M教授:だから、GCMの方の計算も、
   今、われわれのグループもだから、
   今、ジャムステック(JAMSTEC)のグループも、
   日本が、もう、こういう状態だから、
   外国と一緒にやるというようなことをしたんだけれど、
   ジャムステックの人たちが、我々も入れてくれと言うんで、
   今、そういう計算をやろうとしてるんだけど、、、。

参考:
JAMSTEC 海洋研究開発機構 ジャムステック
http://www.jamstec.go.jp/j/
GCM(大気海洋結合気候モデル)と結合する全球植生動態モデルの高度化と検証
https://www.jamstec.go.jp/kakushin21/jp/meeting/2010/PDF/1-3hara.pdf

M教授:だけど、スーパーコンピューターというのは、
   王道には絶対なれない。
   パラメーターの相対的な評価でしか。
   永遠になれないです。

山本:はい。
   あの、まあ、(先生の)本にも書いてありますけど、
   様するに、気候モデルや気候シミュレーターで、
   未来を予想できるという理論的な根拠は何も無い、
   幼稚な論議でしかないということを、
   本にも書いてらっしゃいますが・・・

M教授:それはもう、ほとんどの人はそう言ってるんですよ。
   その、「できる人」はね。
   日本でも、真鍋さんとか・・・

参考:
真鍋淑郎。1931年生。気象学者。
大気大循環に海洋大循環を考慮した新しい大気・海洋結合モデルを開発、
気候変動の研究に適用した。
地球科学分野での数値シミュレーション導入の先駆的存在。
だが、気候シミュレーションの第一人者である彼も、
このモデルで、未来を予測できるとは、していない。
1968年からプリンストン大学客員教授を兼任。

M教授:彼が、日本のそういう中心だけれど、
   あまりにもばかげていると言って、
   プリンストンに帰っちゃったけどね。
   彼が最後に言ったことはそういうことですよ。

山本:だから、私も、気候変動にはいろんな要素がかかわっていて、
   今までにわかっている要素しか、
   コンピューターに入力できないのに、
   (上述の水蒸気の動態を始め)
   分からない要素がまだいっぱいあるのに、
   そんな、地球の表面を、
   500キロメートル四方の立方体で覆って、
   それで仮の地球のモデルを作り、
   これで気象が予想できるなんていうことが、
   できるわけがない。

   はっきり言って、ただの妄想、
   ばかとしか思えないのは私だけではないですよね?

M教授:それは、あたりまえ。
   みんな、そういうことはわかっていて・・・

山本:普通、科学者だったら、そう思いますよね?
   なんで、あんな、たわ言が、
   世の中を支配しているか、全然さっぱりわからない。

M教授:そこはだから、例えば、日本政府がね、
   例えば地震予知もそうだけど、
   地震が予知できるというふうに、言わないと、
   科学者が言わないと、役人がお金をつけないわけですよ。

   だかららそれで、地震が予知できると言い続けて、
   100年間の間に、おそらく数千億のお金をせしめて、
   どうなったかというと、「わかりません」と言い続けてる。

参考:
繰り返すが、このインタビューは、2010年に収録された。
この翌年の2011年、東日本大震災が起きた。
全く予想されていなかった、三陸沖を震源とする巨大地震が起きたのだ。
地震学者が予想していたのは、東海地方や、東南海沖の地震だった。
この「予想ができなかったこと」により、地震学会で反省が行われ、
「予想もできないのに国に莫大な研究費を申請するのはやめよう」
という運動がおきた。この動きはマスコミで報道された。

山本:笑

M教授:だけど、研究者にとって、お金を取ってくる理由になっている。
   だから、マスコミ相手では、
   (地震でも気候でも)予知できると、
   言い続けなくちゃいけない宿命にある。

山本:はーはー。
   一応、(地震に関しては)25年以内に、
   何パーセントで起きますとかは言ってますけどね。

M教授:うん。だけど、それは、ほどんど意味が無い。
   予知というのはね、プラスマイナス誤差100年以内に、
   ここに地震が起きますよというのは予知と言うかと言うと、
   言わないでしょ?

山本:はい

M教授:じゃあ、どれくらい時間を区切ったらいいかというと、
   10年以内に、
   ここに地震が起きますよというようなことを言ったって、
   予知じゃないでしょ?
  
山本:うーん、まあ、どのくらいですかね?

M教授:観光業者が、熱海の業者がね、
   プラスマイナス1週間で言ってくれないと、
   うちの営業に困りますからと。

山本:なるほど。

M教授:だから、1週間以内に地震がやってくるというと、
   そうすると熱海の旅館業者は、
   熱海沖で起きるとしたらですよ、
   そしたら、完全に休みにするでしょ?

山本:1週間だけ休みに。

M教授;1週間だけ。

M教授:それでも、1週間休んだら、ものすごい損失になるじゃない?
   で、そのことを補償してくれとかというふうなかっこうになって、
   だから、実際は、
   国が、営業をストップしなさいというふうに言っても、
   動揺が起こるでしょ?

山本:はい。

M教授:だから、そういう社会のニーズがあるので、
   予知というふうに言ったときに、
   誤差はせいぜいね、数週間とかさ、それでなければいかん。
   (でも)そんなもの、わかるはずがない。
   それは、宿命として、そういうことは無理ですよ。

山本:まあ、要するに、科学者(地震学者)が、
   金(研究予算と給料)を欲しいから、
   そういう予想ができるんだと、
   はったりをかましているわけですね?

M教授:それは、GCMでも同じですよ。
   気象学って今まで、そういう(長期的な)予知はなかった。
   (だから大金を投じて)スーパーコンピューターを入れたら、
   全部予知できるということを
   言い続けなきゃいけないようになってるんですよ。

山本:なるほど

M教授:公的なところでそういうことを言う人がいるけど、
   本当の科学者のコミュニティーでは、みんな舌出してるわけ。
   そういうのを、はっきり言う国と、
   日本のような国はそれが言えないような仕掛けになってるわけ。

山本:私も、昔、大学にいましたけど、
   いわゆる科研費(国の文科省の科学研究費助成事業からの研究費)
   っていうのがありまして、
   あれを取ってこない人は、要するに教授に残れないとか、
   研究ができないとかでしたよね?

   とにかく、何でも良いからお金を取るということが、
   (研究を続けていける)本質の一つにあると思うんですけど。

M教授:そうすると、国の方向にそったようなことをやると、
   科研費が落ちてくる(もらえる)。

   だから、温暖化対策技術とか、CO2をいかに地下に貯留するとか。
   そういう、あまりにもばかげたことがあるんだけれど、
   そういうふうなことを言うと、
   お金が降りてくるようになってるわけね、今。

山本:そうですね。
   すみません、
   (忘れていた重要な)引用(文献)をもうひとつ(教えて下さい)。

   スベンスマークの論点は、宇宙線の量が増えて、
   雲が増えるためには、
   太陽活動が低下(太陽の磁場が減弱)している、とのことでした。

   ですが、宇宙船の量が増える根拠は、もう一つあって、
   先生が言っていた地球の磁場がですね・・・

M教授:磁場も利くはずだと。

山本:(地球の)磁気がどんどん減ってるから、
   要するに、宇宙線を吹っ飛ばすものが減ってると。

   その2つが最も重大な根拠なんですよ。
   これの、もとの論文というか、
   本かなんか、原典を知りたいんですけど。
   論文か・・・

M教授:えーと、スベンスマークの件は、
   さっき言った
   「チリングスターズ」とそちらの本(の中)にも文献というか、
   その中にすでにいっぱい(参考文献が)入ってると思いますね。

山本:これですね?

M教授:(さて、地球の)磁気のほうはね、
    磁場のほうのところは、えーと・・・

山本:先生、京大のなんとか研究所・・・

M教授:あ、そのセンターのホームページ。

山本:地磁気センターでしたっけね?

参考:
京都大学大学院 理学研究科附属 地磁気世界資料解析センター
http://wdc.kugi.kyoto-u.ac.jp/index-j.html
気象庁 地磁気観測所 Kakioka Magnetic Observatory
http://www.kakioka-jma.go.jp/
国土地理院 地磁気測量
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/

M教授:うん、うん。
   そのところを見れば、
   それはどのくらい変わってきたているというふうなデータが、
   全部あります。

山本:ホームページでも公開されてると。
   国立だから当然ですよね。
   公開しないと。

M教授:それはね、僕が書いた本、どっか、そのあたりの・・・
   えーと、それは、火星の本かな?
   その上のページの一番最初、温暖化のところで書いた・・・
   あ、そうじゃなくて、その上の黄色。上の。
   目の前の棚の・・・
   あ、そうそうそう。それじゃない?うん。
   それの、どっかホームページのそれも書いてると思います。
   これ、あげますから、もし、持ってなければ。

山本:これは、持ってないです。
   あ、そうですか。
   ありがとうございます。

M教授:そこのデータのところか、
   本文の中に、それ、書いてると思います。

山本:わかりました。
   じゃあその3点があれば。
   スベンスマークさんと、
   地球の地磁気の減少と、
   太陽活動の減弱があれば、
   寒冷化の可能性もあることを、
   一応、説明できますので・・・
   わかりました。
   えーと。


(次回に続く)

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