やっぱし舞台が好き!

芝居、ミュージカル、バレエ、ダンス、クラシック、コンサートなどの舞台観賞が大好きです。 観劇の個人的な感想をつらつらと書いてます。 たまに、ちょっとした体験談や気になったことも・・・。

【観劇】ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

作: W・シェイクスピア
翻訳: 松岡和子
演出: 宮藤官九郎
出演: 三宅弘城、森川葵、勝地涼、皆川猿時、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲ
観劇日: 2018年12月11日(火) 19:00
上演時間: 2時間10分(休憩なし)
劇場: 本多劇場
チケット代: 7,500円(B列) [パンフレット代:1,000円]


【感想】

この舞台、なんて表現したらいいでしょうか……。

単純に、『ロミオとジュリエット』をお笑いにしたら、とは違う……。
例えるなら、クラシックの名曲を、プロの演奏家たちが、おもちゃの楽器で(時にはアレンジを加えながら)ジャカジャカ演奏する……みたいな感じでしょうか。

なんせロミオが三宅弘城さん。
確かに、演劇では、日本人が外国人を演ったり、大人が子供を演じたりもしますが、それにしても、まさに「どうしてあなたがロミオなの?」です。(笑)

宮藤官九郎さんが「なるべくまんまやる!」と言われていた通り、ストーリーは結構忠実ですし、シェイクスピアの台詞(松岡和子さん翻訳)も数多く発せられますが……。
何だろう……ちょっと学芸会を観ているような感じもします(決してケナしているわけではないです)。
ある意味、「演出」ひとつで、こんなにも芝居が変わるのか、という驚きです。

勝地涼さん、皆川猿時さん、今野浩喜さん、池津祥子さん等々、かなりのキャラ渋滞が発生し、ラストシーンも全く悲劇に見えませんでした。

こんな面白い『ロミオとジュリエット』もアリだなと思いつつ、今度はちゃんとした?ものも観たくなりました。


ホワイエに出ると、キャピュレットとモンタギューが最後に約束していた「銅像」が建っていました。

ロミオとジュリエット

【観劇】スカイライト

スカイライト

スカイライト

作: デイヴィッド・ヘア
翻訳: 浦辺千鶴
演出: 小川絵梨子
出演: 蒼井優、浅野雅博、葉山奨之
観劇日: 2018年12月8日(土) 13:00
上演時間: 第1部(80分) / 休憩(15分) / 第2部(65分)
劇場: 新国立劇場 小劇場
チケット代: A席 6,480円(C2列) [パンフレット代:800円]


【感想】

一見、痴話喧嘩のように聞こえる男女の会話。
でも、その中には、単なる「価値観の違い」とは言えない、貧富の格差とか支配関係とか生きがいとか……様々な問題が提起されています。

物語は、質素なアパートで暮らしているキラ(蒼井優さん)の元に、かつての不倫相手の息子・エドワード(葉山奨之さん)が訪ねてくるところから始まります。
エドワードは、一年前に母親が亡くなって以来、父親・トム(浅野雅博さん)がふさぎこんでいると、キラに相談します。
エドワードが帰った数時間後、今度は偶然にもトムが訪ねてきますが……。

キラの部屋でのワンシチュエーション。
アパートがボロいことを小道具がリアルに示していますが、ときおり小さく聞こえるパトカーのサイレンとかも、この場所が、あまり治安が良くないことを表していて、とても細やかな演出がされています。

3人芝居とは言っても、エドワードが帰った後は、ずっとキラとトムの2人。
そして、エンディングで再びエドワードが登場する時にはトムがいないので、ここでも2人。
それを会話だけで2時間半も魅せ続けてしまうって、凄すぎです。

言い争う場面が多いので、台詞の量もハンパないですが、それ以上に、細かな動きの方が大変なんじゃないかと思います。
途中、リアルタイムで料理する場面にも驚きましたが、それだけじゃなく、キッチンに行ってお酒を注いだり、部屋の隅にある椅子にティーカップを持って行ったり、書類をダイニングテーブルの下に移動させたり、とにかく一箇所にじっとしているということが、あまりありません。
だから2時間半もの会話劇でも、退屈することなく観られたのだと思います。

もちろん、それを"自然に"体現する演者さんたちも凄いです。

蒼井優さんの緩急ある演技。
なんか、ずっと目が離せないようなお芝居をする女優さんです。

浅野雅博さんも、事業でちょっと成功した男にありがちな傲慢さ(本人は気づいていない)を見事に醸し出していました。

そして葉山奨之さん、出演時間は短かったですが、エドワードのナイーブさとか緊張感とかが、とてもよく伝わってきました。

キラが、唯一、忘れられないと言った「トムが用意してくれた朝食」。
それは、キラ自身は認めたくない、トムとの幸せな日々への未練や、裕福な暮らしへの憧れと取ってしまうのは、穿った見方でしょうか?
それによって、ラストシーンは、ちょっと違った見え方になるかもなと思いました。

【観劇】キャッツ (劇団四季ミュージカル)

キャッツ

曲: アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞: T・S・エリオット
演出: トレバー・ナン、浅利慶太
振付: ジリアン・リン、加藤敬二、山田卓
日本語台本: 浅利慶太
キャスト: (グリザベラ)江畑晶慧、(ジェリーロラム=グリドルボーン)小野実咲季、(ジェニエニドッツ)笠原光希、(ランペルティーザ)山中由貴、(ディミータ)松山育恵、(ボンバルリーナ)渡辺智佳、(シラバブ)三代川柚姫、(タントミール)杉野早季、(ジェミマ)町真理子、(ヴィクトリア)馬場美根子、(カッサンドラ)藤岡あや、(オールドデュトロノミー)金本和起、(アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ)藤田光之、(マンカストラップ)北村優、(ラム・タム・タガー)大森瑞樹、(ミストフェリーズ)山科諒馬、(マンゴジェリー)新庄真一、(スキンブルシャンクス)カイサータティク、(コリコパット)押田柊、(ランパスキャット)政所和行、(カーバケッティ)大山五十和、(ギルバート)肥田晃哉、(マキャヴィティ)中村智志、(タンブルブルータス)田極翼
観劇日: 2018年12月6日(木) 13:00
上演時間: 第1部(70分) / 休憩(20分) / 第2部(70分)
劇場: キャッツシアター(東京・大井町)
チケット代: S1席 11,880円(12列) [パンフレット代:2,000円]


【感想】

『キャッツ』を観るのは、これで何回めでしょう?
おそらく4〜5回は観てるはずです。
一番初めに観たのは、ニューヨークのブロードウェイで。もう30年以上前になります。
言葉はよく分かりませんでしたが、すごい衝撃を受けたことは覚えています。
日本での上演を観て、初めて「こんな話だったんだ」ということを知り、ますますファンになりました。
それから何度か足を運びましたが、前回観たのは五反田(大崎)で演った時だったので、今回は約12年ぶりになります。
また東京に来るのを待ち焦がれていました。

久しぶりに観る『キャッツ』、やっぱし最高でした!
私の中では、King of Musical です。
歌も踊りもセットもメイクも仕掛けも……客席に入った瞬間から、もうすでに夢の世界です。
今さら言うまでもないですが、簡単なあらすじを少し……。

ある満月の夜、年に一度の「ジェリクル舞踏会」に集まる猫たち。
ここで選ばれた一匹の猫は、新しいジェリクルの命を授けられ、再生を許されます。
そして、さまざまな猫たちの人生?が歌と踊りで披露されて……。

「ジェリクルって何?」というのは、ひとまず置いといて……なんたって、この歌と踊りが素晴らしい!(と言っても、セリフがほとんどないので、歌と踊りだけなんですが)
特に二幕なんかは、ずーっと見どころが続きます。

私が一番好きなのは、マジック猫のミストフェリーズ
ほとんどバレリーナのような身体能力です。
鉄道猫・スキンブルシャンクスの曲もいいですし、役者猫・グロールタイガーの劇中劇も面白い

そして、グリザベラ
ずっと悲しげに、小さな声で歌っていたのが、最後「おねーがいー、わたしに、さわーってー」と叫ぶように張り上げるところ、今回も涙腺が崩壊してしまいました。

このハイパフォーマンスを35年間、ほぼ毎日のように続けられるって、劇団四季の層の厚さには驚くばかりです(しかも『キャッツ』だけでなく、他の演目もたくさんあるのに)。

休憩時間には、舞台に上がって、セットを間近で見学することもできました。
たっぷり過ぎるカーテンコールも盛り上がり、最後の最後まで楽しませてくれました(今日の締めは、ロック猫のラム・タム・タガーでした)。

東京での公演中に、あと2回は観に行きたいなと思っています。
1回は、是非、回転席で……。
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