「手賀沼か富士川に捨てる」ことになった超望遠レンズたち「世界一」になれなかった田んぼアートを観に行きました

2013年09月10日

絶滅寸前のシラコバトに会いに行ったら、そこは・・・

 皆さんはシラコバトをご存知でしょうか。埼玉県の県民の鳥であり、埼玉のゆるキャラの「コバトン」のモデル、そして埼玉県越谷市の市の鳥ですが、日本に生息するシラコバトが絶滅寸前なのです。つまり、日本で繁殖していたトキやコウノトリと同じ運命を辿る可能性があります。

 日本でのシラコバトの生息領域は、東葛地域も含めて越谷市の周辺に限られていましたが、最近急速に数を減らしたそうです。一昨年にその話を教えてくれた人は、もはや絶滅状態だろうと話していました。

 ところが最近、埼玉県のホームページでシラコバトの情報が載っているのを発見しました。昨年ようやく生息状況調査を始めたそうで、その生存が確認されています。ただ、昨年12月から1月の調査で確認されたのは、わずか76羽です。やはり危機的状況のようです。

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 で、そのホームページでシラコバトを飼育している動物園が紹介されていました。その一つ、「キャンベルタウン野鳥の森」は越谷市にあり、ここなら自転車で行けます。それでシラコバトを見るために、この前の土曜日にこの動物園を折り畳み自転車のPacific-18で訪ねました。

 行って驚いたのですが、キャンベルタウン野鳥の森は全体が巨大なバードゲージになっています。入園料100円を支払って中に入ってみると、またビックリです。しばしシラコバトのことを忘れてしまうような光景が広がっていました。

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 バードゲージの中には、見たこともない鳥が目の前を飛び回ったり、歩き回ったりしていました。驚いて解説を読んでみると、なんでも越谷市はオーストラリアのキャンベルタウンと姉妹都市であり、目の前にいるのはキャンベルタウンから贈られた鳥たちとのことでした。

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 バードゲージの中はこんな感じです。これらの写真ではよく見えませんが、この中にオーストラリアの鳥がうようよいるのです。このバードゲージの中にさらにバードゲージがあり、その一つでシラコバトが飼育されていました。

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 そのシラコバトの件はさらに後回しにして、まずは目の前にいる鳥たちのことです。当然、人に慣れているので、人がすぐ近くまで寄ってもガン無視してくれます(笑)。いやぁ、癒されるし、かなり楽しいですよ、ここ。

 それと、ここは野鳥撮影にとってのバッティングセンターです(笑)。つまり、野鳥撮影の腕を磨く練習施設として使えるということです。この日は最近買ったコ・ボーグ36EDを持って行きましたが、撮りまくっているうちにコ・ボーグ36EDで撮る際のコツを習得してしまいました。

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 このコ・ボーグ36EDは、ヘリコイドでピントの微調整が可能な他のデジボーグと異なり、筒を手で伸ばしたり縮めたりすることで、ピントを合わせます。ですから、微妙なピント合わせは大変なのですが、ちょこまか動き回る鳥たちを相手に悪戦苦闘しているうちに、ピント合わせのコツがつかめたのです(喜)

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 さて、ようやくシラコバトです。シラコバトのゲージは暗く、シラコバトも近づいて来てはくれないため、良い写真が撮れませんでしたが(苦笑)、なんとか華奢で可愛い姿を写真に収めることができました。

 ちなみに、このシラコバトが最近急激に数を減らしたのは、鳥インフルエンザの影響だそうです。シラコバトたちが直接感染したわけでは、もちろんありません。実は、ニワトリへの感染を怖れた養鶏場が施設内に野鳥を入れないようにしたのが原因のようです。

 それまで養鶏場にはキジバトなどが出入りし、ニワトリのエサのおこぼれにあずかっていたのですが、養鶏場に入れなくなったため、彼らは食糧危機に直面しました。シラコバトにとって運の悪いことに、このキジバトとは生息圏が完全にオーバーラップするのです。

 その結果、体力で勝るキジバトがシラコバトの生息圏を奪い、シラコバトは急速に数を減らしたとのこと。ですから放置すれば、野性のシラコバトが日本から姿を消してしまう可能性大です。

 さて、どうするかですが、とりあえず埼玉県ではシラコバトの目撃情報を集めているそうです。皆さんもこの可憐なハトを見かけたのなら、ぜひ報告してあげてください。

toukatsujin at 00:02│Comments(10)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by ワンチャン   2013年09月10日 21:43
東葛人さん、こんばんは!

100円のバッティングセンターいいですね(笑)
何度もチャレンジさせてくれるので練習にピッタリ!

手賀沼のサギ達もバッティングセンター状態ですよ。
空港に着陸する飛行機のように旋回する姿が楽しくて
撮影するの忘れてました(笑)

シラコバトの話しは以前教えてもらいましたね。
鳥インフルエンザ騒ぎは治まっているようですが、
自然に増えることはないのでしょうか?

だとしたら、保護して増やすしかないのですね。
ちょっと複雑です。
2. Posted by 東葛人   2013年09月11日 05:43
ワンチャンさん、おはようございます
鳥のバッティングセンターは、ボールの数が決まっていませんから、本当に何回も挑戦できます(笑)
飛んでいるサギがバッティングセンター状態なら、トビモノの練習に良いですね。
冬の猛禽のトビモノの撮影に備えるのに、うってつけかもしれません。
鳥インフルエンザ騒動はおさまったとはいえ、養鶏場にもう野鳥は入れませんので、シラコバトが増えるのは難しいような気がします。
シラコバトが激減したのは人間の悪行の結果でないだけに、かえって難しい問題なのかもしれません。
3. Posted by roadrunner   2013年09月11日 08:28
東葛人さん、おはようございます。
おもしろいところへ出掛けられましたね。ピント合わせの練習にちょうど良さそうです。東武野田線より西側の東葛地区でもシラコバトの目撃情報がありました。やむなく売られる農地や小さな建売り住宅を見ていると相続税で日本が弱って行く姿がシラコバトに現れているように見えなくもありません。近頃では庭木など植栽の選定が雑で小枝を殆ど落としてしまいます。野鳥が隠れる場所も少なくなって鳥の勢力図に影響している可能性もあります。屋敷林が残るのどかな風景はずっと残ってほしいものです。
4. Posted by たすけ   2013年09月11日 09:22
東葛人さん おはようございます

そっか!ここがあったか!百回以上前を通りすぎていますが中に入った事がなかったです。
ここはレイクタウン買い物アッシーで時間潰しには格好のバッティングセンターです(^^)

シラコバト...以前は新川耕地でもフツーに見かけていました。そっか鳥インフレの影響があったのですねぇ。
そういえば、吉川市役所そばの白鷺のコロニーもだいぶ枝を伐採されて、まるで白鷺の追い出しにかかっているの?
と思ってしまいました。

2013秋の野鳥ポタ第一弾は、鰻重(越谷市)でランチを
http://tabelog.com/saitama/A1102/A110203/11003311/
を絡めて埼葛方面(中川・元荒川・古利根)にしましょうか?(^^)
5. Posted by ABianch   2013年09月12日 00:19
東葛人さんこんばんわ
越谷は「しらこばと公園」「しらこばと橋」・・・と「しらこばと」にまつわるものは沢山ありますが、そこに行けば現物に会えるんですね。自分も何回も通ってはいるのですが中に入ってはいないので今度確認してきます。
ちなみにド素人ですいません。白いハトとは何が違うのでしょうか。色合いと大きさですか?
6. Posted by 東葛人   2013年09月13日 07:26
roadrunnerさん、おはようございます
ここは本当に練習にぴったりですよ。
特に、ちょこまか動き回る小さなキンカチョウは、シャッターチャンスをつかむ練習できて、とてもためになります。
シラコバトは人間と共生している鳥の中で、最も弱い存在なのかもしれません。
養鶏場の件は仕方が無いとしても、おっしゃる通り、人の営みの他の要素もシラコバトの生存を脅かしているのでしょうね。
シラコバトがいなくなれば、次はスズメもいなくなってしまうかもしれません。
7. Posted by 東葛人   2013年09月13日 07:37
たすけさん、おはようございます
こんなに楽しいのに、結構皆さんスルーしているんですね。
ゲージの中に入って写真を撮り始めたら、1時間ぐらいはあっという間に経ってしまいますから、ご家族の買い物の時間がどんなに長くても楽勝ですよ(笑)
シラコバトは新川耕地に普通にいたんですね。
私も野生のシラコバトを見たいのですが、現状ではどうも絶望的なようです。
URL先の鰻屋さん、良さげですね。
財布にも優しそうです。
野鳥ポタ第一弾、ぜひそうしましょう!
8. Posted by 東葛人   2013年09月13日 07:46
ABianchさん、おはようございます
確かに越谷には「しらこばと」を冠した施設が多いですね。
私も「しらこばと公園」は気になっていました。
ただ越谷市で実際にシラコバトを飼育しているのは、このキャンベルタウン野鳥の森だけみたいですね。
ゲージの中は結構楽しめますよ。
シラコバトは、平和のシンボルの白いハトとは種類が違うようです。
ただ、「それじゃあ、白いハトって何?」と聞かれても困るのですが(汗)
9. Posted by かえるるるるん。   2013年10月21日 22:49
東葛人さん、こんばんは

越谷なのに”キャンベルタウン野鳥の森”なんてしゃれた名前だわって
思っていましたがそういうことだったのですね^^;
HPを見ましたが26種489点のとりさんがいるようで...
オーストラリアに行かなくても100円でこれだけのとりさんが見れて
さらにカメラの撮影練習にもなるなら一石二鳥ですね(笑)

コ・ボーグの筒を伸ばしたりとピント合わせの練習の効果でしょうか?
寝ているレンジャクバトの羽毛がふわふわしていて撫でてしまいたくなるように写っていますね 
オーストラリアイシチドリの表情もいい感じです。(睨んでるかしら?)

シラコバトは鳥インフルエンザの前からエサを養鶏場に?と不思議に思って調べたら
こんなHPを見つけました↓
http://fjfj.enokorogusa.com/BiotaHatogaya/BiotaHatogaya06.htm 

シラコバトと養鶏場の関係はとても深いものだったのですね 
ゲージではなく外でポッポッポッと鳴くシラコバトがいつか見れるといいなぁと思いました。
では。
PS:>それにしても、かえるるるるん。さんはどんな方なんでしょう?

うふふ...
東葛人さんはどんな方でしょうか?
そのうちわたしもお会いしたいなぁと思っています。
10. Posted by 東葛人   2013年10月22日 09:22
かえるるるるん。さん、おはようございます
キャンベルタウン野鳥の森って、私も行くまではネーミングが不思議でした。
手賀沼に注ぐ大堀川の土手が「リバーサイドパーク」という赤面しそうネーミングなのですが(笑)、この“キャンベルタウン”も似たような発想なのかなと思っておりました。
自分の不明を恥じております。
バードゲージの中に入ると、ちょっとした異国の気分が味わえますので、バッティングセンター(笑)として利用しない方も100円で十分に楽しめますよ。
それにしても、鳥の名前を調べてらっしゃって、かえるるるるん。さんはさすがですね。
それとHPの情報、ありがとうございます。
これは素晴らしいコンテンツですね。
今度、花見川方面に行く時には、ぜひお会いしましょう!

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