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この記事は、その1からの続きです。
まず、以下からお読み下さい。

その1
http://is.gd/X3esWb


・・・
・・・

目次:

三か月の空白期間
根源的な問題は資本主義か?
家庭の事情など
現在の貯金と将来の計画
MBAか、開発経済学修士か
協力隊に行く前のアドバイス。宗教・言葉・食べ物
小さい成功体験の積み重ねをすること
シエラレオネに再び行ったか?
お勧めの本は?
政治家になるべきか?
活動記録を世界に配信するフローを作る
ODAと、それ以外のバランス
協同組合は、政府主導か、民間主導か?
意気込み


・・・
・・・

三か月の空白期間


山本 合格したのは8月で、9月に会社を辞めたので
   現在、フリーということですね。
   技術補完研修はいつ?

マイケル  2013年の1月4日からです。

山本 期間は?

マイケル 3月10日位までですね。

山本 合宿終了後はすぐに現地に出発ですか?

マイケル そうですね。

山本 来年の1月まで3か月間は暇という事ですか?

マイケル はい、職はない状態ですね。

山本 会社を9月末で辞めて、
   10月6日に私に会いに来たという訳ですね。

・・・

根源的な問題は資本主義か?


山本 資本主義が駄目だ、という本を読んだという事ですが…。

   これを話すと、話が大変抽象的になるので話したくないのですが、
   これまでの流れ的に突っ込みますが、
   「「国際協力」をやってみませんか」にも書いてある通り、
   世界にさまざまな問題が起こっている、根本的な原因の一つが、
   自由市場経済、資本主義なのは間違いないんですよ。
   ところが、だからと言って、
   共産主義にすればよいというものでもないんです。
   
   ただ、わかっていることは、これから50年間くらい、
   資本主義経済を中心として、世界が動いていくのは、
   良くも悪くも確定しているので、
   資本主義の範囲内で環境を破壊しない、貧富の差を縮める、
   持続可能性を考慮するという話になるんです。

   あなたは、さっき、根本的な部分を何とかしなければいけないと
   思われているようですが。
   あなたはどうすればよいと思いますか?

マイケル 非常に難しいのですが、それを見つけるために、
     青年海外協力隊へ『行く』というのがあるんです。     
     が、「資本主義経済を壊す」というのは
     おかしいかなと思う訳です。
     180度変えるという訳にはいかないと思うんですよ。

     もう少し、世界基準で社会貢献していったりとか、
     社会的弱者に対してのビジネスをする事が
     本当の資本主義なんだよという事が大切だと思います。
     何か定義や仕組みを作る事が必要ではないかと思っています。

山本 はい。
   それを実感したくて、
   アフリカへ、2年間青年海外協力隊に行ってくるという訳ですね。
   そうすれば、答えが得られると思っているわけですね。
   
   これ以上突っ込んでも、泥沼にはまるので、
   切り上げようと思います。
   だいたい状況は分かりました。
   
・・・

家庭の事情など


山本 あとは個人的な情報、これ聞くとセクハラになるのかな…     
   (最近は、男性でもセクハラになるんですが。)
   男性に聞いてもあれなんですが…
   
   家族関係ですね。
   国際協力をするためには、
   それが許される家族の状況も、ある程度、必要です。
   親の介護が必要である、自分が病気である、
   結婚していて、奥さんが反対している、
   子供がいて、子供の教育や面倒を見る必要がある、
   等の状況があると、国際協力をすることが難しくなります。

   そういった諸問題はあなたにありますか?

マイケル そうですね…。
     健康ではあるんですが、
     両親のうち、唯一、母親がいて、
     父親が中学校1年生の時に亡くなっているので
     母子家庭という状態です。

山本 お母さんは、ご健勝でいらっしゃいますか?

マイケル はい。

山本 結婚はしていますか?

マイケル 結婚はしていないです。

山本 彼女はいますか?

マイケル 彼女は昨年末に別れました。

山本 今、フリーですか?

マイケル はい。

山本 それでは、問題ありませんね。子供はいますか?

マイケル いないです。


・・・

現在の貯金と将来の計画


山本 会社に結局4年間位いましたが、
   貯金は、数百万円位貯まりましたか?

マイケル 100万円位です。

山本 協力隊の2年間のあいだに、
   毎月6万5千円くらいもらえるのと、
   再就職準備金25万円位もらえるのを合わせて
   2年間で150万円位になるんですが、
   2年間の青年海外協力隊の活動後、どうするんですか?
   大学院に行くための、資金にしようかと考えていますか?
   
   大枠でこうしようとか、帰国後考えるとか…
   どういう風に考えていますか?

マイケル 合格してから色々考えてはいますが、2年間の間で、
     (世界を)「変えていきたい」ということの答えは
     見えないと思うんですね。
  
     合格後に、恵比寿でと、海浜幕張で催された集会で、
     青年海外協力隊に派遣され、帰国された方と、
     説明会で話したんですが、
     そこで聞くと、8割9割の人が
     自分の満足した活動が
     できなかったという方が、多かったんですよ。
     
     その理由は、自分の力不足や
     文化に溶け込めなかった等、理由は様々でした。

     おそらく2年間の活動で、自分の答えが
     見えるまでは行かないだろうなと思います。
     2年間の学びで、専門スキルの必要性を感じれば、
     留学の可能性もあるなと思いますし、
     現地での経験がいると思えば、
     外国のNGOや国連ボランティアで活動し、
     学んでいく必要があるなと思うかもしれません。

     一方、帰国後、日本で定職に就くことは考えていないです。

山本 分かりました。
   今、彼が「恵比寿」と「海浜幕張」と言いましたが、
   その補足説明をします。
   
   恵比寿とは、広尾のJICA地球広場のことです。
   今は移動して、市ヶ谷のJICA研究所と
   合併(統廃合)されました。
   当時は、広尾にあったということです。
   
   海浜幕張というのは、
   経済産業省所管の日本貿易振興機構(ジェトロ、JETRO)の中の
   アジア経済研究所が、海浜幕張にあります。
   その関係で、JICA関係の政府系の施設もいくつかあります。

マイケル 海浜幕張の大きなホールでした。


・・・

MBAか、開発経済学修士か


山本 次ですが、彼は帰国後、留学するか、海外経験を増やすか、
   2つの可能性を言いました。

   留学すると言ったのは、
   大学院修士マスターを取るという事と、とらえていいですか?
   私の著書「「国際協力」をやってみませんか」
   にも書いていますが、
   国際協力をやりたいならば、協力隊に行った後に、
   帰国後、大学院修士の資格を取りなさいという事を
   一貫して、私は言っています。
   協力隊の現場活動で何が必要かを学び、
   その後、大学院で勉強しなさい、…と。
   学問の世界と、現場主義を、半々くらいのバランスで
   経験していくことが大切だと、私は思っています。
   
   話の流れだと、経済学、開発経済学の修士を取る、もしくは、
   経営学修士MBA(Master of Business Administration)を
   とる道とありますが、何か考えはありますか?

マイケル 主に経済的な事を学ぶべきなのか、
     国際協力を学ぶというのは、正直見えていないんで
     どちらもあるとは思うんですが、
     今のところどちらにしようというのは、決まっていないです。

山本 「経済学」と「国際協力」の「開発経済学」という学問について、
   いろいろな議論があります。
   要するに、「途上国に特化した経済学などない」と
   言っている人もいます。
   「すべては経済学の一部としてとらえなければいけない」と
   言っている教授もいます。
   一方で、「先進国のアメリカの経済学と、
   アフリカの経済学とは全然違うものだから、
   別に勉強しなきゃいけないんだ」と、言っている人もいます。
   どちらも一理あると思うんですね…。
   できれば、両方勉強できる大学院に行ったほうが
   良いと思いますけどね…

・・・

協力隊に行く前のアドバイス。宗教・言葉・食べ物


山本 私の言う事は、大体以上ですが、
   あとは、あなたが私に質問してください。

マイケル 質問内容は、山本先生の本にも書かれている事ですが、
     山本さんは、国境なき医師団の活動で
     西アフリカの国に行かれていますが、
     その経験と青年海外協力隊に行かれた人の話を聞いて、
     初めて現地で活動する人に対して、
     これだけは、行く前にしておいたほうが良いと
     思うことはありますか?
     会っておいたほうが良い人とか…

山本 あなたがいく予定の、アフリカのR国は、
   キリスト教徒とイスラム教徒
   どちらが多いんですか?

マイケル 60%位でキリスト教が多いですね、
     イスラム教徒が16%…
     残りはその他と記載されていたので…

山本 キリスト教なら、あまり問題はありませんね。
   イスラム教なら、勉強しておいた方が良いんですが。

   キリスト教なら、私のブログにも書いてありますが、
   カトリック系、プロテスタント系、正教会系という
   三つの大きな派閥があります。
   それ以外に、原始キリスト今日のコプト教など。

参考:
キリスト教とは何か?、ナザレのイエス、ペテロ、パウロ、聖書に関するツイート 20120723まで 15495字
http://is.gd/V6TSY0
コプト教、コプト正教会、エジプトのキリスト教に関するツイート 20120320まで 1643字
http://is.gd/ykhrVX
   
   お祈りの仕方から十字架の切り方から違う訳です…
   神に対する認識も違う訳です…
   なので勉強して行った方がいいですよ、
   私は無宗教主義者ですが、
   それぞれの宗教をそれなりに勉強しています。
   あなたも、興味の有無に関わらず、
   一応勉強しておいた方がいいですよ。
   
   あとは食事ですね。
   自分が健康でいないと、仕事もできません。
   どんな食生活であれば、2年間死なないで健康に仕事ができるか、
   を考える必要があります。
   醤油を持って行くという人もいますが、
   大体アフリカは、米かトウモロコシか芋を粉にして
   「でんぷんの塊」を作るんですよ。
   塊の名前はフーフーと言ったり、ウガリと言ったり
   国によって違うんですが、
   「でんぷんの塊」であることは、一緒です。
   
   あなたの派遣される国でも、
   米か芋かトウモロコシから粉を作って、
   それ自体に味はないので、何か味付けをして食うんですね。
   だから協力隊の人は、カレーを持って行ったり、
   醤油をかけて食うんですね。
   それで、何とか食える味になるという訳ですが…
   食生活については、気にしておいたほうがいいですよ。
   
   後は、言葉ですが、英語やフランス語を喋るよりも、
   現地の言葉を話した方が、現地お人と仲良くなれます。
   アフリカの国は、どの国でも、10以上の民族が必ずいるので、
   その地域に多い民族の言葉を、
   事前に勉強しておいたほうがいいですよ。
   以上、宗教、言葉、食べ物位でしょうか…
   
・・・

小さい成功体験の積み重ねをすること

   
山本 協力隊の案件は、用紙に書いてあるとおり抽象的で
   もともと何を書いてあるのか、サッパリわからないんですが、
   行ってみると、話がもっと違う事が多々あります。
   ですので、プロジェクトうんぬんよりも、
   とりあえず、その国をよく勉強しておいた方が良いと思います。
   そうしておいて、行って出来る事を見つけ、
   それをやるという事でしょうか。

   あとは、「大きなこと」を一気にやろうとせず、
   「小さい成功」を積み重ねていくことです。
   モデルケースを作って、広めていくという事ですね。
   失敗すると、自信を失い、他人からの信用も失うので、
   やりなおすのが大変になります。
   ですので、絶対に成功することからやるのです。
   村人5人が対象でもいいので、成功するものを行って、
   小さいプロジェクトをやることです。
   「成功体験の積み重ね」が、自分のモチベーションも維持し、
   プロジェクトを広げていくことになります。
   成功するような事例を作って、成功させて、
   その次も、少しだけ広げた事例を作って成功させていく。
   これを繰り返していくのです。
   自分に対しても、周りに対しても、
   モチベーションと信頼のために、この方が良いと思います。
   以上です。

・・・

シエラレオネに再び行ったか?


マイケル まだ聞いてもらっていいですか?

山本 はい、どうぞ

マイケル 「世界で一番いのちの短い国 シエラレオネの国境なき医師団」
     という本を出されていますが、
     また、シエラレオネに行ってみたいと思われますか?

山本 シエラレオネには、すでに4回行っていて、
   国境なき医師団としてだけでも、2回行っています。
   行きたい行きたくないに関わらず、
   ある国でプロジェクトをした場合、
   「フォローアップ」と言って、
   事後の監視(モニタリング)をするべきだと思います。
   協力隊の人は、フォローアップしないことが多いのですが、
   一部には、その国の中に個人として
   NG0(非政府組織)を作ったり、企業を作って、
   企業を作って、残っている隊員も5%くらいいると思います。

   私も、その国境なき医師団の派遣医師として、
   その後は、同団体の理事として、
   監視、モニタリング、フォローアップ、
   経過観察をしに、シエラレオネに複数回、行きました。
   国境なき医師団を辞めてからも、
   自分の団体を作って、さらに2回行っています。

   「未来に残るような、持続可能な医療体制を
   その国に残す」というのが、私の目標だったのですが、
   現在も、国立の病院となって運営されています。
   ですので、成功したと思っています。
     
   あなたがどこまでやるつもりかは知りませんが、
   フォローアップについては、
   必ずしもやる必要はないかもしれません。
   なぜかというと、協力隊の場合、
   通常は相手の国の地方自治体からの依頼(案件)なので、
   あなたがフォローアップしようがしまいが、
   地方自治体は、そこにずっとあるはずなので
   必ずしもやる必要は、ないのかもしれません…。
   ただし、「あなたのプロジェクトのフォローアップ」を
   してくれるかどうかは、わかったものではありませんが。

   結局、自分のやった事が、未来に残るのか、
   その地域に根づいて残ったのかということが、
   わたしがよく使う、
   持続可能なもの(sustainability)という
   言葉の意味になります。
     
   そうでないと、自己満足に過ぎないと私は思います。
   協力隊での活動が、「海外に目を向けるきっかけ」になって、
   「青年時代の良き思い出」になって
   「青少年の育成」になったかもしれませんが、
   『現地の人達にとって』は、
   意味がなかった可能性があります。
   わたしは、それではダメなんじゃないかと思います。

・・・

お勧めの本は?


マイケル 僕は、山本さんの本を中心に読んで、さっき言っていた
     「脱資本主義宣言」とかも色々調べて読んでいるんですが、
     山本さんの中で、山本さんの本以外で
     この本は、読んでおいたほうがいいというのがあれば
     教えていただきたいのですが…

山本 国際協力の本は、沢山持っています。

   一応あなたは
   ODA(Official Development Assistance 政府開発援助)の
   枠組みで行くので、その関係の本をお勧めします。  

   例えば、「ODAの正しい見方」草野敦。
   この人はODAを肯定的に書いています。
   ODAを、ほめています。
  
   「ODAの支援の現実」鷲見一夫。
   こちらは、ODAをボロクソに言う人ですね…。
   
   ODAの肯定意見の本と、反対意見を書いてある本が
   私の本棚には、半々の割合で置いてあります。
   必ず、長所と欠点の両方を知っておくことが、大切と思います。
   
   ODA白書と、JICAの年次報告書とあるんですが、
   これは、非常によく内容がまとまっています。
   
   また、雑誌、「JICAワールド」は毎月出ています。
   青年海外協力隊の雑誌「クロスロード」も、
   隊員の間では有名です。

   BOPに興味があるんだったら、
   社会起業家、社会企業関係の本も、
   読んでおいた方がいいと思います。
   ここにもたくさんありますが、紹介しきれません。

・・・

政治家になるべきか?


マイケル ありがとうございます。
     質問があるんですが、
     山本さん非常に答えにくいかと思うんですが、
     山本さんのような方が、
     日本を含め、世界にいた方が良いかと思うんですが、
     僕はそこに近くなる為に、政治の世界に、『国の人』として
     関わっていこうとは、思ったことはないんですか?
     
山本 政治家になろうと思ったことは、しょっちゅうありますね。
   シエラレオネの本やアフガニスタンの本が売れて、
   「徹子の部屋」や、NHK等に出まくっていた時期があるんです。
   その時に、某政党から話が来た事がありましたけど、
   向いていないのでやめました。
   
   理由は…以前、代議士の女性と話したんですが…
   世界の貧富の差をなくそうとか、
   「国際協力をやろう」などというマニフェストを掲げる政治家に、
   「国民が投票すると思う?」
   「あなたの選挙区で、4万票投票していないといけないんだよ」と、
   言われました。
   結局、有権者が関心のあることを言う政治家が、
   当選するということです。

   日本は今、東日本大震災や福島の原発事故で、
   消費税が上げられて、
   日本の借金が1千兆円あって、
   国民に年金が払えないかもしれないというような
   様々な問題が国内にあります。
   そんな中で、自分と直接関係ない、
   「世界の貧富の差を何とかしよう」とか、
   「持続可能性が大切」なんて、50年も先の事を、
   私が、政治家として立候補したところで、
   ウチの選挙区で、4万票確保できることは、
   絶対にないなと思いました。

   マニフェストでは、
   「消費税は上げません、原発は反対です。」
   という、国民に受けが良い事を上げて当選しておいて、
   当選してから、マニフェストの後ろの方に
   小さくかいておいた「国際協力」関係のことを、
   ごまかしてやる、という、したたかさが必要。
   さらに、お金の面でのしたたかさも
   必要だと聞いております…。
 
   それはちょっと、私自身の器ではないだろなと思いました。
   2枚舌ではないですが、政治家は、
   表裏での調整能力が必要ではないかと思いますね。
   極めてよっぽど、ず太い神経をしていないと…
   悪い意味でなく、平気で嘘がつける、
   ちゃんと表裏をコントロールして
   矛盾していても、自分の心をマネジメント出来るという事は、
   私には、難しいのではないかと思いました。
   
   ですので、人を育てようと思いました。
   私の本を読んだ人や、講演を聞いた人の中から、
   誰かが、官僚や政治家になってほしいなと思っています。

・・・

活動記録を世界に配信するフローを作る


マイケル 僕も、山本さんに出会う前に
     セントルシアに派遣された女性の協力隊員の
     ブログを読んだりして、世界のことを、
     リアルに感じられた事はあるんですね。

     自分も、現地で自分の活動を第一優先にしたいと
     思っているんですが、
     自分みたいに会社に勤めていて、
     そういうのに興味を持っているけれども、
     どうすればよいかわからないという人に対して、
     きっかけを与えていきたいと思っているんですね。
     ブログに書いて。

     その様な事は、するべきか控えるべきかどう思われますか?

山本 事前にあなたが送ってきたEメールに、
   「この活動をアウトソーシングする中で
   活動記録を世界に配信するフローを確立する」とあったので、
   あなた、最初からやる気だったんじゃないかと
   思っていましたけどね。

   良いか悪いかは、その内容によるので
   やること自体は、本人の自由なので
   私がコメントすることではないですね。
    
   ただひとこと言うならば、
   客観的な事実を書く分には良いと思います。

マイケル 海外に行っている間も、自分の活動報告を
     山本さんにしていきたいとは思っているんですけど…

山本 ブログにアップしていただけば、拝読させていただきます。

・・・

ODAと、それ以外のバランス


マイケル この3カ月を使って、勉強の合間を縫って
     いろんな方に会っていきたいなと
     考えているんですけども、
     実際青年海外協力隊で行かれた
     OBの方、NGO、NPOでされている方、
     できれば、実際に行く現地の方で
     来日されている方に会えたらいいなと
     思っているんですけども、
     今挙げた人以外で、
     会って話をしておいた方が良い人はいますか?
   

山本 基本的に、ODAのJICAの協力隊に行くので、
   この3カ月の時間の半分から6割位を、
   その関係に使うのが良いと思います。

   一方で、4割はそこに関係ないものに
   そそいだ方が良いと思います。
   
   民間のNPO、NGO、社会企業系のBOP、フェアトレード等、
   後はCSR系ですね、
   大企業のCSRはダボス会議から始まって…
   山本敏晴のブログのCSR関係のものは、読んだことある?

マイケル 全部ではありませんがいくつか読んでいます。

山本 山本敏晴のブログ CSRで検索すると、
   または、「企業の社会的責任」で検索すると、
   ヒットすると思います。
   CSRには、欧米の流れと日本の流れがあって、
   それぞれ、知っておいたほうが良いと思います。
   そんなものかな…。

・・・

協同組合は、政府主導か、民間主導か?


山本 あなたの案件は、「協同組合のモデルケースを作って広める」
   ということでした。
   それは、国の経済産業省とか、首都の市の地方自治体が
   管理する中でやっている場合と、
   民間の企業が主導する場合があるんだよね…

   どっちなのかで話が大分変わってくるんだよね。
   後者であれば、民間の企業側と接触しておいた方が良いので、
   そういう事例を開発コンサルタント会社が
   アフリカのR国でしていたのか、
   日本の七大商社の介入はあるか、
   BOPの事例とか、フェアトレードの事例とか、
   社会起業ソーシャルビジネスの事例なんかを
   なるべく調べておいたほうが良いと思いますけどね…

マイケル 実際に僕にきている要請には
     ざっくりとした事しか書いていなかったんですけれども、
     JICAに連絡したら、詳しく教えていただけますか?

山本 無理ですね。
   案件は、大体1年半位前に、
   途上国の地方自治体からあげられたもので、
   1年半前とは状況が違っているので「消滅」しています。
   それが、実際に行ってみると
   話が全然違う、という事になる最大の理由なんです。
   行ってみたら、違う事をしてほしい、と言われたり、
   あるいは、自分であたらしいことを見つけてやるんですね。

マイケル 今日は絶対に聞きたかった理由で言うと、以上ですね…


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意気込み


山本 意気込みを、お聞かせ下さい。

マイケル 初めての事なので、そう簡単には行かないと思うんですが、
     まず最低限やろうと思っている事は、
     最初の3カ月位を使って
     現地の文化、宗教…しっかり溶け込むというか
     自分を受け入れてもらえるような状況を
     作ってもらえるようにしないといけないなと思っています。

     それをして行く中で、
     実際の要請内容と違う場合もあるので
     その場合はしっかり問題発見をする、
     自分一人で考えるのでなく、
     現地で既に活動されている方の話を聞く、
     ネットもあるので、現地の人の意見を参考にしながら
     問題発見をして解決する事が出来る人たちを、
     集めてやっていく。

     最終的には、自分が戻った後でも、
     それを続けていけるようなシステムを
     2年間で、何とか作っていけるように
     あきらめずに頑張っていきたいと思っています。

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青年海外協力隊に関する、関連ブログの筆頭


「青年海外協力隊の良し悪し 5,455字」 http://t.co/Y9NJunq1 山本敏晴のブログより


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青年海外協力隊の派遣の前と後の、多数の人々に対するインタビュー


「36才女性、アパレル大手U社から、青年海外協力隊、村落開発の一村一品運動へ、派遣前インタビュー 20120805収録」 その1 11729字 http://t.co/Qv3jctj2 その2、13699字 http://t.co/9GROfTUe 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊・村落開発でアフリカに行く27歳女性。農業専門じゃないけど農業技術移転の補助をやる「プリンセス」さんにインタビュー、20120513収録、その1」 http://t.co/zBKUJmKZ 「その2」 http://t.co/cWGFFVyY 山本敏晴のブログより

協力隊、直前ちいちゃん1職種 http://t.co/ZyPwLpdH 2現職参加 http://t.co/tItqDNGX 3試験 http://t.co/t7eHulu7 4面接 http://t.co/yRSM9cEI 5ドミ隊員 http://t.co/rj0V0pgf

「協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣前 1〜9」 http://t.co/JWNG5UXL 「メイさん_派遣後 1〜8」 http://t.co/4OOeL4cV 山本敏晴のブログより

「結婚してから青年海外協力隊_ウメ_太平洋_PC隊員 5528字」 http://t.co/l0QBUMFw 山本敏晴のブログより

「既婚の28歳女性で青年海外協力隊で東南アジアへ環境教育をしに行く方にインタビュー 12372字、その1」 http://t.co/3pSCYgkR 11870字、その2 http://t.co/Rsxa5HkS 山本敏晴のブログより

「世界自転車旅行の後に38歳で協力隊その後」 1〜8 http://t.co/Guf5PR7D 山本敏晴のブログより

「経済学部後、青年海外協力隊でデータ品質管理、そして国際保健へ」 1〜10 http://t.co/Bi9LqyO9 山本敏晴のブログより

「看護師で青年海外協力隊、南米で子どもの予防教育」 1〜8 http://t.co/JNUwSOw3 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎」 1〜5 http://t.co/1qBAVROW 山本敏晴のブログより

「カリメロさん、青年海外協力隊に落ちた後、再挑戦で合格。PC隊員でアフリカへ」 1〜2 http://t.co/42XVjFSj 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後」 その1〜4 http://t.co/yZ5vduWq 山本敏晴のブログより

「人生相談。23歳女性、市役所勤務。協力隊、大学院、国際協力キャリア形成の質問、その1 8003字」 http://t.co/2Vq9xtM6 「その2 12287字」 http://t.co/fCdv1rvA 山本敏晴のブログより

「アメリカの青年海外協力隊「ピースコー」と大学院修士の連携プログラム」 1〜3 http://t.co/yRBW8wDF 山本敏晴のブログより


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ツイッターの関連記事を、まとめたもの


「JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修を実施する理由についてのツイート 20120506まで 7828字」 http://t.co/1x1NXlJX 山本敏晴のブログより

「ケネディ大統領、キューバ危機、ピースコー(米国青年海外協力隊)に関するツイート 20120217まで 2536字」 http://t.co/OrQj4A6V 山本敏晴のブログより


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国際協力師と、国際協力士


「「国際協力士」の国家資格の創設を、外務省とJICAが検討」 http://t.co/BND24lFM 「国家資格「国際協力士」制定の動きの背景と、いくつかの問題点」 http://t.co/ISxfoBE4 山本敏晴のブログより


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その他の関連ブログ


青年海外協力隊から国際協力師へ_関係ブログ一覧_2010春 http://bit.ly/IPKJtp 山本敏晴のブログより

チャート式、国際協力師(有給のプロ)への道 5669字 http://bit.ly/IPKMFE 山本敏晴のブログより

チャート式、社会起業家への道 4452字 http://bit.ly/vCXCyj 山本敏晴のブログより

チャート式、世界を治す医師、地球を癒す看護師への道(増補版) 13094字 http://bit.ly/rM41BB 山本敏晴のブログより


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参考文献


「国際協力師になるために」 http://t.co/yTBT4n52 著者:山本敏晴、出版社:白水社。プロとして、有給の仕事として、国際協力に関わってゆくために。国連、JICA、開発コンサルタント、企業の社会的責任、それらに関わる人になるための『キャリア形成』の具体的な道筋

「世界と恋するおしごと 国際協力のトビラ」(小学館)の第五刷りが、出版社から事務所に届きました。古くなってリンク切れになっていたURLなどを改訂。内容は、国際協力を実際にやっている30人以上の人とと山本敏晴との対談で、インタビュー集です。 http://t.co/0J22zskB

書籍『「国際協力」をやってみませんか?』 http://t.co/vDHjqylZ 国連などで給料をもらいながら一生続けていく道。仕事の合間に無償のボランティアとして参加する道。消費者としてできることを探る道。会社での仕事そのものをより社会に貢献するよう努力する道。どれも国際協力

山本敏晴の新刊 『「国際協力」をやってみませんか?』(小学館)。有給のプロとして働く道も、ボランティアとしての関わり方も、学生・主婦・会社員としてできることも。それ以上に、貧困を生み出してしまう『世界の根源的な問題・構造そのもの』を解説 http://t.co/vDHjqylZ