脚本: ダン・ゴードン
上演台本・演出: 松井周
出演: 藤原竜也、椎名桔平、安蘭けい、横田栄司、吉本菜穂子、渡辺哲、(コロス)生地遊人、神代勘太、竹内真里、陶品瑛、山田健人、渡邊弘人
観劇日: 2018年7月29日(日) 12:30
上演時間: 第1部(70分) / 休憩(15分) / 第2部(75分)
劇場: 新国立劇場 中劇場
チケット代: 9,800円(14列) [パンフレット代:1,600円]
【感想】
私も大好きな名作映画『レインマン』の舞台化です。
映画で大ヒットした作品の舞台化は、映画のイメージが強く残っているため、かなり難しいんじゃないかと思いましたが、キャストが藤原竜也さんと椎名桔平さんと知り「ああ、これはナイスキャスティング!」と観る前から納得です。
ちなみに、2006年と2007年にも舞台化されたそうですが、私は知りませんでした(その時は、椎名桔平さんが弟、橋爪功さんが兄役だったみたいですね)。
ストーリーは、もう言わずもがななので、割愛します。
藤原竜也さん、椎名桔平さんとも、映画のイメージは損なわず、でも、彼らのオリジナリティを十二分に発揮していて、映画以上の感動を与えてくれました。
また、この物語は、いわゆるロードムービー的に場所(シーン)を転々として進んでいくので、そのあたりをどうするのかと思っていましたが、場面転換の時の黒子(パンフレットにはコロスと表現)を演出することによって、観客を飽きさせることなく、とても円滑にシーンを繋いでいました。
ストーリーも分かっていて、当然オチも知っていて、元が外国映画にもかかわらず(「一塁手は誰だ」みたいな意味が分からない部分がありつつも)、これだけ感動してしまうのは、原作自体の持つ力だけでなく、役者さんたちの魅力の賜物だと感じました。
※ ホワイエには、ステージセットの模型が展示されていました。