2018年10月04日

東アジア人類学研究会第五回研究大会・プログラム公開

東アジア人類学研究会第五回研究大会・プログラム

【日時・場所】
日時:2018年11月10日(土曜日)13:00〜18:20  個人発表
    2018年11月11日(日曜日) 9:00〜15:00  分科会および個人発表
場所:東北大学 川内南キャンパス 文科系総合講義棟 法2講義室
アクセス: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/areac.html
(会場は上記リンクのC19です。)
会議使用言語:日本語
お問い合わせ先: 川瀬由高 ychuanlai[at]gmail.com ([at]を@にかえてご送信ください)

*研究大会初日の夜には懇親会を予定しております。
懇親会会場:「クラフトビアマーケット 仙台国分町店」
https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4017194/


【一日目:2018年11月10日(土曜日)プログラム】
12:30 開場
13:00 開会の辞 川瀬 由高(日本学術振興会特別研究員PD/東京大学)

<個人発表 第一セッション> ※発表20分、コメント5分、質疑応答15分
司会:川瀬 由高(日本学術振興会特別研究員PD/東京大学)

13:00〜13:40 個人発表 ‘山 頌(障害をこえてともに自立する会)
「生きづらさを遊びに変える――自発性をめぐる不器用な生き方のエスノグラフィ」
コメンテーター:川口 幸大(東北大学・准教授) 

13:40〜14:20 個人発表◆―嫖 寛人(東北大学大学院・博士前期課程)
「日本における「エスニック」なもの――雑貨とファッションを対象に」
コメンテーター:宮脇 千絵(南山大学・准教授)

 (休憩20分)

<個人発表 第二セッション> ※発表20分、コメント5分、質疑応答15分
司会:田中 孝枝(多摩大学・講師)

14:40〜15:20 個人発表 中生 勝美(桜美林大学・教授)
「台湾のゴーギャン――小林保祥のパイワン族調査」
コメンテーター:小林 宏至(山口大学・准教授)

15:20〜16:00 個人発表ぁ ̄册此淵ぅ鵐肇Α法平斉狎鄲膤愨膤惘 η郢慮經課程)
「内モンゴルにおけるラマ廟の機能に関する考察――通遼市フレー旗三大寺を事例として」
コメンテーター:  山田 仁史(東北大学・准教授)

16:00〜16:40 個人発表ァ郝 雅楠(カク ガナン)(首都大学東京大学院・博士後期課程)
「北京における道教系寺廟の陰事道場をめぐる人類学的研究―H道観の事例を中心として」
コメンテーター:瀬川 昌久(東北大学・教授)

(休憩20分)

<個人発表 第三セッション> ※発表20分、コメント5分、質疑応答15分
司会:西川 慧(東北大学大学院・博士後期課程)

17:00〜17:40  個人発表Α^け燐院淵▲ぅ鵐福法平斉狎鄲膤愨膤惘 η郢慮經課程)
「モンゴル人の‘ツァガンサル’中の儀礼食――中国青海省海西州のモンゴル人を例として」
コメンテーター:稲澤 努(尚絅学院大学・准教授)

17:40〜18:20  個人発表А_蝋 洋尚(国立民族学博物館・准教授)
「南太平洋で「客家文化」を考える――フードスケープの視点から」
コメンテーター:河野 正治(日本学術振興会特別研究員PD/京都大学)


【2018年11月11日(日曜日)プログラム】

<個人発表 第四セッション> ※発表20分、コメント5分、質疑応答15分
司会:川瀬 由高(日本学術振興会特別研究員PD/東京大学)

9:00〜9:40 個人発表─ヾ 行一(ガン コウイチ)(首都大学東京・博士前期課程)
「冷え性をめぐる医学言説に関する試論――身体と感覚の視点から」
コメンテーター:濱 雄亮(東京交通短期大学・講師)

(休憩5分)
<分科会:「不真面目」なイスラーム実践から考える宗教的規範の再創造> 
※開催時間:9:45〜12:00
司会:沼崎 一郎(東北大学・教授)

趣旨説明  西川 慧(東北大学大学院・博士後期課程)
分科会発表 \樟 慧(東北大学大学院・博士後期課程)
「清い「心」が生み出すもの/邪な「心」が生み出すもの――インドネシア西スマトラ州におけるイスラーム実践の創造性」
分科会発表◆ヽぬ 典子(日本学術振興会特別研究員PD/中央大学)
「矛盾を受け入れる――近現代中国ムスリム社会における「愛国愛教」と「面子」」
分科会発表 奈良 雅史(北海道大学・准教授)
「敬虔さの経済――回族社会の変化とイスラーム復興」
分科会発表ぁ〔畋 自(立教大学・准教授)
 「華人ムスリムを「真面目」に生きるということ――雲南ムスリム移民たちと「宗教」実践」
コメント  藤野 陽平(北海道大学・准教授)
コメント◆ 高尾 賢一郎(日本学術振興会特別研究員PD/東京外国語大学)
質疑応答

<個人発表 第五セッション> ※発表20分、コメント5分、質疑応答15分
司会:吉川 侑輝(慶應義塾大学大学院・博士後期課程)
 
13:00〜13:40 個人発表 夏 群(カ グン)(東北大学大学院・博士後期課程)
「毛皮交易と狩猟民の生存戦略——中国大興安嶺地域に暮らすエヴェンキの事例から」
コメンテーター:二文字屋 脩(早稲田大学・講師)

13:40〜14:20 個人発表 張 平平(チョウ ピンピン)(北九州市立大学大学院・特別研究員)
「チベット族の牛糞利用――燃料から伝統文化へ」
コメンテーター:ボウ サラ(東北大学大学院・博士後期課程)

14:20〜15:00 個人発表 小嶋 ゆかり(東北大学大学院・博士前期課程)
「漁撈信仰の文化人類学的研究――海と共に生きる人々の語り」
コメンテーター: 塚原 伸治(茨城大学・准教授)

15:00 閉会の辞:吉川 侑輝(慶應義塾大学大学院・博士後期課程)

***

【趣旨説明】「不真面目」なイスラーム実践から考える宗教的規範の再創造

 本分科会の目的は、宗教規範の順守という観点からすると「不真面目」に見える人びとの営みから、規範がつくりなおされていく創造的なプロセスを描くことである。
 従来の人類学におけるイスラームに関する議論では、人びとの生活のなかでイスラーム的な事柄が以前よりも顕在化していく「イスラーム復興」という現象が注目されてきた(大塚2000)。この現象は、より広い文脈では、宗教が私的領域から抜け出し公的領域にまで及び始める「ポスト世俗化」によって社会が再構成されていくプロセスとして位置づけられる。その理解のために、「イスラーム復興」を対象とする研究は、ムスリム自身がより敬虔になろうとする営みを描いてきた(Mahmood 2005)。
しかし、このようなアプローチでは、一見すると「不真面目」に見えるムスリムの実践に込められている宗教的な意味合いが見落とされてしまう。例えば、インドネシアのある村落では、一部の人びとのあいだで富くじが行われていた。富くじは本来であればイスラームで禁止されているはずの賭け事に当たる。しかし、参加者たちは、富くじが禁止されていることを知りながらも、夢に現れる数字を神からの恩寵と捉え、その数字へと金銭を賭けていた。彼らにとって富くじは神の真実性を担保するものであったのだ。人びとの生活に目を向ければ、「イスラーム的」であるための方向性は教義としてのイスラームに還元できないのである(奈良2016)。そこで、重要となるのは「敬虔」と「不真面目」がつくられていくポリティクスと、「不真面目」な実践が人びとの中で積極的な意味を持ち始める可能性の両者を描いていくことである。本分科会では、これらの議論を通して、人びとの日常のなかで宗教的規範が創造的につくりなおされていく様態を明らかにしたい。
 
引用文献
Mahmood, Saba 2005 Politics of Piety: Islamic Revival and the Feminist Subject, Princeton: Princeton University Press.
奈良雅史2016『現代中国の〈イスラーム運動〉:生きにくさを生きる回族の民族誌』風響社。
大塚和夫2000『近代・イスラームの人類学』東京大学出版会。




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2018年06月05日

東アジア人類学研究会第五回研究大会・発表者募集のお知らせ

東アジア人類学研究会のみなさま

平素よりお世話になっております。関東では暑さが日ごとに増してまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

東アジア人類学研究会では、2015年度より年次研究大会を日本各地で催して参りました。
そして2018年度は、東北大学にて第五回研究大会を開催することになりましたので、以下お知らせいたします。

今回のメールでは、日時と場所などのお知らせとともに、個人発表の募集をいたします。
発表を希望される方は、下記「個人発表エントリーフォーム」をご使用の上、7月8日(日)までに仮題目をお教えくださいますよう宜しくお願いします。
なお、各発表に対しては査読を設けておりますので、8月12日(日)までに、発表要旨(400文字程度)をお送りいただきます。
発表者の枠には限りがありますので、お早めのご登録をお勧めいたします。

東アジア地域の人類学的研究に関心のある方はどなたも歓迎しておりますので、お誘いあわせのうえご参集ください。本会は、広義の東アジア地域における研究を他地域の研究者にも開いていくこと、そして地域を超えた対話を志向する研究会ですので、例年、様々な地域・テーマをご専門とする方々にお集まりいただいております。ご発表も「東アジア地域」の研究に限定されませんので、ふるってのご応募をお待ちしております。


        記
東アジア人類学研究会第五回研究大会
日時:2018年11月10日(土曜日) 13:00〜17:30  個人発表5〜6名
       11月11日(日曜日) 9:00〜12:00   個人発表1〜2名、及び分科会
場所:東北大学 川内南キャンパス 文科系総合講義棟 法2講義室
アクセス: http://www.tohoku.ac.jp/japanese/profile/campus/01/kawauchi/areac.html
(会場は上記リンクのC19です。)

会議使用言語:日本語
*研究大会初日の夜には懇親会を予定しております。

【口頭発表について】
発表時間(個人発表)   1人50分(発表25分、コメント5分、討論20分)
*各発表者には、コメンテーターがつきます。
また、発表希望者の数によって発表時間は多少前後する可能性があります。

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個人発表エントリーフォーム
ご氏名(ふりがな):
ご所属:
メールアドレス:
仮題目(                              )
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上記のエントリーフォームは、以下の幹事アドレスまでメールでお送りください。
川瀬由高 ychuanlai[@]gmail.com 
*[@]に@を代入してください。

以上、どうぞよろしくお願い致します。

東アジア人類学研究会幹事一同
川瀬由高・西川慧・吉川侑輝


touaken at 08:20コメント(0) 

2018年05月05日

東ア研2018年度夏季研究集会・合評会 渡邊欣雄 『術としての生活と宗教──漢民族の文化システム』

東アジア人類学研究会のみなさま

新緑の候、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、このたび東アジア人類学研究会では以下の日程にて、合評会を開催する運びとなりましたのでお知らせいたします。
今回取り上げる書籍は、渡邊欣雄先生が昨年12月に出版された『術としての生活と宗教──漢民族の文化システム』(森話社)です。
今回の合評会では、著者である渡邊先生をお招きし、自著解題を行っていただくほか、輪読形式で各章の読み合わせを行う予定です。

聴講につきましては事前登録の必要はございません。
みなさまお誘いあわせの上、ふるってのご参加をお願いいたします。

         記
東アジア人類学研究会2018年度夏季研究集会・合評会
渡邊欣雄 『術としての生活と宗教──漢民族の文化システム』(森話社、2017年)

日時:2018年5月19日(土) 13:00 - 18:00 *12:30開場
場所:山口大学 熊野荘会議室 (〒753-0077 山口市熊野町3-21)
*位置情報: https://goo.gl/maps/1CTomEKxKvS2
*研究会終了後には湯田温泉周辺にて懇親会も予定しております。
*なお、翌20日には山口市内でのエクスカーションを予定しております。

     タイムテーブル
13:00 - 13:30【著者解題】
 渡邊欣雄(東京都立大学名誉教授)「著者解題」

13:30 - 14:30【第1部】
 吉川侑輝(慶應義塾大学大学院・博士後期課程)「序章」
 河合洋尚(国立民族学博物館・准教授)「第一章第一節 台湾研究と客家文化」 
 川瀬由高(日本学術振興会特別研究員PD/東京大学大学院) 「第一章第二節 中国浙江省調査体験記」 
 阿部朋恒(首都大学東京大学院・博士後期課程)「第一章第三節 中国研修紀行」 
 小林宏至(山口大学・准教授) 「第二章第一節 中国東南部の親族組織」
 稲澤 努(尚絅学院大学・准教授)「第二章第二節 香港水上居民の家族生活」

――20分休憩――

14:50 - 16:00【第2部】
 藤野陽平(北海道大学・准教授)「第三章第一節 治療法と病院文化」
 川瀬由高(日本学術振興会特別研究員PD/東京大学大学院)「第三章第二節 差序体系下の高齢者養生術」
 藤野陽平(北海道大学・准教授)「第三章第三節 死の条件と往生術」
 奈良雅史(北海道大学・准教授)「第四章第一節 術としての宗教」
 稲澤 努(尚絅学院大学・准教授)「第四章第二節 玉皇上帝誕生祭をめぐる祭祀術の多様性」
 阿部朋恒(首都大学東京大学院・博士後期課程)「第四章第三節 餓鬼の変化とその対応術」
 河合洋尚(国立民族学博物館・准教授)「第四章第四節 神・祖先と人の交流」

――20分休憩――

16:20 - 17:10【第3部】
 奈良雅史(北海道大学・准教授)「第五章第一節 中国政治経済下の風水師」
 田中孝枝(多摩大学・専任講師)「第五章第二節 拡がる風水術と知識の普及」
 田中孝枝(多摩大学・専任講師)「第五章第三節 市場経済化する漢文化」
 小林宏至(山口大学・准教授) 「付章 フィールドワーク徒然草」
 吉川侑輝(慶應義塾大学大学院・博士後期課程)「終章 要約と結論」

17:10 - 18:00【リプライ & 討論】
 渡邊欣雄(東京都立大学名誉教授)「リプライ」

 全体討論



ご同僚、同学の方々にもご周知いただければ幸いに存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

東アジア人類学研究会幹事一同 
川瀬由高・西川慧・吉川侑輝 


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