そして僕は途方に暮れる

そして僕は途方に暮れる

作・演出: 三浦大輔
出演: 藤ヶ谷太輔、前田敦子、中尾明慶、江口のりこ、筒井真理子、板尾創路、三村和敬、米村亮太朗
観劇日: 2018年3月7日(水) 18:30
上演時間: 第1部(1時間30分) / 休憩(20分) / 第2部(1時間10分)
劇場: シアターコクーン
チケット代: 2階立見 2,500円 [パンフレット代:1,800円]


【感想】

三浦大輔さんの舞台は、毎回ヒリヒリというかハラハラというか……会話もリアルで、妙に生々しさがあって、私は大好きです。
この舞台も、そうでした。

ふとしたことから5年間も同棲している里美(前田敦子さん)と口喧嘩になったフリーターの裕一(藤ヶ谷太輔さん)は、そのいきおいで家を出てしまいます。
行くあてもなく、幼馴染の伸二(中尾明慶さん)やバイト先の先輩(米村良太郎さん)などの家を転々する日々。
故郷の北海道には、離婚して一人暮らしをしている母(筒井真理子さん)がいますが……。

藤ヶ谷さんの芝居(ドラマや映画)は、あまり見たことがなかったですが、とても自然な演技で魅了されました
「クズ男」というよりは「ダメ男」という感じで、でも、最後には皆から許されて(呆れられて)しまう「根は悪くない」ところも持った難しいキャラクターを抑えめに表現していました。

彼を取り囲む人たちも、それぞれ短い登場シーンながら、裕一との関係性がはっきりと分かるように描かれていたので、裕一という人物像が、よりありありと浮かび上がっていたように思います。

冒頭の里美とのやり取りなんか、前田敦子さんの演技もめちゃくちゃリアルでした。

また、姉役の江口のりこさん、いつまで経ってもシッカリしない弟に苛立ちながらも、決して見放さない温かみが、裕一をぶっきらぼうに叱る中にも感じられました


※ ジャニーズの方が出演されているということもあり、例によって、チケット入手は困難を極めました。
先行抽選は外れ、一般販売は電話がつながらず……立見の一般販売でようやく2階の立見をゲットできました(電話がつながった時点で、中2階の立見はすでにソールドアウト)。

それにしても、シアターコクーンの立見は観にくいことこの上ない!ステージの1/3は見切れてしまいます。
一人分のスペースも、幅40cmくらいしかありません(男性用小便器の間隔よりも狭い)。
そもそも2階のバルコニー席(通称コクーンシート)自体が、椅子席にも関わらず観にくい!
はなからステージが見切れてしまう席を作った設計者の感性を疑ってしまいます。
せめて、2階席"正面"後方のスペースを立見として使っていただけないかと切に願います。

長々と文句を言ってすみません…… m(_ _)m。
でも、この舞台、立見でも観る価値あったと思います。