March 24, 2013

-mama!milk 春の三夜- 第二夜 パレエドと邂逅 at nitehi works のこと。

2013,3,16
-mama!milk 春の三夜-
第二夜 パレエドと邂逅 at nitehi works

無事終了しました、ありがとうございました。

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「10年ぶりの邂逅になるかな」
そんな会話が生まれたのは一年前、
mama!milkさんのツアーに、山崎円城さんをゲストに呼ぼうと相談したときのこと。

実際の関係はこの10年の間に何度も会ってはいて、共演はめったにはないけども、数度はあった。
それでも、作品[mama!milk #01 meets Madoki Yamazaki]が奇跡的に創られてから、
ちょうど10年という年月が、両者の武者を奮い立たせたという、もうひとつの奇跡があった。

〜時熟し、邂逅の夜〜
そう、命打った。


あれから一年、ぼくはもういちどお誘いをした。

一年は、人間をどう変化させているのか?
自然も人間も見えないところで、大きく変化を続けている。
雑で乱暴な方法かもしれないが、両者の音楽との対峙によって見極めてみたい、
という衝動がぼくに生まれた。
といったら、かっこつけすぎか、でもそういう気持ちが少なからずあった。

両者は、あぁ、いいですね、再会を楽しみにしています。
と、ちゃんと受けてくれた。

同じ場所で、同じ顔ぶれで、同じ季節に開催する 〜パレエドと邂逅〜

一年前のラストシーン [Parade] が忘れられなくて、そう、命打った。


扉を開けて、机と椅子を配置し、音の確認をして、光をあてて、準備をして、もう一度扉を開ける。
DJ mojoheyの選曲がはじまり、人は続々集まり、
山崎マドキさんのパフォーマンスがはじまり、
白い紙に、半透明の窓に、言葉がタギングされていき、空白は少しずつ埋まっていく。
リズムも生まれて、表情は豊かになっていく。

スパイスとお酒、木と本を介して、話し声笑い声が広がっていくなか、
mama!milkさんの演奏がはじまる。

静寂に包まれ、美術家稲吉稔さんの作品だけが水滴を垂らしつづける。
空間は溢れる音とほんの少しの光で満たされていく。


この夜一番の静寂に包まれた時、ふいに拡声器の塊が発せられた。

並べられた椅子に前を向き座っていた誰もが、後ろを振り向き、それから上を見上げた。

男は、座っている二階の特等席から、詩を唄っていた。
拡声器は、窓から飛び出していた。

「あぁ、いいですね、再会を楽しみにしています。」

そういうことだったのか。予定調和なんて微塵もない。
この人たちは芸術家だ、思いもよらぬことを考え続けているんだ。
ぼくらは、向き合い見上げ、昂揚し喝采をする。その繰り返しが好きなんだ。

その夜、とっておきのパレエドはつづいた。

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一年という月日は何かを変えているのだろう。

一人一人のお名前を入力するときに、ぼくのタイプはスムーズに運ばれた。

受付していた子は旅に出て、さて今はどこの異国にいるのかな。
仲良しの二人は、この夜もいっしょにニコニコやってきた。
木も本も一年前とは質がちがう。
木工家の創ったスツールもいくらか誇らしげだった。
音楽と向き合う自分自身はなんて感じただろうか。

ぼくらのパレエドは成長している。


よかったら、また、来年の春に待ち合わせをしましょう。


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この記事へのコメント
幾度となく、mama!milkさんの演奏会にお邪魔していますが、
初めての横浜・黄金町、忘れられない夜になりました。

一週間以上経ったいまも、夢の余韻が続き、立ち直れないほどです。

ありがとうございました。
また来年、きっと伺います。

Posted by 椿マナミ at March 25, 2013 20:42