今回持ち出したレンズは、「Tanaka Kogaku TANAR H.C. 5cm f2(ブラックタイプ)(Lマウント)」です。「国産Lマウントオールドレンズ残酷物語&復活の狼煙 52」です。レンズ構成は、オーソドックスな「3群6枚のゾナータイプ?」です。「Tanack Ⅳ-S」用に用意された明るい標準レンズです。それまでは、「5枚玉のTanar 5cm f2.8?」が一番明るい標準レンズだったように思います。国産ライカコピー機にとって「束の間の平和な時期?」に製造・販売されたカメラ用のフラッグシップ標準レンズだけあって、それなりに売れたようで「硝材等に十分コストが掛けられた?」跡が窺えます。😂「Tanar」の標準レンズの中で、このレンズが一番売れたのではないでしょうか?😂一番よく見掛けますからね。😂このレンズ以降の「Tanar」標準レンズは、明るさのギアを少しずつ上げていったことを理由にはできないぐらい写りがヘロヘロになっていったように思います。一眼レフカメラの台頭とキヤノンの「機能アップ & モダンなデザイン & 価格攻勢?」の前では、弱小カメラメーカーのブランド力のないライカコピー機などは無力だったようです。廉価な「なんちゃってカメラ&レンズ?」を連発したのですが、あまり売れなかったように思います。そのことが、逆に「コレクターズアイテム?」としての価値を引き上げているのは、何とも皮肉な話ではあります。それと、現在ではこれらの安物硝材を使用したと思われる駄目レンズ達を「変な発色と描写をするプチレアなソフトキャンディー?」として「ミラーレス一眼まうんと仇ぷた~族?」の方達が珍重している動きには、注意が必要かと思います。😂
話を元に戻します。今回のレンズは、当ブログでもお馴染みの「酸っぱいお店?」の銀座店さんで購入しました。お安いお値段で鎮座していたことと以前使用していて意外にも好印象が残っている数少ない「Tanar」レンズであったことから、一応見せてもらったわけです。手にとってみると、外観は使用感がありましたが、「並品ランク?」にしては玉が綺麗なことに驚きました。お店の方のお話では、「当社では、最近全店で程度のランク判別基準を厳しくしました。」と言われました。そこまで聞かされて、「それでは、要りません。」と言うだけのエネルギーは残っていなかったようです。それと、このレンズに関しては「恒例のある事件?」に遭遇していましたので、今一度この「中田さん?」と格闘してみようと思った次第です。😂それにしても、昨今の中古カメラ屋さんは、大変ですよね。ネット上にオールドカメラ・レンズの情報が溢れていますので、ビギナーの方もオールドカメラ・レンズの価格や程度のチェック方法などの情報を簡単に入手できますからね。買手ファーストの時代の流れが強まる中で、中古カメラ・レンズの透明性を高める施策に熱心に取り組むお店が選好されていくでしょうね。委託品も取り扱うお店は、特に大変かと思います。私の場合、「買手ファーストのお店?」と「売手ファーストのお店?」とを選別して、個人的にリスト化しています。最近では、「売手ファーストのお店?」として買取り専門の業者が急速に台頭しているように思います。😂
私は、知り合いの「クラシックレンズ好事家?」の方の「狂玉探し?」のお手伝いをしていているのですが、そのお方の要望が、「お孫さんの使っている旧東ドイツ製の『M42、Exaktaマウントの狂玉?』を迎撃できる『ライカマウントのレンズ?』を探し出す。それもそれなりのメーカー製が良い。」というのですから、ハードルが高いですよね?😂ただし、今回のレンズは、「スペック的にも地味で、狂玉というよりは、駄目ソフトレンズの誉れの高い『Tanar』レンズの中では意外な優良玉?」なんですよね?😂今回のレンズも、「2000年代前半のクラシックカメラバブル?」時代と比較すると、随分とお求め易くなっているとは思います。😂



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「黒鏡胴?」タイプの方のレンズです。😂

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造りは、悪くはないと思うのですが?😂

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マウント部分の造りは、悪くはないと思うのですが。😂

「Tanack Ⅳ-S」のセット用の明るい標準レンズとして発売されました。
当時の同スペックのカメラと定価は、以下の通りです。
①「Tanack Ⅳ-S + Tanar 50mm f2(田中光学)(定価:38,500)」
②「CANON ⅡD + CANON 50mm f2.8(キヤノンカメラ)(定価:48,000)」
③「MINOLTA 35Ⅱ + ROKKOR 50mm f2(千代田光学)(定価:49,000)」
④「Nicca 3S + NIKKOR 50mm f2(ニッカカメラ)(定価:52,000)」
⑤「Leotax T + Hexar 50mm f3.5(昭和光学)(定価:35,000)」
⑥「Chiyotax ⅢF + Hexar 50mm f3.5(ライゼカメラ)(定価:29,800)」
⑦「Honor 35 + Hexar 50mm f3.5(目白光学)(定価:29,500)」
⑧「Melcon Ⅰ + NIKKOR 50mm f2(目黒光学)(定価:48,000)」
(参考)
⑨「CANON ⅤT + CANON 50mm f1.2(キヤノンカメラ)(定価:115,000)」
⑩「NIKON S2 + NIKKOR 50mm f2(日本光学)(定価:83,000)」




今回このレンズを選んだ理由は、知り合いのカメラ仲間の方の「どっきりレンズ?」攻撃にまんまと引っ掛かったからです。「NIKKOR-H.C 5cm f2(Lマウント)」で撮影されたフィルム写真を見せてもらいました。私が、「流石にニッコールですね。1950年代のレンズのとは思えませんよね。」と言いました。すると、その方は、「騙されましたね。中田さんですよ。」と言われました。何と、「どっきりレンズ?」の異名を持つ「中田さん?」こと「Tanaka Kogaku TANAR H.C. 5cm f2(Lマウント)」だったわけです。そこで、私も久しぶりに「中田さん?」を使ってみようと思ったからです。
今回このレンズを使用して、こんなことを考えました。田中光学の明るい標準レンズと言えば、「ゾナータイプ?」のレンズ構成を採用しているのですが、このレンズ以降の「田中光学の最終期のレンズ?」達は、開放F値を「F2」よりも明るくして無理をしたこともあるのでしょうが、「描写に切れがなく、発色がデタラメ?」なソフトレンズのオンパレードになっていくような感じですよね。一眼レフカメラの台頭により旧態のカメラとなったライカコピー機とそのレンズ達は、サバイバルをかけて激しい価格競争にさらされたわけで、硝材の質が落ちたり製造工程に手抜きがあったことが想像されます。国産ライカコピー機達にとって束の間の平和な時期に製造され、結構売れた「Tanack Ⅳ-S」用に用意された標準レンズなだけあり、レンズの造りにも手抜きがないような感じです。田中光学が手掛けたレンズの中で、「ゾナータイプ?」は、このレンズが初めてだったように思います。それにしては、廉価で、しかも比較的出来の良いレンズに仕上がっているように思います。そこで、私の中では、いつも「このレンズは、本当に『純粋な登戸産?』のレンズなのだろうか?」という疑問が湧いてくるわけです。その疑問に拍車をかけるのが、このレンズとクローンな関係にあると言われている三鈴光学工業の「Alta 35」用の「ALTANON 5cm f2(Lマウント)」の存在です。「シルバー鏡胴タイプ」も「ブラック鏡胴タイプ」も、銘板以外は同じような感じですよね。「Alta 35」は、千代田商会が販売した「Chiyoca」や「Chiyotax」の後継機種的存在で、比較的造りの良いライカコピー機であると思います。造りが雑でデタラメな「Tanack」シリーズとは、随分違いますよね。「Chiyoca」や「Chiyotax」は、ライゼ光学が製造を請け負ったわけですが、「Raise-Kogaku」銘のレンズの造り等が、秀逸なんですよね。鏡胴も玉も別のところから仕入れて組み立てしただけのように思うのですが?😂その流れをくむ三鈴光学工業の「Alta 35」には、当初「Konishiroku Hexar 5cm f3.5(Lマウント)」が付けられたようですが、その後継の明るいレンズの製造を田中光学に依頼したとは到底思えませんよね。😂ただ、時間軸をみると、「Tanar 5cm f2(Lマウント)」の方が、「ALTANON 5cm f2(Lマウント)」よりも先に発売された感じですよね。田中光学は、レンズの鏡胴等の部品メーカーとしての性格も持ち合わせていたようなので、取引先の「板橋村あたりの優秀なレンズの玉?」を仕入れて組み立てたとも考えられますよね。その後の最終期のゾナータイプのレンズ達の写りと比較してみると、同じレンズメーカーが製造したレンズとは、どうしても思えないんですよね。😂当時、板橋村の住人のカメラ・レンズメーカーで、ライカコピー機の開発に乗り出したが、量産・販売にまで至らなかった事例が数件ありましたよね。いずれも、優秀なレンズを自製する能力を持ったメーカーでしたので、当然「Lマウントのレンズ」も開発していたとも考えられますよね?😂第一光学(ゼノビア光学)やユニオン光学あたりの玉ならば、これぐらい写っても不思議ではありませんよね?😂まあ、そんなことは、どうでもいいです。今回紹介したレンズは、「Tanar」レンズの中では、断トツでコストパフォーマンスが高いと言えるでしょうね?😂その裏返しで、「ミラーレス一眼まうんと仇ぷた~お遊び?」の方達にとっては、魅力の乏しい「適度に優秀なオールドレンズ?」ということになるんでしょうね。😂



現在稼動しているカメラに付けてみました。😂

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「LEICA M5」に付けてみました。😂

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「Tanack V3」に付けてみました。😂

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「Tanack V3 + W.Tanar 35mm f2.8 + 純正ファインダー」です。😂

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「Tanack V3 + ACCURAR 35mm f2.8」です。😂「ACCURAR 35mm f2.8(Lマウント)」は、「シリアルナンバー 1◯◯◯K」物と言われるレンズです。「Soligor」銘の「35mm f3.5」のレンズは、結構ありますよね。😂4桁ナンバーの後ろに記載される「K」が何を意味するのかが物議を醸すわけです。夢想家の人達は、「興和?」と夢みるのですが、写りは「興和とは別物?」でしょうね。😂



作例を以下に載せます。
NEX-5にマウントアダプターをつけています。
一部を除いて、開放絞りだと思います。

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後ボケは、少し妖しいですかね?😂

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最短撮影距離での撮影です。😂

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奥行き感は、ありますかね?😂

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発色は、悪くはないと思うのですが?😂

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最短撮影距離での撮影です。😂

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濃厚な写りですかね?😂

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後ボケは、少し妖しいですかね?😂

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発色は、悪くはないと思うのですが?😂

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奥行き感は、ありますかね?😂

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被写界深度は、浅いですかね?😂

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絵力のある後ボケとしておきます。😂

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最短撮影距離での撮影です。😂

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最短撮影距離での撮影です。😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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前ボケは、少し妖しいですかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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暗部の表現力を見てみたのですが?😂

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暗部の表現力を見てみたのですが?😂

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暗部の表現力を見てみたのですが?😂

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奥行き感は、ありますかね?😂
「新郎新婦?」のご入場です。😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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立体感は、ありますかね?😂

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立体感は、ありますかね?😂

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立体感は、ありますかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂
それなりに当時の高級硝材を使用している
ことを感じさせる描写ですかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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絞り「f8」での撮影です。

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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暗部の表現力を見てみたのですが?😂

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暗部の表現力を見てみたのですが?😂

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暗部の表現力を見てみたのですが?😂

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色遊びのできる後ボケとしておきます。😂

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奥行き感は、ありますかね?😂

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幻想的な後ボケとしておきます。😂

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発色は、悪くはないと思うのですが?😂

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夕刻の逆光での撮影です。😂

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奥行き感は、ありますかね?😂

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最短撮影距離での撮影です。😂

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バブルボケの可能性を探るために、どこにも
ピントを合わせていません。😂

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後ボケは、少し妖しいですかね?😂

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前ボケは、少し妖しいですかね?😂

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最短撮影距離での撮影です。😂

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雰囲気は、出ていますかね?😂

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絞り「f4」での撮影です。

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絞り「f4」での撮影です。




今回のレンズの番付は、「西十両58枚目?」としておきます。
次回は、「M42マウントの標準レンズ」に登場願います。😂
本日は、以上です。