ペテン師と詐欺師

ペテン師と詐欺師


脚本: ジェフリー・レイン
音楽・作詞: デイヴィッド・ヤズベク
演出・上演台本: 福田雄一
出演: 山田孝之、石丸幹二、宮澤エマ、保坂知寿、大和田美帆、岸祐二、小原和彦、坂元宏旬、高橋卓士、高原紳輔、堀江慎也、横山敬、横山達夫、家塚敦子、可知寛子、小山侑紀、竹内真里、丹羽麻由美、伯鞘麗名、福田えり
オーケストラ: (指揮)福井小百合
観劇日: 2019年9月19日(木) 18:30
上演時間: 第1部(85分) / 休憩(30分) / 第2部(70分)
劇場: 新橋演舞場
チケット代: S席 13,000円(4列) [パンフレット代:1,800円]


【感想】

福田雄一さんの舞台といえば、佐藤二朗さんやムロツヨシさん、賀来賢人さんといった役者の"個性"で押しまくる笑いが多かったですが、今回は、いい意味で福田色が薄めの演出で、個人的にはこっちの方が好みでした。
とはいえ、しっかりハイジなんかも登場させちゃうんですが……。

若い詐欺師・フレディ(山田孝之さん)がやってきたのは、高級リゾート地・南仏リヴィエラ。
道中、たまたま列車で隣り合わせたベテランの詐欺師・ローレンス(石丸幹二さん)に惚れ込み、弟子入りします。
初めは協力しあっていましたが、徐々に仲違いするようになった二人は、金持ちの旅行客・クリスティーン(宮澤エマさん)から、先に5万ドルを巻き上げた方が勝ち(負けた方が街から出て行く)という勝負をすることになりましたが……。

特筆すべきは、ローレンスと一緒になって石油王の娘・ジョリーン(大和田美帆さん)を騙すシーンの山田孝之さん!
いまだかつて観たことのない振り切り方で、大笑いしながらも、演技?の引き出しの多さに感服です。

ダンディな石丸幹二さんのコメディアンっぷりも珍しかったし、宮澤エマさんのあの小さな体からは想像できない歌声にもそそられました。
それに、岸祐二さんと保坂知寿さんのサイドストーリーも微笑ましくて、約3時間があっという間。

ラスト近く、一度オチが決まって暗転したところで、オーケストラの演奏に合わせて手拍子が起こり、ちょっとカーテンコールっぽい空気になりましたが、その後に、ちゃんともうひとオチあり、さらにヤラレタ感が増しました。

主要キャストに負けず劣らず、アンサンブルの方々の歌と踊りが見事なので、コメディでありながら、きっちりと(予想以上に)ミュージカルでもありました。

※ 新橋演舞場でありながら、花道をあまり使わない演出も観やすくてよかったです。