stage20161114

原作:
 溝口健二
脚本: 依田義賢
潤色: 堀越真
演出: 丹野郁弓
出演: 松平健、檀れい、剛力彩芽、山本陽子、葛山信吾、田中綾子、大河内奈々子、鶴田忍、有安多佳子、吉岡扶敏、瀬野和紀、芹沢礼多、朝廣亮二、西川瑞乃、川和郁子、辻本瑞貴、平山晴加、青木梨乃、森岡朋奈、初美まり、前田恵美、石黒仁、大屋友美、杉山玄貴、積田裕和
観劇日: 2016年11月14日(月) 11:30
劇場: 明治座
チケット代: 12,000円(9列) [パンフレット代:1,200円]


【感想 (あくまでも個人的なものです)】

明治座公演なので、祇園の華やかな世界を描くのだと思っていたのですが、生活に困っている(とは言え舞台セットからは、あまり困窮さが伺えませんでしたが)芸妓の姉妹の物語でした。

愛した人にとことん尽くしたい姉に檀れいさん、愛よりもお金という計算高い妹に剛力彩芽さん。
剛力さんは、小悪魔的に男たちを翻弄していく姿をコミカルに演じていました。

そして、自分の店を倒産させてしまい、姉妹のもとに転がり込んでくる姉の恋人に松平健さん。
松平さんは、本妻(山本陽子さん)には頭が上がらず、檀さんのひものように暮らす男ですが、何とも憎めないキャラクターを見事に表現していました。

暗転はあるものの、場面転換がほとんどなく、とても観やすい構成でした。

カーテンコールでは、松平健さん、山本陽子さん、葛山信吾さん、檀れいさん、剛力彩芽さんが一言ずつ挨拶したのですが、芝居の延長のようなやり取りもあり、最後まで楽しませてくれました。



※昨年から、私の観劇記録は「レビューぴあ」にも投稿しています。よければ、合わせてご覧ください。
https://r.pia.jp/review/pia/list/reviewr/20832/insert_date/1