〈起始〉:肩甲骨の肩甲下窩,肩甲下筋膜
〈停止〉:上腕骨の小結節と小結節稜,肩関節包

〈作用〉:肩関節▲内転●内旋●水平屈曲
〈神経支配〉:肩甲下神経〔C5〜C6〜(C7)〕
〈筋連結〉:棘上筋
rotator cuff:棘上筋腱,棘下筋腱,肩甲下筋腱,小円筋

〈触察〉:
・肩甲骨外側縁:腋窩の後壁を形成する広背筋大円筋を触察。その前面の内側方に指を置き、ここから後方に圧迫したときに肩甲骨が触知できる。
・肩甲下筋:肩甲骨外側縁と胸郭の間に指を押し込み、筋腹の走行に直交する方向に動かすと、肩甲下窩から上腕骨頭前面に向かう太い筋腹が触知できる。肩甲骨の上角と内側縁の方向に辿り、肩甲下窩に向かって圧迫する。

〈関連痛領域〉
・肩甲骨の上、腋窩背面、上腕に沿って手首まで。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」