11月30日(水)にTBSで放送された「水曜日のダウンタウン」で「にわかカープ女子を一斉摘発」というコーナーがあり、にわかカープ女子の野球、広島知識を笑おうという企画があった。

その中の質問で「野球は1チーム何人で行う?」という野球の基本中の基本ともいえるクイズがあり、常識の正解としては「9人」なのだが、「11人」と答えるカープ女子が複数いた。11人の代表的なスポーツとしてはサッカーがあり、それと間違えているようで「なんだこいつら野球を全然知らないじゃん」と笑う趣旨だった。

「水曜日のダウンタウン」で「にわかカープ女子を一斉摘発」
(11月30日「水曜日のダウンタウン」より。画像転載元:http://tomcat.2ch.sc/test/read.cgi/livejupiter/1480514269/)
確かに、「この人たちは野球知らないだろうな」と、野球好きの僕も一瞬そう思ったが、よくよく考えてみると、「9人」というのが絶対正解とはいえず、「11人」という正解もあるじゃないかという気がしてきた。

10人で行う野球


パ・リーグでは「DH制度」を採用している。日本だけではなく、メジャーリーグもDH制度を採用しているリーグは多いと思う。

DH制度では、投手が打席に立たず、1人打つ専門のバッターが存在する。つまり、通常の守備9人+打つ専門1人ということで、1チーム10人で野球を行う。

「いやいや、広島はセ・リーグじゃけん」というツッコミもあると思うが、パ・リーグとの交流戦の半分はDH制度を採用し、日本シリーズの半分もDHであるため、ざっと、日本の野球の半分はDHである。このカープ女子がたまたまDHありの試合だけ見ていた可能性も否定できない。

ということで、「野球は1チーム何人で行う?」という質問に対して、DH制度を採用していると、「10人」という答えが正解となる。

11人で行う野球


逆にこのカープ女子が言っている「11人で行う野球とは何か」というのを考えてみると、「DH制度」+「監督」ではないだろうか。

「9人(DHなし)」あるいは「10人(DHあり)」というのは、あくまでプレーヤーの数だけである。しかし野球には盗塁やバントなど「作戦」というものが存在する。

その「作戦」というのはバッター単独で行う場合もあるが、例えば、「ヒットエンドラン」「スクイズ」というのはバッター単独で行えるものではなく、作戦を指示する「監督」が必要になる。

「水曜日のダウンタウン」で「にわかカープ女子を一斉摘発」

つまり、この「11人」というのは「野球というのは作戦を出す人が必要だよね」という野球観の元、「10人(DH制度)」+「1人(監督)」として、11人と答えたのではないだろうか。

28人で行う野球


9人で行う野球というのは先発完投で、野手の交代が許されない、という極めて、危ない野球である。そもそも「先発完投」というのは現代野球に合わず、中継ぎや抑えという投手の分業制が必要である。野手でも怪我の場合、交代の選手が必要である。

野球は試合に出ている選手だけで行うものではない。野球はベンチ入りの選手も含めて、「1チーム」である。

調べてみると、現在、日本のプロ野球で一軍登録できるのは最大28人であるので、「野球は1チーム何人で行う?」という質問に対して、「現代野球は中継ぎと抑えが必要だから、ベンチ入りの選手も含めて、1チームだよね」という野球観を持っていると、「28人」という答えが正解となる。

28人+αで行う野球


前述の「28人」でもまだまだ足りない。前述した「監督」もいるし、プロ野球には「コーチ」も存在する。コーチもヘッドコーチ、ピッチングコーチ、ブルペンコーチ、バッテリーコーチ、バッティングコーチ、ベースコーチなど、さまざまなコーチがいる。さらにスコアラーも含めると、、、となると、28人では足りず、40人ぐらいになるかもしれない。

野球というのはさまざまな人が関わって野球の試合ができているのである。

野球は1チーム何人で行う?


ということで、「野球は1チームで何人で行う?」というのは複数回答があるので、問題として適切ではないと思う。

もし、あなたが野球に対して舐められており、得意げに「野球は1チームで何人で行う?」という質問をする人に対しては、このブログに書いていることを延々に語り、野球の素晴らしさと、野球ファンのめんどくささを伝えてあげるのが良いと思う。

補足


もし「野球は何人で行う?」という質問があったら、両チーム合わせて「18人」だけど、DH制度だったら、「20人」だし、さらに監督・コーチも含めると、もっと多いし、さらに試合には審判が必要なので、云々カンヌン…。。。。

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