629a12b4.jpg先日、母の介護に行って参りました。天気の良い火曜日のことです。

家に着くなり、私を見て母が泣き出した。
この頃よく泣く。何がそんなに悲しいのか。母を抱きしめ、どうしたのか聞いてみる。まるで子供をあやすよう。詳しいことは省略して、淋しかったようで一緒に御飯を食べて話をよく聞くと、少し落ち着いてくる。

手が振るえるため食べ物は小さめに切り、お茶碗の中に入れてやると、自分で御飯と一緒にスプーンで口に入れる。やたらと薬を気にする。放っておくと薬をたくさん飲み過ぎるので、隠してある。それを取りに行く。ヘルパーさんが夕方来られるので、料理を一杯作る。

食事の後は買い物がてら散歩。手押し車を押さえながら、母に持たせ、ゆっくりと歩く。散歩は大事な母の介護。ご近所の花を見ながら、話しながら、足が萎えないよう、寝たきり防止、ボケ進行防止にと歩く。運動しないと夜中にゴソゴソと起きて寝てくれない。途中ご近所の方に出会うと、笑顔で挨拶をする。向こうも挨拶してくださる。

母の好きな春の花を買い、テーブルにセッティング。そして童謡のCDをかけ、一緒に聞く。ミカンの花咲く丘など多数あり。そのうち「ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね♪」と歌い出す。母は歌が大好き。だけど最近余り歌わなくなってきたなあ…でも、歌うのは機嫌が良い証拠。

そして母の好きな甘さ控えめの蒸しケーキを作る。中に少しイチゴを小さく切って入れる。出来上がりにジャムを付けて食べる。美味しそうに食べてくれる。そうしてヘルパーさんが来られると、賑やかになる。母の様子を情報交換。色んな会話、笑いながらの食事。

そして帰宅時間、母がそわそわし出す。私が帰る頃になると、淋しくなるようで顔が曇りになる。「また来るから、すぐ来るから、来週はお寿司食べに行こう」と約束する。泣き出しそうな母の顔、辛いのか、お布団の中に潜り込んでしまった。後ろ髪を引かれるような気分で帰る。

そしてバスに乗り、JRに乗る。そして座ったとたん疲れが出て、爆睡。いつの間にか、電車が止まっている。見たことのない駅。ここは? 終着駅だった。気が付けば乗客は誰もいない、車内の清掃が始まっているではないか。寝過ごして、降りるべき駅で降りず寝てしまった。一駅バックする。

私としたことが…ハッハ、前にも一回やったよなあ。
介護(悔悟)の一日でした。