの本が出て、8月にあなたが協力隊へ行くことが
   決まっていますね。春募集ですもんね。
   その意味では、最高のタイミングで
   この本は、出版されたのかもしれません。

マイケル 春募集の僕と同じ青年海外協力隊に行くメンバーも、
     「国際協力をやってみませんか」を読んでいますね。

山本 青年海外協力隊の合格率が、10年位昔は5.5倍位だったんですが、
   今は2.5倍くらいに下がって募集が減ったんですよ、半分くらいに。
   その理由は、東日本大震災の被害と、
   福島の原発問題の事もあって、
   「国内」を何とかしようという世論が強く、
   「海外」には目が向かなくなっています。

   あなたを前に言うのも何ですが、通りやすいんですよ、今。
   募集している人が少ないという事で…

・・・

担当する案件は?


山本 次に、あなたが担当する案件についてお聞きします。
   今年の5月に村落開発普及員に応募した時に、
   希望する案件を三つ、書いたはずです。
   第1、第2、第3希望という風に。
   案件の第1、第2、第3に書いたものが
   最終的に通ったかどうかは別にして、言ってもらえますか?
   第一希望は何を書きましたか?

マイケル 通った案件は、R国の政府出資の『協同組合』に対して
     ワークショップを開いたり…

山本 それは首都で?

マイケル 活動内容に関しては、
     R国が人口増加、格差、等の問題を抱えていて
     解消のために作られた協同組合があるんです。
     協同組合が、こういう事をやっていきたいというのを
     援助したり、調査をしたり、
     こういう事をしているという紹介をします。

     協同組合が共通して抱える問題、
     こういう事を教えると良いだろうという事を、
     ワークショップとして、僕らや『代表人』が行う。
     まず、モデルとなる協同組合を作り、広げて行こうとするのが
     要請の概要ですね。

山本 その協同組合の代表とされる
   地元企業の営業部長とかが来る訳?
   10社位が来るの?それとも官僚の中でやるの?
   国家公務員達も交じってするの?
   誰に対してワークショップをやるの?

マイケル する人は特に記載がなく、『協同組合』として行う…
     実際にどこのとかまでは、記載されていなかったので…
     まだ見えていないところです。

山本 この案件の内容は抽象的で、ちょっと、分からないですね。
   
・・・

第二希望の案件とテレマーケティング


山本 第二希望で書いたのは?

マイケル K国の地域振興マーケティングを主にやるもの。

山本 簡単に聞きますが、あなたの履歴書の中に、最初のN社にいた時に
   インターネット関連のテレマーケティング営業部所属と
   書いてあるんですけれども
   テレマーケティングとは一体何ですか?

マイケル テレマーケティングとは電話を使ってやるものです。
     テレマーケティングの中でも、
     「インバンド」と「アウトとバンド」と分かれているんです。

     アウトバウンドというのは、
     企業の側からデータベースなどの情報を元に、
     お客様に、「インターネットを始めませんか?」
     という促進勧誘をするものです。

     インバウンドは、チラシや広告を見て、
     お客様の方から連絡してくださったケースに対し、
     「こういうサービスもありますよ。」
     と紹介するものです。

山本 例えばつまり、地方の飲食店の電話番号を調べて、
   いきなり、「うちのインターネットサービスに、入りませんか?」
   という勧誘をすると言う事ですか?
   (アウトバウンドの場合は。)

マイケル そうです、飲食店のお客さまと、
     個人のお客様に対して、です。

山本 個人の電話番号を、調べるんですか?

マイケル 個人の電話番号を調べると、法律的に問題があるので、
     NTTの中継局に、ウチのサービスが利用できるようになった
     局社の番号が利用できるようになった
     上6ケタから0000から9999までを
     順番にかけていって、話していくというやりかたですね。

山本 凄いですね。(物量作戦ですね。)

マイケル それをずっとやっていましたね…

山本 それをずっとやるんですか(汗)? 
   驚きましたね…

マイケル それがアウトアバウンドです。
     インバウンドとは、ウチの会社は
     インターネット上で広告を出しているんですが、
     それに対して電話やメールでの
     問い合わせがあったものに対して、
     お客様にあったサービスを提案するものです。

山本 なるほど…
   今の経験は、アフリカのR国や青年海外協力隊で
   生かせると思いましたか?

マイケル 今はその…
     直接電話で話すという事は、
     そこまで生かせないかなと思うんですが、
     実際に電話で話すなかで、
     営業なので、「サービスがこれだけいいですよ。」
     という様なことを、伝える電話営業を行うと、
     詐欺会社と思われることも多いんですが、
     うちの会社は、非常にお客様満足度も
     高いところではあったんで、
     おじいちゃんやおばあちゃんで、
     インターネットに興味はあるけれども
     どうやっていいかわからないとかいう人のために、
     わかりやすく伝えていたんです。

     わかりやすく伝える方法や、
     手紙を使って伝えたりという事を
     けっこうしていたんですが、
     そうした経験に関しては、生かせる…という感じです。

・・・

その2へ続く
http://is.gd/qmLd75