M教授:5年前と違って、今は、ウェブ オブ サイエンス、
   誰でも、この人、なんぼのものかと、すぐ、調べられるから・・・

参考:
Web of Science(ウェブ・オブ・サイエンス)とは、
トムソン・ロイターの科学部門である
サイエンティフィックにより提供されている
オンラインの学術データベース。
自然科学、社会科学、人文科学の全分野における主要論文誌、
総計約12,000誌の情報がカバーされている。

M教授:だから、(温暖化の)懐疑論者云々という、
   連中(温暖化の擁護論者)が使った議論は、
   槌田さんを非難した人たちはね、
   どういう風に、槌田さんを非難したかと言うとね、
   この人は英語の論文が読めないとか、英会話の能力が無いとか、
   だから、科学が嘘だという論理を使った。

参考:
槌田敦。1933年生。物理学者、環境経済学者。
1966年東大理学博士。名城大学経済学部教授など。
「CO2温暖化脅威説は世紀の暴論」と
二酸化炭素の上昇と気温上昇の相関関係をもとに、
気温上昇の方が先であると主張。

M教授:明日香なにがしとか、そういう奴が、
   科学者としていることすら知らなかったけど。

山本:明日香壽川(じゅせん)って、東北大の教授で、
   温暖化擁護(ようご)論者で、 
   いろいろ本を書いてる方がいます。

参考:
明日香壽川。1959年生。環境科学者、経済学者。
東北大学東北アジア研究センター基礎研究部門中国研究分野教授。
日本生まれの在日華僑。
「地球温暖化に対する懐疑論」を批判している
『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)などに出演し、
「懐疑派バスターズ(温暖化を否定する人に対抗する人)」の一人として有名。

M教授:うん。
   あれは、異常でね。
   僕はちゃんと調べてないけど、
   そういうのが、科学者としていることすら知らなかった。

山本:彼は、東北大の教授ですよ。

M教授:うん。
   あれは、調べたらいいですよ。
   あんなの・・・
   あれとか、日本のマスコミの中で、ワーワー言ってる連中。
   科学としては、ほとんどレベルが低いと思う。
   それは簡単でね、調べようと思ったら、簡単なことですよ。

山本:はい。

M教授:だから、東京大学は、小宮山さんがそういうことを考えて、
   それで、東大は完全に一色となって、
   対抗しなきゃいけないという。

参考:
小宮山宏。1944年生。工学者。三菱総合研究所理事長、東京大学総長。
地球温暖化問題対策技術などを研究。
温暖化の懐疑論に対して、
「全てについて反論は用意されている」
「温暖化懐疑論が問題になっているのは日本だけ」
と発言している。

M教授:で、その指令のもとに(温暖化擁護論者らが)動いたんでしょ。
   槌田さんの裁判で、だんだんとそういう情報が見えてきたけれど、
   ばかげてる。笑

参考:
槌田敦による訴訟・裁判
東京大学の出版物『地球温暖化懐疑論批判』により、
槌田の科学者としての名誉を毀損されたとして、
東京大学およびその職員(研究者)2名を相手取り、
2009年に提訴。
さらに、一連の文書発表の関係者として
東京大学総長だった小宮山宏・濱田純一
および東北大学教授の明日香壽川の3人を被告に追加。

山本:あの、じゃ、とりあえずですね、
   先ほど言った3つの
   スベンスマークのやつ(寒冷化説の根拠)をですね、
   太陽活動が、減少しているやつと・・・
   あの、えーと・・・

M教授:その「チリングスターズ」って、その・・・

山本:はい、わかります。

M教授:それはね・・・

山本:(日本語訳が)「不機嫌な太陽」ですね。

M教授:それで、その本の後ろの方に、
   文献って、相当リストアップされてるから。
   それと、代表的なスベンスマークのやつ、
   僕がここ(あなたのEメール)に送ってあげるから。

   えーと、それと・・・
   えーと、最後のね、あの、実は長大な論文を書いて、
   「ギャラクシーとゲノム」という、
   「銀河からゲノムまで」という生命進化の新しい理論で、
   それで、ダーウィン以降の、
   これが一番「統一的な新理論」だと僕は思ってるんだけど、
   それを、200ページを超えるくらいの論文で、
   宇宙史の中での地球史の位置づけとか、
   それから、地球という星が、どういう条件が、
   どういう順番でそろったために、真核生物や動物を生んで、
   やがて人間を生むようになったかという、
   その条件というかパラメーターが14あるんだけれど、
   そういうことをすべて整理して、今、
   (その14のパラメーターがそろっている星が)
   太陽系外惑星で、
   太陽系以外の惑星で400個見つかってるんですよ。

   それで、そのあたりの新しい情報も含めた論文を書いて、
   だからエルゼビアという雑誌社が、ある号をその論文だけで、
   それで、カラーの絵は全部ノーチャージにするということになって、
   それが出るので・・・今年中にね。

参考:
エルゼビア (Elsevier) は、
オランダ・アムステルダムを本拠とする国際的な出版社。
http://www.elsevier.com/

M教授:で、それの中には地球の表面の温度が、
   何で決まっているかということも含めて、
   全部総括的に論じてあるので・・・
   えっと、地球は23億年と8から6億年前は、
   全部、凍ってたんですよ。
   
山本:あー、スノーボールアース。

参考:
スノーボールアース(Snowball Earth)。
別名は、雪球(せっきゅう)地球、全球凍結(ぜんきゅうとうけつ)。
地球全体が赤道付近も含め完全に氷床や海氷に覆われた状態。
原生代初期のヒューロニアン氷河時代(約24〜22億年前)の最終期と、
原生代末期のスターチアン氷河時代およびマリノニアン氷河時代
(約7〜6億年前)に、地球表面全体が凍結するほどの激しい氷河時代。

M教授:スノーボール。
   で、その時が一番ひどい状況で・・・

   それは、われわれの天の川銀河の中で、
   誕生する星の数が、急激に増えた時期で、
   天の川銀河の中で、宇宙線が充満した時期。
   で、そのことで、地球が凍りついた。
   毎日、曇ったんですよ。

山本:宇宙線が大量に来たから。
   (宇宙線が、水蒸気にぶつかり、雲ができ、
    雲の白い色の反射(アルベド)で、
    太陽の熱エネルギーが宇宙空間に跳ね返された。)

M教授:うん。
   それで、それが無くなった時に、晴れたの。
   で、それは凍る他に何がメリットがあるかというと、
   要するに、ゲノムが変わる。

山本:あー、宇宙線の被爆で遺伝子が・・・(変異をする)

M教授:うん。
   遺伝子の変異速度が、そのケタ違いに、
   しかも、2億年くらいの間続くということが起こった。

参考:
カンブリア爆発(Cambrian Explosion)。
古生代カンブリア紀、およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間に
突如として今日見られる動物の「種」が出そろった現象。
前述の2回目のスノーボールアースを起こした、
宇宙船の大量飛来によって、遺伝子の変異が加速したと考えられる。

M教授:そのために、
   こんな1個の単細胞の物(生物)からね、
   人間のような動物が生まれてくることになった。

   これを起こすには、コンピューターでプログラミングすると、
   ものすごく、膨大なプログラムがいるわけ。

   で、それが化石の記録だけだと、
   カンブリア紀の爆発(的な生物の大発生)が、
   たった2千万年(の間)で起きたことになる。

   そんなことありえないわけですよ。
   だから、ものくごく進化の速度を急速にする時間が必要でね、
   そういうことが起きなかったら、100億年たったって、
   地球上には動物なんか生まれないですよ。

   それが、なんでその半分の時間で、
   動物を生み、やがて人間もできたのかというのは、
   2回、ものすごく進化の速度が、速くなった時期があったから。

   その最初の時期は、小さな原核生物から真核生物へ、
   50倍くらいのサイズに細胞の大きさが変化し、
   ミトコンドリアと共生するとかいうことが起きたこと。

参考:
真核生物の誕生。
最も古い真核生物の化石は、27億年前の地層から検出。

参考:
細胞内共生説。
ミトコンドリアは、かつては自由に生活していた細菌だったが、
20億年ほど前、自分より大きな細胞の中での生活に適応し、
細胞小器官(特定の仕事だけをする微小な器官)
となって現在に至っている。
なお、このミトコンドリアの細胞内共生化は、
一回目のスノーボールアースを生み出した
宇宙船の大量飛来の時期の後に、発生している。

M教授:2回目が、カンブリア紀の大爆発で、
   その時も、大量の放射線を浴びて、
   そうして、試行錯誤的に、ほとんどは失敗するんだけど、
   奇跡的にうまくいったものが、動物として現れるんだよ。

   だから、ゲノム的には、いつでも、
   レディー トゥー ゴー(ready to go)の状態になってて、
   それで環境が用意されたときに、
   一気に、形態上のマクロの進化が起きた。

   で、それが、動物誕生で、だから、仮に太陽系外惑星でね、
   我々の惑星と、そっくり瓜二つの惑星があったって、
   そこは、動物がいるかというと、
   その保証は無いし、確率はものすごく小さいはず。

山本:なるほど。
   先生が、「ハビタブル プラネット」(になるための条件)
   と言っている、
   10いくつかの条件が無いと、そうならなくて、
   非常に奇跡的な確率だということですよね?

参考:
ハビタブルゾーン(habitable zone)、生命居住可能領域。
地球と比較して、その地球環境と類似する環境範囲内にあれば、
人類の移住、生命の発生やその後の進化も容易なのではとの
仮説に基づく宇宙空間領域。
このような領域内に惑星があれば、
それをハビタブル惑星(Habitable planet)という。

M教授:うん。
   で、まあ、そういうことを、もっと、
   今、エッセンスの事だけ言ったんだけど、
   どれくらいのデータがあって、
   なぜ、そういうふうに考えざるを得ないのかという
   論文を書いたので、それで、その中の一部に、
   表層の気温が、何で決まるかという項目があって、今、
   今日、ちょっとしゃべったようなことも、そこに書いて、
   膨大な文献が、そこの後ろにくっつきますけど・・・
   それが、一応、この問題に関しての総括的な僕の仕事になります。

山本:まだ、ペーパー(論文)には(なっておらず)、
   (科学系の)雑誌には載ってないんですよね?

M教授:ええ、それが、カラーをね、6、70枚くらいあるんだけど、
   それはね、お金かかるわけね。

   今、論文を書こうとすると、 
   ひとつのものにつき、40万とか、50万のお金取られる。
   だから、研究費が無いと、論文書けない。

   それで、最近の論文は、白黒の絵なんてほとんどないでしょ?
   (カラーでないとダメでしょ?)

   だから、僕のグループは、35の論文を、
   去年、国際誌に書いたんだけれど、学生、ひとつひとつの論文にね、
   40万も払ってたらね(大変だった),
   (仮に、一つの論文あたり)10万払ったって、
   350万かかるでしょ?
   だからもう、今、そういう時代なんでね。

   それで、今、言った論文も、図の数が60枚とかになると、
   それは、印刷するだけで、何百万もいくから、
   それはもう仕方無いから、雑誌のある号を、特別借り切りで、
   それで、向こうが、僕の論文を載せることによって
   重大なメリットがあるというふうに理解してくれないと、
   難しい・・・

山本:なるほど。

M教授:それは、エルゼビアがそれをやると言ったので、 
   一応、その問題はクリアしたので・・・
   あの、今年度中に印刷になると思います。

山本:じゃあ、ちょっと私はこのくらいで・・・

(山本の質問は、ここまでで、いったん終了)


(次回に続く)

・・・

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