CCI20170519

作: 劇作家女子会。(坂本鈴、オノマリコ、黒川陽子、モスクワカヌ)
演出: 赤澤ムック
音楽: 後藤浩明
出演: 朝比奈かず、小泉まき、塚越光、前原麻希、奥村飛鳥、エスムラルダ、河南由良、神田麻衣、木内コギト、今野真智子、西原純、村本篤信、柳内佑介、anna、海老原恒和、小見美幸、近藤陽子、末延ゆうひ、竹内真里、中谷弥生、生井みづき、梅本杏莉、奥井まゆ、萱沼春菜、中村沙羅、西村俊彦、松尾音音、吉見由香、吉田覚丸
演奏:後藤浩明、中鉢洋夫、藤田奏、淸藤匠
フィールドワーク部:一色亮佑、萩野桜子、小泉志野、琴松蘭児、小林薫、北村マイク、仙波瑠璃、中村奏太、根矢涼香
観劇日: 2017年5月18日(木) 19:00
上演時間: 第1部(70分)/ 休憩(10分) / 第2部(70分)
劇場: 座・高円寺1
チケット代: 4,200円(E列 前から2列目) [上演台本:1,200円]

【感想 (あくまでも個人的なものです)】

「この人でなし」とか「おまえら人間じゃねえ」とか「人として間違ってる」とか言いますが、そもそも人間たらしめるものって何でしょう?

この芝居(ミュージカル)は、近未来の話です。
姿形や行動は人間と同じで見分けがつきませんが、死ぬと体がドロドロに溶けてしまう《宇宙人(人外、ホモ・ミームスとも呼ばれています)》が、いつの間にか地球上に紛れ込んでいます。
ある日、事故にあった女の子が、病院をたらい回しにされたあげく、死亡してしまうという事件が起こります。
受け入れを拒否した病院は、《宇宙人》を診ていたため対応できなかったと回答しますが、世間では「ヒューマン・ファースト!」の声が大きくなり、反《宇宙人》の活動が高まってきます。

確かに《宇宙人》は、生物学上では人間ではないですが、死ぬときに体が溶ける以外は人間と同じです。
一方、生物学上は人間ですが、同じ人間とは思えないような残虐なことをする人もいます。
どちらが、より人間らしいのでしょうか?「人間の条件」とは何でしょうか?

物語は、女の子をたらい回しにした病院の医者や売春をしている女子高生、ヘルス嬢、宗教団体などを中心に展開します。
障害者、認知症患者、風俗嬢、カルト教団など、様々なマイノリティーも《宇宙人》と同じように見られているのかもしれません。

最後に演者の一人が観客に向かって問いかけます。「この舞台に、あなたの思う「人間」はいたでしょうか?」
ちょっと考えさせられるテーマでした。

※フィールドワーク部は、「人間の条件」とは何かを考え、独自の作品を創作し(劇の話とは関係なく)、休憩中に発表を行います。こちらは毎日、内容が変わるそうです。



※昨年から、私の観劇記録は「レビューぴあ」にも投稿しています。よければ、合わせてご覧ください。
https://r.pia.jp/review/pia/list/reviewr/20832/insert_date/1