坂本企画の舞台裏

「ほんの少しボタンを掛け違えた人の悲劇に寄り添う」をテーマに芝居を作る、『坂本企画』の舞台裏
次回→『ある惑星年代記の再開』
webサイト:https://www.sakamotokikaku.com

カテゴリ: 北岡悠

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キャスト宣伝動画第二弾!

今回は
実は動画撮影が大の苦手
北岡悠さんです 

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北岡です。

 

本日は、序盤から繊細なシーンの稽古が続きました。

相手役と息を合わせること。

敢えてズレを生じさせること。

 

身体と言葉をもって物語を創り上げていく演劇は、

実に絶妙なバランスを保っていて、奥が深い。美しい。

そんなの毎回のことですが。

今回も改めて痛感しました。

 

さながら薄氷の上を歩くように。

もしくは水面を疾走するバシリスクトカゲのように。

 

繊細さを極めた稽古の先には、奇跡のシーンが成立するのです。

 

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北岡と申します。
坂本企画でお世話になるのも、今回で4度目です。

先日、就職活動のしがらみから解放され、
残された約半年の学生という猶予期間を、
まずは公演に向けて費やしていきたいと思います。


さて。今回の戯曲を読んでいて、
ひとつ思い当たるエピソードがあるのですが。
私が幼い頃…恐らく、保育園児の頃からの習慣です。

ベッドに寝転がって、無心になって掌を見つめて。
親指を折り曲げ、伸ばす。
人差し指を折り曲げ、伸ばす。
中指。
薬指。
小指も同様に。
曲げては伸ばし、曲げては伸ばす。
暫く続けていると、
何だか自分の手が自分の手じゃない気がして怖くなる。
自分の頭で命じて体を動かしているはずなのに、
それが本当かどうか信じられなくなる。
同時に、目前で動く手が妙にリアルに感じられて。
生きている感覚が湧き上がってくる。

私だけの経験かも知れないけれど、
普段意識の下にあるものを呼び起こし、そうすることで、
他人も、そして自分も生々しい人間であることを思い知るんです。
何だか気持ち悪くて、すぐに意識を霧散させるのですが。

感覚が研ぎ澄まされるような、麻痺してしまうような。

今回のお芝居はそんなことを感じながら、役を模索しています。




あ、ちなみに今日のお昼はトンカツ定食でした。

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