坂本企画の舞台裏

「ほんの少しボタンを掛け違えた人の悲劇に寄り添う」をテーマに芝居を作る、『坂本企画』の舞台裏
次回→『ある惑星年代記の再開』
webサイト:https://www.sakamotokikaku.com

2010年12月

坂本企画vol.5
月光グールド

全4回公演、
つつがなく終了いたしました。

師走のお忙しい時期にもかかわらず、
また、今年一番の寒波に見舞われた中、
御来場いただいた皆様、
応援していただいた皆様、
本当に、ありがとうございました。
座組一同、心より御礼申し上げます。

また次回、
vol.6『ぼくたちは さいごのこども』で
お会いできますことを楽しみにしております。
どうか、よいお年を

主宰・坂本涼平

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今回は、坂本企画初の続編、と申しますか、
後日談ものということで、
非常に舵取りに神経質にならざるを得ない公演だったように思います。

もともと、一回1時間なり、2時間なりの演劇は、
その世界が、外に開かれていようと、収束し閉じていようと
その場で完結した構造を持っていたほうがいいと、
私はそう、思っていたものですから、
坂本企画では続編モノはやらないだろうなと、
なんとなく思っていました。

しかし、
『さよなら ルーシィ』の稽古中、
「この兄妹の結末があるなら知りたい」
と言う、明地役の中野聡に、
その顛末を話したのがきっかけで、
「もし、一本の作品にできるのならば、ぜひやりたい」
というリクエストを貰っていました


ありがたい事に、
『さよなら ルーシィ』をご覧になったお客様からも、
続編が見たいというお声をいただき、
何とかやってみようと、今回の公演を企画することになりました。

結果として、
前作をご覧頂いた方、そうでない方、
どちらのお客様にも楽しんでいただけたようで、
ほっと胸を撫で下ろしております。

無類の続編好き・中野聡からは、
「さらに続編を!」と言われていますが、
やっぱりピアノを壊したくなってチャンスを伺う月子と望の攻防と
靴下を探しあぐねてウロウロする夫・次生の小さな大冒険を
時空を超えて二元中継するパロディ・コメディ作品しか思いつきません。

題して
『憂鬱プルートー それでも私は公転(まわ)ってる
といったところでしょうか。

2011年年末に上演……しません。

ぜんぜん違う場所の出来事を
ひとつの空間で同時再生して噛みあわせる手法は
習得しておきたいのですが、それはまた別の作品で。

来年も、坂本企画を何卒よろしくお願い致します。
それではまた、劇場で。
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第5回公演 
『月光グールド』 

好評を博したvol.3『さよなら ルーシィ』から一年。 
すれ違い続ける兄妹再び。 
破滅的な生活の果てに何者かに刺される妹・月子。 
妹に振り回され続けた兄・望は、見舞いを躊躇いながら、己が半生を振り返る。 
彼女を刺したのは一体誰なのか。 
そして、兄と妹は、今度こそ分かり合えるのか。 

前作を知っている方はもちろん、知らない方も楽しめる、 
年末にふさわしい、1時間のありふれた奇跡の物語。 

【作・演出】 
坂本涼平  

【出演】 
中野聡 
谷野麻里江 
坂本涼平 
illy(語り手) 

【日時】 
2010年 
12月27日(月)20:00〜 
12月28日(火)20:00〜 
12月29日(水)17:00〜/20:00〜 
※開場は開演の30分前/受付開始は開演の45分前 
※上演時間は60分を予定 
※各回30席限定 

なお、 
vol.3『さよなら ルーシィ』の後日談としてもお楽しみいただける本公演には、 
日替わりゲストとして 
27日(月)『さよなら ルーシィ』KENT役の藤井啓佑 
28日(火)『さよなら ルーシィ』内海咲良役の荘司歩美 
29日(水)『さよなら ルーシィ』「先生」(土門太平)役の奥田宏人 
が、出演致します。 

【会場】 
大阪・花園町 
カフェ+ギャラリー can tutku 
地下鉄四つ橋線 「花園町」駅 4番出口 南へ徒歩5分 

【ご予約】 
前売:1,500円 
当日:1,800円 
※当日券は当日受付順にご用意させて頂きます。客席数の都合上、満席になりました際はご容赦下さい。 

↓ご予約は下記webフォームから↓ 
PC  https://ticket.corich.jp/apply/24385/ 
携帯 http://ticket.corich.jp/apply/24385/ 


公演間近になってまいりました!



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