やさしい投資信託ブログ 〜ゆったり^^投資信託生活日記〜

投資信託暦7年の管理人の投資信託を中心としたブログです♪
投資信託・経済に関するニュース、また管理人が日々思うことなど自由気ままに更新しています(^o^)

2016年09月

日銀会合とFOMC

『日銀、量から金利に枠組み修正 黒田総裁「テーパリングでない」』ロイター
[東京 21日 ロイター] - 日銀は、20─21日の金融政策決定会合で過去3年半の大規模な金融緩和の「総括的な検証」を行った結果、金融緩和の度合いをこれまでのマネタリーベース(資金供給量)から利回り曲線(イールドカーブ)に変更する大幅な枠組みの修正に踏み切った。
従来の年間80兆円もの巨額国債買い入れは、1−2年中の行き詰まりが必至なうえ、超長期金利の過度な低下が金融機関などの収益圧迫要因となったのを踏まえた苦渋の選択だ。ただし政策の持続性と柔軟性は確保されたため、市場は円安・株高で反応した。
イールドカーブコントロールとかオーバーシュート型コミットメントとか、あんまり親しみのない用語が出てくる会合結果となりました。
注目すべきは金利をコントロールするという点(イールドカーブコントロール?)でしょうか。10年国債金利を0%で推移するように調節するみたいですが、「長期国債の金利操作は出来ない。」っていうセオリー無視の目標です。それが可能だと主張しているということは、やはり自分のような一般人が外側から見てる以上に内情は相当複雑そうですね。

金融緩和の量の部分はいちおう拡大方針ではある(マネタリーベースの拡大)と日銀のレポートには書いているように自分には思えますが、マスコミ等の記事を見たりすると緩和縮小(テーパリング)のイメージを強調していますね。市場自体もテーパリングを意識した動き(円高)が見られますし、もっと言えば年初からずっとそうでしたね、もう日銀に緩和する覚悟はないのだと足元見られ続けてます。現に「10年国債を0%推移で操作する。」って言ってしまってますしね、、、これはつまり金利がマイナスに突入したら日銀は国債を売るって事でしょう?

結局のところ、今回の会合はマイナス金利で恐怖を感じた金融機関や保険会社等の救済措置だったってところでしょうか。あと総括で物価の上昇阻害要因に消費増税が入ってましたね、一番上は原油でしたが。原油を除いた物価統計(コアコアCPI)はなんとかプラスを維持していますが(総務省統計)、今回の会合結果でひよった感じがするので、ひょっとするともう一度マイナスに突入する事態になるのかな、、、そうなればデフレ再突入確定?100円ショップが儲かりますね☆

『FOMC:金利据え置き、総裁3人が反対−利上げなお公算大』ブルームバーグ
米連邦公開市場委員会(FOMC)は20、21 両日に定例会合を開き、政策金利据え置きを決定した。金利据え置きには3人のメンバーが利上げを主張して反対票を投じた。声明では目標に向けた進展状況をさらに見極めるとした一方、年末までの利上げの可能性はなお高いとの認識を示した。
声明は「経済見通しへの短期的なリスクはおおよそ均衡しているように見受けられる」と指摘。「委員会はフェデラルファンド(FF)金利引き上げの論拠は強まったと判断しているが、当面は委員会の目標に向けて進展を続けているというさらなる証拠を待つことを決めた」とした。
米国FOMCは利上げ見送りでした、12月も上げるかどうか疑問ですね。それに上げたとしても日銀もテーパリングをイメージされてる以上、為替の反応はどっちにしても円高傾向だろうと思われますし、そもそも年初からそうでしたね。。


※日銀が動かない以上は株式市場もこれまで通り閑散としたものとなりそうです。幸いにも個別銘柄を見るとかなり割安な銘柄がゴロゴロしてきてますが、これまで通りリスクを取り過ぎずにキャッシュポジションで精神的余裕を作りつつ、ちまちまとやっていこうかなと思ってます。
投資信託の方はインデックス投資が日銀による追い風を受けて順調そうですね。ただ業績拡大による株価の上昇ではないので、そのあたりのリスク(日銀のテーパリング?)も想定しておいた方が良さそう、、今さら簡単には売れないとは思うので大丈夫だとは思いますが。

日銀、緩和拡大はマイナス金利軸に 総括検証

『日銀、緩和拡大はマイナス金利軸に 総括検証』NIKKEI
日銀は20〜21日に開く金融政策決定会合でまとめる異次元緩和の「総括的な検証」で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深掘りを据える方針だ。経済・物価の下振れリスクが依然大きいため、現在は年マイナス0.1%の金利をさらに下げることを検討する。超長期の国債利回りが大幅に低下するなどの副作用を抑えるため、国債購入では長期と短期の金利差を広げるように促すことも協議する。(これ以降は会員限定)
20・21日の日銀金融政策決定会合の内容リーク?でしょうか。日経新聞のリークということで、日銀関係者?財務省かな?あたりのリークだとは思うんですが。。
内容的にはマイナス金利の深堀り以外はとくになく、現状維持といった感じでしょうか。それと、量の拡大(国債買入額の拡大)はしない点とあと外債についても触れていますね。外債の購入については、為替の円安誘導ととられかねないという理由で実行しないだろうとしています、、為替介入じゃないので大丈夫っていう意見もあるみたいですが、評論家における議論抜きで考えると、米国の事を考えると抵抗はありそうですね。
日程的にFOMCとかぶるので今回は現状維持に近い形で先延ばしするのかな、、、12月ならFOMCとはかぶらないし、緩和カードはとっておくっていうところでしょうか。

『なお長期国債買い入れを主張する向きも、日銀内で次の一手に−関係者』ブルームバーグ
日本銀行内では、20、21の両日開かれる金融政策決定会合で行うマイナス金利付き量的・質的金融緩和の総括的な検証後の次の一手として、長期国債の買い入れを望む向きが引き続き存在することが、事情に詳しい関係者への取材で分かった。こうした声が根強く残っていることから、検証後に示される追加緩和の選択肢は、マイナス金利の深掘り、長期国債の買い入れ、リスク資産の買い入れのうち、どれか1つを重視する内容にはならない公算が大きい。複数の関係者によると、量、質、金利の3次元の追加緩和のうち、どのような手段、組み合わせが最も適切かについて、政策委員の見解が分かれている。このため、検証後に追加緩和が行われる否か、行われるとすればどのような手段が取られるか、不透明感が増している。
噂の記者(日高正裕)の記事です、日銀内に知り合いでもいるんでしょうかね。記事の内容はさておいて、21日の会合でも大きな無駄ボラティリティを提供してくれそうな予感。

※株式市場は相変わらずの閑散っぷり、21日の日銀会合まではこんな展開続きそうですね。。

ひふみ投信2016年8月の運用状況

ひふみ投信
基準価格:31,974円
純資産額:316億円(9/9)

ひふみアカデミー2016年9月Youtubeの動画配信
8月はTOPIXが+0.55%に対して、ひふみは−4.27%。負けた理由は、組み入れていない割安株が買われて、組み入れていた成長株が売られたことによるもの、要するに見通しを誤ったってことでしょうかね。判断が難しい時期とは思いますが、、久々に差が開き、動画配信を見ても運用者にあまり元気がない感じでした。
個人的には月単位での運用成績にこだわりはないので、淡々と運用してくだされば特に問題はないとは思うのですが、、守りながら増やすって言っている以上はそういう訳にもいかないのかな。。
今後のスケジュールを見るに日銀の動向次第で運用方法が大きく変わるかもしれませんね。

『日銀検証への懸念「全て外れる」、ぶれない佐野氏が国債売りに警鐘』ブルームバーグ
国債売りは「勘違い」ー。日本銀行の「総括的な検証」をめぐって市場が疑心暗鬼に陥っても、東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストの強気姿勢は全く揺るがない。国内の債券利回りは再び過去最低水準に向けて低下していくと見込む。
日銀は20、21日の金融政策決定会合で、黒田東彦総裁の下で進めてきた前例のない金融緩和政策について総括的検証を行う。過度な政策が金融機関の収益を圧迫する中で、債券市場では検証により緩和策の手綱を緩める方向に動くのではないかとの警戒感が浮上。長期金利は先週、マイナス0.01%と3月以来の水準まで上昇するなど、売り圧力が強まった
最近、浮上してきている緩和縮小懸念に反対する記事ですね。直近の国債金利の戻しも「単なる債券市場の勘違い」としています。そのうえで21日の総括検証は、「現行の政策(量的・質的金融緩和にマイナス金利政策の合わせ技)に一定の評価を認めて、さらなる緩和拡大の可能性も示す。」と予測しています。
個人的にも、この局面で緩和縮小は流石にありえないと思ってますが、サプライズ好きの黒ちゃん(日銀総裁)なのでひょっとすると、、、ひょっとするかも。。
(ツイストオペぐらいで勘弁してくれませんかね。苦笑)

☆プロフィール☆

名前:PEPE

運用資産:インデックス型ファンド・ETF・アクティブファンド・日本株個別銘柄
いろいろと手を出して経済と投資の研究に勤しんでいます。お詳しい方はメール欄等でどしどしご教授下さいm(_ _)m

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