2018年11月18日

『異類婚姻譚』本谷有希子著(講談社文庫)

昨日は朝から名古屋駅の「MACCARONI」(マカロニ)で開催された「朝食読書会」に参加した。初めて参加した読書会だったけれども、楽しかった。ちなみにぼくが持っていたのは、『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』である。

 読書会の後は、エスカのジーンズショップで派手な総柄のシャツを2枚買い、約一時間かけて、歩いて帰宅した。

 家で簡単な昼食を済ませると、今度は2時から鶴舞中央図書館で開かれた「ビブリオ・バトル」に参加した。今回、持参したのは『金曜日の本屋さん』。チャンプ本に選ばれるどころか、読みたい本として挙手してくれる人が一人もいなかったので、残念だった。ちょっと、プレゼンに問題があって、この本の良さが十分に伝わらなかったと反省している。

 その後は有志の方と、鶴舞公園のカフェに移動して、お茶を飲みながら雑談した。

 家庭では下の娘と本の話をよくするが、職場では本の話をする機会が全然ないので、楽しかった。

 さて、本谷有希子さんは、たまたま見たフジテレビの『セブンルール』という番組で、お顔を拝見した。小説家や音楽家といった表現を生業とする方の容姿について言及するのはよろしくないと個人的には思っているが、ぼくの好みのタイプの女性である。

 だからと言って、この本を買ってきた訳ではない。新聞の広告欄でチラリと見て、面白そうなので買ってきた。異種との婚姻と聞くと、鶴を妻にしたり、蛇を夫にしたりする昔話を連想して、興味をそそられたからだ。

異類婚姻譚 (講談社文庫)
本谷 有希子
講談社
2018-10-16


 【子供もなく定職にもつかず、ただ安楽な結婚生活を送る主婦の私はある日、いつの間にか互いの輪郭が混じりあって、自分の顔が夫の顔とそっくりになっていることに気づく……。夫婦という形式への強烈な違和を軽妙洒脱に描いた表題作で第154回芥川賞受賞!自由奔放な想像力で日常を異化する中短編4作を収録。】(講談社文庫裏表紙の内容紹介より)
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2018年11月17日

ラミ・マレック主演『ボヘミアン・ラプソディ』5

 『クイーン』の名前を聞いたのは、高校一年の時。クラスメートで、サッカー部でも一緒だったUから、クイーンのコンサートに行くと聞かされたのが最初だ。ビートルズ、エルトン・ジョン、サイモン&ガーファンクル、カーペンターズくらいしか洋楽には興味がなかったぼくは、何も思わなかったと記憶している。

 その後、クイーンがヒット曲を発表してからも、特に興味を惹かれることはなかった。ただ、このバンドのボーカリストが同性愛者で、エイズに感染し、亡くなったということ程度は知っていた。

 今回、この映画の前評判を聞いて、観てみたいと思っていた。

 16日の金曜日はノー残業ディなので、この日に映画館に行こうと思っていたのだが、サッカー日本代表のベネズエラとの試合があったので、一日早い15日に映画館に出かけた。

ボヘミアン・ラプソディ





 【世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。
クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。
「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。
「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演し、フレディの恋人メアリー・オースティンを「シング・ストリート 未来へのうた」のルーシー・ボーイントンが演じる。
監督は「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガー。】(「映画.com」の内容紹介より)続きを読む

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2018年11月11日

『金曜日の本屋さん 冬のバニラアイス』名取佐和子著(ハルキ文庫)5

 昨日は朝から一人で「メッセなごや」へ。

 今年は自社が出展しないので、ゆっくりと全会場を見学することができた。

 さて、実は順番では、『世界の果てのこどもたち』よりもかなり前に読み終えた『金曜日の本屋さん 冬のバニラアイス』。このシリーズの最終巻である。

金曜日の本屋さん 冬のバニラアイス (ハルキ文庫)金曜日の本屋さん 冬のバニラアイス (ハルキ文庫)
著者:名取佐和子
角川春樹事務所(2018-02-14)
販売元:Amazon.co.jp

 【読みたい本が見つかる駅ナカ書店<金曜堂>。アルバイト店員の倉井史弥は、すっかり店にも馴染み、日々お客様に寄り添って、業務に励んでいる。とはいえ、じつは大型書店<知海書房>の御曹司である彼は、将来についていよいよ考えねばならない時期でもあった。幼い頃に別れた母との再会、イベントごとになぜか浮き沈みする金髪オーナー・ヤスとそれを案じる栖川、南店長への想い……大忙しの冬をこえて、倉井が見つけ出すものは?シリーズ最終巻、ほっこり胸キュンなラストを迎えます!】(ハルキ文庫表紙裏の内容紹介より)続きを読む

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2018年11月04日

『LIVE!!ACT TUDIP 〜is to be〜』5

 10月28日(日)は、今池ボトムラインで、チューリップのコピーバンド「TUDIP」のライブがあった。

 今回は、東京から男性三人、女性三人の「DROPS」(ドロップス)というやはりチューリップのコピーバンドがオープニングアクトとして参加した。

 午前中、家で野暮用を済ませ、まだ時間があると安心していたら、自分の部屋の時計が止まっていた。妻から、「まだ家にいたの」と言われ、慌てて会場に向かった。

 とりあえず、会場に顔を出し、お世話係のエルねぇさんがまだ大丈夫だというので、向かいのラーメン屋さんで腹ごしらえをして、ライブに備えた。

 北海道や東京、関西から、顔見知りの方が大勢いらっしゃっていた。そうそう、女優の長尾しのぶさんも駆けつけてくださり、久しぶりにお会いすることができた。

 ハロウィンの時期ということもあり、ちょっとしたアクセサリをつける人もいれば、悪役レスラーばりのマスクをした人もいて、なかなか楽しかった。

 最初はDROPSの登場。

 写真は撮ってあるのだけれども、メンバーに女性がいることもあり、うかつにここにアップして迷惑が掛かってもいけないので、割愛します。

 DROPSの中で印象に残ったのは『甲子園』という曲。ぼくは、リアルタイムでは『ぼくがつくった愛のうた』と『無限軌道』を聴いていたくらいなので、この曲は初めて聴いた。まさか、『タエちゃん』より長い曲があるとはねえ。

 途中、余興(?)もあって、楽しいステージだった。

 さて、TUDIPは、諸事情があってベースのKさんが外れ、初期の頃のメンバーであったヒデさんが復帰された。

 ヒデさんは、メガネとちょびヒゲをつけてのステージ。誰を意識しているのかは、チューリップファンなら言わなくても分かるよね。そう言えば、ドラムのヤスさんもサングラスをしていたっけ。

 ヒデさんが参加して日が浅いこともあり、第一期の曲を中心とした選曲となったそうだが、ぼくにはその方が楽しむことができた。久しぶりに『約束』も聴くことができたしね。

TUDIP1








TUDIP2








TUDIP3








TUDIP4








 ライブの後は、懇親会&セッションタイム。

 チューリップのコピーバンドに参加していても、それぞれのバンドにはポリシーがあり、必ずしもメンバーの好きな歌が歌える訳ではないらしい。他のバンドの方と一緒に、自分の好きな歌をすごく楽しそうに歌っている方がいたのが微笑ましかった。

 ラストは全員で『心の旅』。TUDIPのゴエさんの計らいで、ぼくと地元のMさんもステージに上がり、マイクを前に歌わせてもらった。

 様々なバンドの方の演奏や、ゴエさん、けんみかさんのコーラスで『心の旅』を歌うという非常に贅沢な体験をさせていただいた。どうも、ありがとうございました。

 さて、楽しい時間はあっという間に終わってしまう。

 まだ時間に余裕のある一部の人たちと、今池の「味仙」さんに行き、名物「台湾ラーメン」(ただし、アメリカン)などを食した。

 北は北海道、南は神戸(かな?)まで、大勢の方が集って、楽しい時間を過ごすことができた。

 DROPSの皆さん、TUDIPの皆さん、オーディエンスの皆さん、受付等お世話係をしてくださったエルねぇさん、あいさん、お疲れ様でした。そして、貴重なひと時をありがとうございました。

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『TULIP CONCERT TOUR 2018 is There』&ZIP−FM『casual,usual』公開録音 SPECIAL LIVE 安藤裕子5


 10月26日の金曜日は、5月下旬に中途で入社した女性スタッフの歓迎会。諸事情があり、こんな時期まで延ばし延ばしになってしまった。

 会場は名古屋駅西の『鳥心』さん。幹事を務めてくれた女性が飲めないこともあって、食べ物の充実したコースだったので、これまた飲めないぼくも大満足であった。

 二次会は近くのカラオケへ。ぼくがチューリップの『虹とスニーカーの頃』を歌うと、30代前半の客先のマネージャーの女性が、「なんで男のわがままを許さないことが女の罪になるんですか」と突っ込んでくる。ぼくと同年配の男性陣は、ただ苦笑いするしかない。

 最後に、一人の男性が、今話題の沢田研二さんの『カサブランカ・ダンディ』を歌おうと提案してきたが、<ききわけのない女の頬を、ひとつふたつはりたおして>なんて歌うと、また何か言われそうなので、無難なところで『勝手にしやがれ』に変更して、皆で大合唱して終わった。ヤレヤレ

 27日の土曜日は、中村区に住むぼくたち夫婦のお仲人さんに誘われ、妻と一緒に我が家を建ててくれた住宅メーカーの内覧会に出かけた。

 当時の営業担当部長はすでに定年で、新しい営業担当の方がいろいろと説明をしてくれた。我が家も築20年近くなり、外壁の塗り替えだの何だのまたお世話になる機会があると思うので、面識ができていると相談しやすい。

 その後は、お仲人さん夫婦に、産業技術記念館のレストラン『ブリックエイジ』でランチをごちそうになった。

 午後からは、一人で、笹島のグローバルゲートで開かれる安藤裕子さんのミニライブを見に出かけた。

 実はその2週間前に、妻とグローバルゲートで食事をした時にも、MINMIさんのミニライブが開かれることになっていたのだが、当日は3時から市民運動会の準備があったため、泣く泣くあきらめたという経緯がある。

 安藤さんについては、昔『のうぜんかつら』と、ラジオで流れたくるりの『ワールズエンド・スーパーノヴァ 』のカバーが気になって、当時の最新オリジナルアルバム『JAPANESE POP』と、カバーアルバムの『大人のまじめなカバーシリーズ 』を聴いたくらいである。ちょっとアンニュイな感じの脱力系アーティストというのがぼくの印象であったが、何となく気になる存在ではあった。

 今回は、生の『のうぜんかつら』を聴いてみたいと思ったので出かけたという次第である。

 安藤裕子


















 ぼくは早めに会場に着いたので、椅子に座って、リハーサルの様子から見ていた。彼女に対して抱いていた漠然とした印象よりも、実際の安藤さんの方がずっと、感じがよくて、魅力的だった。

 ミニライブが始まると、「アンニュイな感じの脱力系アーティスト」というぼくの見立てがまったく見当違いであったことが分かった。力強い歌声で、自分の音楽世界にどっぷりと浸かっているような、そんなパフォーマンスであった。

 家族連れの観客で、小さなお子さんが声を出して慌てるお母さんに対して優しく声をかけるシーンもあって、何だか癒された。

 その一方で、時折、客席に向けられる笑顔には妖艶な雰囲気もある。中には、勘違いする男性ファンが出てくるのではないかと余計な心配をしてしまった。ちょっと「魔性の女」っぽいところをぼくは感じたかな。

 目的の『のうぜんかつら』ではなく、『のうぜんかつらリプライズ』(どこが違うのかよく分からないが)を聴くことができたので、満足して会場を後にした。

 12月25日には、名古屋でアコースティックライブを開くという。クリスマスなのでどうかと思い、恐る恐る妻に行ってもいいかどうか尋ねると、「イブじゃないし、平日だから行ってきてもいいよ」とのお答え。せっかくだから、一人ででも行こうかな。

 次は、センチュリーホールでチューリップのライブである。

 知人のSさんからチケットを受け取らなければならないので、急いで会場へと向かった。

 会場近くにはまだSさんの姿はなく、まだ時間もあったので、ウロウロ歩いていたら、ビブリオバトルの世話役の方にバッタリあった。その方も、チューリップのコンサートを見に来ていて、知人と待ち合わせなのだそうだ。

 ぼくの方も、チューリップのコピーバンドTUDIPの関係で知り合った顔見知りの方をあちこちで見つけた。

、さて、無事Sさんとも合流でき、一緒にチケットを取ってもらったもう一人のSさんやNさんとも一緒に会場へ。1階の16列目。ぼくにとっては、相当にいい席だった。

 開演して財津さんの元気そうな声を聞き、安心した。

 セットリストやら何やらは、詳しい人のレビューなりをご覧ください。当初、安部さんが亡くなり四人になったチューリップは聴く気がしないと言っていたのだが、コンサートを見に行ってよかった。

 ぼくたちの一つ後ろの列にいたやはりチューリップのコピーバンドのKさんが「財津さんの声を聞いていたら泣けてきた」と言っていたけれども、その気持ちが分かる。

 コンサート後は、何となく仲間からはぐれた女性陣と地下鉄で金山まで行き、食事をして帰宅した。

 忙しいけれども、充実した一日であった。

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2018年11月03日

『世界の果てのこどもたち』中脇初枝著(講談社)4

 『世界の果てのこどもたち』は、書評か広告でタイトルを見かけた記憶があった。書評を読んだ訳ではないため、内容については何も知らなかった。愛知県図書館の書架で目に留まったので借りてきた。

世界の果てのこどもたち世界の果てのこどもたち
著者:中脇 初枝
講談社(2015-06-18)
販売元:Amazon.co.jp

 【戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子(ミジャ)と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、珠子は中国戦争孤児になってしまう。美子は日本で差別を受け、茉莉は横浜の空襲で家族を失い、三人は別々の人生を歩むことになった。
あの戦争は、誰のためのものだったのだろうか。
『きみはいい子』『わたしをみつけて』で多くの読者に感動を与えた著者が、二十年以上も暖めてきた、新たな代表作。】(講談社BOOK倶楽部HPの内容紹介より)続きを読む

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2018年10月16日

キリン・チャレンジカップ『日本VSウルグアイ』5

 昨日は仕事で遅かったが、今日はサッカー日本代表の試合があるので、開始時間に間に合うように帰宅した。

 ウルグアイと言えば、W杯で見た、カバーニとスアレスの二人が両サイドを大きく使ってのパス交換から得点を奪ったシーンが印象に残っている。今回、スアレスはいないが、強豪ウルグアイを相手にどんなゲームをするのか楽しみにしていた。

 結果は、4−3で日本の勝利。

 ちょっと情けない失点もあったが、攻撃陣の奮闘もあって、勝つことができたのは良かった。

 見ていて、一番楽しいのはやはり10番を背負う中島選手のプレイだ。コーナーキックをける前にリフティングをしている様子など、サッカー選手というより「サッカー小僧」という表現の方がぴったりだと思う。

 2得点を挙げた南野選手、代表初ゴールを挙げた堂安選手に久々の大迫選手の得点もあり、最終的に勝利を収めたこともあり、これまで見た日本代表の試合の中で、一番面白かった。

 ちょっぴり心配なのは、柴崎選手。最近、試合に出場していない影響もあるのか、あまりパッとしなかった。W杯では出場機会のなかった遠藤選手の方が、存在感があった。

 『日刊ゲンダイ』によると、BIG3が退いたこともあり、森保ジャパンのテレビ視聴率は代表の歴代最低なのだという。

 ぼくは過去2試合も見ているけれども、少なくとも、過去の日本代表の試合よりは、ずっと楽しめる。ぼくは、香川選手や岡崎選手のプレーよりも、若い選手のプレーの方に魅力を感じるからだ。

 今回のウルグアイ戦の勝利が、テレビ視聴率や代表人気のアップにつながるといいね。

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2018年10月14日

『夏への扉』ロバート・A・ハインライン著(ハヤカワ文庫SF)5

 金曜日は早めに帰宅し、サッカー日本代表の試合をテレビ観戦した。

 監督が森保さんに代わってからは、日本代表の試合を見るのが楽しい。中島選手や堂安選手、富安選手、南野選手といったフレッシュな選手のプレーに、ワクワクする。

 今回も追加招集した川又選手、北川選手をすぐに起用するところなど、「Jリーグで頑張ることがA代表につながる」と国内選手のモチベーションにもつながるだろう。

 今日は、市民運動会。朝7時半にグラウンド集合で、テントの設営をしたり、荷物を運んだり。雨がしとしと降り、グラウンドがぐちゃぐちゃになっていたが、何とか開催することができた。

 ぼくは2競技に参加したが、妻は応援のみ。来年は還暦を過ぎるので、そろそろ引退したいなあ。

 さて、SFは好きなジャンルである。

 中学生の頃、星新一さんや筒井康隆さん、平井和正さんの作品をよく読んだ。

 高校生になると、小松左京さんや豊田有恒さんの作品も読むようになり、文庫で手に入れられる作品はほとんど読んだと思う。

 その後も、それなりにSFに対する関心は持っていて、話題作があれば、読んでみようかなという気になる。

 日本のSFはそれなりに読んでいるのだが、海外の作品となると、とんと不調法である。

 『渚にて』とか『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』とか『2001年宇宙の旅』とか、タイトルは知っていても、実際に読んだことはない。

 この『夏への扉』も、傑作であるとは認識していたが、手に取ったことはなかった。前回の読書会で、この本が紹介され、興味を惹かれたので、図書館で借りてきた。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
著者:ロバート・A. ハインライン
早川書房(2010-01-30)
販売元:Amazon.co.jp

【ぼくの飼っている猫のビートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ!そんな時、<冷凍睡眠保険>のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。>】(ハヤカワ文庫裏表紙の内容紹介より)
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2018年10月08日

『ディス・イズ・ザ・デイ』津村記久子著(朝日新聞出版)4

 この3連休は美容院にカット&マニキュアに出かけた他は、栄に行ったり、Mozoに行ったり近場で過ごした。

 さて、この『ディス・イズ・ザ・デイ』は書評か何かで薦められていたので、読んでみようとタイトルをメモしておき、図書館で借りてきたのだが、内容についてはメモしていなかったので、読み始めてから、「ああ、サッカーのJ2が舞台の小説なんだ」と初めて気づいた。

ディス・イズ・ザ・デイディス・イズ・ザ・デイ
著者:津村記久子
朝日新聞出版(2018-06-07)
販売元:Amazon.co.jp


 【「こういう話をしてるとさ、どんな気持ちでも生きていけるんじゃないかって思うよね」。
サッカー22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最後の試合の「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、憧れの先輩に近づきたい男子高生、十数年ぶりに再会した祖母と孫など、普通の人々のかけがえのない喜びを、サッカーを通して鮮やかに描き出す連作短編集。
装画:内巻敦子 】(朝日新聞出版HPの内容紹介より)
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2018年09月30日

9月のこと

 今日は台風が到来するというので、一日家にこもって、せっせと読んだ本のレビューを書いていた。

 それ以外にも、あれこれあったので、忘れないうちに書いておこう。

 2日(日)と3日(月)のコンサートについてはすでにレビューを書いたので、それ以外について書き留めておこう。

 9月12日(水)は、夏休みを取り、妻と一緒に名古屋市美術館に出かけた。

 ぼくはこれまで、ダリ展やだまし絵展を上の娘と一緒に名古屋市美術館に見に行ったことがあるが、妻は初めて。ランチは徳川園近くのイタリアレストラン「ピオッポ」さんでパスタを食べた。美味しかった。

 ダリ展の時は日曜日だったため、すごい人でじっくりと絵を見ることができなかったが、今回は平日ということもあり、比較的落ち着いて見ることができた。

名古屋市美術館

睡蓮の池






 9月15日(土)は、下の娘と一緒に鶴舞図書館で開催された「ビブリオ・バトル
」に参加した。

 娘は今回、見学だけ。

 ぼくが持って行ったのは光原百合さんの『星月夜の夢がたり』。他の方の『ハリー・オーガスト、15回目の人生』と一緒にチャンプ本に選ばれた。

ビブリオ・バトル








 その後は、娘と一緒に古本屋さんを2軒回った。学生時代に卒論のための参考文献を探し回った時のことが思い出されてきて、懐かしかった。

 16日(日)は、知人と一緒にラシックのモクモク直営農場レストラン「風の葡萄」で、ランチビュッフェを楽しんだ。最近は食が細くなり、食べ放題の元を取ることはできないけれども、美味しいものを好きなだけ食べられるのはいいね。

 その後、トヨタ産業技術記念館を見学し、西区の「麗」さんでお茶を飲んだ別れた。

 22日(土)は午後6時から、名古屋芸創センターで読書会。今回のテーマは「夏」。ぼくは湯本香樹実さんの『夏の庭』を持って行った。この本を読んだのはもう24年も前のことで、改めて読み直すと、年齢を重ねたためか、以前とは違った感想を抱いた。

 23日(日)は、妻と一緒に北名古屋市のカフェ・アットホームさんでランチを食べた。

 昨日の29日(土)は「肉の日」。妻と下の娘と一緒に、あま市の牛カツ「縁」さんで普段の1.5倍の量になる「モリモリ定食」を食べた。これで1250円。食べきれなかった妻と娘からもカツをもらって、ぼくは大満足だった。

牛カツ「縁」のモリモリ定食








 10月も市民運動会があったり、チューリップのコンサートがあったり、それなりに行事があるので、楽しみだ。

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『さしすせその女たち』椰月美智子著(角川書店)4

 書評か何かで見かけた椰月さんの新刊を、地元の図書館で借りてきた。
 
さしすせその女たちさしすせその女たち
著者:椰月 美智子
KADOKAWA(2018-06-22)
販売元:Amazon.co.jp


 【39歳の多香実は、5歳の娘と4歳の息子を育てながら、デジタルマーケティング会社の室長として慌ただしい毎日を過ごしていた。仕事と子育ての両立がこんなに大変だとは思っていなかった。ひとつ上の夫・秀介は「仕事が忙しい」と何もしてくれない。不満と怒りが募るなか、息子が夜中に突然けいれんを起こしてしまう。そのときの秀介の言動に多香実は驚愕し、思いも寄らない考えが浮かんでいく―。書き下ろし短編「あいうえおかの夫」収録。 】<AmazonHPの[内容(「BOOK」データベースより)]より>
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『BLOOD ARM』大倉崇裕著(角川書店)1

 『夕刊ゲンダイ』で紹介されていた本である。

 あるテーマに沿った本が何冊か紹介されていたのだが、そのテーマについて書いてしまうと、これから読む人の興を削いでしまいそうなので、書かない。

BLOOD ARMBLOOD ARM
著者:大倉崇裕
KADOKAWA/角川書店(2015-05-30)
販売元:Amazon.co.jp


【 ある山々に囲まれた地方の街で不可解な地震が頻発していた。ガソリンスタンドでアルバイトをしている沓沢の周りでは、奇妙な出来事が次々と起きていた。そして山へ向かった沓沢は、恐るべき現象に遭遇する。】(角川書店HP 単行本の内容紹介より)

 実は、角川文庫の内容紹介の方が詳しかったのだが、そちらを載せてしまうと、ネタバレになってしまうので、あえて単行本の内容紹介を選んだ。

 読み始めてからしばらくは、あれっ、あのテーマに沿って紹介された本じゃなかったのかと不思議に思っていたが、読み進むにつれて納得した。

 全部で250ページ、活字が大きくて、一体どの程度の情報量を詰め込めるのだろうと危惧しながら読んだら、やはり、読後感は深みに欠ける印象であった。

 いや、そもそも、設定がぶっ飛んでいて、いくらSFとは言え、「それは無理があるでしょう」と突っ込みたくなる。

 という訳で、ちょっとがっかりした作品であった。

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『金曜日の本屋さん 秋とポタージュ』名取佐和子著(ハルキ文庫)5

 本を読む上で、自分なりに決めたルールがある。それは同じジャンルの本や同じ作者の本を続けて読まないということである。特に深い理由はないのだけれども、まあ、あまり視野が狭くならないようにという思いから決めたルールかな?

 『金曜日の本屋』さんが二冊続いたが、図書館で借りてきた『葵の残葉』の返却期限の関係から、そちらのレビューを先に書いてしまったことが原因で、実際に読み終えたのは、『花見川のハック』→『金曜日の本屋さん 夏とサイダー』→『葵の残葉』→『金曜日の本屋さん 秋とポタージュ』の順となる。

金曜日の本屋さん 秋とポタージュ (ハルキ文庫)金曜日の本屋さん 秋とポタージュ (ハルキ文庫)
著者:名取佐和子
角川春樹事務所(2017-08-09)
販売元:Amazon.co.jp


 【小さな駅ナカ書店<金曜堂>。名物店長の南、金髪のオーナー・ヤスさん、喫茶担当イケメン栖川、そして年上の南に想いを寄せる学生アルバイト・倉井の四人が働く店には、様々な想いを抱き「いまの自分にぴったりの一冊」を求める客が訪れる。ある日、倉井に大学内で話しかけてきた女子学生たちが、ひょんなことから一日だけ<金曜堂>を手伝うことに。けれども、同じ同好会だというふたりの仲は、どう見てもぎくしゃくしていて……。温かな感動を呼ぶ人と本との出会いの物語、シリーズ第三弾。】(文庫本裏表紙の内容紹介より)
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『金曜日の本屋さん 夏とサイダー』名取佐和子著(ハルキ文庫)5

 前に読んだ『金曜日の本屋』さんは、作者・名取さんの本への愛情が伝わってくる素敵な作品であった。ただ、本屋さんの設定が荒唐無稽というか現実離れしていることもあって、そこがちょっとなあと思っていた。

 それでも、続きが気になったので、後日、本屋さんで残りのシリーズ3冊をまとめて買ってきた。

 『夏とサイダー』はシリーズ2作目になる。

金曜日の本屋さん―夏とサイダー (ハルキ文庫)金曜日の本屋さん―夏とサイダー (ハルキ文庫)
著者:名取 佐和子
角川春樹事務所(2017-02-14)
販売元:Amazon.co.jp


 【“読みたい本が見つかる”と評判の駅ナカ書店・金曜堂は、アルバイトの倉井意外の三人全員が、地元・野原高校出身者。その金曜堂に、夏休みを前に現役野原高生・東膳紗世が訪ねてきた。「これぞ青春!」という高校生活を送りたい紗世は、卒業アルバムで見た店長の槇乃をはじめとする『読書同好会」メンバーのキラキラした姿に憧れ、会を復活させたくて相談にきたのだという。けれど、大の本好きなはずの店長の反応が意外にも薄くて……。人と本との<運命の出会い>を描く大好評シリーズ、第二弾。】(文庫本裏表紙の内容紹介より)
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『花見川のハック』稲見一良著(角川書店)4

 稲見一良さんの作品を読んだのは、もう20年以上前のことだ。

 1994年の『このミステリーがすごい』の国内ランキングで、『セント・メリーのリボン』が3位にランクインしたことがきっかけとなって、図書館で借りてきた。

 この本は、ハードボイルド作品を集めた短編集だったと思う。作品の根底に流れる「男の美学」とでもいう雰囲気が好ましかったように記憶している。

 その翌年も『猟犬探偵』と『男は旗』の2作が『このミス』の5位にランクインした。『猟犬探偵』を読んだ記憶はあるが、『男は旗』はどうだったかな。今、『男は旗』を検索して、そのあらすじを読んでみたが、うーん、読んだような、読んでいないような、どうもはっきりしない。

 稲見さんにはその他にも著作があったが、稲見さんご自身が亡くなったこともあって、ぼくは興味を失ってしまい、その後、その著作を手に取ることはなくなった。

 かなり前に地元の図書館に行ったら、人が行列を作っていた。何かと思って列に並んだら、図書館で不要となった本を、先着順で一人十冊ずつ持っていけるのだという。

 ぼくは70番目くらいの整理番号だった。不要となる本は、単行本の場合、20年以上前に出版されたものがほとんどで、ビジネス書や健康関連の本になると、情報が古すぎて役に立たない。

 雑誌の場合は2年ほどで処分されるようだ。ぼくはクロワッサンを2冊と、小説2冊を選んで持ち帰った。その小説の1冊が、この『花見川のハック』である。

花見川のハック花見川のハック
著者:稲見 一良
角川書店(1994-07)
販売元:Amazon.co.jp

 【発病して十年、「癌」と闘いつづけた作家の渾身の力作十一編! 十歳の少年、はみだしハックと不思議なナスの大冒険=花見川のハック。心臓の鼓動が聞こえるハードボイルド。少年の「夢」が覗ける大人の童話。】(Amazonの内容紹介より)
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2018年09月23日

『葵の残葉』奥山景布子著(文藝春秋)2

 今月2回目の3連休。

 昨日は午後から少しだけ仕事をして、夕方からは読書会に参加。

 今回のテーマは「夏」だったので、ぼくが持って行ったのは湯本香樹実さんの『夏の庭』。

 その場で、ちょっと「シンクロニシティ」を感じる出来事があった。

 今回初参加の方が、ある本を読みたくて本屋さんに行ったけれども、その本が見つからなくて、夏に関わる別の本を買ってきて読んだといって感想を発表した。

 その本が、先日までぼくが読んでいた別の作品の中で紹介されていた本だったのだ。それだけなら、単なる偶然で、騒ぐほどのことはない。

 一方、昨年、アメリカからの里帰りの際に読書会に参加し、その後もアメリカからテーマに合わせた本の感想を送ってくださる方がいる。その方が、夏をテーマにして読まれた本の一冊が、今回初参加の方が読もうとしながら本屋さんで手に入れられなかった本だったのだ。

 これが「夏目漱石」のように、作者の名前に「夏」がついているだけというのなら、何とも思わないが、何百冊とある夏をテーマにした本の中で、偶然一致するというのは、珍しい気がする。

 さて、『葵の残葉』である。

 最初、義父が「面白そうな本が新聞で紹介されていた」と言って教えてくれた。何でも、幕末の尾張藩の殿様のことを描いた本だという。ぼくは、幕末という時代にはそれほど興味がなかったので、「へぇー、そうですか」と聞き流していたのだが、後日、中日新聞の記事で、奥山さんのことが紹介されていたので、読んでみる気になった。

葵の残葉葵の残葉
著者:奥山 景布子
文藝春秋(2017-12-13)
販売元:Amazon.co.jp

 【この四兄弟がいなければ、幕末の歴史は変わっていただろう−。子福者と天下に羨まれた徳川傍流・高須家から尾張、会津、桑名に散った若き兄弟は動乱の中、維新派と佐幕派に分かれ対立を深めてゆく。葵の御紋の誇りを胸に、新時代の礎となった高須四兄弟の運命を描く!】(単行本表紙見返しの内容紹介より)
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2018年09月06日

卑怯者四天王

 台風が関西に大きな爪痕を残したと思ったら、今度は北海道で地震。

 天災で毎年多くの人が亡くなっているというのに、そんな実情を見て見ぬふりをして、アベ政権は軍事力の強化に血眼になっている。

 中国地方の豪雨の際に、全国でただ1台、愛知県岡崎市に配備されたレッドサラマンダーが注目されたが、あの車両は1台1億1000万円するのだそうだ。

 日本列島の中央だから岡崎に配備されていると聞いたが、アホかと思う。南海トラフ地震のような大災害が起きたら、日本に1台しかなくては役に立たない。道路網が寸断されたら、どうやって現場に駆けつけるんだ。訳の分からないミサイルに血税を注ぎ込むくらいなら、各都道府県に1台ずつ、レッドサラマンダーを配備すればいい。それでも50億円ちょっとしか掛からない。

 もちろん、この車両を使いこなすためには、それ相応の訓練も必要になるだろうし、維持費も相当に掛かるだろう。それでも、ミサイルよりずっと国民の命を守る役に立つ。

 口では国民を守るとかご立派なことを言っていても、アイデアも実行力もなく、ただ自分のお気に入りのオトモダチに便宜を図るしか能のない人物が国のトップとは情けない。

 ところで、自民党は、今回の総裁選について、報道機関に対して、「公平・公正な報道」を求めたそうである。アベ氏自ら憲法改正について、「読売新聞に相当詳しく書いてあるから、ぜひ熟読していただきたい」などと言っておきながら、どのツラを下げて、「公平・公正な報道」を要求するのだろう。

 昨年秋の衆院選前には、中日新聞に『ついにあなたの賃金上昇が始まる!』、『徹底検証 「森友・加計事件」』と題する明らかにアべ氏を擁護する著書の全5段の広告が掲載された。

 今回も、産経新聞にその手の書籍の広告が掲載されたと聞いていたが、実物は見ていなかった。ところが、先日、やはり中日新聞の1面に、『だから安倍晋三政権は強い』という、いかにもな書籍の広告が掲載された。

 もちろん、これは書籍の広告であって、報道の「公平・公正」さを侵すものではない、というのがアベ氏の取り巻き連中の見解なんだろうけどね。しかし、このタイミングで、アベシンパの著者がこの本を出すというのは、何だかなあという気がする。しかも、何でもありのこの内閣のことだから、官房機密費を使って、この本を買い集めて、Amazonの売り上げ1位とかの操作をしているかもしれない。

 高校2年生の時、担任の先生の発案で、生徒一人ひとりが壁新聞を作り、貼りだしたことがある。一番強く印象に残っているのは、中学の部活の仲間でもあったMの新聞の中にあった、「卑怯者四天王」の記事である。

 「卑怯者四天王」とは、

『タイガーマスク』のミスターX、
『マジンガーZ』のあしゅら男爵、
『ガッチャマン』のベルクカッツェ
そして、
『巨人の星』の速水譲次である。

 しかし、その後よくよく考えてみると、大リーグボール1号を破るための花形の特訓を、首脳陣に報告しなかっただけの速水を、あしゅら男爵やベルクカッツェと同列に論じるのは気の毒な気がしないでもない。

 Mは引っ越してしまって、もう何十年も顔を合わせたことがないが、もし彼に会う機会があれば、こう提案したい。

 速水譲次の代わりに、アベシンゾウを卑怯者四天王の一角に据えてはどうかと。

 森友学園に関連して自分や妻が関与していたら、総理大臣も国会議員も辞めると啖呵を切っておきながら、いまだに平然と総理の座に居座る卑怯者ぶりは、他の三人に引けを取らない。

 そうそう、以前、中日新聞のコラムで、浜矩子さんがアベ氏のことを「愛国者」ではなく、「愛僕者」と表現していた。アベ氏が「国難」というときは、国の危機ではなく、ただの「僕難」なのだとも述べていた。

 言いえて妙だなとひどく感心したものだが、こんな卑怯者の「愛僕者」のお坊ちゃまを大勢が神輿に担ぐ自民党という政党も終わっているなと思う。

 でも、石破さんが対抗馬として出馬しただけましか。

 石破さんのことをぼくはあまりよくは思っていなかったが、今回出馬した心意気は大いに評価したい。

 卑怯者にしっぽを振って、唯々諾々と従うだけの連中より、ずっとましだ。

 できれば、アベ氏を負かして、彼や彼の取り巻きに吠え面をかかせてやりたいものだね。

touch3442 at 22:58|PermalinkComments(0)

2018年09月05日

1st NAGOYA JAZZ WEEK 2018 【佐藤竹善&たなかりか】 【レ・フレール×吉田兄弟】5

 知人が招待券を融通してくれたので、9月2日、3日とライブに出かけた。

 2日はCBCホールで開けれた佐藤竹善さんとたなかりかさんのライブに妻と出かけた。

 佐藤竹善&たなかりか











 佐藤さんは昨年の栄ミナミ音楽祭の土曜日(だったと思う)にトリとして登場した時に、初めて生で聴いた。彼のカバーアルバムは3枚ほどMDに録音して持っていた。MDを聴いていた時には、彼の歌唱力というか、声の良さをそれほど感じなかったのだが、生の歌声を聴いて、初めてその実力を知った。ただ、洋楽中心で、ぼくにはなじみのない歌が多かったのが残念だった。

 たなかりかさんは、ZIP FMの番組でその存在を知った。ぼくはジャズのことは全く知らないのだけれども、ラジオで歌声を聴いて、機会があれば、一度ライブを見たいと思っていた。最近では、積和不動産中部のCMソングを歌っているね。

 そんな二人の組み合わせなので、楽しみに出かけた。

 一曲目は、『オズの魔法使い』の『SOMEWHERE OVER THE RAINBOW』を二人で歌った。ぼくにも妻にもなじみのある曲なので、こうした選曲が続くといいなと思っていたが、甘かった。

 たなかさんのソロ、佐藤さんのソロ、そして最後はまた二人でという構成であったが、やはり、ぼくたちの知らない曲の方が多かった。

 一番印象に残っているのはJ−POPの『天の川』という歌。

 帰宅してから調べたら、『Amanogawa』というのが正しいタイトルで、Skoop on Somebodyが「Skoop」という名前だった頃の歌であった。

 アンコールは、井上陽水さんと安全地帯の『夏の終わりのハーモニー』。

 佐藤さんはMCも巧みで、たなかさんとの掛け合いが面白かった。二人の歌唱力と、伴奏の後藤浩二トリオの実力も相まって、ジャズには疎いぼくたち夫婦にも楽しむことができた。

 翌日は、日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで、レ・フレール×吉田兄弟のライブ。

レ・フレール×吉田兄弟











 津軽三味線の演者を主人公にした羅川真里茂さんの『ましろのおと』というコミックを読み続けていることもあり、吉田兄弟のライブは一度観てみたいと思っていた。

 レ・フレールの名前は知らなかったけれども、兄弟でピアノの連弾というのは面白そうだ。

 最初は、レ・フレール。それほど長くない椅子に腰かけてピアノを弾くのだが、結構窮屈そうな体勢で、腰を悪くしやしないかと他人事ながら心配になる。二人が場所を入れ替わる演奏もすごいけれども、ピアノであんな音を出すことできるんだという発見があって楽しかった。

 次に吉田兄弟。津軽三味線というと撥でたたく強い音を出すだけの楽器だとぼくは思い込んでいた。ところが、これまた繊細な、かそけき音も出すことができる楽器であった。
こちらも、その撥さばきの激しさに、腱鞘炎になりはしないかと心配になる。

 その後が二組のコラボ。

 こんな言い方は演者の方に失礼だと思うが、ずっとピアノの連弾、あるいは三味線の演奏だけだと、ぼくのような門外漢は飽きてしまう。

 ピアノと三味線とが組み合わさることで、最後まで興味深く演奏を聴くことができた。

 という訳で、普段聴く機会のない音楽を聴くことができた貴重な二日間であった。

touch3442 at 23:19|PermalinkComments(0) MUSIC 

2018年09月02日

『QJKJQ』佐藤究著(講談社)2

 今日は、市の河川美化運動の日。朝から、堤防沿いの通学路のゴミ拾いやら草刈りやらに精を出した。

 さて、佐藤究さんの作品は、『ank』が面白いと評判だったので、前に図書館で借りてきて読んだが、微妙にぼくとは相性が合わなかった。

 しばらく前に、江戸川乱歩賞を受賞したこの『QJKJQ』の設定がすごいと何かで知って、それなら読んでみようという気になった。

QJKJQQJKJQ
著者:佐藤 究
講談社(2016-08-09)
販売元:Amazon.co.jp

 【市野亜李亜(いちのありあ)は十七歳の女子高生。猟奇殺人鬼の一家で育ち、彼女自身もスタッグナイフで人を刺し殺す。猟奇殺人の秘密を共有しながら一家はひっそりと暮らしていたが、ある日、亜李亜は部屋で惨殺された兄を発見する。その直後、母の姿も消える。亜李亜は残った父に疑いの目を向けるが、一家には更なる秘密があった。

「平成のドグラ・マグラ」
「ものすごい衝撃を受けた」
選考委員たちにそう言わしめた、第62回江戸川乱歩賞受賞作。】(講談社BOOK倶楽部の内容紹介より)

 ぼくが認識していたのは、家族全員が「シリアルキラー」で、自身も殺人鬼である女子高生の話というところまでだったんだけどね。

 最初はすごい設定だと思って読んでいたのだが、途中から、「あれっ?」と首をかしげる展開に。ミステリーだとしたら、これはどんな風に謎説きがなされるのだろうと、興味津々で読み進めたのだが、段々とスケールが大きくなって、もう、リアリティどころの騒ぎじゃなくなってくる。途中、「どんでん返し」の面白さはあったけれども、結局は「ふーん、そういう話だったのか」で終わってしまった。
 
 やはりぼくはこの書き手さんとは相性が良くないのかもしれない、と再認識した次第である。

touch3442 at 12:51|PermalinkComments(0) BOOK−ミステリー | BOOK−その他の「さ」行の作家

2018年08月18日

『あこがれ』川上未映子著(新潮文庫)3

 お盆休みは8月11日から15日まで。もっとも、15日はオフィスの一部を引越しするために出勤したので、実質は14日までだった。休みのうち、二日は、解体することになった妻の実家から、荷物を運ぶために瀬戸に行き、残りの日は近間でうろうろして過ごした。

 今日は高校の同窓会。今年は4回生、14回生、24回生、34回生が会費が安くなる年で、4回生に当たるぼくたちの学年の出席者は多いと思い、参加してみたのだが、10年前より参加者が少なくてがっかり。実際に教えていただいた先生も出席しなかったしね。

 ぼくのクラスからは他に誰も参加しなかった。でも、小学校、中学校が同じ男性が3名、2年生の時同じクラスだった男性が2名、1年生の時同じクラスだった女性が1名いたので、それなりに楽しく過ごすことができた。

 小学校から仲の良かった一人の男性は、ついぼくのことを「タコちゃん」と小学生時代のあだ名で呼ぶ。今では、そうぼくのことを呼ぶのは、父方の年下のいとこたち3人と、幼馴染のYちゃんだけなので、何だか懐かしかった。

 同窓会のあとは、なぜか5回生、6回生の後輩たちと一緒に、カラオケに出掛けることになり、古い歌を歌って過ごした。

 さて、川上未映子さんの『あこがれ』である。 中日新聞の新潮文庫の広告を見て、面白そうだと思って買ってきた。いわゆる、「ボーイ・ミーツ・ガール」の話だと思っていたのだが、内容はぼくの思っていたものとは違った。

あこがれ (新潮文庫)あこがれ (新潮文庫)
著者:川上 未映子
新潮社(2018-06-28)
販売元:Amazon.co.jp
 【おかっぱ頭のやんちゃ娘ヘガティと、絵が得意でやせっぽちの麦くん。クラスの人気者ではないけれど、悩みも寂しさもふたりで分けあうとなぜか笑顔に変わる、彼らは最強の友だちコンビだ。麦くんをくぎ付けにした、大きな目に水色まぶたのサンドイッチ売り場の女の人や、ヘガティーが偶然知ったもうひとりのきょうだい……。互いのあこがれを支えあい、大人への扉をさがす物語の幕が開く。】(新潮文庫裏表紙の内容紹介より)
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