宿題が終わってない小学生の心境で、
あぁ、せめて半月、
いや、2週間、
いやいや、この際、1週間でもいい、
大まけにまけて、3日、いや2日でどうだ!?
と、時を戻れやしないかと、机の引き出しを開け閉めしています。
古来、時間旅行モノのお話しには種々の類型がございますが、
過去へ戻りたいと願うその動機の最たるは、
せめて、もう一度
ということではないでしょうか。
あるいは、この情動を「悔恨欲」と名付け、
過去への時間旅行を扱うタイムトラベル小説の本質を、
「セカンドチャンス」と表現したのは新城カズマ(サマー/タイム/トラベラー ハヤカワ文庫)ですが、
どうにも時間旅行に夏のイメージがつきまとうのは、
日本人なら皆一様に、
8月31日の後悔を味わっているからなのかも知れません。
さて、いよいよ間近に迫ってまいりました
『セ ニ ハ ラ ヲ』
このお話の原型は、
坂本企画第一回公演『Sign』の楽日の深夜、
メンバーのうち二人が単位の不足で留年、
内定辞退に追い込まれていたという、衝撃の真実が明かされた、
楽屋、兼、宿泊部屋で生まれました。
演劇における銃とそのフロイト的意味という大変下世話な話題から、
次第にできあがっていったのが、
「謎の暗殺者と、彼を追う鑑識の二人芝居」
無論その時の面影は、
今作品では、ほぼなくなってはいるのですが、
第一回公演から1年半、ついに日の目を見るかと思うと、
なかなか感慨深いものがあります 。
では、そろそろ日が昇るので、今夜はこの辺で
※11日土曜日14:00公演の残席が少なくなってきております。
ご希望の方はお早めに御予約をどうぞ。
その他の回はまだお席に余裕がございますので、
御予約がまだの方はもちろん、すでに御予約頂いている方も、
一度といわず二度三度、ご覧になることをオススメ致します。
チケット予約はこちらから
?http://senbonaguri.web.fc2.com/starbom/sakamotokikaku4.html
同じ芝居を繰り返しご覧になることも、
一種のタイムトラベル体験かもしれませんよ?