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この記事は、以下のインタビューの後半です。
まずは、以下からお読み下さい。

インタビューの、前半
http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/65758696.html

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目次

一回目の応募は落ちた
二回目の応募で合格
書類審査の時点での、第一、第二、第三希望
ファシリテーターをやりたい
技術面接では、これまでの仕事の経験
人物面接、帰国後は大学院へ
現地で困った時、どうするか?
希望ではない案件に合格した時の心境
会社には話していない
自分と家族の健康や状況
大学時代の旅費などの出所は?
大学院に行くお金はあるか?
山本敏晴を何で知ったか?
山本が「中間的な立場」でいたい理由は?
国連に入るさまざまな道
これから協力隊に応募する人へ
   
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一回目の応募は落ちた


山本 1回目の応募は「経済市場調査」という職種で
   おこなったのでしたっけ?
   それで応募したら、落ちた、という事でしたっけ?
   理由は何だと思いますか?

ジェイ 知識と経験がない事だと思います。

山本 そうですね。


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二回目の応募で合格


山本 2回目の応募の話をしましょうか、2回目はいつ応募しましたか?

ジェイ 2012年の春ですね、4月です。

山本 4月から5月末でしたね。応募期間は。
   1次の結果が6月位でしたね。
   「受かりました」、と書かれた紙かなにかが
   送られて来たという事ですか?

ジェイ そうですね。

山本 2次試験はJICAの広尾(旧JICA地球ひろば)だと思いますが、
   7月くらいでしたか? 
   技術面接と人物面接があったという事で、よろしいですか?

ジェイ そうですね。

山本 案件は、何で応募しましたか?

ジェイ 「村落開発普及員」です。

山本 そうですね。


・・・

書類審査の時点での、第一、第二、第三希望


山本 ちょっと、書類審査の紙の話に戻ります。
   1次審査で紙に書くときに、第一、第二、第三希望まで
   国名と案件名を書くときに、
   まず、第一希望は、何国のどんな案件にしましたか?

ジェイ E国の栄養改善を、
    他と協力し合ってつくりあげるというプロジェクトを書きました。
    管理だったり、ガバナンスだったりをする内容だったと思います。

山本 アジアですか、アフリカですか、中南米ですか?

ジェイ 中南米です。

山本 2番目はどの国の何ですか?

ジェイ 第一希望と同じような案件で、それはNGOからの依頼で
    現地のNGOと協力する、という依頼だったんですけど…

山本 それは、アジアのB国ですか?

ジェイ それも、中南米のE国ですね。

山本 第三希望は何ですか?

ジェイ 第三希望はアジアのF国、それはちょっと、
    第一と第二と違うんですけど…
    ええと、生産するための資源の管理だったりとか、
    人材をどう配置するかという事だったりとか…

山本 以上のような、第一、第二、第三希望の案件じゃなくても、
   それ以外の案件でも、
   あなたは「そこ行け」って言われたら行きますか?
   そのことを、チェックする欄がありましたか?

ジェイ それはなかったです。でもどこでも行くって思っていました。

山本 結論から言うと、
   その3つとも希望は通らなかった、ということですね。
   

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ファシリテーターをやりたい


山本 先に進む前に、中南米のE国で栄養をやろうとしている…、
   という部分に質問をします。

   マネジメントみたいな事をやる案件のようでしたが、
   「飢餓」に対する興味があった、という事ですか?

ジェイ それはあった訳ではなくて、栄養という事よりも、
    「色んな職種の人達と協力をして、
    何か一つのプロジェクトをやっていく」というのだったり、
    その人たちも含めて、
    現地の人達と、やっていくという事をするための
    「管理」と言いますか、色んな「調整」をやりたかったので、
    それが(自分には)あってるかなって思います。

山本 いわゆる「ファシリテーター」、
   (人と人を繋いで議論を盛り上げていく、
   活動を活発化させるような人や立場をいう)を
   やっていきたかったという事ですね?
  

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技術面接では、これまでの仕事の経験


山本 で、面接になりました。
   まず、「技術面接」では何を聞かれましたか?

ジェイ 技術面接は、それぞれ何故その国の要請を選んだのか、
    という事と、今までやってきた会社の経験を、
    会社で何をやってきたかという事を、一番聞かれましたね。
    あと、会社で苦労した事とか聞かれました。

山本 会社で何をしてきたか質問された時、
   あなたは何と答えましたか?

ジェイ 前にやってきた事の内容だったり、それよりも、
    色んな商社っていうよりも、
    製造の部分にも関わってきていたので、
    川上から川下まで(市場調査、商品企画から、製造、販売まで)、
    全部把握しているという事と、あとは様々な経験を通して
    色々な立場の人達を見てきたり考えたりしていたので、
    そういう部分では対応できる自信はありますと答えましたね。

山本 なるほど。
   最初にやってきた会社の事も、営業から営業補佐から人事…

ジェイ そうですね、品質管理だったり…

山本 色々やったという事を、履歴書には書いたでしょうけれども、
   それを面接で再び「言った」、という事ですね。

ジェイ はい。

山本 読んでいる人のためにいますが、協力隊の面接試験というのは、
   その人の面接をするというよりは、
   「どの案件に、この人はふさわしいかを選んでいる」
   という側面があります。

   途上国の地方自治体から応募されてくる案件は、
   何百とあるんですが、協力隊に応募しようとする人が
   興味を持つ案件というのは、
   その中の面白そうなものに集中するんですね。
   人気のある物には100人位応募するけれども、
   人気のないものには誰も応募しないという「偏り」が発生します。
   
   だから、協力隊を派遣するJICA側としては、面接試験の時に、
   「こいつはこんな事を希望しているけれども、
   この経験や技術を持っているんだったら、
   誰も応募していない(こっちの)案件に回そう」、
   という考え方で、面接をしています。
   ですので、こいつだったら
   何処の国のあの案件に派遣できるかなと、面接官は考えています。


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人物面接、帰国後は大学院へ


山本 次に人物面接ですね、何か言われましたか?

ジェイ 人物面接では会社で同じくやってきた事と、応募動機とか、
    きっかけだったり、帰国後どうしますかという事だったり、
    現地で困った時にどうしますか、
    という事を聞かれました。

山本 その辺については、
   私の他の協力隊関係のブログに、詳細に書いてありますので、
   興味があれば、(読者の人は)読んでみてください。
  
   ここでは、ジェイさんが答えたものを聞いてみましょう。

   帰国後はどうしますか?

ジェイ 帰国後は、大学院に行きたいと思っているので、
    大学院に行って、修士をとったら、
    国連のJPO試験を受ける土俵を持ちたいなと思っています。
    今のところ…

山本 具体的に、大学は何の分野かは決めていますか?

ジェイ 決めています。

山本 その大学院の名前を、実名で言って下さい。

ジェイ イギリスのマンチェスター大学の、
    インターナショナル・ヒューマン・リソース・マネジメントです。

山本 それは、なぜですか?

ジェイ それは、人というものを…

    今の会社で、「採用(を担当する仕事)」を今までやってきて、
    (人の採用に)1から興味が出たのと、
    何をするにも、『人』というのが大切であるという事と、
    それを専門的に勉強したことがない、というのがあったので、
    それを具体的に勉強したいなというのがありました。

    あとは、英語を使って勉強したいと思ったのと、
    あと年齢的な部分もあるので、
    (国連JPO試験の応募の締め切りが35歳までなので、)
    1年間で頑張ればとれる、
    イギリスに行きたいなと思っていました。
    (他国では、修士の取得2年近くかかることが多いからです。)    
    
    今まで、調べた中では、
    ただのヒューマンリソースマネジメントじゃなくて、
    せっかく協力隊に行くので、途上国を専門にした、
    人材管理を勉強したいなと思っています。

山本 読者のために言うと、最終的に彼が言っている
   国連職員の登竜門である、
   JPO試験(ジュニアプロフェッサルオフィサー)という制度に
   (最終目標として)応募するには、35歳未満で、日本人で、
   英語かフランス語が喋れて、
   大学院修士を持っている事が絶対条件です。
   
   これらの条件の中で、大学院修士がその取得に問題で、
   日本の大学でも、2年くらいで修士は取れますが、
   イギリスだと1年弱位で取れる、ということです。
   
   アメリカでも、大学によっては1年から2年くらいで
   取れる場合がありますね。
   オーストラリアの場合は2年かかる。
   だけれども、生活費と学費がオーストラリアは安いので、
   そういう意味では、そっちの方がいいかもしれない。
   そういう事は知っていますか?

ジェイ はい。
    やはり1年弱くらいで卒業できる可能性が高いので、
    また、アメリカには留学生の時に行った事があるので、
    主要な英語圏の中では、
    イギリスに唯一行った事がない、
    ということで、イギリスを選びました。


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現地で困った時、どうするか?


山本 次ですね。
   協力隊に行ってプロジェクトを進めていく時に、
   『困ったこと』が起きた時、あなたはどうしますか?

ジェイ そうですね、
    身近に協力隊経験者が多いので、
    その時に自分の頭で考えてもどうしようもない事は、
    (自分ではどうしようもないと)分かっているので、
    周りの人に頼るというか、(話を)聞いてもらって、
    いろんな意見を聞きたいなと思っています。

山本 誰からですか?

ジェイ 友人、現地で派遣されている日本人の協力隊の先輩たちとか、
    JICA専門家達とか、現地で働いているNGOスタッフとかで、
    人脈を作って、聞ける事が出来たらなと思っています。

山本  なるほど、分かりました。


・・・

希望ではない案件に合格した時の心境


山本 2012年7月の面接が終わって、翌月の8月位にネットで
   合格の番号が出て、
   その後、どの国のどの案件かが、
   自宅に郵送されてきたということですね。
    
   ネットで受かっている事は知っていたでしょうけど、
   来た郵送物を見たら、第一第二第三希望の
   どれでもない案件に回されることになりました。
   アジアのB国の地方自治体の
   アシスタントだという仕事ですけども、
   それに決められしまったのを見て、どう思いましたか?

ジェイ 全くの予想外だったのですが、「行こう」と切り替えましたね。

山本 すぐに切り替えられましたか?

ジェイ はい、5分くらいで切り替えましたね。

山本 受け取って、1カ月以内に
   (その希望してはいなかった案件に行くか行かないかの)
   返事をしなければいけないという事ですけども…

ジェイ その日に送りました。

山本 8月位ですか?

ジェイ 8月の初旬ですね。


・・・

会社には話していない


山本 その段階までで、2011年8月の時点で、協力隊に合格した事を
   誰かに話していますか?

ジェイ 話していないです。

山本 会社の中に、かなり親しい上司や先輩はいますか?

ジェイ そうですね、同期で1人、かなり親しい人はいます。

山本 その人にも黙っていたという事ですか?

ジェイ そうですね、受かった時に言いました。

山本 会社に話したのはいつですか?

ジェイ 会社にはまだ話していません、来月話すつもりです。

山本 分かりました。

   …確認ですが、2011年の8月に合格して、
   現在2012年の11月ですから、1年3ヶ月くらい経っています。
   まだ、全然会社には話していないという事でよろしいですね。
   そういう人もいるんですね、わかりました。
    
   青年海外協力隊に派遣される前に、
   語学研修があります。
   福島や長野で、2ヶ月間ちょっと現地で使う言葉を勉強します。
   英語かフランス語のような、
   ヨーロッパの植民地にした側の言葉を勉強する場合と、
   現地の母国語を学ぶ場合があります。

   それが来年(2013年)の4月から始まるという予定のようですね。

   あなたの会社は、辞める前の何か月前に
   言わなければいけないとか言う事は、決まっていますか?

ジェイ そうですね、1か月前という事になっています。

山本 最悪、来年の3月位に(会社に)言えばいい、
   という事でしょうか?

ジェイ そうですね、理論上はそうですね。

山本 来月、辞めると言うつもりだという事ですが、それは何故ですか?
   年末だからですか?

ジェイ 引き継ぎの事もあると思っていたので、
    今までの事を考えると3か月くらい前の方がいいかなという
    自分の判断と、あと、もしかしたら年末に上司に先に言うので、
    (会社に通知するのは)年明けになるかなというのと、
    (そういう風に)遅くなる事を考えて、
    12月末に、上司には言おうと思っています。

山本 その上司との関係は良いんですか、悪いんですか、普通ですか?

ジェイ 普通だと思います。

山本 えっと、(協力隊に行くために)辞めた後、
   今の会社に戻る考えはありますか?

ジェイ ないですね。

山本 読者のために言いますが、人によっては、
   会社に戻りたいと言えば戻れる場合もあります。
   今回はストーリーと関係ないので、伏せます。
   これで大体の経歴が分かりましたね。
    

・・・

自分と家族の健康や状況


山本 これから個人的な事をお聞きしますね、
   もし、『セクハラ』
   (業務に直接関係のない個人情報に関する質問)
   になると思われたら答えなくて結構です。

   ええと、結婚はしていますか?

ジェイ していないです。

山本 子どもとかはいますか?

ジェイ いないです。

山本 現在彼女はいますか?

ジェイ つい先日、別れました。

山本 お父さんお母さんは、ご健勝でいらっしゃいますか?

ジェイ はい。

山本 介護とか必要な方はいらっしゃいますか?
  
ジェイ いいえ。

山本 以上の事は、2年間国際協力をやりに途上国に行くうえで
   重要な事なので必ず聞くようにしています。


・・・

大学時代の旅費などの出所は?


山本 あと、お金ですね。
   今日のインタビューで度々(たびたび)不思議だったのが、
   あなたは、大学時代に留学していますが、
   そしてさらに、帰国後に東京や大阪の会社にインターンに
   行っていた、自力で行ったと言っていましたが、
   お金が必要だったはずです。
    
   バイトして稼ぐか、奨学金等で行くか、
   親から借りるか、とか色々ありますけど、
   どうやってお金を得たんですか?

ジェイ アルバイトをしていたのと、
    頼みこんで、親に援助してもらったのとあります。

山本 客観的に言って、あなたの家は、
   金持ち、中くらい、貧乏とありますが
   どのぐらいですか?

ジェイ 中くらいです。


・・・

大学院に行くお金はあるか?


山本 青年海外協力隊が終わった後に、
   基本的に大学院に行くつもりらしいですけど、
   そのお金はどうするつもりですか?

ジェイ それは、今、貯めているところなのと、
    受かるかどうかわかんないですけど、
    奨学金制度にも、応募しようと思っています。

山本 奨学金をもらうために、狙っている組織はありますか?

ジェイ そうですね、具体的に調べてはいるんですけど、
    5、6個は候補はあります。

山本 わかりました。
   あなたは会社に4年半いますけど、
   貯金で300万円とか600万円とかあるんですか?

ジェイ 600までは行かないですけど、それくらいは…

山本 そうですか…
   イギリスで修士を取る場合、1年間の学費生活費がかかります。
   その合計が600万弱と言っている人もいます。

   ロンドンであるか、田舎の町であるかによっても
   変わってくるんですけども、
   その位のお金は何とかなりそうな…とこですね?

ジェイ でも、300万くらいで大丈夫かなと思っているんですけどね…

山本 はい。

ジェイ 行く場所にもよるんですけど。

山本 はい。
   貯金はあるという事ですね。


・・・

山本敏晴を何で知ったか?


山本 以上ですね、私からのあなたの概略は終わりですね。
   私に何か質問したい事がはあるそうですけども、
   まず、「山本敏晴」を何で知りましたか?

ジェイ インターネットですね。
    協力隊の事を調べていたら、山本さんが結構出てきて、
    それまでは存じあげなかったんですけども、
    どんな様な事をやっている方なのかなと、
    調べていって知りました。

山本 本は、何か読みましたか?

ジェイ 3冊読みましたね、「世界と恋するお仕事」、
    「国際協力師になるために」と、
    最新本「「国際協力」をやってみませんか?」

山本 一番印象に残っているのは、3冊の中のどれですか?

ジェイ 最新本ですね。
    インタビュー形式の会話で面白かったのと、
    あとは個人的な感想で申し訳ないんですけども、
    より中立的というか、そういう印象を受けたんですよね、僕は。
    国際協力に対する色んな立場の人がいると思うんですけど、
    その中でも、より中間的な意見で
    書かれているのかなと思いました。

山本 その様に意識して書きました。
   その通りです。


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山本が「中間的な立場」でいたい理由は?


山本  それでは、質問は何ですか?どうぞ…

ジェイ 本を色々読ませていただいたんですけども、
    「中間的立場でいたい」と言うか、
    そのスタンスが強くおありなんですけど、それはなぜですか?

山本 私は、大学時代に色々な途上国を旅行して、
   国際協力団体の人と会って、
   食事をしたり、お酒を飲んだりしたんですけれども、
   どの人に会っても、「自分のやっている援助は、良い事だ」
   と思っている人が多くて、私はそれを聞きながら、
   私はひねくれた性格であるため、
   それはあなたがやりたい事であるかもしれないが、
   それが本当に正しい事ではない場合もあって、
   現地の人がそれを望んでいるかどうかは、
   わからない場合も多い…と思いながら、
   いろんな国で、色んな組織の人の話を聞いていました。

   団体の方針の場合もあるし、
   個人的な意見の場合もありますが、
   私は、そのどちらを聞いても、
   「おかしいな」と思って聞いていました。

   基本的には、(これだけは、まず絶対に正しいという)
   「前提を持たない」というのが、
   私の最大の方針になっています。

ジェイ 前提ですか?

山本 前提ですね。
   それを「なくす」ことが大切だと私は考えています。

ジェイ 今、活動されている方を、色んな人に活動をしてほしいとか、
    ご自身が、誰かに引き継いでもらいたいという思いは
    あるんですか?

山本 あなたが言っている意味においては、ないですね。

   …私のツイッターやブログを読んでいればわかりますが、
   私の関心は「全分野」におよんでいます。
   世界をよりよくしたいと思う場合、私は医師ですが、
   医療だけではだめで、
   経済とか国際情勢も、把握していなければならないと
   思っています。
   その結果、私の関心は全分野に及んでいる訳ですが、
   勉強すればするほど、
   どの分野も難しいということがわかってきました。

   もしも、人を救いたいとか、世界を良くしたいとか、
   思った場合の話ですが、
   私の場合、「持続可能な世界にしたい」と思っているわけですが、
   その答えは、勉強すればするほど、
   「見えない」という皮肉な結果になってしまう…

   なので、現在の私の場合は、
   一応、右にも左にも「偏らない」様に注意しながら、
   メッセージを伝えようと思っています。    

   山本敏晴は、それなりに勉強してきました。
   それを皆さんにわかりやすく伝えるように、
   本であれ、ブログであれ、書いております。
   これを見て、皆さんがどう思うか、何を考えるかは、自由です。
   ともかく私は、中立な情報、事実に近いものを
   なるべく提供しようと言うのが、現在の私の活動です。


・・・

国連に入るさまざまな道


ジェイ 今、私の話を聞かれていて、
    「直線的ではないな」という感じがあるなと
    自分では思うんですが、例えば、国連の人であるとか、
    沢山会われていると思うんですけど、
    私のようなタイプっていますか?

山本 国連を目指している人の中にも1/4位は、いますよ。
   エリート層が圧倒的に多いのは確かですが。

   東大に行って、イギリスかアメリカの大学院に行って、
   すぐ「JPO試験」で国連という人もいますが、
   一方で、回り道をしている人も多いです。

   例えば、青年海外協力隊に行った後に、
   国連ボランティアに行き、
   現場の国連事務所長にコネを作って、仲良しになって、
   その人に、後日、短期契約、国連の場合は、
   「コンサルタント」と言ったりしますが、
   後で雇われて、そのまま居ついて、
   正職員に近い待遇になる場合もあります。
    
   後は、あなたが大学院修士を取りにイギリスへ行ったら、
   大学院修士課程の後半部分や夏休みなどに、
   国連インターンに行くはずですので、そこでコネを作って、
   しかしインターン直後の就職は、禁じられている国際機関が、
   多分半分位あるので、そのほとぼりが冷めた
   1年後位に就職を目指す、というのもありますね。

   UNV(United Nations Volunteer国連ボランティア)経由と、
   国連インターン経由などが有名です。
   超エリート経由じゃない場合も、かなり多いと思いますよ。
    
   後は「アカデミック」ですね。
   開発経済学などの講座の大学の職員になって、
   (募集があった時に)
   国連にアプリケーション(就職希望書)を出して
   雇ってもらうというやつです。これも実際多いですよ。
    
   後は官僚ですね。
   外務省からの出向で、国連などに行くケースです。
   外務省以外のどの省庁に入っても、
   2年間くらい外務省などに出向になるので、
   そこから関係する国際機関に出向になる場合があります。

   例えば、農林水産省の人が、外務省経由で、
   あるいは直接、FAO(国際連合世界農業機関)などに行く、
   というケースです。
   派遣された後に、国連に居ついてしまうという人もいます。
   これを狙って、官僚を目指すのもありだと思いますけどね。

   あなたの場合であれば、「中途採用」(社会人採用)で、
   官僚に応募するということですよ。
    
   色々あると思いますよ、他にも。
   エリート経由じゃない場合も沢山あると思います。


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これから協力隊に応募する人へ


   最後に、これから青年海外協力隊に応募しようと思っている人に、
   何かメッセージはありますか?

ジェイ そうですね…
    応募する時、一番「職種」で悩むと思うんですけど、
    自分には、「全く関係ないな」と思う職種でも、
    (その中にある案件を)見てみたら、
    自分に当てはまる場合もあるので、チェックしてみても
    いいんじゃないかなと思います。

山本 例えば、どんなものですか?
   あなたの場合は、絶対関係ないと思う、どの職種を見たら、
   あなたに意外と関係があったんですか?

ジェイ そうですね…
    私の場合は関係ないというか、村落開発普及員は
    元々全く応募する気はなかったです。
    村落に入り込んで、例えば、井戸を掘るだとか
    医療関係の啓発だとかっていうイメージしかなかったので、
    どちらかというと、私は「それではないな」と思っていました。
    だから、1回目の時は、
    (その職種のなかの案件を)見ていませんでした。
    でも、今回幅を広げてみたら、(上記のイメージとは)
    違う内容のものあるんだと思って、
    そう気付いたので、これから応募される皆さんも、
    見てみるといいなと思います。

山本 わかりました、以上ですね。
   ありがとうございました。





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青年海外協力隊に関する、関連ブログの筆頭


「青年海外協力隊の良し悪し 5,455字」 http://t.co/Y9NJunq1 山本敏晴のブログより


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青年海外協力隊の派遣の前と後の、多数の人々に対するインタビュー


「やるべきことを見つけるために協力隊に行く、テレマーケティングからアフリカへ、26歳男性_20121006、その1 10098字」 http://t.co/bQ2WqtzP 「その2 9041字」 http://t.co/tSCr74hl 山本敏晴のブログより

「36才女性、アパレル大手U社から、青年海外協力隊、村落開発の一村一品運動へ、派遣前インタビュー 20120805収録」 その1 11729字 http://t.co/Qv3jctj2 その2、13699字 http://t.co/9GROfTUe 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊・村落開発でアフリカに行く27歳女性。農業専門じゃないけど農業技術移転の補助をやる「プリンセス」さんにインタビュー、20120513収録、その1」 http://t.co/zBKUJmKZ 「その2」 http://t.co/cWGFFVyY 山本敏晴のブログより

協力隊、直前ちいちゃん1職種 http://t.co/ZyPwLpdH 2現職参加 http://t.co/tItqDNGX 3試験 http://t.co/t7eHulu7 4面接 http://t.co/yRSM9cEI 5ドミ隊員 http://t.co/rj0V0pgf

「協力隊派遣前と後_村落開発_メイさん_派遣前 1〜9」 http://t.co/JWNG5UXL 「メイさん_派遣後 1〜8」 http://t.co/4OOeL4cV 山本敏晴のブログより

「結婚してから青年海外協力隊_ウメ_太平洋_PC隊員 5528字」 http://t.co/l0QBUMFw 山本敏晴のブログより

「既婚の28歳女性で青年海外協力隊で東南アジアへ環境教育をしに行く方にインタビュー 12372字、その1」 http://t.co/3pSCYgkR 11870字、その2 http://t.co/Rsxa5HkS 山本敏晴のブログより

「世界自転車旅行の後に38歳で協力隊その後」 1〜8 http://t.co/Guf5PR7D 山本敏晴のブログより

「経済学部後、青年海外協力隊でデータ品質管理、そして国際保健へ」 1〜10 http://t.co/Bi9LqyO9 山本敏晴のブログより

「看護師で青年海外協力隊、南米で子どもの予防教育」 1〜8 http://t.co/JNUwSOw3 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊を受験した二人の27歳女性の合否の謎」 1〜5 http://t.co/1qBAVROW 山本敏晴のブログより

「カリメロさん、青年海外協力隊に落ちた後、再挑戦で合格。PC隊員でアフリカへ」 1〜2 http://t.co/42XVjFSj 山本敏晴のブログより

「青年海外協力隊ケニア、エイズ対策あず帰国後」 その1〜4 http://t.co/yZ5vduWq 山本敏晴のブログより

「人生相談。23歳女性、市役所勤務。協力隊、大学院、国際協力キャリア形成の質問、その1 8003字」 http://t.co/2Vq9xtM6 「その2 12287字」 http://t.co/fCdv1rvA 山本敏晴のブログより

「アメリカの青年海外協力隊「ピースコー」と大学院修士の連携プログラム」 1〜3 http://t.co/yRBW8wDF 山本敏晴のブログより


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ツイッターの関連記事を、まとめたもの


「JICAの青年海外協力隊が日本企業の社員研修を実施する理由についてのツイート 20120506まで 7828字」 http://t.co/1x1NXlJX 山本敏晴のブログより

「ケネディ大統領、キューバ危機、ピースコー(米国青年海外協力隊)に関するツイート 20120217まで 2536字」 http://t.co/OrQj4A6V 山本敏晴のブログより


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国際協力師と、国際協力士


「「国際協力士」の国家資格の創設を、外務省とJICAが検討」 http://t.co/BND24lFM 「国家資格「国際協力士」制定の動きの背景と、いくつかの問題点」 http://t.co/ISxfoBE4 山本敏晴のブログより


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その他の関連ブログ


青年海外協力隊から国際協力師へ_関係ブログ一覧_2010春 http://bit.ly/IPKJtp 山本敏晴のブログより

チャート式、国際協力師(有給のプロ)への道 5669字 http://bit.ly/IPKMFE 山本敏晴のブログより

チャート式、社会起業家への道 4452字 http://bit.ly/vCXCyj 山本敏晴のブログより

チャート式、世界を治す医師、地球を癒す看護師への道(増補版) 13094字 http://bit.ly/rM41BB 山本敏晴のブログより


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参考文献


「国際協力師になるために」 http://t.co/yTBT4n52 著者:山本敏晴、出版社:白水社。プロとして、有給の仕事として、国際協力に関わってゆくために。国連、JICA、開発コンサルタント、企業の社会的責任、それらに関わる人になるための『キャリア形成』の具体的な道筋

「世界と恋するおしごと 国際協力のトビラ」(小学館)の第五刷りが、出版社から事務所に届きました。古くなってリンク切れになっていたURLなどを改訂。内容は、国際協力を実際にやっている30人以上の人とと山本敏晴との対談で、インタビュー集です。 http://t.co/0J22zskB

書籍『「国際協力」をやってみませんか?』 http://t.co/vDHjqylZ 国連などで給料をもらいながら一生続けていく道。仕事の合間に無償のボランティアとして参加する道。消費者としてできることを探る道。会社での仕事そのものをより社会に貢献するよう努力する道。どれも国際協力

山本敏晴の新刊 『「国際協力」をやってみませんか?』(小学館)。有給のプロとして働く道も、ボランティアとしての関わり方も、学生・主婦・会社員としてできることも。それ以上に、貧困を生み出してしまう『世界の根源的な問題・構造そのもの』を解説 http://t.co/vDHjqylZ