贋作 桜の森の満開の下

作・演出: 野田秀樹
出演: 妻夫木聡、深津絵里、天海祐希、古田新太、秋山菜津子、大倉孝二、藤井隆、村岡希美、門脇麦、池田成志、銀粉蝶、野田秀樹、池田遼、石川詩織、織田圭祐、神岡実希、上村聡、川原田樹、近藤彩香、城俊彦、末冨真由、手代木花野、橋爪渓、花島令、藤井咲有里、松本誠、的場祐太、茂手木桜子、吉田朋弘、六川裕史
観劇日: 2018年9月6日(木) 19:00
上演時間: 2時間25分(途中休憩15分含む)
劇場: 東京芸術劇場 プレイハウス
チケット代: S席 10,000円(K列) [パンフレット代:1,200円]


【感想】

幻想的で、可笑しくて、恐ろしくて、哀しくて……揺さぶられっぱなしの2時間ちょっとでした。

あらすじは、ちょっと簡単には書けません。

ヒダの国に、匠と間違えられて連れてこられた耳男(妻夫木聡さん)、マナコ(古田新太さん)、オオアマ(天海祐希さん)の三人。
王(野田秀樹さん)から、夜長姫(深津絵里さん)と早寝姫(門脇麦さん)のために、仏像(弥勒?)を彫るように命じられますが……。

と、ここまでがイントロ。この後、いろんなことが繰り広げられます。

舞台セットは、大仕掛けではありますが、結構シンプル(最後に写真を載せてます)。
ステージ手前には、奈落へ続くスロープがあり(下手から上手へ上がっていく)、そこから演者が登場してきます。
上演前や休憩の時に見にいくのもいいかも(でも乗り出さないように)。

例によって、言葉遊びについていくのも必死です。
たぶ、耳ぶた、目……。蹴り、王……。狭き門鬼門……。オニ(鬼)、クニ(国)、カニ(蟹)……。
これが単なる駄洒落じゃなく、伏線になったり、メッセージになったりするので、観ている方は大変です(笑)。

本当に、野田さんの頭の中は、どうなってるんでしょうか(しかも、この戯曲は、約30年前に書かれたとのこと)。

キャスト陣も、豪華すぎます!
おそらく、今、野田秀樹さんでしか実現できない最強カンパニー!(NODA・MAP×新感線×ナイロン100℃的な感じも)

深津絵里さんは、久しぶりに拝見しましたが、やっぱし凄いの一言です。17年前の夜長姫も観てみたかった。

妻夫木聡さんは、いきなり耳が取れちゃうハプニングがありながらも(藤井隆さんに助けてもらってましたが)、エンディングでは『足跡姫』が思い出されるような熱のこもりよう。

今回も、理解できない部分は少なからずありましたが、それを凌駕する感動がありました。

地方公演やパリ公演の後、11月にまた東京に戻って来るので、2回目の観劇を狙おうと思っています。
その時は、坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を読んでから臨もうと思います。


※ 休憩時間の時、ホワイエに舞台セットの模型が展示されていました(写真を撮るのに、行列ができてました)。
観るまでお楽しみにしたい方は、ここまで。

どんなものか見てみたい方は、続きをどうぞ。
贋作 桜の森の満開の下

これは第一幕エンディングの時の状態です。