色んな人に言ったり、ここに何度も書いたような気もするけれど、もう一度書く。
僕は大学卒業後は入った一社目で、がむしゃらに仕事に頑張ってきた。
9時に出勤し、23時まで働き続け、土曜日は隔週に出勤していた。休みの日は夕方まで身体が動かないこともあった。
残業代が出る会社だったので、一年目としては驚かれるぐらい給料をもらったと思う。家族がある中年サラリーマンより、よっぽど自由に使えるお金は多かった。
しかし、僕の身体にも少しずつ異常がきていたように思う。常に疲れている状態が続き、朝は毎日、お腹が痛い。たまに「大丈夫?」と聞かれても、何が大丈夫な状態で、何が大丈夫じゃないかわからないような状態だった。
そんな中、先輩や同期が倒れたのを知った。僕はそこで考えた。「なんのために働いているのだろう」と。
そこからさらに頑張る選択肢もあるかもしれない。僕はそれに対しては否定はしない。だけど、僕の今までの生きてきた価値観と照らし合わせたとき、それはできないと思った。僕の人生ではないと思った。
そこから僕は仕事と、仕事以外も両立できるようにすることに力を注ぎ、現在に至る。
そのことを思い出したのは、宋文洲のメルマガの読者広場: 負けたほうがいいだった。
久しぶりにビジネス関連で美しい文章を読みました。読んだ瞬間、涙が溢れました。
できれば、全文読んでほしいですが、ぐっときたところを引用します。仕事と人生について考えている方はぜひ読んでください。
趣味に没頭する時間、家族と一緒に居る時間。そんな刺激のない静かな時間に幸せを感じられるようになれば、人は本当に幸せだと思います。我々人間がなかなか幸せになれないのは、些細なことで他人と比較し、勝負する癖があるからです。
無意味な勝負に人生を浪費している間に、公園ではきれいな花が咲き乱れ、海では真っ赤な夕日が海面に落ち、家では巣立ち前の子供が親の帰りを待っているのです。この瞬間にも多くの幸せが我々を待ち侘び、それを掴まないと二度と我々に属さないのです。我々には他人との勝負に参加する暇はないのです。


