January 25, 2010
マオウとユウシャ その参
その報せは、瞬く間に世界を駆け巡った。
――人間界 『王国』 王宮
「何だと!?勇者が死んだだと!?それは確かな情報か!?」
王の間で二十歳にも満たない少女が慌てふためいている。
この少女は、人間界全土を統治――いや、支配している『王国』の女王である。
「ええ。確かな筋からの情報です。何でも勇者は――魔王と相打ちになって死んだとか」
それに答えたのは、初老と言っていいような、切れ長の目をした男性。
切れ者と噂される、この国の宰相だ。
取り乱している女王とは違い、平静を保っている。
「惜しい男を、亡くした……」
「哀しいことです」
宰相はそう答えるが、口元は僅かに吊り上がっている。
そう、まるで――笑いを堪え切れないかのように。
「……亡骸は?」
「送られてきてはおりません。と言うよりも、死体が――失礼。遺体が無いそうです」
January 24, 2010
マオウとユウシャ その弐
奴は言った。
『籠の中の鳥』、と。
『私を連れ出す』、とも。
つまり奴は、私の現状を知っているのか?
私が『お飾り魔王』と陰で言われていることを。
事実、私は一度も勇者なるものと戦ったことが無い。
今までの勇者が弱すぎた、と云うのも在ろうが、目の前までは来たものの、我が側近に斃される、というのが常だ。
その為、魔族の中から『側近を魔王にするべきだ』という声も挙がっている。
正直私は、疲れた。
魔王として生きるのに。
私は――
「考えは、纏まりましたか?」
「ひゃあっ!?」続きを読む
『籠の中の鳥』、と。
『私を連れ出す』、とも。
つまり奴は、私の現状を知っているのか?
私が『お飾り魔王』と陰で言われていることを。
事実、私は一度も勇者なるものと戦ったことが無い。
今までの勇者が弱すぎた、と云うのも在ろうが、目の前までは来たものの、我が側近に斃される、というのが常だ。
その為、魔族の中から『側近を魔王にするべきだ』という声も挙がっている。
正直私は、疲れた。
魔王として生きるのに。
私は――
「考えは、纏まりましたか?」
「ひゃあっ!?」続きを読む
最近10時間眠っても疲れが取れない
朝起きるじゃないですか。
普通、その後って『頑張るぞー!』とか思いません?
何か最近は朝起きても『疲れた……』って感じなんですよ。
まあだからと言って、朝『頑張ろう』と思える人にも、『疲れた』と思う人にも、平等に今日はやって来ますからね。
でも、なんか気分悪いです。
体が疲れてるだけならともかく、心まで疲れてる感じで、一日をやって行こー!と思えない。
もう!僕の体のバカバカ!アンタ嫌い!ツーン!
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
……こんなアホらしいことが出来る位なんだから、僕はまだ元気なんでしょう。
では、今日も一日!ガンバロー!
普通、その後って『頑張るぞー!』とか思いません?
何か最近は朝起きても『疲れた……』って感じなんですよ。
まあだからと言って、朝『頑張ろう』と思える人にも、『疲れた』と思う人にも、平等に今日はやって来ますからね。
でも、なんか気分悪いです。
体が疲れてるだけならともかく、心まで疲れてる感じで、一日をやって行こー!と思えない。
もう!僕の体のバカバカ!アンタ嫌い!ツーン!
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
……こんなアホらしいことが出来る位なんだから、僕はまだ元気なんでしょう。
では、今日も一日!ガンバロー!
January 23, 2010
マオウとユウシャ その壱
――俺はマゾクだ!
だからニンゲンは殺す
――私はニンゲン
ゆえにマゾクは滅ぼす
――俺は、ヘイシだ
テキは、斃す
――私はユウシャ
『セカイ』を、救う
否、セカイに存在する、『全て』を
――私は、マオウだ
『セカイ』とは、一体……?続きを読む
だからニンゲンは殺す
――私はニンゲン
ゆえにマゾクは滅ぼす
――俺は、ヘイシだ
テキは、斃す
――私はユウシャ
『セカイ』を、救う
否、セカイに存在する、『全て』を
――私は、マオウだ
『セカイ』とは、一体……?続きを読む
ぞくぶつにっき
初めての記事投稿になります。
頑張れ自分!
負けるな自分!
……ということでやっていきたいと思うのです
このブログは、自分自身がぞくぶつである限りは続けていきたいと思います。
それでは。