No.9 ー不滅の旋律ー

No.9 ー不滅の旋律ー

演出: 白井晃
脚本: 中島かずき
音楽監督: 三宅純
出演: 稲垣吾郎、剛力彩芽、片桐仁、村川絵梨、奥貫薫、羽場裕一、長谷川初範、鈴木拡樹、岡田義徳、深水元基、橋本淳、広澤草、小川ゲン、野坂弘、山崎雄大
ピアノ: 末永匡、富永峻
コーラス: (ソプラノ)泉佳奈、小塩満理奈、關さや香、髙井千慧子、髙橋桂、竹田理央、(アルト)南智子、小山由梨子、中川裕子、長谷川友代、(テノール)石福敏信、岩田元、斎木智弥、佐藤慈雨、外崎翼、吉川響一、(バス)黒田正雄、今井学、酒井俊嘉、比嘉誉
観劇日: 2018年11月28日(水) 19:00
上演時間: 第1部(1時間10分) / 休憩(20分) / 第2部(1時間40分)
劇場: 赤坂ACTシアター
チケット代: S席 12,000円(2階B列) [パンフレット代:2,000円]


【感想】

3年前の初演の時は、チケット争奪戦に敗れて、観られませんでした。
なので、今回が初観です(吾郎ちゃんを生で拝見するのも初めて)。

話は、ベートーヴェンが「第九」を作るまで、と聞いていましたが、「第九」だけに焦点が当てられているわけでもなく、どちらかと言うと、家族やピアノ工房、ウィーンの街の人たちとの人間模様が中心に描かれていたように思います。

ステージ両端には、本物のピアノが2台(2人のピアニストが演奏します)。
天井からはピアノの弦に見立てたものでしょうか、何本ものロープ?が下がっています。
シンプルだけどスタイリッシュで、白井晃さんらしくて、私は好きです。

稲垣吾郎さん、モジャモジャのヘアスタイルがベートーヴェンそのもの
見た目だけでなく、偏屈で自己中で横柄で自信家で……でも繊細で孤独で臆病で……そんな天才の心の機微を、まるでベートーヴェンが乗り移ったかのように演じられていました

ピアノ工房を営む夫婦の奥さん・ナネッテ(自身もピアノの製作をしている)役に、村川絵梨さん
ピシッと筋の通った職人という感じで、ひときわ目を引きました。

ときおり奏でられる生ピアノ2台による演奏も素敵でしたし、何より群衆として登場するコーラスの皆さんによる「第九」が圧巻でした。

こういう偉人の伝記ものって、最後はちょっと悲しい結末を迎えたりするものですが、この舞台は「歓喜」の歌声の中、高揚した気分で終わります。
思わず、こちらまで(歌詞も知らないのに)歌い出したくなってしまいました。